旅行

東京~その3(完)

前回ブログのつづき

                                               

で、実際、あらためて、”あ~、なつかしい~。 またあそこに行ってみたい。”と思うことは、今まで、たった一度もなかった。

なのに、あの日、リムジンバス待ちをしていて、ふと、隣のバス停の行き先を目にして以来、日に日に、じわじわと、”またフラリと訪れてみたいなあ。。。”という気持ちが強くなってきた。

でも、それは、私がかつて住んだことのある土地に、ただ懐かしむために訪れたい、という思いとはちがう。

私は、昔を思い出すため、自分の人生を振り返るために行きたいのではない。

そうではなく、たぶん、おそらくは、そうちゃん(長男・13歳・知的障害アリ)がはじめてこの世に誕生した土地に行って、そうちゃん の人生を、もう一度、ちゃんと最初から見てみたいのだと思う。

言ってみれば、私がちゃんと見ることができなかった”そうちゃんのアルバムの一ページ目”を見たいのだと思う。

 

13年前は、障害のあるそうちゃんが生まれ、これからどういう風に育てていけばいいのか、私は、途方に暮れていた。

いろんな複雑な思いや葛藤があった。

自分の中で、いろんな方向に、日々、気持ちが揺さぶられた。

その過程があったおかげで、今の境地に至ることができた、とも言える。

けれど、揺さぶられている間に、いろいろと失ったものがあったのも事実だと思う。

きっと、あまりにたくさんのことを見失っていたにちがいない。

だから、あの時の私には見えなかったものを探しに、もう一度、そうちゃんが暮らした家を、街を、療育園を訪ねてみたい。

あの水色の屋根の産婦人科、家の前にあった栗林、ガタゴト走る京王線、大学病院、療育園、、、。

あの頃、そうちゃんが見ていた風景を、私も同じ目線から見てみたい。

そうちゃんが今、こうやって元気に笑っているのも、ちゃんと自分の足で歩いているのも、あの水色の屋根の産婦人科があったおかげであり 、大学病院があったおかげであり、療育園があったおかげであることを、もう一度、私はあそこに足をはこんで、確認してみたい。

”障害”ということがだけが、あまりにも大きく立ちはだかって、大切なことを見失っていたけれど、胸に手をあてると、たくさんたくさ ん、感謝しなきゃいけない人たちがいる。

さあ、そうちゃんのルーツをさがしに、いつか、行くぞーっ、

あのリムジンバスにのって~!!

 

おしまい

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東京~その2

そういえば、この間、東京へ行ったとき。。。

 

羽田空港をでて、私たちは、ディズニーシーまでリムジンバスで行くことに。

、、、と、ディズニーシー行きのバス停の前でバスを待っていた時、ふと、お隣のバス停の行き先に目が留まり、ハッとした。

それは、東京郊外。

昔、私が住んでいたところ方面に行くバス停だった。

それを見た瞬間、意外なことに、

「、、、、、。

行ってみたいな、、、。」

という気持ちが、ジワリジワリとしみだしてきた。。。 

 

私は、ダンナさんの転勤で、東京には4年ほど住んでいた。

東京へ引越しして、すぐに妊娠。

長かったつわり。

それが終わってようやく、初めての自分のかわいい赤ちゃんの誕生!!

、、、のハズだった。

けれど、生まれてきたそうちゃん(長男・13歳・知的障害アリ)は、生まれて早々(出産した翌朝)、救急車で大学病院へ運ばれた。

そして、生後半年の時に、告げられた障害。

衝撃、不安、そして絶望。

”あの土地での数年、私は、どんな風にやりすごしていたんだろう???”

と、今でも思う。

そのくらい、悲しい気持ちとやりきれない気持ちが渦巻いていた。

 

だから、またダンナさんの転勤で、東京のその土地をはなれることになった時は、なんだか不思議と気持ちが軽くなる思いがした。

これで、いろんな思いを、この土地にそっくりそのまま残し、気持ちを清算できる気がした。

これで、ハッピーな出産を夢見て選んだ、食事がおいしいと評判だった、かわいい水色の屋根の産婦人科の病院を目にすることもなくなる 。

(この病院をみるたびに、私の胸は痛んだ。)

リビングからみえる、すぐ目の前にある栗の木と、栗の木のにおい。

そばを走る京王線のガタンガタンガタガタガタ、という音。

(この変わらない風景をボーっと見ながら、そうちゃんのこと、将来のことを、あ~でもない、こ~でもないと想像した。)

いつも定期的に通っていた大学病院。

(検診の日、病院に近づくだけで、おなかが痛くなったっけ。)

そうちゃんが通っていた療育園。

(そうちゃんには障害があることを、まっすぐに目をむけなければならない場所だった。)

実にいろんな気持ちと葛藤した日々をこれで断ち切れるのだ。

「あ~、もー、エライ目にあった。

もう、私は二度と、ここに来ることはないと、自信をもって言いきれる。

東京には来ることがあっても、ここには絶対、一生涯、来たいとは思わない。」。

と、引越しの日、私たちが去るとき、今まで住んでいたマンションを前に、あの日、私は、ダンナさんに大きな声で宣言した。

 

私は小さい頃から、父の仕事の関係で、何回も引越しした。

だから、何回も家が変わった。

学校も変わった。

友達もガラリと変わった。

けれど、引越しのたびに、いつも思った。

「また、いつか、ここに遊びに来たいなあ~っ!!」。

「絶対、遊びにくるからね~っ!!」。

そして実際、昔、住んでいたところに立ち寄った時なんか、

「うわ~~~っ 懐かしい~~~~~!!」

と、声を上げずにはいられない。

ノスタルジックな気持ちにつつまれて、なんだか古巣にもどってきたような、とてもあたたかく幸せな気持ちになったものだ。

こういう愛着のある土地が、父の転勤のおかげで、自分には、何箇所もあると思うと、父が転勤族で、私は、”得だよね~!!”と思って いた。

だから、東京を離れる時の、”私は、もう二度とここにはこない。”なんて思いは、私の中では、それが初めてだった。。。

次回へつづく

 

 

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東京

2年ぶりに東京へ行った。

今回は、長女(5歳)と次男(4歳)を連れての2泊3日の旅。

(そうちゃん<長男・13歳・知的障害アリ>とパパは、お留守番。)

今回は、姉(行正り香:お料理の本をだしてます。)家族と合流して、ディズニーシーでたっぷり遊ぶのが目的。

で、残り1日は、姉の家に泊まって、ゆっくりすごす、、、というプラン。

 

2年前にも、同じコースで遊びに行ったけれど、あの時とは雲泥の差!

姉と私の子供たちが成長したぶんだけ、楽しさののりしろは広がった。

ベビーカーを押さずに、だっこもせがまれずに歩けることが、こんなにも楽チンなことか!

レストランでも、とりあえずは、ゆっくり食べられる幸せ。。

姉の子供二人と、こちらの長女と次男は、同年代。

この子供たち、ディズニーシーでも、無事、行方不明者が出ることもなく(快挙!!)、ようやくみんなでいろんな乗り物(アトラクショ ン)にも乗れるようになって、感激っ。

なんといっても、子供の名前を呼べば、とりあえずは、皆、こっちにやって来てくれることの便利さ、そして、ありがたさを痛感したディ ズニーシーだった。

(これは、前回との大きな差。

前回は、子供たちが、本能のまま、あっちこっち自由に歩き、走り回るので、大変だった。

まるで、姉と私は、獲物を追う”ハンター”のようだったっけ。。)

姉と私は、

”子供たちも、やっと、<さるレベル>から<いぬレベル>に昇格したね~!!

 なんて、すばらし~っ!!”

と、互いの子供の成長をたたえ合った。

 

私は、二人姉妹なのだけれど、この歳になって、つくづく、”あ~、おねーちゃんがいて、よかった~!!”と思う。

最近では、姉とは、年に2~3回会うくらいだけれど、会うたびに、”やっぱり姉妹(兄弟)って存在、貴重だなあ。。。”って思う。

友達やパートナーは、その気になれば、出会うことができるけれど、姉妹(兄弟)だけは、どんなに努力したって、自分の力じゃどうにも ならない。

こんなに気をつかわず、楽しめるという関係は、そうはないと思う。

そして、歳を重ねるほど、同じ釜の飯を食った仲間、、、というのか、寝食をともにした同志、、、というのか、たまたま同じ女性(母・ よしこ)から生まれた奇跡、、、というところなのか、、、。

姉とは、なんだか妙な”連帯感”がうまれてきているように思う。

姉とは、ライフスタイルも顔も性格も、ぜんぜん違うんだけれど、なぜか、根っこの部分は、ぶれることなく似ているから、とても不思議 。

 

今、少子化がすすんでいるけれど、たとえ、子供の部屋がなくったって、塾には行けなくったって、大皿料理でおかずのとりあいになったって、、、。

それでもやっぱり、姉妹(兄弟)は、一人でもたくさんいた方がいいなあ、、、と思う。

私も、あともう一人でいいから、姉か兄か弟か妹かいたら、さらによかった、、、かも。

欲をいえば、姉と兄と弟と妹がほしかった。。。

 

P.S.
ディズニーシーに泊まった夜。。

次男は、昼間、生まれて初めて、ジェットコースターみたいのに乗ったり、上から下にドドドドドーと落ちるアトラクションに乗って、どうやら脳が興奮した様子。

夜中2時半すぎても、なかなか寝つけず、、、。

”い~かげん、寝てちょーだい。”と言う私の耳元で、次男は、甘い声でささやいた。

「ママ~。

はっくん、もう寝れないからしゃー(さー)、しょうがないからしゃー(さー)、これからふたりで、おさんぽにでもいこっか?」。

さっ、、、さんぽ?!

、、、ずっこけました。

この次男の影響(次男、それから姉のベッドにもぐりこんだようです。)で、姉は、朝方の4時まで寝れなかったとか。。

(私は、、、、ちゃっかり寝ました。。)

 

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バンガロー(8・完)

前回ブログのつづき

                                            

腕や背中いっぱいに、龍のTATOO(刺青)。

しかも、集団の中のただ一人が、、、というわけではなく、あちらもTATOO、こちらもTATOO、、、。

、、、となると、昔の私だったら、さすがにちょっと腰がひけていたと思う。

けれど、そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)のおかげで、私の人生観もかなり変わった。。。

 

そうちゃんが、その若者のグループのリーダー(?)に向かって、”タンッ タンッ タンッ”と、舌打ちしたり、「オ~イ!!」とか、「バイバ~イ!!」と言うと、、、。

初めこそ、なんともいえない空気が一瞬ながれ、しばし沈黙。

でも、私がそのリーダー(?)に、”ど~も~。。”という感じで会釈した頃には、そのリーダー、”そうちゃんたるぞは何者か。”をしっかり把握した模様。

(知的障害があることを)ピンと読んだ。

そして、これから始まる宴会にそなえて、ビールやお酒やおつまみを、車の荷台から降ろして、こちらの会場(海の家)に運ぶのに忙しく手足を動かしながらも、そうちゃんの”タンッ タンッ タンッ”という舌打ちには、リーダーも、「タンッ! タンッ! タンッ!!」と、舌打ちで応えてくれた。

そうちゃんの“オ~イ””バイバ~イ”には、ニコニコして、そうちゃんとアイコンタクトをとりながら、ラジオから流れてくる音楽にあわせて大きな声で「♪ラララララ~♪」と、なんとも愉快な歌で応えていた。

歌を唄う時、リーダーは、ちょっとおどける感じに体をよじらせながら唄うので、その度に、腕や背中の龍が”クニャ クニャ” “クニャ クニャ”と動いた。

その、まるで生きているかのような龍がそうちゃんのツボにはまり、そうちゃん、のけぞりながらの大笑い。

 

パパと長女(5歳)は、海でハシャイで遊んでいたので、私たちの待つ海の家へは、一時間くらい戻って来なかった。

、、、ということで、そうちゃんとそのリーダーは、その間中、やりとりしていた。

途中、リーダーの友達も加わって!!

そうちゃん、笑いすぎて身をよじらせていたけれど、お兄さん方のおかげで、パパと長女がもどってくるまで、しっかり海の家で待つことができたのだった。

 

それにしても、そうちゃんに教えてもらわなかったら、知らず知らずのうちに、”見た目の印象”だけで、私はいろんな人と、、、そう、この日のリーダーとも、なんとなく自分の勝手な思い込みで誤解したまま、通り過ぎてしまうところだった。

この日出会ったリーダーは、そうちゃんに、とことんつきあってくれた。

さりげな~く気遣いしてくれる、本当にやさしい人だった。

私の統計によると、”ぱっとみが怖い人”こそ、本当はやさしい。

きっと心がやさしく、デリケートなだけに、どこかでいっぱい傷つき、ちょっと”龍方向の道”へとすすんでしまったのかもしれない。

 

そうちゃんには大変な思いをさせられることも多く、まったく振り回される。

けれど、一方で、そうちゃんは、私の価値観をサクっと変えてくれることも多い。

そして、私の視野をググッと広げてくれる存在であることも確かなのだ。

 

たった1泊の夏のバンガロー。

なんだかハプニング(?)つづきではありましたが、なんとかこれにて終了です。

またまた長くなってしまいましたが、懲りずにずっと読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

おしまい

 

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バンガロー(7)

前回ブログのつづき

                                                

次男(3歳)の”ゲーロゲロゲー”にふりまわされながらも、私たち家族は、ちゃっかり、朝食をたっぷり食べて(これ以上の被害は、御免こうむりたいので、さすがに次男には、食べさせませんでしたが、、、。)レストランを後にしたのだった。

さあ、お次は海へゴー。。。

 

私たちは、山の上のバンガローの下にある、海水浴場へと向かった。

次男(3歳)と私は、泳がずに海の家(屋根があって、イスとテーブルがあるところ。)で、のんびりすることに。

そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)と長女(5歳)は、さっきから大はしゃぎ。

さあ、お二人さん、パパと一緒に、いざ海へ!!

”行ってらっしゃーーい!

 どーぞ ごゆっくり~~~!!”(←私の心の叫び。)

 

そうちゃん、水泳教室に通ったかいあって、ブクブク沈みながらではあるけれど、最近は、プールで背泳ぎだって、できるようになった。

”さあ、そうちゃん、どんな泳ぎを披露してくれるんだろう?”

、、、そんな淡い期待を抱きはじめた、その時!!

 

そうちゃんときたら、私の前から姿を消してから5分もたたないうちに、私と次男が待つ海の家に向かって、トボトボ歩いて来た。

”、、、、エッ?! 

、、、まさか?! 

そうちゃん、もう終わり???”。

まっさかね~とは思いつつ、恐る恐るそうちゃんに問うてみると、、、。

そうちゃん、勢いよく、

「も~、おわりっ!!!」。

、、、そう。

そうちゃんが”終わり”と言ったら、それは、”絶対に終わり!!”ということ意味するのだ。

、、、というわけで、この日のそうちゃんの海水浴は、、、たったの5分で終了となったのだった。

 

う~ん、このへんが難しいのだ。

そうちゃんは、決まった場所で、いつもと同じ事(<例>プール教室に行って、先生からスイミングのレッスンをうけること。)をするのは好き。

なかなかきっちりと、こなせる。

粘りだってある。

けれど、こんな風に、漠然と海にやってきて、”なにをしてもいいし、時間制限も特になし”というような、いわゆる”自由時間” ”自由な空間”というものが、実は、最も苦手。

そうちゃん、なにをしたらいいのか、どういう風にすごしたらよいのかが、とたんにわからなくなるらしい。

 

例年だったら、こういう状況になったら、結末は、ただ一つ。

そうちゃん、”さっ、みなさん、早く帰りましょー。”という風なことを叫んだかと思うと、勝手にスッタカスッタカ歩き、車の方に向かい、急いで帰ろうとする。

それにサッサと私たちが従わないものなら、泣いたり叫んだり、バタバタしていた。

、、、が、この夏のそうちゃんは違った。。。

 

そうちゃん、私と次男がプリングルス(ポテトチップス)をつまみ、”ボーーーっ”と海を眺めながら座っていた海の家にもどったかと思うと、、、。

そうちゃんも、私たちの横に無表情に、”ドンッ”と座った。

泣いたりも叫んだりもしない。

いつものパターンとは違うので、私が、”??????”と、フシギに思いながら、そうちゃんの顔をのぞき込んでいたら、、、。

 

不意に、そうちゃん、”タンッ タンッ タンッ” ”タンッ タンッ タンッ”と、舌打ちをはじめた。

(参考:そうちゃん、舌打ちが上手です。

そうちゃんの舌打ちは、よ~く響きます。。。)

そして、「オ~イ!」 「オ~イ!!」。

さらには、「バイバ~イ!」 「バイバ~イ!!」。

なぜか、そうちゃん、瞳を輝かせている。

、、、と、そうちゃんの視線の先には、若者の集団が、、、。

 

これから、大宴会がはじまるのか、ビールやお酒、おつまみを、みんなで海の家に運びこんでいるところだった。

どうやら、私たちが座っているお隣で、宴会をはじめるらしい。

男女合わせて、、、そう、20人はいる模様。

そして、なんと、そうちゃん、その若者のなかでもひときわ目立つ、一人の男性に向かって、なぜか、さっきからニコニコと満面の笑みで舌打ちしたり、手をふったりし続けているのだ。

そう、その男性、、、。

その男性の腕と背中には、他のメンバーよりひと際、大胆で鮮やかな、龍のTATOO(刺青)がっ!!

 

次回につづく

 

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バンガロー(6)

前回ブログのつづき

 

朝食は、レストランに用意されることになっていたので、朝の準備を終え、私たちは、そのレストランへと向かった。

広いレストランでは、バンガローに泊まったご一行様が3グループほど、みんなでワイワイ食事をしていた。

子供がいるので、私たちはレストランの一番すみっこの席にしてもらうことに。。

 

、、、と、そうちゃん、今日は、とても落ちついている。

ニコニコして席についたかと思うと、レストランから見える海を見渡して、「うわ~。」 「うわ~。」と言って、うれしそう。

ん~、いい感触!

今日こそ、家族そろっての平和な(?)外食が期待できそう!!

 

飲み物やごはんは、セルフサービスとなっていたため、私は席を立った。

まずは子供たちのぶんを取ってテーブルにもどり、それぞれに手渡した。

「はい、そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)、どうぞー。」

「はい、なっちゃん(長女・5歳)、どうぞー。」。

そして、”はい、はっくん(次男・3歳)どう、、、。”と言いかけて、私の手は、ふと止まった。

そして、目の前にいる次男に釘付け。

はあっ、、、?

じっ、、、次男に異変がっ!!

 

次男、なぜか、口から、カニさんのように、アワをブクブクだしている。

、、、と、次の瞬間、唇の端の方から、”ツーーッ”と、一筋のよだれが流れ落ちてくるではないか、、、!!

「どっ、、、どうしたの?! はっくん??」。

私が思わず言うと、次男は、どんよりした目で私を見上げた。

おっ、、、。

顔色も、”キュウリとナスをたして2で割ったような色”にみるみる変わっていった。

それから、子供用のイスに座っていた次男は、か細い声で、

「、、、ママ。 ママのおひざに、、、だっこ、、、。」と言った。

次男をひざに乗せイスに座ると、次男は、

「、、、ママ。 はっくん、ごはん、いらない、、、。」と、うつむく。

「ねー、はっくん、おなか痛いの?」と私が聞くと、次男は力なくコクリと、うなずいた。

パパに、「ねーねー、さっきの歯磨き粉じゃない?」と聞くと、「まちがいないやろー。」と、パパ。

なんだか、”イヤ~な予感”がして、しばし、”イヤ~な沈黙”の後、、、。

次男は、私の予想を裏切らず、、、。    

 

突然、次男の”ゲーロゲロゲー”が、食卓のテーブルに、私のジーンズに、Tシャツに、襲いかかってきた。

(ゲーロゲロゲー:上からの方です。)

私は次男を抱きかかえ、タイミングをみてトイレへ駆け込むも、その時は、

「、、、もー、でない。 もー、おしまい、、、。」と、次男。

”ま~、も~ いいだろう、、、。 もう、おしまいだろう、、、。”と思い、テーブル席にもどり、しばらくすると、またまた、ゲーロゲロゲー。

途中(2回目の波が襲った後)、次男、すっきりしたのか、

「、、、はっくん、おなかすいた、、、。 ごはん、、、食べる。」と言って、ごはんを食べたことが災いした。

ゲーロゲロゲーは、思いがけず、延長戦へともつれ込んだのだった。。。

 

、、、ったく、、、。

言わんこっちゃない。

やっぱり、次男は、歯みがきしながら、歯磨き粉を飲み込んでいた模様。

しかも、小さいとはいえ、3チューブほどの歯磨き粉を、、、。

でも、まさか、歯磨き粉ごときを飲み込んだくらいで、こんな大げさなアクシデントに見舞われようとは、思ってもみなかったけれど、、、!!

 

それにしても、すがすがしい朝、海がみわたせる真っ青なそらが窓からのぞく、あのレストランで、なんと朝から人騒がせな!!

そして、まったく他のお客さまには、迷惑きわまりないことになってしまった。

せめて、席がすみっこで、みんなから離れていた事が、今となっては、ただ一つの救いだ。。。

 

、、、それにしても、せっかく、この朝、食卓に座った後、そうちゃんのマナーもそこそこグーで、”う~ん、そうちゃん、今日はいけるかも~。。”と、きっと合格点をつけられそうな予感があって、ワクワクしていたのに、、、。

こんな形で水を差す者が現れようとは!!

 

その上、

”ところでさあ、それはそうと、、、。

どーしてくれるの、、、、はっくん? 

ママ、着替え、持ってきてないんだよねえ、、、。”。

、、、、ということで、この日は、そうちゃん用の着替えをかりて、一日すごしたのだった。。。

 

次回へつづく

 

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バンガロー(5)

前回ブログのつづき

 

そして、、、ようやく朝がきた。

昨夜は、”久々に ゆーっくり寝よう!!”と思っていたのに、”バンガローに潜んでいた虫くんたち”のおかげで、とんだことだった。

そういえば、昨夜、そうちゃんは(長男・12歳・知的障害アリ)、最初こそビビっていたが、しばらくすると、スースーと寝息をたてて、ぐっすり寝てしまった。

けれど、、、。

 

長女(5歳)は、一晩中、怖くて怖くて仕方なかったらしい。

長女が最初に、「、、、ねえ、ママ。 もう起きててもい~い?」と私に聞いたのは、確か(夜)12時。

それからも長女には、

「ねえ、まだ寝てないといけないの~?」

「ねえ、いつまで寝てなきゃいけないの~? もう起きていた~い。」と、パパも私も、数時間おきにゆすり起こされた。

朝、私が起きると、長女は、昨夜の寝不足を物語るように、目をぼっこりはらしていた。

髪はふりみだれ、ムスーッとしている。

 

洗面所で歯磨きをしているパパのところに行くと、、、こちらもかなりお疲れ。

そして、この私も。。

私はパパに、

「あ~、ねむいねむい。 

あんなに早くお布団に入ったのに、いや~、ねむいね~。 

なんかさ~、昔、ユース(安い宿)に泊まって、寝たんだか寝なかったんだかわかんない、あの、ドヨ~ンとした朝を、久々、思い出したよ、、、。」。

そう言うと、パパは、

「俺も、学生の時の部活(ラグビー)の夏合宿の朝を思い出した。

 あの、けだる~い朝、、、。」。

そして、思いがけず、こんなゲッソリとした朝を迎えたことをめぐって、”このバンガロー(別名:虫屋敷)で、一泊(一棟貸し)2万数千円ってのは、いったい安いのか、高いのか。”という話題にまで発展したのだった。

 

さてさて、、、。

グルリと見渡すと、そうちゃんは、いつもと同じ風で、すっきりした顔で目覚めていた。

そうだ、、、その横にいる次男(3歳)といえば、、、。

昨夜、お布団にゴロンとなったかと思うと、あっという間に寝入り、ノンストップで朝までぐっすり寝ていた、唯一、おめでたいお方。

次男が家族で一番”虫嫌い”のハズだったけれど、、、???

 

私が”昨日、虫がウジャウジャいて、あんなに騒がしかったのに、よく寝れたね~。。。”というようなことを次男に言うと、

「しょーよ(そうよ)、はっくん(次男のこと)、すごいでしょ~。

はっくんしゃー(さー)、虫、だいっきらいだけどしゃー(さー)、はっくん、がんばって、ねたんだ~。」と自慢げ。

その顔は、とても涼しげだ。

、、、と、そういえば、次男は、さっきから、ずーっと”歯みがき”している。。。

 

そのバンガローには、普通の旅館やホテルに置いてあるようなアメニティグッズは、何もなかった。

”バンガロー”には宿泊するのみで、タオルから何から、必要な物は全て自分たちで持参することになっていた。

そんな中、唯一、5人分の歯ブラシセットだけは洗面所に用意されていた。

次男は、その歯ブラシをみつけ、「やった~!!」 「やった~!!」 「はぶらし~!!」 「はぶらし~!!」と言って大ハシャギ。

さっきから、袋を新たに開けては、その中に入っている小さな歯磨き粉のキャップを開けて、自分の歯ブラシに歯磨き粉をたっぷりつけて、歯磨きをしている模様。

さすがに3袋目を開けたのを目撃した時は、

「ねえ、、、はっくん。 

まさか、その歯磨き粉、飲み込んでないでしょーね~?」。

「飲んだら おなか痛くなっちゃうからね~。」と、私は注意した。

けれど、次男、「のんでなんかないも~~ん。」と言いながら鼻歌まじりに、楽しくてたまらないという様子で歯みがきしている。

 

”まっ、歯磨き粉だもの、飲んだって大丈夫でしょ。

それに、こんなに(次男が)おとなしいんだもの。

まっ、これもいっか。。”

と、その時 思ったのも、、、事実だった。

、、、が、次男、これがもとで、後に大変なことをしでかしてくれることに、、、!!

 

次回につづく

 

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バンガロー(4)

前回ブログのつづき

                                                 

夜は、庭で花火をしたり、散歩に行ったり、星を見に行ってすごした。

バンガローには、テレビがなかった。

長女(5歳 *おととい5歳になりました。)と次男(3歳)は、「なんでテレビがないの~?!」 「おもしろくな~い!!」と、しばらくブーブー言っていたけれど、そのうちに、「あ~つかれた~。 眠た~い。。」。

しめしめ。

そう言いだしたので、まっ、久しぶりに子供と一緒に早くねようか、、、ということになった。

やれやれ、、、無事、セミ捕獲作戦も成功。

ちょっと早めだけれど、さあさあ、静かなおやすみタイムに突入~!

 

、、、といきたいところだが、、、、。

さっきからセミの鳴き声が、、、すごい。

部屋に明かりがともっているせいか、どうやら木々にとまっていたセミたちは、一斉に私たちのバンガローのそこかしこに集まってきているらしく、夜だというのに”ミ~ンミンミンミンミン ミ~ンミンミンミンミン”の大合唱。

”なにか 間違っちゃーいませんか??”という程、その声は響いた。

 

どの布団に寝るかをめぐっては、しばらく長女と次男の間でもめごとがあっていたが、それも終結。

こっちサイド(リビングを中央に狭い和室が2つ、リビングにくっついていた。 なので、お布団は、それぞれの和室に敷くことに。。)で、長女と私が。

むこうサイドで、パパとそうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)と次男が寝ることに。。

 

お布団での~びのび。

ああ、いい気持ち。

”まあまあ、セミの声がにぎやかだけど、、、さあ、今夜はゆーっくり寝るぞ~!!”。

と、目を閉じた瞬間、隣に寝ていた長女が

「ギャっ!! こわーーーいっ!! 虫がいる~~!!」と言って、跳ね上がった。

虫が苦手の私は、長女の方を見るより早く、

「パパ! パパ! 来て来て!! 虫! 虫ってよ!!」と叫んだ。

 

駆けつけた虫捕獲員(パパ)が見たものは、、、クワガタだった。

パパは、長女の枕の上から、たいそう大事そうにクワガタをつまみ上げ、

「お~っ! クワガタだ~ クワガタ~!! すご~い。 俺、子供だったら大喜びしとうよ。」と、ただ一人、やけにうれしそうだった。

「外に逃がすのは、もったいないくらいだ、、、。」と惜しみながらも、外にポイ。

 

さあ、これで虫もいなくなったことだし、、、”さあ、寝よう。”。

そう思ったとたん、部屋で虫が飛び回る音がする。

それも1匹ではない、、、こりゃ複数いるぞ、、、。

時に、虫は、”ドンッ”と壁にあたったり、カーテンにぶつかったりしている模様。

でも、私はオトナ。

”ま~ 仕方ない。”。

そう思い、”とっとと寝てしまお~!!”と思い、ギュッと目を閉じた。

 

、、、が、さっきから

「パパ~ いやだ~。 やだよ~。 パパ~。」という、そうちゃんの声が聞える。

聞えないフリをして寝てしまおうかと思ったが、そうちゃん、ずっとずっと言い続けるので、パッと目を開けると、、、。

そうちゃんがお布団の上に座ったまま、ボー然としている。

そうちゃんは、虫がいる気配ムンムンのリビングを不安そうにのぞきながら、顔をひきつらせていた。

けれど、私の「そうちゃん、もう、寝よう。」という何度とない説得に仕方なく、ようやく布団に横たわったのだった。

 

そのうちに、虫が壁にあたる間隔はどんどん短くなってきた、、、までは覚えているけれど、そんな中でも私はいつしか、しっかり寝てしまっていた。

けれど、しばらくして、

「こわーーーいっ!! こわーーーいっ!! もう、イヤだ~~~~~!!」。

、、、という大きな大きな泣き声で起こされた。

目を開けると、そこには、怖さから布団を頭からかぶって寝ていたのか、汗だくになった、ギャンギャン泣いて、顔がボロボロになった長女の姿があった。

長女は完全に取り乱しており、

「パパ~!! パパ~!! こわいから、も~早くつかまえて~!! 早く~~!!」と、絶叫に近い声で叫んだ。

 

虫捕獲員(パパ)は、かわいい娘のため、驚くほどのスピードで向こうからやってきた。

明かりをパチリとつけ、、、。

そして、今、やっと、虫をゲットした模様!!                                                          

、、、と、虫捕獲員は、手の中にいる虫をマジマジとみつめ、目を輝かせて言った。

「お~っ!! かぶと虫だ~ かぶと虫!! すご~い。 俺、子供だったらたまらんぜ~!! すご~い! すご~い!!」。

そして、またまた、「外に逃がすのは、もったいないくらいだ、、、。」と一人、惜しみながらも、外にポイ。

 

なっ、、、なんと、、、クワガタの次は、かぶと虫ですか、、、?!

グハッ!!

このバンガローには、もう、”どんだけ~!!”虫がいるんだあ~????

なーんか、寝ているこのお布団の上にもウジャウジャ虫がいそうで、体がムズムズしてきた、、、。

 

それからも一晩中、それまで息を潜めていた虫たちが交互に活動をはじめ、相変わらず窓や壁に”ドン!” ”ドン!”と当たる音がやむことはなかった。。。

 

次回へつづく

 

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バンガロー(3)

前回ブログのつづき

                                                    

ところで、、、。

あの日、驚いたのは、そうちゃんの声をはるかに上回った、セミの甲高い鳴き声。

とにかくすごかった。。。

 

バンガローの周りは大きな木々に囲まれていた。

あの日は雲ひとつない真っ青な夏空。

、、、なのに、ところどころで木から水が滴っている。

ちょうどジョウロで水をシャーッと、かけているような感じ。

「、、、ん?? なに、この水、、、?」。

私がパパに聞くと、「セミのおしっこだよ~。」。

、、、へっ??

セミのおしっこ、、、???

私は生まれてはじめてその光景を見た。

、、、と、マジマジと木の幹をみると、セミが所狭しとギッシリ。

ほぼ木の肌をおおい尽くすようにして、木にかじりついている。

そして、見上げると、あそこの枝もこっちの枝も、セミでうめつくされていたのだ。

そんなすし詰め状態のセミたちが、バンガローの周りの木々全体にいるのだ。

その鳴き声たるや、、、私たちの会話も聞こえずらいほど、大きかった。

けれど、まだ明るいうちはよかった。。

 

バンガローの庭でバーベキューを楽しんでいるうちに、日は次第に落ちてきた。

それで、バンガローの部屋の電気と庭の電気をつけたとたん、、、。

そのセミたちは、明かりを求めてか、今までジッと木にとまっていただけだったのに、どこからともなく、ブンブンとものすごい勢いで飛びだした、私たちのいる方に向かって!!

 

バンガローは少し距離をおいて点在していたのだけれど、その頃から、

「ギャーーーっ!!」

「びっくりした~~っ!!」 

「なにこれ~っ!!」

「いやーーーっ!!」

という絶叫が、どこそこから響き始めた。

もちろん、私たちのバンガローも例外ではなかった。

けれど、、、まだ、庭でバーベキューをしていた時はよかった。

セミが体に直撃しようと、顔に向かって飛んでこようと、食べているそばでバンガローの網戸にセミが鈴なり(?)になり、ちょっと気持ちわるい思いをしようと、、、ま~仕方ない。

ここは大自然。

おごっちゃいけない。

この空間に、人間だけで住んでいるわけではないのだ。

共存、共存、、、仕方ない。

 

ところが、、、。

困ったことに、セミは、バンガローの中にも、たくさんいたのだった。

もちろん、最初からいたわけではないのだろうけれど、私たちが玄関やリビングのドアを開け閉めするたびにセミが侵入。

”セミが外から入ってこないように!!”と、どんなに気をつけて”開けたらすぐ閉める!!”ということをしても、そのスキに最低2匹のセミが屋内へと入ってきた。

 

私は虫が苦手。

そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)は、「うわ~、、、。」と言ったまま顔がこわばっている。

長女(4歳)は、普段はセミは触れるけれど、この活動的なセミには、かなりひいている様子。

で、次男(3歳)は虫が怖い。

まったく情けないことに、蚊がとんできただけでも、

「ママ~~~っ! 

ちょっと、ちょっときて~!!

はっくん(次男のこと)、虫こわいからしゃー(さー)、ママが殺して~!!

早く! 早く~!!」

と、ギャーギャー騒ぎまくるお方。

 

、、、ということで、ここは、パパが一人大活躍。

壁に、カーテンに、天井にとまっているセミをホイホイ捕まえ、庭に次々ポイポイ。

こんなに頼りがいのあるパパをみたのは、久しぶりだった。

「う~ん、つかえる~。」

そう思いながら、パパが汗を流してセミを捕獲する姿を、私は涼しい顔をして見ていた。

、、、が、その夜、バンガローの中は、、、大変なことに!!

 

次回へつづく

 

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バンガロー(2)

前回ブログのつづき

 

けれど、最初のうちは、そうちゃんを預けて出かけても、いつもそうちゃんのことが気になった。

”今頃、そうちゃん、どうしてるかなあ、、、。” 

”寂しい思いをしてるだろうなあ、、、。” 

”ちゃんと寝てるかなあ、、、。”。

なかなか手放しで楽しむということにはならない。

 

けれど、そのうちに考えた。

こういう機会(家族とはなれてすごす時間)も、きっとそうちゃんには必要。

いずれ、いつの日か、そうちゃんは誰かに人生をあずけて生きていく。

いろんな方にお世話になって生活していくことになる。

だから、ちょっとずつ、こうやって、親離れ、子離れの練習をすることは、お互いのために実は大切なことなんだ、、、と。

 

そして、長女(4歳)と次男(3歳)のこと。

長女と次男は、確かにそうちゃんの妹弟ではあるけれど、同時に、それぞれにまた別の人生を歩むことになる個々の人間。

そう思うと、その昔、私が子供のころ、両親にちょこちょこ旅行に連れて行ってもらって手放しに楽しかった経験をさせてあげたいなあ。

 

そんなこんなを思っているうちに、”せっかくそうちゃんを留守番させてまで遊びに来てるんだから、よ~し、そうちゃんのぶんまで私がしっかり楽しんじゃうぞ~!!”と思うようになった。

それからは、留守番してくれているそうちゃんに感謝しながら、精一杯、楽しい時間を味わうよう、こころがけてきた。

で、実際、楽しかった。

 

けれど一方で、いつも心にしたためている思いがあった。

それは、またいつか、そうちゃんも一緒に、家族みんなでどこかに泊まりに行きたい。

家族みんなそろっての思い出をつくりたい、、、という夢。

普通の旅館やホテルでは今までと同様、そうちゃんには、まだまだ難しい。

でも、そうちゃんも一緒に楽しめるところは、どこかにあるはず、、、。

そうちゃんも私たちも気をつかわず、何より、そうちゃんがのびのびできる場所。

ゆったりしたスケジュールの中で大声も気にせず、のびのびできるところ。

、、、それには、大自然の中でのキャンプやバンガローが一番だろう。。。

 

ただ、これまでは、次男がまだまだ赤ちゃんだったので、手のかかる子供三人衆(そうちゃん・長女・次男)をつれてのアウトドアーとなると、、、。

とんでもない!!

ひえ~っ、考えただけで背筋がゾクゾクだった。

 

けれど、おかげさまで、次男も晴れて3歳。

ようやく、今ここにきて、待ちに待った”アウトドア・デビュー”を果たせる時がきたのだ。

、、、ということで行ったのが、今回のバンガロー。

 

バンガローは、ポツンポツンと10棟ほど建っていた。

海を見渡せる高台に建つバンガローは、その日、満室。

近くにはアスレチックが。

すこし歩くと、いろんなお店がたちならび、お花畑やブランコ、そしてウサギの小屋やヤギの小屋があり、遊ぶスポットがたくさん。

そうちゃんも長女(4歳)も次男(3歳)も、あっちへ行ったりこっちへ行ったり大はしゃぎ。

けれど、そんな子供たちが大喜びする場所にもかかわらず、フシギと人が、、、いない。

どうやら、人はみんな、下にある海水浴場へ行っているらしく、私たち家族以外は、人っ子ひとりいなかった。

もう、”プライベートビーチ”ならぬ、”プライベートパーク”状態。

やっほーい!!

そうちゃんの大きな声も”ミ~ン ミンミンミン!!!!!”と、ものすごい勢いで鳴くセミの声であっさりかきけされ、そうちゃんも私たちも、ますますの~びのび。

 

夜は、バンガローの庭で、バーべキュー。

そうちゃんは、大好きなお肉とソーセージをたらふく食べた。

そうちゃんと一緒にお散歩して、ごはんを食べて、星をみて、花火をして、そうちゃんといっしょに寝る。

たったこれだけのことが、こんなに楽しくて、こんなに幸せなことなのか。。

 

やっとかなった夢。

そうちゃんがやわらかく笑っている顔をみると、私までうれしくなって、心の奥から”ケッケッケッケッ!!”と笑いがこみあげてくる。

そのくらい楽しかった。

”毎年、家族みんなで、ここに泊まりにこようね~!!” 。

そう心に決めた夜だった。。。

 

次回へつづく

 

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