事件

レンタカー故障する~その4・完

パパと次男がしばらくトボトボ道を歩いているうちに携帯の電波はつながり、レンタカー(会社)のおじさまと(ついに)連絡がとれたらしい。。。

 

車からおりたおじさまは、前回同様、まったく無駄のない機敏な動きで車を降り、ボンネットを開けたかと思うと、再び充電器をつかってエンジンをかけようと試みた。

が、今回は、うんでもなけりゃ すんでもない。

なかなかエンジンはかからない。

そんなおじさんに、私は車の窓から顔をのぞかせ、

「すみませ~ん。 ほかに(かしてもらえる)車、ないですか?」

と聞くと、おじさまは、作業の手をやすめずに、たった今、おじさまがパパと次男と一緒に乗って来た(横付けしている)車のボディーをトントン、とたたいた。

どうやら、この車とはサヨナラして、あらたにこの車に乗りかえられるらしい!!

やっほ~!

 

新たにやってきた車に荷物をのせかえ、さあ、いざ出発!!

エンジンはちゃんとかかり、車は(しっかり前に)動き出した。

“ブイ~~~ン!”という音も“ガッガッガッガッガッガッガッガッ”の奇妙な音もしない、順調な安定走行。

あるんじゃーん。

こんないい(ちゃんと動く)車がさーーー!!

最初からこれだったらよかったのにね~っ。

 

私たち一同は、今とまるか今とまるかと、もういちいち恐れる必要がなくなり、さっきよりきれいなこの車に乗れることに、心から安堵。

喜びがジワリとわいた。

そして、思わず拍手!

フツウだったら、大変な思いしたよね、となりそうだけれど、車の中は、意外にも、その(レンタカー会社の)おじさまの“仕事の早さ”に焦点。

おじさまは、(なぜか)高く評価された。

無駄な動きも無駄口も一切なく、流星のようにやってきては黙々と仕事をするのみ。

代わりのレンタカーもサッサと手配し(?)もってきてくれて、もう文句のつけようもない。

爽やかですらあった。

そしてむしろ、

“これはもしや、私たちの島滞在にドキドキのスパイスをきかせるための演出??”

、、、とも、思えなくもない。

かくして、滞在中、このレンタカー(2台目)は、大活躍。

バッチリ私たちを島の端から端まで案内してくれました。。。

おしまい

 

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レンタカー故障する~その3

よしこ(母)の“ブレーキも壊れちゃった”発言に、子供たち、

“えーっ!!“   “こわーい!!”。

 

が、その時、私、ふと思った。

エンジンが止まることとブレーキがきかないことは、はたして連動することなのか?

ブレーキは、いってみれば最後の命綱。

そこがダメージ受けるって、よっぽどのことだよね??

そこで、私は後ろから運転席にいるパパに恐る恐る

「ブレーキは、、、壊れてないんだよ、ねっ(叫!!)???」 。

すると、パパ、一人のんきに、

「ブレーキは 大丈夫よ~。」。

(そんな・・・それを早く言ってほしい!!)

でも、そんなパパの”大丈夫“を聞いても子供たちは食い下がる。

「じゃあさー、なんでパパ、この車、さっきからずっと後ろに下がってんのよ???」

「だって こんな坂道の中腹で車とめるわけにはいかないでしょ~?

だから、坂の下まで下がってんの。」。

なんだ、そういうことか・・・。

 

パパが言うとおり、坂の下の、しかも道路のど真ん中で車はきっちり止まった。

やれやれ。

さっ、またさっきのおじさまに連絡するとするか。

、、、と、やはり、というべきか、またまたまさかの(携帯電話)“圏外”表示。

しっかし、これはさっきより説明がつきにくい場所にとまったもんだ。

なにしろ、“両側木々に囲まれたかなり急な坂道“という意外は、なんの目印もない場所。

さっきのように、だれか地元の救世主が現れないかしばらく待ったけれど、今回はまったく現れる気配もない。

人っ子一人歩いていないし、、、。

ここにいても携帯がつながらないのだから、こうなったら、つながるところまで歩くしかない。

、、、、ということで、パパと次男(9歳)の二人は、車からおり、トボトボと今来た道を引き返すことになった。

車内に残されたのは、私とよしこ(母)と長女(10歳)。

 

この車は、もうダメだ。

、、、としても、この小さな島に、しかもゴールデンウィークで観光客も少なからず来ているだろう今日明日、この車の代わりにかしてもらえる車はあるのか??

私はなんといってもそこが一番心配だった。

もし借りれないとなれば、、、滞在中、このアップダウンの道が多いこの島をどう移動すればよいのだろうか??

さっきバス停をのぞいたら、バスは一日2本しか来ないみたいだし、おまけに日曜日はバスはお休みらしい。

バスでの移動はないな。

、、、、と、ところで、なんだってこの車は、道路のこんなド真ん中に止まってるんだろう??

前方からも後方からも車が来る気配はまったくないけれど、もし来たら最後、離合できそうにないぞ!

まっ、このまま車が来ないことを願うだけだね、、、、

と思った瞬間!

 

前方から白い軽トラックがやってきた。

よしこが

「まあ!! どうしましょ(叫)!!」

私も

「うわっ、これ、道ふさいじゃうね!!」

と、叫んだ瞬間、左側通行のわが国日本の常識をあっさり覆し、その軽トラックはヒョイと私たちの車の左横をヌーーーッと通り過ぎた。

しかも、驚いたことに、(地元の方であろう)軽トラックにのったおじさまは、道のド真ん中でとまっているこの車に、そして、車中の私たちにまったく目をくれることなく、ただひたすらまっすぐをみつめ通り過ぎて行ったのだった。

 

、、、、と、そしてまた新たに前方から白の軽トラックが!

(なぜか、白の軽トラックばかりが私たちのまわりにあらわれます!!)

さらに驚いたのは、その軽トラックにのっていたおじさまも前の方同様、私たちの存在自体がまったくみえないかのように、顔色一つ変えずに、ヌーーーッと、またまた私たちの車の左横を難なくぬけて行ったのだった。

これ(車がエンストして道に立ち往生すること)ってもしかして、、、、ここではそんなに珍しいことじゃないのかな??

それとも、私たち、神隠し(笑)??

そういえば、車の窓からは、ここに車がとまってからずーっとウグイスの声。

 

ホ~~~ ホケキョウ

ホ~~~ ホケキョウ

ホ~~~ ホケキョウ

その声がとまることがない。

ずーーっとずーーっと休みなく繰りかえされる。

 

都会のド真ん中で車がこんなことになったら大変なんてもんじゃないけれど、 ここには、ギャラリーといえば、ウグイスくらい。

だいたい、これといって目標もない旅なのだから、どこへ行こうと目指したわけでもないし、

だいいち、時間の約束も制限もない。

こんな風に絶え間ないウグイスの鳴き声を聴いたのは初めてだったし、

ウグイスがこんなにカツレツよく(?)鳴くとは驚きだった。

だから、“まっ いっか。”。

そんな気持ちにしかならない、このフシギ。

 

、、、、と、私たち三人がウグイスの声に聴きほれているうちに、後ろからブルルルルルという車の音が!!

その車には、さっき充電器をもってきてくれたおじさまとパパと次男が乗っていたのだった。

それにしても、またまた、到着が早い!!

まるでどこかで私たちの車が壊れるのをスタンバイして待っていて、一報もらったら“よし来た!!“ と、超特急でやって来た感じ。

次回につづく

 

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レンタカー故障する~その2

専属ドライバー(パパ)がアクセルを踏むたび繰り返される“ブイ~~~ン!”と、ドアのロックのボタンが規則正しく上下する“ガッガッガッガッガッガッガッガッ”の(奇妙な)BGMが次第に慣れつつある頃、あちらこちらで黒い牛が放牧されているのが目にとまる。

母(よしこ)が、

「牛をバックに 写真でもとりましょうよ~。」

と言うので、車をとめ車から降りる。

はいチ~ズ!!

車にもどった一同、

「なんかのどかでいいね~。

これといってなんにもないのに のびのびするよね~。」

そう言いながら、さあまたこれから出発、という時だった。

 

今度は、先ほどのBGMに加え、“ブルルルルル、、、ストン。 ブルルルルル、、、ストン”という音が新たに加わった。

専属ドライバー(パパ)が

「げっ、、、バッテリーあがったみたい、、。」。

エンジンをかけようと何回もトライするも、エンジンかからず。

じゃ、レンタカーを借りたところに連絡しよう、これから来てもらおう!、ということになり携帯を手にするも、まさかの“圏外”。

(島の中心部は電波が届いていましたが、ちょっと離れると電波が届かない模様。)

前方には橋がかかっているので、場所そのものはなんとか伝えられると思ったのだけれど、圏外じゃあどうしようも、、、。

 

、、、、と思っていたところに、救世主はあらわれた。

前方の橋の反対側の車道から地元の方らしき軽トラックが!!

「パパ、トラックとめて!

事情話して、連絡とってもらおうよ!」

そう専属ドライバー(パパ)に言うと、

「おっしゃ~!」。

幸い、軽トラックにのったおじさまの携帯はつながり(auはすばらしいデス!!)レンタカー会社と連絡がついた模様!

 

それからパパが車にもどり、

しばらくここで待つしかないね、

いや~ それにしてもエンストとは、まいったね~。

そんなこんなをパパと私と母と話していた(厳密には、これから話そうとしていた)その瞬間、パパがバックミラーをちらりと見たかとおもうと、

「あっ来た! もう来た!!」。

流星のごとく現れたのは、白い軽トラックにのった(レンタカー会社の)おじさま。

(狭い島といえど、この早さはすごい!!)

おじさまは、無駄な動作一つなく機敏に車を降りたかと思うと、ワキに充電する器械をかかえ、素早くボンネットを開け、さっそく充電。

何度かパパがエンジンをかけると、“ブルルルルルル~~ン!!”。

エンジンがかかった!!

(車内、拍手がわく。)

またもしエンストしてしまった場合、これを使うようにと、そのおじさまは、ボンネットに充電器を残して、また去って行った。

 

さあさあ、気分あらため、また出発!!

充電器を残していった、ということは、またエンジンかからなくなるってっことよねえ、、、??

と、一抹の不安は残るけれど、なんといっても蒼い海、緑の木々、小鳥のさえずり。

そんな思いは一瞬でふっとんだ。

、、、、が、しかし、“二度目”は、それから時間をおかずにすぐにやってきた。

 

もともとアップダウンの多い道だけれど、前方にけっこうに急な(これまでで一番の)上り坂。

そこを車が登っていた時。

急に車に力がなくなったと思った瞬間、パパが

「あっ、とまる、、、。

もう、ダメだ、車とまる、、、。」

パパの予告通り、車は、“はい、お~わ~り~。”とばかりに、上り坂の中腹で、エンジンがストン、と、あっさりとまった。

え~~~っ 本当~~~?!?!?!

みんながそう言って驚いたのもつかの間、車はソロ~ソロ~っと、今度はその坂をバック。

なんと、今度は後ろに下り始めた。

そこで、よしこ(母)が間髪いれずに叫んだ。

「あらやだ!!

まあっ!!

車が故障しちゃったから、ブレーキがきかないのね!

ブレーキも壊れちゃったのよ~!!

まあ、どうしましょ?!?!」

このよしこの一言に一瞬で車内は凍りつき、騒然となったのだった。

次回につづく

 

 

 

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小値賀島へ行く・レンタカー故障する

早朝5時頃、小値賀島に到着。

ターミナル内にある仮眠室でちょっと休んだ後は、あらかじめ手配していたレンタカーで島内巡りをすることに!

(姉は夕方小値賀に着くことになっていたので、夕方までは私の家族&母の5人で行動。)

小さな島なので、レンタカー自体数が限られている、ということだったので、事前に予約。。。

 

レンタカーは電話で予約したのだけれど、とてもやさしく明るさをかくせない声のおばさまが、

車の車種とナンバー。

船のターミナルの近くの駐車場にカギをつけたまま車を置いておくので、どうぞ乗ってください。

そう告げたあとは、

「じゃ、はい、よろしくおねがいしま~す。」

と、そのまま電話を切ろうとなさるので、私の方から

「あ、、、それで、レンタカーは、おいくらでしょうか?」。

すると、

「えーっと、、、14000円ですね。

じゃ、はい、よろしくおねがいしま~す。」

と、またまたそのまま電話を切ろうとなさるので、

「、、、で、お支払いはどうすれば・・・?」。

すると、

「えーっと、、、、島に着いてうち(レンタカー屋さん)に持ってきてもらってもいいし、

まっ、わからんようだったら、帰る時にでもターミナルから電話してくださ~い。

とりに行きますから~。」。

ん~~、なんとものびやか~!!

 

当日、ターミナル前の(思ったより広い)駐車場に行って、、、まずは車探しから。

ありましたありました、私たちのレンタカーが!!

座席は三列あり、中に乗りこむと、レトロな雰囲気漂う車。

シフトレバーが(私が運転したことのない)コラムシフト(ハンドルの横からレバーがピョコンと飛び出している形態。)であること。

合わせて、カーナビがついていない(超・方向音痴の私は、カーナビがついていてさえ、いつも道に迷う羽目に。)こと。

私は、この二点を素早く確認すると、この島滞在中のドライバーを、専属でパパに決定!

なかなか年季の入ったレンタカーで、いざ出発!!

(とて、ぶらり旅です。

どこを目標とするともない、のんきな旅。

さっきターミナルでいただいた小値賀島のざっくりした地図を片手に、とりあえず出発。)

狭い島といえど、思ったよりもアップダウンのある道。

そして、これといってなんの目印になるものも存在しないので(海と山にかこまれ、どこで曲がっても同じような曲がりくねった道がつづきます。)進んではもどり、進んではもどり、、、 なかなか目標のスポットまでたどり着きません。

 

、、、、、と、さっきから、パパがアクセルを踏むたびに“ブイ~~~ン!”というスポーツカー顔負けの派手な音が。

そしてまた後部座席からみるとはなくダッシュボードを見ていると、スピードメーターの針が、その“ブイ~~~ン!”という音と連動しているのか、針は一度ガッと右に振り切るくらいに動いたかと思うと、大慌てしてゼロまで戻ってくる、という奇妙な動作を繰り返していました。

、、、、と、しばらく走るうちに、“ガッガッガッガッガッガッガッガッ“という規則正しい音。

なあにこれ? 

何の音?

するとなんと、音とともに、車のドア(4枚すべて)のロックの部分がその音に合わせて上下しているではありませんか!!

なんともフシギな車・・・。

 

次男(8歳)は、

「ねえ、パパ、、、。

どうして僕たち、この車に乗らなきゃいけないの?

なんか、こわいね。

他に車ないの?」 。

その時は、大丈夫大丈夫、と笑ったけれど、次男、何か予感したのか(?)レンタカーは、その後、困ったことになるのでありました(笑)。。。

長くなったので、、、つづく。

 

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小値賀島へ行く・はじめて船にのる

ゴールデンウィークは、私と姉家族&私の母の計8人で小値賀島へ。

(詳しくはこちら、姉のブログをご覧くださいませ。

http://fooddays.jp/

”長崎・五島列島の小値賀島“

“野崎と小値賀”)

 

小値賀島と野崎島は、どこかタイムスリップしてしまったような、安らぎの地。

蒼い海と緑の木々、小鳥のさえづりに爽やかな海風。

肩の力がすーっとぬけ、思わず深呼吸。

癒しの時を味わった空間でした。

姉家族は飛行機&高速船の組み合わせで向かいましたが、私たち家族は、夜出航する船にのって小値賀島へ行くことに。。。

 

その日の船は、満席。

(観光客らしき人が少なかったところをみると、ゴールデンウィークに島に里帰りする人が多く乗っている模様。)

小値賀島行きは、姉が企画してくれて急に行くことが決まったのですが、船の予約がぎりぎりとれたのは、2等船室。

そう、雑魚寝部屋です。

小値賀島へ船に乗って(泊まって)行くことを一番喜んだのは次男(8歳)でした。

なにしろ、船に泊まるのは初めて。

次男はキラキラと目を輝かせながら言います。

「ね~ママ、ボクたちののる船ってさ~、豪華客船!?」

「その船、なんて名前なの?

もしかしてクイーン・エリザベス号??」

そんな次男に、

「まっ、行けばわかるから(笑)。」

と一言。

船乗り場へ向かいました。

 

その日、船は満席なので、雑魚寝部屋の場所取りに出航時間の2時間前には行くよう勧められ、そうすることに。

(、、、、ということで、実際は船に乗って5時間で島に着くのですが、私たちは計7時間、船に乗っていたことになります。)

だだっ広い畳の部屋があり、私たち家族&母の合わせて5人のスペースを確保!

今夜は、2畳半位のスペースを5人で分け合って寝ることに。

(あらかじめ、縦横等間隔で黒い羊かんみたいな形の枕が置かれているので、与えられるスペースは、皆等しく決まっています。

体を寄せ合いながら横になるも、足は伸ばせません。

横ももちろんですが、縦のスペースも狭いので、エビのように体を曲げて寝なければ!)

 

船の中は、老若男女、いろんな世代の人がいて、こっちでトランプをして楽しむ人あれば、ビールとおつまみを食べる人、自販機のカップヌードルを食べて海をボーっと眺める人、本を読みふけっている人、最初から“寝よう!”と決めているのか、船に乗るなりずーーっと寝続ける人。

はじめてなんだけど、どこか懐かしい気持ちがする面々。

けっこう新鮮な空間でした。

慣れるとなかなか楽しく快適空間。

船も出航し、電気も消され、さあ、寝るとしますか!

 

ところが。

私の隣に1歳くらいの赤ちゃんがいたのですが、船の灯りが消え、みんながさあ寝ようか、という時間になったとたん、いつもと環境がちがうことに驚いたのか、ぐずぐずと泣きはじめ、なんと、翌朝船が着くまでの間ほぼずっと泣いていました。

夜中に、だだっ広い畳の部屋いっぱいに、響き渡る赤ちゃんの泣き声。

さあ寝よう、と横たわっている人たちを前に、夜通し、お母さんとお父さんは交代でその赤ちゃんをずーっと抱っこしていました。

お母さんとお父さんがどんな気持ちで赤ちゃんを抱っこしていたか・・・。

夜通し、赤ちゃんを抱いてあやしている姿に胸がキュンとし、そしてなんだかいたたまれず、心の中で「がんばれ~!」。

エールをおくりながら明けた朝。

 

ところが、 早朝、船が港につき、さあおりるぞ、という時になって、その部屋に寝ていた人たちの顔をみて驚きました。

だれか一人くらい、赤ちゃんの泣き声を不快に思って冴えない顔をしている人がいるんじゃないかな、と思ったけれど、そんな人は一人もいません。

みんななにごともなかったようにサッサと荷物をまとめ、スーッと降りて行く姿に、すばらしいな こりゃ、と、まず思いました。

みんな、「これが二等船室の醍醐味さ。」と言わんばかりの顔です。

お母さんに、 「昨日は赤ちゃんが泣いて大変でしたね~。」 なんて、そんな野暮なことを言う人もなく、私はそこに大人の礼儀を感じ、いたく感動。

その赤ちゃん家族を包み込む優しさと品格がそこにありました。

そして、ずっと夜通し赤ちゃんを抱っこしていたお母さんたちにも拍手です。

きっと素晴らしい島旅になるな、と、その時確信!

小値賀の旅がはじまりました。。。

 

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再び・続・次男の告白

今日、また新たに恐ろしい事実が発覚。。 

 

そうちゃん(長男・13歳。知的障害アリ)は、一人でお風呂に入ることは難しいので、お風呂の時間は 、私が手伝っている。

私は、いつも、ぬれないようズボンをロールアップして、浴室へ。

そうちゃんの体を洗って、お次は髪を洗う。

そして、顔を洗う。

、、、と、ここまで私がお手伝い。

その後は、最近、ゆっくりと湯船につかるのが好きで、しばらく浴槽から出てこないので、そのままそうちゃん を一人浴室に残す。

「ママ~!!」と、そうちゃんに呼ばれるまで(呼ばれたら、また浴室に行って、そうちゃんの体をふ くお手伝い。)、夕食の準備をしたり、洗濯物をたたんだり、、、。

 

、、、と、今日は、そうちゃんが湯船につかっている時間、たまたま洗面所にいた。

すると、

ゴクッゴクッゴクッゴクッ。

浴室から、なんだか奇妙な音が聞こえてきた。

”なっ、、、なんの音??” 、、、と思いながら浴室を開けると、、、、!!

 

なんと、そうちゃん(長男・13歳・知的障害)、湯船のお湯に、口から下部分をドップリつけている。

そして、驚いたことに、水中で大きく口を開け、豪快に浴槽のお湯を飲んでいるではないか!!

、、、そう、あの、”ゴクッゴクッゴクッゴクッ”の音は、そういうことに違いなかった。

ご存知、あのお湯は、、、、。

あのお湯は、いまだに、とんだ成分が入っている(かもしれない)、そのお湯だ。

 

わが家の人間たちは、いったい、どこへ向かっているのだろうか。。。

、、、まったくわからない。。。

 

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続・次男の告白

あれからというもの、お風呂に入る前、素っ裸になった次男(4歳)には、

「はっくん(次男のこと) 。

今日は、おふろで、おしっこしないでくれる~。

よろしくね~。

お風呂の機械、こわれちゃうからさ~。 」。

、、、と、手を振りながら、さわやかに注意してきた。

(次男、こちらがストレートに注意する<怒る>と、たいていすねたり、いじけたりする、、、という、実は、かなり面倒くさい男。)

、、、が、、、。

                                                       

平日だった昨日は、長女(6歳)と次男が二人でお風呂にはいったのだが、、、。

お風呂からでてきた長女は、頬を紅潮させながら、ハッハッいいながら私のところに走って来て言った 。

「はっくん、今日も、お風呂でおしっこしてたと思うよ~っ!!」。

「、、、えっ!! なっ、、、なんで??」

と私が言うと、長女は、ゲラゲラ笑いながら、

「だってね ~。

はっくん、お風呂の中でかがんだまま、ジーっとして、また動かなくなったもん!!」。

                                                       

浴室のドアをガバッと開けると、そこには、上目遣いをした次男がひっそりと立っていた。

「はっくん、おしっこしたの~?」と私が言うと、

<次男>「してないもん。。。」

<長女>「うっそ~。

だって、さっき、湯船の中で、ジーっとして、動かなくなったじゃん!!」

<次男>「だって、、、それは、、、。 

おふろのそこをじーっとみるのが、すきなんだもん!!」

<私>「はっくん、、、。 

ねー、神に誓ってしてない?」

<次男>(ポロッポロッ、、、と涙を流しながら)「うん、ちかう。

 、、だってしてないもん、、、 。」

<私>「”神に誓う”って言って、うそつくと、舌ぬかれるらしいけど、はっくん、大丈夫?」

<次男>「だって、、、ホントに、してないもん、、、。」

長女は、それでも、横で「あやし~!」 「ホント~?」と言っていたけれど、私は、力強くきっぱり と言いきった。

「ママは、はっくんの言うことを信じるっ!!!」。

で、そこで会話は終わった。。。

                                          

、、、が、実際のところ、限りなくあやしいと感じている。

あのケソケソした態度、そしてあの涙、、。

あやしすぎる、、、。

クンクンクンクン。

循環しているお風呂のお湯を、首を傾げながらのぞき込む日々は、しばらく続きそうだ。。。

                                     

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次男の告白

週末、次男(4歳)の口から、驚愕の事実が明かされたので、今日は、そのご報告を。。。

 

週末は、パパと一緒にお風呂に入る子供たち。

お風呂の前には、必ずみんな、トイレに行く習慣になっているのだけれど、この間、次男がお風呂に入 ろうとする時、私は、ちょうどトイレに入っていた。

「ママ~、はやくでて~。

おしっこ~!」

と叫ぶ次男に、

「はっくん(次男のこと)、、、。

ちょっと、、、ママ、今、おなか痛いから、悪いけど、はっくん、、、今日だけおしっこ、お風呂でし て~。

お風呂でしちゃっていいから~!」

と、しぼりだすように言った私。

、、、で、その時は、それで終わっていた。

が、、、。

 

翌日、洗面所で顔を合わせたパパが私に言った。

「ね~、おしっこ、お風呂でさせるの、やめよ~や。

なーんか、臭う気がする。」。

ホントに臭うかどうかチェックするため、私が浴室のドアを開け、クンクンクン。

確かに、、、臭う。

「ホントだ、、、。

確かに臭うね、、、。」

という私に、パパは、

「ねー、いつも、おしっこ、お風呂でさせよろ~?

なんかねー、最近、臭う。」

と言う。

「ちょっ、、、ちょっ、、、ちょっと待ってよ。

なんか、感じ悪~い。

いつも、させてるわけないじゃない!!

確かに臭うけど、、、。

だいたいさあ、昨日は、おしっこした後、ちゃんとシャワーで流してくれた~?」

と、私。

「ちゃんと流したに、決まっとーやない。」

と、パパ。

 

、、、と、ふと後方を見ると、その会話の一部始終を聞いていたのか、次男が、そこにつっ立っている 。

次男に向かって、

<私>「パパ、いやな言い方するね~。

それじゃあ、いつも、はっくんがお風呂でおしっこしてるみたいじゃないのよね~っ!!

確かに、昨日は、ママがお願いしたから、仕方なく、お風呂でおしっこしたけどねっ。

その前、お風呂でおしっこしたのは、いつだっけ?

も~、いつの日だったか忘れちゃったくらいだよねー、昔すぎてさあ!!。」。

私としては、その会話でその話は終わるはずだった。

、、、が、、、。

 

「ね~、はっくん!」という、私がなにげなくかけた言葉に、次男、なぜか固まっている。

<私>「失礼だよね~。

ねー、お風呂でなんか、おしっこ、してないよね~、、、?」

<次男>「、、、、。」

<私>(思わず、しゃがみこみながら)「はっくん、、、。

 怒らないから、正直に言ってごらん。

おしっこなんか、してないよね~?!」

<次男>「いつも、、、。」

<私>「いつも、、、???(語尾上げ調の質問形。)」

<次男>「いつも、、、してる。」

<私>「怒らないから、、、正直に言ってごらん、、、。

おしっこは、タイルのところでしてるんだよね~???(語尾上げ調に、祈りを込めて。)」

<次男>(首をふりつつ)「きのうはタイルでしたけど、いつもは、おふろのおみずのなかで。」

<私>(力がドッとぬけつつ)「、、、で、いつから?」

<次男>「ずーーーっと、ずっとまえから。」。

 

そうだったのか、次男よ~!!

そんなこととは知らなんだ。

だいたい、うちのお風呂は、24時間風呂。

お湯は、1ヶ月に1回お湯を入れかえればいいシステムになっている。

いったい、、、。

この1ヶ月の間、どんだけ、次男の尿素が循環していたのだ!!

この冬、なんだか肌がしっとりしているように感じていたのは、この成分のせいだったのか?!

この1ヶ月、、、いや、1ヶ月ではすむまい。

ずっとずっと昔から、うちのお風呂には、24時間とんでもないものが循環していたことになる。

そんなこととは、つゆ知らず、

”24時間風呂って、便利だね~!”  ”お湯もきれいで、いつも清潔。最高だよね~!!”と、言っていた私たちって、いったい、、、???

 

平日は、長女(6歳)と次男が、二人でお風呂に入っているのだけれど、その次男の情事を話すと、長女 から出た言葉は、意外なものだった。

「やっぱりね~!!」。

長女によると、次男、湯船につかっていると、毎日きまって、かがんだまま動かなくなる瞬間があっ たのだという。

一度、長女が次男に、

「はっくん、おしっこしよ~と?」

と聞いたところ、次男は、

「いいや~。」と 言って、”へへへ”と笑ったらしい。

長女は、たびたびそういう姿を目撃していたので、

「ママに言おう言おうと思ってたの。

でもさー、いつもいつ も、お風呂上がる頃には、私すっかり忘れてて、ママに言えなかった。」

らしい。

あ~、あな、おそろしき出来事でありました!!

 

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発覚

いったい、いつからだったのか、、、それは、わからないし、まあ、わかりたくもないけれど。。。

なんと、長女(4歳)と次男(3歳)、お風呂(バスタブ)にてオシッコをしていた模様。

ちょっと前から、そういえば、、、思い当たる節があった。

 

時々、私は洋服を着たまま、長女と次男をお風呂に入れる時があるけれど、そう、あの日が最初だったのかも、、、。

「あっ、着替えもってくるから、おぼれないで入っててよ~。」と言いおき、浴室を去った私。

浴室にもどると、長女と次男は二人、キャッキャキャッキャ笑っている。

私が「ど~したの~?」と聞いても二人、顔を見合わせて「なにも~! なんでもないよ~!」と言うだけ。

 

それからそういうことは何回かあったけれど、特に気にせず。

でも、この間は猛烈にうれしそうに笑うので、「ど~したのよ?」と私が聞くと、長女、「なんにもしてないよー。」。

なんにも聞いてないのに”なんにもしてないよー。”とは、、、怪しい。

怪しすぎる。

私は、髪を洗いながら、「まさか、お風呂の中でオシッコなんかしてないでしょーね~?」とサラリと聞いたら、お二人さん、手をブンブンふりながら、「してない!! してない!! してないよ~!!」。

まあ、現場をおさえたわけではないので、それ以上は私もしつこく聞かなかった。

けれど、先日、長女のひと言であっさりと”お風呂でオシッコしていたこと”が発覚!!

 

雨の季節がおわったとたん、いっきに暑い暑い夏が到来。

暑い暑いと言いながらも、夏でも私は、子供たちが寝静まった後、ゆっくりお風呂のお湯にドボンとつかり、一日の疲れをとる派。

 

一方、暑くなると、子供たちはシャワー。

この暑い中、汗がただでさえふきでる中、三人の子供たちをお風呂に入れるのは大変。

”よりスピーディに! より簡単に!”をモットーに、ぜひとも体力の温存に努めたいところ。

、、、というわけで、子供たちに私は当然のように言う。

「夏はねー、シャワーで十分!

お風呂になんか入ってたら、また汗かいちゃうんだから!

サッサッサッと洗ってパパッとシャワーで終わらせよう!!」。

 

でも、この間、次男は、シャワーではなく、お風呂に入りたかった模様。

「はいっ、終わり!!」(お風呂終了のことば。 う~ん、味気ないっ。)という私のかけ声があったにもかかわらず、次男、お風呂のふたを”ガラガラガラ~”と開ける。

(後でゆっくり入る私のために、お風呂にはお湯がたっぷり。)

私が、「はっくん(次男のこと)、今日はシャワーだけよ。 お風呂には入らないの。」と言うと、次男、「あのしゃー(あのさー)、はっくん、お顔をこっちの(お風呂の)お湯で洗いたいの。」。

私が、

「あ~ら、はっくん。 

そっちのお湯よりこっち(シャワー)のお湯のがきれいよ。

こっちで洗って~。

これが一番新鮮なお湯なんだから~。」と言うと、それに続いて長女がサラリと言った。

「そうよ~、はっくん。 

だって、こっち(お風呂)のお湯にはオシッコがたっぷり入ってるでしょ~?! 

ねっ?!

こっちは汚いよー。

だから、シャワーのお湯で顔、洗った方がいいよ。」。

(次男、それに対し、素直にコックリうなずき、素直にお風呂のフタを閉める。)

 

ほうっ!

ほうっ!!

ほうっ!!!

やっぱり、そうだったのか!!

長女のひと言で、”オシッコ事件”、あっさり発覚。

 

長女にはできればウソを突き通してほしかったような、ほしくなかったような、、、。

ちょっと複雑な気持ちだったりして。。。

 

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P.S.

姉の新しい本がでました。

(ゆうさんがコメントで紹介してくださっています。

ありがとうございます!)

”やさしさグルグル”という本。

「まごころドットコム」に連載していたエッセイがもとになっています。

ページをめくると、チョコチョコと姉が書いたイラストがあったり、写真も載っています。

仕事のこと、好きなこと、家族のこと、、、サラサラと書いていますが、姉の人生が凝縮されています。

サクサクと読めるので、気が向いたら、本屋さんでさがしてみてください。

面倒くさい方は、こちらから。。

  やさしさグルグル                                                      

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サンフランシスコとレッカー車<後編>

<前回ブログのつづき>

 

走行中、さっきから定期的に、”ガックン ガックン”と、まるで脱穀機に乗っているかのような振動がある。

「ちょ、、、ちょっと、、、また怖くなってきたね、、、。」という私に、姉は、最初は、「う~ん、、、。」と言っただけだったが、突然、「ちはる(私のこと)ちゃん、、、。 ダメかも、、、。 もうそろそろこの車、止まるよ、、、。 サンタローザまでは帰り着かないよ、、、。」

姉は、明らかにひきつっていた。

そして、「ここでいったんハイウェイおりて、早く、暗くならないうちに、どこか泊まるところみつけなきゃ!、、、どうしよう、、どうしよう、、、。 こんな所に泊まるところなんかあるかな、、、?」と言った。

 

私は、もしかしたら止まってしまうかもしれないこの車なんかよりも、今まで見たことのないような姉の焦った顔に驚き、ブルブルっと底冷えのようなものを感じた。

だって、姉は、タイに一人で旅行に行く時でさえ、”地球の歩き方”一冊小脇に抱え、あとはナップサックひとつ、ヒョイと背負って、まるで、隣町の公園にピクニックに行くような軽装で出かけるタイプ。

私と母・よしこの、「り香(姉のこと)ちゃん、、、。 荷物、もしかして、、、それだけ?? 最低いるものだけは持って行ったら?」というアドバイスに、「いるものは、むこうで買うから。 大丈夫、大丈夫。 じゃ、行ってきまーす!」と言って、まるで”寅さん”のようにフーッと出かけていた姉。

 

その姉が、今、私の横で、私以上に焦っている。。。

「ハイウェイで車、動かなくなったら大変だから、下の道におりて、、、まあさあ、、、泊まる所なかったら、道は広いんだし、車をとめて、車の中で一泊しよっか?」と言う私に、姉はさらに表情を険しくしながら言った。

「ちはるちゃん、、、。 アメリカで、車に夜、りかたち二人で泊まるって事がどういうことかわかってないでしょー、、、。 日本とは違って治安が悪いから、どういう事になるかわからないんだよ。」

、、、それを聞いて、私は急に心細くなった。

まるで、アフリカのサバンナにポーンと身一つで投げ出されたような気持ちになった。

”そうかー。 そうなのかー。。。”

私は、ひとつ、大した勉強をした気持ちになり、ウンウンうなづいていた。

 

ハイウェイをおりて、車がエンストを繰り返しながら道をまっすぐに進んでいくと、あったー、あったー、今日のお宿が!!

姉は、フーッと大きなため息をつき、「よかったー! よかったー! ちはるちゃん、り香たちラッキーだよー!!」と震えるような声で言った。

が、よく見ると、”MOTEL”という看板がある。

「ねーねー、り香ちゃーん。 ここ、MOTELだって。 なんか怪しげじゃない? どーする~? どこか他さがす~?」と言う私に、姉はあきれた顔をして、「ねー。。。 どこまでのんきなの? 泊まる所があっただけでもよかったと思わなきゃー! もう、この車、止まるよ。」と言った。

実際、2階建てのその建物は、中に入ると、怪しくとも何ともなく、快適だった。

ベッドにゴロンと二人で横になって、私は、”いや~ 今日はまったく、えらいめにあった~!”と思いながら、、、あっという間に寝てしまっていた。

 

朝、起きると、べッドの横に座っている姉は、またまた、あまり見たことのないようなマジメな顔をしていた。

「ちはるちゃん、、、。 おはよー。 よく寝てたね、、、。 よく寝れたねー、、、。 本当にのんきだね。」と言った。

姉は、レッカー車を手配するために、電話で案内を聞いていたところだった。

ちょうど今、オペレーターの人が、電話番号を教えてくれるという時だった。

姉は、近くにメモ紙がなかったので、「ねっねっ、ちはるちゃん。 今から言う番号覚えておいて。」と、私にあわてて言いながら受話器を耳にあてた。

「seven,,,one,,,four,,,nine,,,two,,,,,,,」

そう言いながら、姉は私に目配せし、小声で、「覚えた??」と聞いた。

そう聞く姉に、私は、「ううん、、、ぜんぜん覚えない。 り香ちゃん、、、だって、ちはる、英語よくわかんないから。」と、首をブンブン横に振りながら、わけのわからない事を言っていた。

そう、私は、とにかく、起きてすぐで、半分は、まだ意識が夢の中にある状態だった。

「7、、、1、、、4、、、9、、、2、、、、、」と言われても、きっと覚えられなかったに違いない。

姉は、電話を切ったあと、「ちはるちゃん、、、大したもんだよ、、、この緊急時に。。。」と、今度はひどく感心された。

 

朝食を食べたあと、間もなく、レッカー車がやってきた。

レッカー車は、車と私たちを修理工場へと連れて行ってくれた。

レッカー車の前の席に乗せてもらった私たち。

座高の高い車で、視点もすっかり変わり、私は、またまた新しいサンフランシスコの景色を味わった。

二人で運転席となりのシートに乗せてもらって、「サンフランシスコに来て、レッカー車に乗るとは思わなかったよねー!」と言いながら、私たちは、今までのどんよりした雰囲気から一転、かなり盛り上がり、ケッケッケッケッ、なぜか笑いがとまらなかった。

 

私は、数日後に、日本へ帰ることになっており、帰る時は、シビックちゃんで、空港まで姉が送ってくれることになっていた。

で、だいたいの車の様子を整備士の方に見てもらい、姉は、「いつごろなおりますか?」と聞いた。

すると、「早ければ明日。 遅ければ3週間後くらい。」と言っているのがわかった。

今度は、寝ぼけていなかったので、よくわかった。

姉が整備士さんに、”妹が数日後に帰るので、なるべく急いでお願いできますか?”というような事を言ったが、その整備士さんは、両手をパ~ッと横にのばし、目を大きく見開きながら、「オッオ~、そーんな事を約束することなんてできないさー、ベイビー。 いつできるかなんて、神のみぞ知るって感じさ~、へッへー!」

、、、というような事を言っているらしかった。

ひえい~ さすがー。。。

アバウトだなー。。。

新しい土地を訪ねたり、その土地の食べ物を食べたりするのも海外旅行だけれど、こういう場面に遭遇する事が、一番、”う~ん 海外旅行に来た!”と実感するひと時だ。

 

むろん、このシビックちゃん、私が滞在中に元気になってもどって来ることはなかった。。。

 

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