別の動物
そうちゃん(長男・19歳・知的障害アリ)が大好きなバナナを食べるシーンより。。。
バナナが大好きなそうちゃんに、バナナをわたす。
皮をツーツーツーと半分までむき、“はい、どーぞ。“と、そうちゃんへ手渡す。
そうちゃんは、 「ありがと~。」 と言いながら、ものすごい勢いで、ろくすっぽ噛みもせず、どんどんバナナをすいあげるように食べる。
そして、その格好がまた!!
イスに座ったまま片膝をたて、大きく身を乗り出し、バナナを大きな手で鷲づかみするかのようにして、ムシャムシャムシャ。
途中、長女(11歳)が
「ね~ね~、ママ いいの~??」。
と言うのでふり返ると、
「そうちゃんね~、今、バナナ床に落としたのに、そのまま拾って食べてるよ~。」
「うん、いいのいいの。
だって、皮ごとおとした、、、と思うから、、、
まっ いいよいいよ。」。
それにしても、、、、 。
今まで毎日そうちゃんをみていたので、まったく感じなかったけれど、あらためてこうやってそうちゃんがバナナを食べる姿をまじまじとみると・・・。
なんと ワイルド~~!
「ね~、なっちゃん(長女のこと)。
そうちゃんみてるとさあ、原始人がバナナ食べているようにみえない?
なんかさー、人間は、こうやって進化してきたんだ、、、って気がする(笑)。」
私がそう言うと、長女は、
「いや、ママ~。
私には、オラウータンがバナナ食べてるようにしかみえない!
なんかさあ、、、、私、別の動物をみているみたい。」
と言うので、二人で笑った。
そして、“別の動物”という表現は、なぜかスポッと私の心にはまり、妙にあたたかく、しっくりした。
そうちゃんの障害をふくめ、いろんな意味で自分とはちがう誰かを受け入れよう、認めよう、とするとき、 “この目の前にいる人は、別の動物だ。” という入り口からはいると、とてもいいかも。
なんだかすんなりスムーズに受け入れられそう。
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