この冬の”Best 3”



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ふと思うと、小学校から歴代、私が仲のよかった友達は、”三人兄弟”が断トツに多かった。
私は、姉と二人姉妹だったので、”兄弟は二人”というのが、一番自然でしっくりくると思っていた。
だから、結婚して、もし子供が生まれることがあったら、”兄弟は二人”と漠然と思っていた。
でも、三人兄弟で育った私の友達は、みんな口をそろえて言った。
「子供は、三人はほしい。
だって、二人じゃ、なんか寂しそうだもん。 家の中がガランとしそう。」。
そう言う友達に、私はいつも、「私ね、姉と二人だったけど、寂しいと思ったことはないよ。
小さい頃、ケンカばかりしていた時なんて、”あー、一人っ子だったらどんなにのびのびして楽しいだろう。。”って、夢見た日もあるくらいだもん。」と言った。
すると、友達は、そろって、「そう? 私、兄弟がいないほうがいいって思ったことはないなあ。。。
三人いたらケンカっていうケンカにならないし、、、。」と言う。
聞けば、三人兄弟も、もちろん、ケンカはするらしい。
けれど、だいたい、何かをきっかけに感情を激しくぶつけ合うのは、(その時どきで組み合わせは変わるものの)三人のうちの二人で、あとの残る一人は、必ず、”傍観者”的なニュートラルな立場の人となるらしい。
その、”ニュートラルな人”が、いつも、「、、、まっ、そんなことどーでもいいじゃない。」というような事を言い、もめている二人の間に入るので、だいたいそこで平和解決するらしいのだ。
私が結婚して、”子供三人”になったいきさつは、以前ブログ(バックナンバー8月:「長女もうすぐ3歳」)に書いたけれど、子供が三人生まれてみて”初めてわかったこと”は、意外と多い。
たとえば、”子宝母さん”(子供がたくさんいる大家族のドキュメンタリー)のテレビを見る時。
子供が二人(そうちゃんと長女)の時までは、”一日3回は洗濯機をまわす”と子宝母さんが言っているのを聞いては、「ひゃーっ!」。
部屋にあふれる洗濯物の山を見ては、「すごーいっ、、、。」。
ごはんの時間、いっせいに机につき、大皿料理を”われ先に!!”と、つまむ家族を見ては、「はーっ! あれじゃー、負けられない。 早く食べなきゃ!!」。
で、見終わった時には、”子宝母さんの健康”がまず気になり、そして、おそらくは、一日のうち、”自分の時間”というものをまったくもてないであろう子宝母さんを思うと、「わー、大変そう、、、。
それにしても、どうしたら、あんなにたくさん次から次へと子供を産み育てる気持ちになれるんだろう。。」と、そっちの方にばかり気がむいた。
けれど、私自身が、子供三人(プラス・次男)になると一転、私のテレビの見方は、がぜん変わった。
「いや~、たくさんで食卓を囲んで、ワイワイ食べるのって、も~信じられないくらい楽しいんだろうな~!!」。
「楽しい事も大変なことも、色んな事をみんなで分け合って生活する大家族って、なーんか、いいな~! うらやましい!!」。
で、友達が、”兄弟二人だけじゃ、なんか淋しい。” ”子供は最低三人はほしい。”と言っていた気持ちが初めて、とてもよくわかるようになった。
子供二人の時は感じなかったけれど、子供三人になったとたん、子供たちは、”集団”となった。
すると、またたく間に、この集団のもつ、”ワイワイしたにぎやかさの魅力”に私は、とりつかれたのだった。
子供三人になった時、うちには、何かと手のかかるそうちゃん(長男・10歳・知的障害アリ)がいるので、その上、二人の子供も同時に育てる事は、大変だろうなあ、、、と思っていた。
で、実際、”そりゃーもー大変!!”な状況ではあるのだけれど、”体力的にはキツイけれど、思いがけず、精神的には、グッと楽になった”というのが、私の感想。
これは、私の中でも、かなりの誤算だった。。。
次回につづく
P.S.
今週の火曜日~木曜日にかけて、ココログ(ブログサービス)のメンテナンス&システム故障により、コメントが受けられなくなっていました。
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前回ブログのつづき
缶の中の白い封筒をのぞきこむと、そこには、まぎれもなく、父の筆跡の手紙の山があった。
母・よしこは、「この手紙のせいで、九州に来ることになっちゃったのよ~!」と言っていた。
なんでも、父は、ニョロニョロニョロっとした字とは裏腹に、意外にも、なかなかの文才があったらしく、その美しい文章に、よしこはコロッときてしまったらしい。
(ちなみに、そのニョロニョロ文字、いつも見慣れているよしこでさえ解読できないことがあり、手紙が来ると、よしこは、よく、よしこのお兄さんのところへ飛んで行き、いっしょに訳しながら読んでいたらしい。)
遠くはなれてしまい、手紙をやりとりする二人だったが、結婚するに至っては、トントン拍子で事がすすんだわけではなかった。
なにしろ、よしこは、男兄弟の中の一人娘。
ことに、おばあちゃん(よしこの母)は、それはそれは、よしこをかわいがった。
”目に入れてもいたくないような、たった一人の娘が九州に嫁ぐなんて、とんでもない!!”と、猛反対にあったらしい。
(昔の東京と九州は、まだまだ汽車で行き来する時代。
その距離は、今とは比にならないくらい遠かった。)
父の美しい文章と、両親の猛反対の板ばさみになったよしこ。。
が、しばらくそんな時間がすぎ、とうとう、よしこの根気に負け、”じゃ、一度、九州に行ってみて、家族に会ってみよう。”というところまでこぎつけ、よしことおばあちゃん、さらには、スケットとして、よしこのおばちゃんまで一緒に加わって、いざ、九州へ。。
九州でよしこたちが来るのを待っていたおばあちゃん(父の母)は、お座敷で、「大切な娘さんを、本当に申し訳ありません。 決して、粗末にはいたしません。 どうかお願いいたします。」と、三つ指をついて、深々と頭をさげ、しばらく頭をあげようとしなかったらしい。
そのあたたかい言葉と人柄に心うたれたおばあちゃん(よしこの母)は、とうとうGOサインをだしたという。
その九州のおばあちゃん、結婚してからも、その言葉通りに、遠い土地からたった一人でやってきてくれたよしこに、本当にやさしくしてくれたという。
よしこが、九州のおばあちゃんの家に遊びに行くときは、必ず、「何時ごろ来るか、電話してね。」と言われた。
約束の時間に行くと、まずは、お風呂の用意がしてあり、「疲れたでしょう。 ゆっくり入ってね。」といってくれ、お風呂上りには、よしこのために作ってくれた手作りの丹前(着物)が用意されていた。
夕食の時は、必ず、新鮮なお刺身の鉢盛りが用意され、たくさんのご馳走が並んだ。
「よしこさん、座って。 座って。」というのが、おばあちゃんの口ぐせで、よしこを立たせて、手伝わせることすらさせず、遊びに行くたびに、旅館さながらの心ばかりのもてなしで迎えてくれたという。
その話をする時、よしこは、目にいっぱい涙をためていた。
目の前の手紙の山を前に、私は、その甘美な話に酔いしれた。
が、そんな話の中でも、もちろん、よしこ節は響いた。
「そうだわー、この手紙にママ、だまされたのよ~!」。
なんでも、父は、このニョロニョロ手紙の中で、”結婚したらテレビを買おう”とか、”ラジオを買おう”とか、そんなことを書いていたらしい。
が、いざ、結婚してみると、テレビもラジオもない生活だったので、よしこは、驚き、あきれ、ワンワン泣いたらしい。
(う~ん、まるで、吉幾三の”オラ 東京さ行くだ”の世界。。
後に、よしこは、この歌の歌詞を聴きながら、「これ! これ! まさにこれよー!!」と言っていた。)
「釣った魚に餌をやらない。」という慣用句があることを、私は、この話を聞いた時、ひとつ、覚えたっけ。。。
次回につづく
P.S.
”アイスクリーム”のことを”アリスクムーリ”と言う娘(長女・3歳)。
今日もまた、アイスクリームを食べながら、そう言うので、一緒に練習していたら、、、。
私までわかんなくなってきちゃいました。。
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一昨日は、次男から風邪(嘔吐・下痢症:文字通り、上からゲー・下からビーの風邪)をうつされ、さんざんだった。
この風邪、いつも突然にやってくる。
”なんかちょっと、調子が悪いかな。”というような前ぶれは全くなく、突然、”おっ、なんかムカムカしてきた、、、。”と思ったとたん、ピークがくるまでに、そう時間はかからない。
カキであたったことはないけれど、突然に上に下にくる、、、というところは、似ているかも。。
で、一昨日の風邪、そのピーク時に、三人衆(そうちゃん・長女・次男)が家にいた事もあり、やーもー そりゃ大変だった。。
初めのうちは、ソファうずくまりながら、「マズイ、、、。」と思いながらも、どうか、次男の風邪がうつってませんように、、、、と、ただただ願ったが、それもむなしく、どんどんピークに向かってまっしぐら。
だんだんと脂汗がでて、あまりの気持ち悪さに、背筋がまっすぐにのびず、猫背のような姿勢でしか歩けなくなった。
そして、だんだんと声をだすことすら苦痛になるほど衰弱。
これはいけない、、、、あの三人衆に、私が体調が悪いという事をわからせねば!!
私は、体をひきずりながら、三人衆のいるリビングへ、トボトボと行き、「ねー、、、ママね、今日、病気なの。 わかる? 病気できついの。 だから、大切にしてねー。。」と、しぼりだすように言った。
すると、長女(2歳)が飛んで来た。
「ママ、病気? 大丈夫? ヨチヨチ(ヨシヨシ)してあげる!」と言って、私の頭をなでてくれた。
気がつかないうちに、長女は、こんなにやさしい娘に成長していたのか、、、、長女だけは、病気の私を気遣ってくれるかもしれない、、、という淡い期待をいだいたのもつかの間、「どーして? ママ、なんで病気なの?」
「ここ? ここが痛いの? かゆいの?」と、あれやこれやの質問攻め。
そして、しまいには、なにやら”お医者さんごっこセット”に入っているクリームを持って来て、私にそれを塗るマネをし、「ねっ、ママ、なおった? なおったでしょ?!」
いや、、、、ぜんぜん、なおらない。
それどころか、どんどんひどくなっていく。。
その後も次々と、やれ、お人形の服を着せてだの、プールバックがなくなっただの、頭にスカーフをまいてだの、、、、普段となんら、変わりはなかった長女。。。
次男(1才)は、だっこ、だっこ!
私が抱き上げるまで、私の足にからみつき、ネバーギブアップ。
そして、本を持ってきては、”よんでー。”とせがむ。
そして、さっきからこの次男、家のコードレス電話を持ち歩いていたのは知っていたが、そのイタズラをとめる気力さえなかった私は、それを放置していた。
しばらくして、次男が私のところに来て、「はーーーーーい。」と電話を渡すので、それを手にとってびっくり、、、。
なんと、その電話、”通話中”となっており、ちょうど、51分経過しているところだった。
この子は、いったい、どこのだれと、今まで話していたのだろうか、、、。
リビングでは、テレビのチャンネル権をめぐって、そうちゃん(長男・10歳・知的障害アリ)と長女が争っている。
この争い、日常の事で、普段、私が仲介に入っても、延々と続くもの。
でも、今日は、長引かせてはならない、、、私の体力消耗にかかわる、、、ということで、テレビの裏のコードに手を伸ばし、スポン!
非常時対策として、私が思いついた”荒業”により、ここは、一件落着~!
そうちゃんは、トイレの前でうなだれる私を見て、「ママー ねむたーい(眠たいの)? だいじょうぶ~?」とやさしい声のひとつは、かけてくれた。
が、後は、長女と何ら変わらず。
「(明日)学校ある?」
「ごはんは?」
「ファイナルアンサーある?」(みのもんたの番組が今日あるか?、、、という質問)
私が、答えられずに首をガックリうなだれていると、そうちゃんは、なぜか、その私の姿がおかしいらしく、私をゆさぶってはケラケラ笑っている。
キャー 鬼~!!
あーダメだ、こりゃダメだ!
せめて、今日は、ダンナさんに早く帰ってきてもらわねば!
今朝、玄関で、今日は会社の懇親会の飲み会があるから、帰りが遅くなるとかなんとか言っていたが、さっそく電話。
「あっ、今、いーい? 私さあ、、、」と、声も絶え絶え言いかけた途端、返ってきた言葉、、、。
それは、「まいった~! オレさー、やられた。 カンペキ、風邪うつされた。 もう、今、気持ち悪くて、吐きそー。」
、、、、という事で、最後の頼みの綱は、あっさり消去。
もう、ここは、なんとか自力でのりきるしかない。
もう、夕食だって、作るどころではなく、”今日は食べた事にしてくれないか、、、。”と、向こうの三人衆を薄目で見ながら、マジで思ったくらいだったが、そういうわけにもいかず、、、。
なんとか、冷凍していたおかずをレンジでチンして寄せ合わせ、形にし、、、。
なんとか、食器を、食器洗い機におさめ、、、。
なんとか、キャーキャーいって、逃げ惑う子供を力なく追いかけ、パジャマを着せ、、、。
そして、なんとか、寝る時間へとこぎつけた。
やっと、この布団にまでたどりついた。
あとは、横になるだけ、、、。
おお神様、今日は、あまりにひどい一日でした、、、。
さあ、電気を消そうと思ったその時、「ねー、ママ。 まねっこピーナッチュ(まねっこピーナッツ)は?」
長女がトドメをさした。
そういえば、うちでは毎晩、お布団で寝る前にすることがあった。。
NHKの子供番組で、”まねっこピーナッツ”というキャラクターがある。
”まねっこピーナッツの歌”を歌い、”まねまねまねっこピーナッツ!”というフレーズにあわせて、ポーズをとる、、、というもの。
それを一人一人順番で回していく。
もちろん、手拍子をとって歌を歌うのは私。
でも、一昨日は、フラフラで、とても、そんなお付き合いのできる余力は残っていなかった。
だから、私は、か細い声で長女に、「今日はね、、、ママ、病気だから、ピーナッツなしよ。。。」と、説き伏せるように言った。
が、長女は、素直に納得するどころか、泣きわめかんばかりに、「ピーナッチュ するの~! ピーナッチュ したい~!」
長女の性格上、無理にねじ伏せるより、ここは、素直に従ったほうが得策とみた私は、仕方なく、いつものように、「オイラと勝負だ~、、、いかしたポーズだ~、、、」と、まねっこピーナッツの歌を、ドーナツ盤のレコードの回転が違ったときのように、ゆーーーーーっくり、小さな声で、ボソッボソッと歌わされたのだった。
もちろん、三人はそれぞれに、自分のポーズできめ、いつもと変わらず楽しそうだった、、、。
一昨日は、嘔吐・下痢症との闘いだったとともに、この三人衆との闘いでもあった。。。
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