いろんなボランティア
こんばんは~。
この間のパピーウォーカーの話のつづきになりますが、私が、デリアムを預かって2週間くらいたったある日、ピンポーン。
玄関を開けて、びっくり!
デリアムと瓜二つの子犬が2匹、私の目に飛び込んできました。
あとから、よ~くよ~く見ると、デリアムとは、目も鼻も口もぜんぜん違いましたが、パッと見は、まるで”三つ子”のようでした。
それもそのはず、私の前にいたのは、デリアムの兄弟だったのです。
たまたま、私の家の近く(、、、と言っても、歩いて30分くらいはかかりましたが)に、パピーウォーカーをしている方が二人いて、その日、犬の散歩がてら、私の家を訪ねて来てくれたのです。
その犬を連れていたのは、一人は、おじいさん。
もう一人は、小学生のお子さんがいるというお母さん。
しばし、”兄弟の再会”をデリアムたちは楽しんだ後、おじいさんに、「今度、デリアムを連れて、うちに遊びに来てください。 みんなでまた会いましょう。」というお誘いをうけ、その日は、さよならとなりました。
それから少したって、私とデリアムは、おじいさんの家に遊びに行きました。
おじいさんの家は、お孫さんが何人もいる、ワイワイとにぎやかな家でした。
そのおじいさん、パピーウォーカーを引き受けて、もう、これで8回目だと聞き、びっくり。
もう一人の方(お母さん)も、今回で3回目、と言っていた記憶があります。
おじいさんの家でしばらく過ごした後、近くに犬同伴でもオッケーという喫茶店があるということで、私たちは、ゾロゾロと犬を引き連れて歩いていきました。
三匹ともヤンチャ盛りで、テーブルの下ですったもんだありましたが、こういう経験を、犬が小さい時からさせておくことが大切だと、おじいさんは言っていました。
回数を重ねても、やがてくる、犬との別れが辛くないはずがありません。
なのに、こうやって、自分の貴重な時間をさいてボランティアを続け、そして、なにより、楽しく犬と暮らしているおじいさんは、とても魅力的でした。
私も、パピーウォーカーをして初めて知った事ですが、盲導犬育成に関わるボランティアは、パピーウォーカーだけではなく、他にもいくつかあります。
”お母さん犬”を預かるボランティアもあります。
これは、お母さん犬(このお母さん犬から、将来、盲導犬をめざすための子犬が生まれます。)をずっと預かり、赤ちゃんが生まれる時は、その出産のお世話をし、子犬がパピーウォーカーの手に渡るまでの約2ヶ月間、生まれた子犬全員の面倒もみるのです。
(ラブラドールレトリバーは、大きな犬なので、子犬も7~8匹生まれるようです。)
それから、リタイア犬を引き取るボランティア。
これは、盲導犬として仕事を終えた犬を家に引き取り、世話をするものです。
それから、もう一つは、デリアムのように、盲導犬としての適正がないと判断された犬を引き取って、自分の家の犬として育てるというボランティアです。
どのボランティアも、そのおじいさんのように、何度も何度も(何年も)続けている方が多い事に、驚きました。
街でばったり盲導犬に会うと、今でも、あの時のデリアムを思い出して、ハッとします。
そして、この盲導犬には、たくさんの人たちがかかわって、それぞれが、いろんな思いをこの犬に託してきたんだろうなあ、、、と、いつもしみじみ思います。
出会って、別れて、出会って、別れて、、、、を何回も続けて、今までいろいろあったはずなのに、ペタンと座り込んで、ちょっと上目づかいに、「ねっ、ボクも結構、これで、タイヘンなんだから~。。」という、余裕の表情をみせるこの犬に、今も私は魅せられています。
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