お相撲の楽しみ方 ~私流
<今日の話> 息子は大の相撲ファン。障害あるゆえ、なかなか物事に興味をもつことが難しい中、お相撲をこよなく愛す。その影響で、いつしか、私も大好きに。。
息子・そうちゃんが、お相撲の季節になると、「すもう?すもう?」と言って、全身をふるわせ、喜び、あまりにも楽しそうにテレビを見るので、私も、つきあうともなくつきあっていると、これがどーして、思いの他おもしろい。
まず最初、私の興味は、土俵を囲む観客にあった。
皆、お相撲さんの一挙一動側に反応する。
花道を通って、お相撲さんが登場した時にまず、目がクリクリっとなる。
そして、土俵に上がると、「わーっ!」と言って沸き立つ。
土俵に塩をまけば、「うおーっ!」となり、応援している力士が勝てば、なぜか、ゲラゲラ笑いこけながら、割れんばかりの拍手。
負ければ、(私のおじいちゃんも、かつて茶の間でしていたように)後ろにのけぞり、それはそれは残念そうな顔をして、「あー、、、。」と言う。
最後の、結びの一番で、横綱が負けようもんなら、”やってらんねー!”とばかりに、座布団を天井高く、横綱めがけて、プイっと投げる。
なんと人間は、表現力豊かで、いろんな表情をする生き物だろう。
その昔、家の近くに動物園があった。
小学生は無料、ということもあって、学校帰りに、よく友達と遊びに行った。
いろんな動物がいて、何回行っても飽きる事がなかったが、私は中でも、チンパンジーが好きだった。
楽しそうに、オリの中を猿渡りして、上に行ったり下に行ったり、じっとしていることがない。
手を、パンパンパンと威勢よくたたいて、ご機嫌な顔(私には笑っているように見えた。)を披露したり、”なんかくれ。ほれ、ほれ。”と、毛むくじゃらの手を、オリからニョッキリ出して食べ物をせがんだり。。
チンパンジーが、おいでおいでと手招きするので、オリにいっそう近づいてみると、ペッと突然つばをかけて、からかう。
、、、かと思うと、オリの中のチンパンジー同士が激しいケンカをして、ものすごく怒った表情をして、耳をつんざくような大きな声で、キーキー叫んだり、そうかと思うと、”僕 暇なんだよね”という、ちょっと寂しげな表情をして、こちらを見ながら、じっと私の瞳をのぞきこむ。
人間が、オリの中のチンパンジーを見ているというよりは、チンパンジーが、オリを通して、人間をウォッチングしているという余裕すら感じさせる、そのしぐさが大好きだった。
お相撲を見に来ている観客のしぐさを見るとき、あの時のチンパンジーを不思議と思い出す。
似ているのだ。。。
それと、今度、お相撲のテレビを見るなら、ぜひ、注意して見てほしいのが、桟敷席の高級席に座っている人は、なんと派手な服を着ている人が多いことか!
ミドルエイジの女の人は、なぜか、赤い服が目立つ。
テレビカメラを意識していることは、容易にみてとれる。
殿方も、頭に鉢巻をまいたり、日も丸のついた大きな扇子を、隣の人の迷惑をかえりみず、ブンブン振り回したり、、、自己アピールの強い観客が目立つ。
きっと、家を出る前、クローゼットの前で、あれにしようか、これにしようか、とっかえひっかえ洋服を着まくり、そのあげく、これ一番のものがチョイスされたに違いない。
桟敷席は高いが、きっと、会場に着く前から、このような楽しみもプラスされるのだ。
全国放送は、だいたい幕内あたりからの放送となる。
でも、実際は、その前に、十両力士、そして、まだまだこれからの力士の試合は、それよりさらに前から、あの同じ土俵で行われている。
まだまだこれから力士は、まげも結っていない。
行事の人も、最初は、質素な膝丈くらいしかない、バカボンが着ているような着物から始まる。
だんだんメインの力士に近づくにつれ、きらびやかな衣装へと変わっていく。
会場の照明だって、最初は薄暗いが、だんだんと明るくなっていく。
会場の明るさと、行事の人の着物をみれば、だいたいどこら辺の力士が試合しているのか、、、時計がなくても、今、だいたい何時ごろかくらいは、これでわかる。
このへんのわかりやすさと、土俵にあがり、塩をまき、しきりを数回して、”手をついてっ。はっけよい~のこったのこった~!”で始まる、、、という、あの、単調なリズムの繰り返しが、人を安心させてくれるのかもしれない。
、、、、というわけで、今日もまた、お相撲のテレビがあるので、そうちゃんも私も、う~ん、楽しみ~。
<ブログランキングに参加しています> 人気blogランキングへ
| 固定リンク | トラックバック (0)

最近のコメント