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2014年12月

「やってらんないよね~っ!」

父方のおばあちゃんは、ひかえめでやさしくて、それこそ、おじいちゃんの三歩後ろを歩いていくような人(だった)。

で、それとは対照的に、母方のおばあちゃんは、やさしいけれど気が強く、おじいちゃんの後ろを静々と歩くタイプでは(まったく)なかった。

(こけても、ただでは起き上がらないイメージ。)

といって、考えてみると、おじいちゃんをグイグイひっぱって我先にと先頭を歩くタイプでもなく、、、、

一応、おじいちゃんのそばを歩いてはいるものの、ちっともおじいちゃんの言うとおりにはしない。

なんというか、昔の人にしては珍しく、強く“自分”というものがある人だった。

 

おばあちゃんは、とてもおしゃべりで、口が動いていないことがない。

あ~だらこ~だら、なんでもないことをずーーっと延々しゃべっていた。

3時のおやつの時間以外にも、暇をみつけて座っては、もうおやつを食べていた。

おせんべい(揚げせんべいや草加せんべいを常備。“私の入れ歯は とても調子がいい。”と言いながら、バリバリバリ!!と、ものすごい音を立てながらおせんべいを食す。)やお饅頭やケーキや、、、

とにかく、何かをムシャムシャ食べながら、テレビをみてはアッハハハ、と笑いながら。

そばに話す相手がいない時は、テレビに向かって、ずーっとしゃべっていたっけ。

 

でもって、なにかをきっかけに怒ると、

「まったくさ~。

ばっかばかしくってさ~、も~ やってらんないよね~っ!」

と、さすが江戸っ子。

歯切れよく、そう言い放った。

 

何がばかばかしくて、なんでやってらんないのか・・・・。

その肝心な部分は覚えていないのだけれど、やはり、おせんべい片手に、やたら威勢よくそう言って、周囲を圧倒していたのが印象的。

でもって、耳に残ったその響きが今になって、やけに潔く、そして、なぜかホッとさせられる。

だから、ちょっと真似してみる。

「ばっかばかしくってさ~、も~ やってらんないよね~っ!」。

う~ん、スッキリ~(笑)!!

 

掘りごたつに渋茶。

いつもテーブルにはぬか漬けのお漬物。

おせんべい片手に繰り広げられるにぎやかな団らん。

そして、おじいちゃんより強いおばあちゃん。

やっぱり家の中では、男の人より女の人が強い方が平和で、圧倒的に明るい。

今も昔も同じだな。。。。

 

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「開けたら閉める!!」

昔、私のおじいちゃんがよく言っていた。

かなり怒った口調で、何度でも。

「開けたら閉める!!」。

 

私が小学生だったころ、冬休みになったら冬休み中、母方の祖父の家(祖父の家には、いとこたちも一緒に住んでいた。)へ行くのが恒例だった。

茶の間にあるコタツの隅っこが、おじいちゃんの指定席。

おじいちゃんのその指定席のすぐ右横には引き戸があった。

(その引き戸を開けて、みんなが台所へ行ったり、二階へ上がったりする。)

、、、、のだけれど、その頃、私と姉といとこたちは皆小学生。

寒い寒い冬の日、私たち子供は、その引き戸を開けても閉めずにそのままにしたり、ちゃんと閉めたつもりでも、残り数センチ隙間を残したり、、、

をくり返していた。

 

そのたびに、                   

「開けたら閉める!!」。

「まったく~・・・誰だい? こんな中途半端に扉を閉める人は~??」

「ピシャ~っと閉めないと 寒いのっ(怒)!!」。

おじいちゃんの勢いのある声が部屋中に響く。

 

なにせ、大家族だったので、ピシャ~っと閉めたとしても、人の出入りが半端なかったので、結局は寒かったろう、という気はするけれど、 おじいちゃんが言っても言っても、みんなもこりずに中途半端に扉を閉めていた記憶が妙に鮮明によみがえる。

当時は、“なんでおじいちゃん、そんなに(そんなことで)怒ってるんだろう??” とも思っていた。

けれど・・・・

 

今なら、わかる!!

よ~く、わかる!!

う~ん、憎い!!

 

せっかくあたたまった部屋なのに、子供たちがドアをスパーーーッと開けっ放しにするので一瞬で廊下側の冷気が入ってきた瞬間。

もとより、言っても言っても(おじいちゃんの口調そのままに、「開けたら閉める!!」)、ちっとも気を付けようともしない子供たちへの腹立たしさ(笑)!!

だからこそ、今になって、ヒョイと、あの時のおじいちゃんの声が生々しくよみがえる。

あれから数十年の年月をかけて。

 

おじいちゃんは、七福神のようなパ~ッと明るい笑顔で笑う。

ユーモアたっぷり面白くて、そして大変せっかちで、、、

大好きだったなあ。

 

たわいない思い出は、昔あったカコの点にすぎないと思っていたけれど、 実は、いつまでも錆びずに古くならない。

それどころか、むしろ昔よりも彩りをもったりするからフシギだ。。。

 

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宅急便

いつもと同じ手間をかけながらも、そうちゃん(長男・18歳・知的障害アリ)の口に届かない“あ~~あ。“の気持ち、なんとかならないものか・・・。

そこで思いついた!

 

そんなこんなのおかずをちょっと多めに作って冷凍。

単身赴任のパパに送ろう、というもの。

これぞ一石二鳥。

いいかも。

(パパもまた、“あ~~あ。”の気持ちの一人です。)

 

パパが単身赴任になって(悲しいかな、料理という料理は、一切できません。)、こちらからの援助物資(特に食料)に何を(定期的に)送ろうか、、、と、ちょうど考えていたところ。

だから、冷凍できそうなおかずを頭の隅にヒョイとおいといて、、、

それをちょっと多めに作っては、フリーザーバックに入れ冷凍。

クール宅急便で送ることにしよう。

わざわざ(パパに)送るためだけに作るのは、(間違いなく)面倒くさくなってしまうので、そこは、冷凍できるおかずの日に、ちょっとずつ。

ちょっとずつ冷凍していって、それがまとまったら送る、ということにしよう。

 

炊き込みご飯やひじきの煮物。

チキンライスやきんぴらごぼう。

きざみ葱。

ミートソースやハンバーグや牛丼(の具)。

ほうれん草やブロッコリーをゆでて小分けにしたり、煮魚あたりも美味しく食べられるらしい。。。

 

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「あ~~あ。」の気持ち

ハンバーグのたねをペッタンペッタン丸めて、フライパンへ。

ジューッという音とともに、お肉のあまい匂いが立ち上った瞬間。

 

片栗粉をつけて、油にジュっ!ジュっ!

から揚げになるために、鶏肉たちが、さあ、いざ、油の中へもぐっていくぞという瞬間。

 

マグロやアジやサバのお刺身をお皿にきれいに並べ終え、ちょんとワサビを添えた瞬間。

 

もずくを袋からだして洗い、ボールに入れ、その中にお酢とお醤油をザザッと入れた瞬間。

 

ツルンツルンとすべりそうになりながらも、しっかと左手でおきゅうとを押さえ、トントントントンと細く切る瞬間。

 

トロ~り煮込んだ、お肉とジャガイモと玉ねぎとにんじんたっぷりのビーフシチューを小皿につぎ、さあどれどれ、と味見した瞬間。

 

じゃがいもとハムときゅうりに、マヨネーズをキューっと勢いよくいれ、さあ、ポテトサラダのできあがり~、と思った瞬間。

 

”あ~~あ。

これ、そうちゃん(長男・18歳・知的障害アリ)、好きなのに~・・・。”。

 

そうちゃんの口まで届かないことに、こりもせず毎回、“あ~~あ”と思う。

今まで通り。

お料理を作る手間はちっともかわらないところがまた、余計に“あ~~あ。”を強調する。

食べ物と人のつながりは、スゴイ。

あらためて実感。。。

 

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