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そうちゃん・17歳になる

そうちゃん(長男・知的障害アリ)、今日が17歳のお誕生日。

今日、“お誕生おめでとう“の電話がおばあちゃんからあったら、そうちゃん、しきりに、

「うん!

 ママがね~、ママがね~、ママがね~、

 も~、じゅーぶん、って!!」

と、何度も何度も言っていた。

とろけそうな笑顔で。。。

 

17歳になっても、単語すら十分にはうまく伝えられないそうちゃんが、

“ママが、もう十分、って言っている。”

という意味合いのことをなぜかいつもいつも口にする。

私は、そうちゃんに、そんなにいつも“十分!!”と言っている憶えはないのだけれど、

そうちゃんがそう言うのだから、たぶん、、、、

よく言っているのかもしれないけれど。。。

 

あんまりそうちゃんが電話を持ってうれしそうに(おばあちゃんに)言うので、それを横で見ていると、私までうれしくなる。

そして、なんで、この、そうちゃんという人は、生まれつきたくさんは与えられなかったのに、

今も、毎日生きていくには、不便や混乱がたくさんあるはずなのに、

こんなにやわらかで豊かにいつも笑っていられるのだろう、、、

と、尊敬の念がモクモクと湧いてきます。

本当に、そうちゃんはそうちゃんとして、これ以上ないくらいもう十分。

十分満たしてくれているなあ、と、あらためて思います。

 

昔、お釈迦様には、一説によると、8万4千人もの弟子がいたそうです。

その中でも最高位の弟子16人を“十六羅漢”とよんでいたそう。

その十六羅漢の中に、今でいう知的障害のある人物がいたそうです。

(周利槃特(シュリ・ハンドク)さん)

 

障害ゆえに、なかなか覚える、ということができず悩むシュリさんに、お釈迦様は言います。

「お前は掃除ができたよな。

 掃除をしながら、この言葉だけを念ずればよい。

 『塵を払い、垢(あか)を除かん』」。

そう言って、ちりを払い垢を取り除くホウキをお釈迦様からわたされたシュリさん。

ひたすらに掃除をしながら、数十年もの間この言葉を唱えていたそうです。

すると・・・ 。

 

そうだったのか。

塵を払い、垢(あか)を除かんというのは、自分の心の中に存在する塵と垢・・・

 つまり、頭が良くなることが救いではなく、物覚えの悪い事に対する執着心(塵・垢)を取り除く事こそが大切だったのか、

、、、と、ついに気づきます。

そこでお釈迦様の言葉。

「悟りを開くというのは、数多くの物事を覚える事では決してない。

 わずかな事であっても、徹底して行う事が大切なんだ。

 掃除をしている彼を見てご覧なさい。

 その一生懸命さに思わず手を合わせたくなるだろう。

 お経は読めないかもしれないが、法を説くことはできるんだ」 。

シュリさんは、無言の説法ができる人、として、十六羅漢になったとされています。。

 

私にとって、そうちゃんは、まさにシュリさん、そのものです。

本当にいつもありがとうね。

そして、これからもよろしくね。

そうちゃん!!

 

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