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カッコイイ人

まだまだパパのぎっくり腰が治らないため、毎朝、パパを会社まで車で送っている私。

交通量の多い都心へ向かう道すがら、赤信号でとまるたび、私、人間ウォッチング。

うん、どれどれ。

こんなに大勢、、、

みんな、何して働いているんだろう??

 

いろんな人が、歩き慣れた道を左に右に曲がり、歩いていく。

そして、突然、スーッと、ビルに吸い込まれるようにして消えていく。

それにしても、、、、。

みんな一様に、大変そうだ。

 

特に雨の日。

月曜日。

都心へ向かう大人は、休み明けの疲れを引きずったまま、ちょっとけだるそう。

今日の仕事の段取りを歩きながらしているのか、眉間にシワをよせて歩いている人も。

そんな中、その人は、背筋をシャンと伸ばし、横断歩道を歩いていた。

長い白い杖を右手にもって。

 

その白い杖をツンツン、ツンツン、と、リズミカルに左右に動かしながら、信号待ちしている私の目の前の横断歩道を堂々と渡っていく。

渡りきったところで、また、黄色い点字ブロックをツンツン、ツンツン。

確認しながら、また、信号待ち。

そして、信号が青に変わったとたん、少しもひるむことなく、誰よりも真っ先に、軽い足取りで横断歩道を渡っていった。

その姿に、迷いはない。

 

朝のラッシュ。

車が激しく行きかう中、この男性は目が不自由で何もみえず、誰の力も借りずに杖一本。

怖くないのかな??

思わず車の中から私の方が気になって身をのりだしたけれど、その男性はサッサッサッ、と大股に次々と隣の人を抜きながら軽快に歩く。

その男性は、たくさんの人が横断歩道を渡る中、なぜだか、ポッと、ひときわ存在感を放っていた。

それは、白い杖をもっていたから、ではなく、あまりに迷いというものがなかったから。

さっぱりと晴れ晴れした顔をして歩いていたから。

白い杖をたよりに、使える限りの感覚(車や人や風の気配、白い杖の先から手のひらに伝わってくることなど)を研ぎ澄まして最大限、自分に取り入れていることが瞬時に伝わってきたから。

そして、目がみえないことは、ちっとも大変なことなんかじゃない、ってことが、ふわりと私に伝わってきたから。

 

スーツをきこなし、背筋を伸ばし、だれよりも颯爽と歩いていたこの白い杖の男性。

私が毎回ウォッチンしているなかで、ダントツ、一番かっこよかった人。。。

 

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