« 環境 | トップページ | 特別なセンサー »

そうちゃんの感覚

そうちゃん(長男・16歳・知的障害アリ)は、新しい体験やいつもと違うリズム・スケジュール(いつもとはちがうことを今日する事)がとても苦手。

変化に弱く、新しいことには興味から、ではなく、いつも不安から感じるタイプ。

、、、、と、そういえば、そうちゃんは赤ちゃんの時からずっとそうだった。。。

 

生まれてすぐの赤ちゃんでさえ、手をグーにしたりパーにしたり、とても忙しく手をひらひらと動かすもの。

でも、そうちゃんは、手を(相当長い間。生後4~5か月くらいまではゆうに。)グーにしたままだった。

寝ていても起きていても、手はずーっとギュッと力を込めてにぎったまま。

お風呂の時間、にぎっている手を無理やり開いて洗ったけれど、相当な力がはいってたっけ。

 

そして、そうちゃんは、長~い間(10年くらい?)、私が手をにぎったりつなごうとすると、ものすごくイヤな気持ち(感覚)がするのか、即座に手をパッと引っ込めていた。

(今は、だいぶ、その感覚は鈍くなったもよう。)

そして、なんといっても、すごかったのは、モロー反射!!

 

生まれてからしばらく、赤ちゃんは、大きな音がしたり、お布団を突然とられたりした時など、両腕をサッとあげて“ビックリした~!!”というような表情をするモロー反射というものがある。

あるにはあるけれども、フツウは、その反射、気が付いたら消えている、という程度のもの。

けれど、そうちゃんは、そのモロー反射がものすごく激しくて、そして、その期間も恐ろしく長かった記憶がある。

これもまた、生後4~5か月になっても、ずーっと続いていたような気がする。

消えていくどころか、むしろ、次第に激しくなっていったような、、、??

とにかく日常の些細な音(たとえば、ドアをパタンと閉めたり、ドライヤーをつけたり、お菓子の袋を開けたり、パパが廊下を歩いたり。)に頻繁に、いちいち反応(モロー反射)するので、そうちゃん自身、いつもビックリしていて、ちっとも熟睡できていない感じだった。

 

ある日、雷がピカピカ。

ゴロゴロゴロ~っと、それはそれは激しくなる日があった。

そうちゃん、その音にも丁寧に一回ずつモロー反射で反応していた。

それが、とにかく雷がなっている間ずーーーっとなので、そばでみていると、

“そうちゃんは、やっぱりどこかが、、、、おかしい。”

と、疑いが次第に確信のようなものに変わり、真っ黒い雲、稲光、バリバリバリバリ!ドーーン!!という映像効果も重なり、心臓がしだいにバクバクバク・・・。

震え上がった。

雷なんかよりも何百倍もそうちゃんのことが気になって怖かった。

(こりゃー ただごとじゃないっ!

これはもしや、単なるモロー反射ではなくって、てんかんじゃないか?

と思い、大学病院で検査してもらうも、とくに異常なし。

じゃあ、、、なんで???

と、なぞは深まるばかりだった。)

 

もうずっと昔のあの頃の

“どうして?”。

そして

“いったい これはなーに?”

というナゾの一つ一つは、その時は、それぞれの“点”だったのだけれど、今ふりかえれば、その点をなぞっていくと“線”になり、今のそうちゃんにピタリとたどり着く。

今も、新しいことや日常とちがうことに不安を毎回新鮮に感じるそうちゃんをみていると、

“どうして(慣れないの)?”

の思いはいっぱいあるけれど、あの赤ちゃんの頃を思い出すと“うん、うん。”と妙に納得。

赤ちゃんの時から、何事にも(ほんの些細な一つ一つに)不安を感じるセンサーがものすごく強く敏感だったもんなあ、と思う。

 

そういう意味では、そうちゃん、いつもいつも力をいれて、ふんばって、がんばってきたイメージがある。

だから、そうちゃんには、これができるようになったら、とか、こうしてほしい、とか、そういう希望は、あんまりない。

そんな希望は、ほとんどない。

その代わりに、ただ、そうちゃんには、リラックスして楽しんでほしい!

“Take it easy.”

この一言を捧げたい気持ちで いつもいっぱいです。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の“人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援、ありがとうございます!!


人気ブログランキングへ

|

« 環境 | トップページ | 特別なセンサー »

そうちゃん」カテゴリの記事