« ”そうちゃんの運動会”より~その1 | トップページ | そうちゃんの運動会より~その3<完> »

”そうちゃんの運動会”より~その2

前回ブログのつづき

 

そうちゃんたちの“かけっこ”を見ていると、次第にこっち(観客席)にいる私の方が不思議な気持ちになってくる。

ええっと、、、、

そもそも、なんで、スタートの合図があったら、みんなそろって一斉に駆け出さなくっちゃいけないんだっけ?

なんで、かけっこといえば、“一番を目指して走る”、ってことに、昔から決まっているんだっけ?

 

私の不思議はそこから始まり、目は、子供たち一人一人にくぎ付けになる。

風が吹かれて髪がボサボサになってもボッサボサのまま、それを整えようともしない、飾らない子供、

学校の体操服は、規定のものが決まっているけれど、なぜかそれは気に入らないらしく、自分でえらんだ好きな服を体操服として着ている子供、

そうちゃんのように、何歳になっても、「はい、そうちゃん、どうぞ。」と渡されたものを(靴下だったり靴だったり、身に着けるすべてのものを)「はい、ありがとう。」と、ただそれだけ言って、文句ひとつ言わず、身に着けてくれる子供。

 

そして、ただ、走るのが好き。

だから、今日も走っている子供。

 

走るのは好きじゃない。

だから、今日も走らない。

 

ダンスが大好き!!

だから、も~気分は最~高~!!

絶好調!!

この世で、これ以上楽しいことはない!!、といわんばかりに、ピョンピョン飛びはねながら、自分のオリジナルダンスをノリノリで踊る。

 

ダンスには、からっきし興味なし。

だから、踊らない。

 

”イヤなことは、イヤだから。 ”

と、如実にイヤ~な顔をしてみせて、体を固め、イヤだイヤだと首をふり、、、

体中で“どれだけイヤか“を表現してみせ、拒否。

それでもダメなら、座り込み、駄々をこね、てこでも動かない。

何が何でも動かない。

断固、我を貫くのみ!

 

そんな、素のままの子供たちをみていたら、 なんだか、知らず知らずのうちに、私たちは、なんと いろんなものにしばられ、つまらないことにとらわれ、ガマンを強いられてきたことか、と、ふと思う。

そして、そこまでくると、今度は、ここにいる子供たちがうらやましくさえなってくる。

 

“イヤなことはイヤだ!!” 、、、と、これほどまでに素直に表し、押し通せたなら、どんなに爽快なことか!!

子供たちをみていると、知らず知らずのうちにこれまでに積み重なっていった既成概念やしがらみが、私の中で一つ一つ、やわらかくほどけてくる。

(よくよく考えてみると、絶対に正しい、といいきれることなんて、何もないことにも、はたと気づかされる。)

そして、ついには、自由でのびのびとした気持ちにつつまれてくる。

 

うれしい!!

楽しい!!

悲しい!!

不快だ!!

怒る!!

 

運動会をみていると、子供たちは、それぞれに、単に運動会のお決まりメニュー(いろんな種目)を披露しているのではなく、

子供たちのもつ感情というものがどれほどのものなのか、どれほどのエネルギーをもつものなのか、ということを、私たちに向かって披露してくれている気がする。

 

自分に正直に、

うれしいときは、うれしい。

悲しいときは、悲しい。

いつの時も、大空に向け、手をいっぱいに広げ、そう素直に言えたなら、

それはどんなに気持ちよく、そして素晴らしいことだろう、と胸をつかれる。

そして、人間には、こんなにもゆたかな感情があるものなのか、と驚く。。。

次回につづく

 

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の“人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援、ありがとうございます!!


人気ブログランキングへ

|

« ”そうちゃんの運動会”より~その1 | トップページ | そうちゃんの運動会より~その3<完> »

そうちゃん」カテゴリの記事