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カッコイイ人

長女(9歳)がそうちゃん(長男・16歳・知的障害アリ)の学校の先生のことを“カッコイイ”と表現したけれど、私も時おり、ものすごくそう思う。

 

たとえば、朝の登校風景。

そうちゃんの学校は、小学部・中学部までは、スクールバスでの通学。

(高等部は、公共機関を使っての登校。)。

その登校風景は、すさまじい。

 

スクールバスは、学校玄関前のロータリーにつけられるため、先生たちは、スクールバスが到着する前から学校の玄関の前にダダダダダーっ、と、玄関を取り囲むようにして並び、スタンバイ。

子供たちを出迎える。

、、、、のだけれど。。。

 

障害ゆえの“生きにくさ”をもった子供たちが、これから一斉に降りてくるのだ。

スクールバスをすべるように降りてきて、ニコニコと嬉しそうな顔をして玄関にいる先生に「おはよ~。」。

自分で上靴にちゃんと履き替えて、落ち着いて教室へと上がっていく子供たちも、いるにはいるけれど、、、。

 

スクールバスをおりたと思ったら、クルリと方向変換。

なぜか学校の玄関とは反対側の道路にむかって猛ダッシュ!

おっと危ない!!

先生も、その子に続いて(危険なので、負けるわけにはいかないので)ものすごい勢いで、猛ダッシュ!!

 

また、気分がのらないのか、スクールバスの座席に座ったっきり、先生が降りるよううながしても、頑として立ち上がらない子供。

 

今日はマックス、機嫌が悪く、大暴れ。

大声をあげて体中で怒りや不快を表現する子供。

 

“今はさあ~、ただ ここに じーーーっと座っていたいのさ~。“と背中に文字がうかびそうな雰囲気をかもしだし、亀のように背を丸め、地べたにペタンと座り込んでいる子供。

 

そんなこんな、いろんな個性をもった子供を、朝の9時前から受け止めることは、どれほどのことなのか!!、と思う。

個性をこえて、私には、子供たちが、

いつだって自由に動いていたいマグロ、

暗くジメッとした場所を好むヘビ、

ひとり言が大好きなオーム、

自分の世界が確立していて、やすやすと自分の世界には入れさせないゾ、という風のライオン、

に見えたりする。

個性、という言葉では足りないくらいの“自分の色”というものをしっかりともっていて、それをしっかりと主張する子供たちなのだ。

 

けれど、先生たちは、

“これは いつものことだから~。”

と、特段気負うことなく、両手をひろげ、子供に寄り添い、受けとめる。

気長に見守る。

そして、躊躇することなく一歩、前に足を進めて子供たちとかかわっていく様は、

“カッコイイ”という言葉しかない。

 

そういえば、昨年、サーカスをみにいったとき、“カッコイイ“と思ったのは、”ライオンの調教師“だったっけ。

犬の芸もクマの芸も猫の芸も楽しかったし、それを調教する人って、すごいなあ、と思ったけれど、やっぱり中でも、ライオンの調教師は、ぬけていた。

 

指示どおりに、ライオンに輪っかをくぐらせたり、お手をさせたりすることが、どれだけ大変なことか、、、、。

ライオンは、芸をしながらも、スキをみては、調教師に飛びかかろうとしていた。

それをその都度、調教師は、鞭で脅しながらやりすごし、でも、結果的にライオンに芸をするよう導いていく。。。

 

正直、ライオンは、やっぱりサーカスには適さない、というのが私の結論。

芸をみながら終始、こんなことをさせられているライオンが気の毒でかわいそうでならなかった。

やっぱりライオンは、オリの中やサーカスで収まる動物じゃない。

大地の草原の中、悠々と力いっぱい生きるべく動物!!

芸をみる私は、なんだか時間とともに、だんだんと首がうなだれ、いたたまれない気持ちになった。

 

、、、けれども、その“ライオンの調教師“だけをみると、

どうして、ライオンの担当を選んだのか、こんなに大変なのに、、、、。

犬や猫やクマの担当の方がどれだけ楽か、、、、。

 

けれども、命をはって難しいことをあえて選んでやっている、ということに対しては、“カッコイイ”。

ただその言葉以外みつからなかった。

そして、それは、どこか、そうちゃんの学校の先生の“カッコイイ”にも、少し似ていたりする。。。

 

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