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バリカン・デビュー<~その1>

ここのところ、毎日、雨、雨、雨。

この梅雨空のうっとうしい中、なぜか急に思い立った。

「バリカンを買って、そうちゃん(長男・16歳・知的障害アリ)の髪を 

切ってみたーーい!!」。

 

早速、ネットで拝見。

今は、バリカンにもいろんな種類があって、なんだか、、、意外と簡単そう。

見ているうちに本当にほしくなり、即・購入。

で、先日、そのバリカンが私の手元に届き、とうとう、そうちゃん、バリカン・デビュー。。。

 

念願かなって初めて理髪店で髪を切ることができたのは、そうちゃん、10歳の時。

(それまでは、そうちゃん、理髪店で髪を切ることを頑なに拒んでいたため、私が切っていました。

その時の話は、過去のブログ・こちらです。

「そうちゃん・理髪店へ行く<前編>」

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2de1.html

「そうちゃん・理髪店へ行く<後編>」

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_1336.html

 

あれから6年。。。

今では、そうちゃん、理髪店で髪を切ることを嫌がらないどころか、しっかりシャンプーまでしてもらえるようになった。

なんという進歩!!

 

昔のように、“理髪店では切れないから、私が(仕方なく)切る”、というのではなく、

“理髪店に切りに行こうと思えば行けるんだけれど、家で切ろうと思えば、私が切ることもできる”という自由。

こういう形の自由(選択肢)が与えられることは、とっても心地よい。

そうちゃんの場合、こういう形の自由を手に入れるまで、考えられないほどの時間と労力をともなうため、自由を満喫できる喜びもひとしお。

 

ところが、人間という生き物は、実に不思議な生き物。

その自由も、ずっと続くと、、、、ちょっと飽きてくる。

贅沢なことに、毎回、予約して時間をとって理髪店に行くのも、ちょっと面倒くさいなあ、、、とか思ったりすることもある。

そして、ふと、モサモサとそうちゃんの伸びている髪をみていたら、

“せっかくだから、たまには私が切ってみようか、、、。

 この髪型(そうちゃんの髪型)なら、私にも切れそう。

 うわっ 切ってみた~~い!!“

という気持ちが、モクモクわいてきた。

そして、もしかしたら、ちょっと前、テレビでみた、あのあたたかい残像が、私の頭の隅のどこかに残っていたからかもしれない。。。

 

その映像は、お母さん(もう、おばあちゃん。)が知的障害のある息子さんの髪の毛を(やはりバリカンで)刈るシーン。

その知的障害のある息子さんは、震災前は、家族とみんなで一緒に暮らしていたのだけれど、震災後は、家の環境が整わず、どうしてもその息子さんを施設に預けなければならなくなったらしい。

で、その施設から、久々にお家に帰って来た息子さん。

洗面所で、お母さんからバリカンでブイ~ンブイ~ンと、髪を切ってもらっていた。

息子さんは、丸い円盤型のエプロンをつけ(髪をキャッチする)、お母さんは、手慣れた手つきで、息子さんの髪をベチャベチャとおしゃべりしながら切っていく。

お母さんは、

「この子の髪は、私がこうやって、この子が小さい時から

ずーーーっと切ってるんです。」。

 

そのシーンが、とってもあたたかくて、ほほえましくて、平和で、、、、

なんだかうらやましくなるような光景だったのだ。

それは、まるで、母猿がかわいい子猿の毛づくろいをしてあげているようだった。

きっと、そのぬくもりが私の頭のどこかに焼きついていて、

“私も そうちゃんの髪を切ってみたい!!“

という気持ちになったのかもしれない。。。

次回につづく

 

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