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バリカン・デビュー<~その3>

前回ブログのつづき

 

そして、次の日。

いよいよバリカン・デビューの日を迎えた。

 

そうちゃんが学校から帰っきた。

私は、早速、お風呂場にバリカンセットと円形エプロン(切った髪をキャッチさせるためのもの)を持って行き、準備万端。

そして、

「そうちゃん そうちゃ~ん!」

と言って、お風呂場から手招きした。

さっ、いざ!!

 

そうちゃん、最初こそ

「かみ~(髪) かみ~!!」

と言ってニッコニコ。

切る気満々だったものの、慣れない円形エプロンを着用した途端、一気に顔色が曇る。

う~ん、やっぱり、ここからは、時間との勝負だ!!

(いつ、“もういやだ~!“ということになるかわからない。)

 

さっそく、(銀色の円盤のような)円形エプロンをつけたそうちゃんをお風呂のイスに座らせ、そうちゃんが見えるように鏡の前へ。

(ちなみに、そうちゃん、鏡の中の自分が大好きです。

ナルシストもいいところです。)

まずは、“18ミリのアタッチメント”をバリカンの先に付け、説明書通り、毛並に逆らうように、ブイ~ン ブイ~ン。

思ったよりも、簡単!

“はは~ん。

 これは私にもできる。

 面白い!“。

鼻歌を歌いながら軽快に全体を刈り終え、ふっと鏡ごしにそうちゃんを初めて見た瞬間。

「ん、、、、、、。

 なっ、、、、なにこれ??」

私は、凍りついた。

 

“18ミリのアタッチメント”で均一に切ったそうちゃんの頭は、まるで、真っ黒の海苔を一枚、頭にそのままのっけたような、なんともいえない不自然さ。

今までとはちがい、まったく凹凸のない、のっぺりした頭になってしまっていた。

そうちゃんが、一瞬にして、田舎~の昔~の子供になってしまった!!

これは、、、大変なことになってしまった。

あまりのショックに、私は、か細い声で、そうちゃんに、

「そうちゃん、、、、。

 この髪型、、、、どう?」

と、恐る恐る聞くのがやっとだった。

 

すると、そうちゃん、なんと、満面の笑みを浮かべ、鏡に映った自分を満足そうに見ながら、

「いい!」

 「いいね~!」

を連発。

「かわいいね~!!」

とも言ってくれた。

なんて、寛大なそうちゃん。。。

 

さっきまでのスタイリッシュな髪型はどこへやら、、、

まるでこれじゃー、“のり巻き”だ。

こんな風にしてしまった私の罪(?)を、だれがこんなに寛容に許してくれよう・・・(涙)。

(これがもし、長女(8歳)や次男(7歳)だったら、文句ブーブー、間違いなし。)

私は、鏡の前でニコニコ笑っている無邪気なそうちゃんをみていたら、申し訳ない気持ちがフツフツと湧いてきた。

そして、こんなにやさしいそうちゃんのために、

「こりゃ~ なんとかせねば!!」

と、奮起した。

 

そうだ。

そもそも、こののっぺりした頭は、つまりは、同じ長さ(同じアタッチメント)で刈ったから。

これから、サイド、耳まわり、襟足をアタッチメントを変えて、長さにバリエーションを加えて刈っていくのだから、あきらめるのはまだ早い。

ここからきっと私が描いた髪型になるに違いない!!

そう思って、私は、次なる“9ミリのアタッチメント”をバリカンに(力強く)付け替えたのだった。

カチっ!!

(アタッチメントを付け替えた音。)

次回へつづく

 

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