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2012年4月

テンポ

今朝、そうちゃん(長男・16歳・知的障害アリ)が”クインテット”のCDを向こうの部屋できいている時、私、その曲に耳を澄ましながら、ふと、

ん???

 

、、、と、次男(6歳)が言った。

「この曲、初めて聴くね~。」

そして、

「なんか、暗いね~、この曲。

 こんな曲があのCDにはいってたんだ~。

 知らなかった~。」。

 

そうなのだ!

今、私が思ったことと全く同じことを次男も感じていた。

 

、、、、というのも、金曜日にCDがきてからというもの、そうちゃんはCDラジカセの前に座って、ひたすら早送りしながら、ずーーーーっと聴いている。

そうちゃん、自分の好きな曲は、何回も何回もリピートして聴くのだけれど、(早くも次男なんかは全部歌詞を覚えて歌ったりしている)そうちゃん、好みでないのはとばしているようで、この曲は知らなかった。

ただ、今は、どういうわけか、そうちゃん、とばしそこねたのか、暗~い雰囲気の歌が確かに流れている・・・。

 

そうちゃんは、昔から、なぜか、明るい曲が好き。

言葉にはまったく反応のない時期から、音楽だけは聞きわける。

不思議だったのは、毎週末みていたテレビ番組の間にはいるCMの曲。

いつもその番組をみていると、だいたい同じ時間帯に同じCMが流れるのだけれど、そうちゃん、そのCMで流れる曲をきいては、いっつも泣いていた。

(そう、日曜日の夜9時半キッカリ、そうちゃんは、決まっていつも泣いていた!!)

その曲のはじまりを聞いたとたん、そうちゃん、瞬時におびえた顔になり、

“うっ、、、うわ~ん うわ~ん”

と泣き出していたっけ。

それはそれは悲しそうに大粒の涙をぽろぽろ流しながら。。。

 

また、そうちゃんが1歳になったころから通い始めた療育園(障害のある子供が通う幼稚園のようなもの)でも、先生がペープサードをしながら、“お花が笑った~”の曲を歌うたびに、(待ってましたとばかりに)出だしから大泣き。

ものすごい勢いで泣き出して、部屋にとどまってはいられないほどだったっけ。

ここでそうちゃんのセンサーを分析すると。。。

 

“明るい曲が好きで暗い曲がキライ。“

ということは間違いないのだけれど、“長調だと好きで短調だとキライ。“ということにはなっていないところが、面白いなあ、と思うところ。

そうちゃんの好き嫌いのポイント。

それは、どうやら“テンポ”にある模様。

 

そういえば、療育園の先生の歌う“お花が笑った~”の曲も、先生は、なぜか(みんなにわかりやすく歌うつもりだったからか?)

“お~~~~はな~~~が わ~~~らった~~~~~

 お~~~~はな~~~が わ~~~らった~~~~~“

と、ものすご~~~~~くゆーーーーっくり歌っていたのだ、今思えば。

そういう、なんだか、怪談のナレーションのような、ジト~~っとして、ゆ~~~っくりして、抑揚のな~~い曲が、どうも苦手なご様子です。

 

そうやってみると、そうちゃんの好きな人もまた、心地よいテンポでおしゃべりする人が多い気がするなあ。

そうちゃんが”寄席“好きなのも、あの独特のテンポ感がたまらないのかもしれません。。。

(話の内容は、わからないに違いないけれど、テレビの前のそうちゃんは、いつも大うけ。

最初から最後まであごがはずれるくらい笑っております。)

 

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好きなこと

新学期、とくに、先生やお友達が変わり、とりまく環境がガラリと変わるこの時期は、そうちゃん(長男・16歳・知的障害アリ)が苦手な季節。

今年から、高等部。

新しい環境に慣れるまでは、けっこう時間がかかるかな?

と思っていたけれど、そんな私の思いをあっさりと裏切り、そうちゃん、はじまってしまえば絶好調。

とても楽しくご機嫌なスタートをきっております。

 

けれど、昨日は、さすがに1週間がんばったのでお疲れなのか、明らかにイライラ気味。

そんなそうちゃんに、 “あっ、そうそう。“と思い、手渡したのがCD。

(アマゾンで頼んでいたものがタイムリーに昨日届きました。)

そうちゃんが大好きな番組・NHKの“クインテット”のCD。

(ちなみに、今回買ったのは、“クインテット ベストセレクション66“)。

 

手渡した瞬間、さっきまで眉がつりあがり、口がとんがり険し~い顔をしていたそうちゃんの顔に“パッ”と光がさし、、、。

、、、かと思うと、

「しーでぃ~! しーでぃ~!」。

そうちゃん、そう叫びながら足早にCDラジカセのところに直行。

そして、さっそくCDを聴きはじめました。

 

曲をちょっと聴いては、どんどん飛ばしながら、自分の大好きな曲がたくさん入っていることを確認。

お気に入りの曲は、何度も何度も繰り返し聴いているそうちゃん。

、、、と、さっきの不機嫌はどこへやら、、、?

あとは、夜寝るまでずーーっと聴いて、それはそれはうれしそう~でとろけそ~な顔をしていました。

(この2枚組のCD、最高です!

そうちゃんでなくとも、大好きになってしまいますよ~。

ほのぼのしていて楽しい曲ばかりです。)

 

そうちゃんをみていると、“好きなことって 大切だな~。。。“と、つくづく思います。

そうちゃんは特に、自分の気持ちを言葉にして頭に整理できないので、いつも、いろんな悶々とした思いが頭を渦巻いていることが多いと思うのですが、そんな中、大好きな音楽を聴くと、それが一瞬にして、まるで魔法のように気持ちがストン。

落ち着いていきます。

心地よい空間で自分の羽をやすませ、リラックスできるって、なんて素敵。

すごいことだなあ、と思います。

 

そして、そうちゃんをみていると、“気持ちって、気分なんだあ。。。”と思います。

イライラする時も、

ワクワクする時も、

つまらない時も、

ドキドキする時も、

まあ、多少の理由(原因)はあったにせよ、実は、なんとなくの気分に左右されているものなんだなあ、と思います。

(そういう意味では、理由なんて、あんまり関係ないのかもしれません。)

 

だから、やっぱり、自分が好きだ!と思えることをもって、 それをしている間、見ている間、感じている間は、心穏やかでフラットな気持ちになれる、

さっきまでの複雑な気持ちをあっさりリセットできる何かを持てることは、本当に大切だなあ、と思います。

 

今日もまた、横で、聴いてます、聴いてます。

ちなみに、そうちゃん、この曲が一番好きで、首を上下にふって、ノリノリです。

まるでパンクみたいです<笑>

”ウイリアム・テル序曲“

こちらです。

http://www.youtube.com/watch?v=e1l59fXt8fQ

 

幸せそ~な顔をした人のそばにいられることは、本当に幸せなことです。。。

 

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そうちゃん・16歳になる

先週の土曜日、そうちゃん(長男・知的障害アリ)、16歳になった。

高校1年生。

この春、そうちゃんが変わったことと言えば・・・・

なんといっても、制服デビュー。。。

 

中学部も制服はあったのだけれど、3年の間に制服を着たのは、数えるほど。

5~6回くらい着たのかなあ。

そうちゃん、昔から洋服の袖をかむ癖があり、それがどうしてだか、ぜんぜんなおらない。

(なので、そうちゃんの洋服は、いつも袖がボ~ロボロ。)

着心地もよいとはいえない制服だったので、そうちゃんは、これまで、いつもスエット姿で登校。

一日中、力の抜けた着心地のよい服をきているので、そんなそうちゃんがうらやましかったりもするのだけれど、 高等部は、学校生活最後でもあるし、試しに、制服にトライ!

(高等部の制服は、上が紺のブレザーに、下はチェックのズボン。)

すると、、、、!!

 

あらあら不思議!!

ぜーんぜん袖をかまないではありませんか!!

毎朝、思いがけずドレスアップしてでかけることになったそうちゃん、さすがに、

“この洋服の袖は、かんだらマズイ。”

と察している様子。

ブレザーの袖をまだ一度もかむことなく、ネクタイまでしちゃって、まるで別人です。

う~ん、なんてうれしい誤算!!

 

こんな風に、今までそうちゃんにはできない、と思っていたことも実はできたり、これからできるようになっていくことも増えていくかもしれないな、 、、、、

と、なんだかいろいろと期待できそう(?)な予感を感じさせてくれる、今日この頃です。

 

そうちゃん、16歳。

笑顔はじける16歳です。。。

 

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まっすぐな人たち

この間、東京に遊びに行ったとき、姉の次女・さくちゃん(6歳)が言った。

「ねえねえ。

 そうちゃん(長男・15歳・知的障害アリ)の病気はさあ、いつ治るの?」。

 

つまり、うちのそうちゃんの障害(おしゃべりできないとか、誰かに手伝ってもらわないと日常のいろいろができないとか。)は、いったいいつになったら治るのか、という質問。

なーんか、、、、

なんて希望にあふれたいい質問!!、と思った(笑)。

きっと、さくちゃんにとっては、自分は、着々とできることも増え、確実にお姉ちゃんになってきているのに、そうちゃんときたら、“ピターーーーっ“と時が止まってしまったかのように、特段、できることもしゃべることも増えるでもなく、なーんかのらりくらりとしているので、不思議で仕方がないのかも。

 

さくちゃん的に考えると、“しゃららら~ん”と魔法の棒をふったとたんに、ある日突然あら不思議!

そうちゃんが、、、

そうちゃんが突然、

「、、、、ん???

いったい、ボク、今までどうしちゃってたんだろう・・????」

とか言って頭をポリポリかきながら、シャンシャンとなんでもできる普通の子供になってしまいそうだ。

そして、そんなそうちゃんの姿がなぜか具体的な映像としてちゃーんと想像できてしまう。

 

そんなさくちゃんも、次男(6歳)と同様、“中間反抗期”とよばれる時期にいる模様。

どこかとんがっていて、なにかにとらわれていて、一人で怒ったりイライラしたりしている時期。

ただ、そんな二人をみていると、なんだか、もしかすると、二人は今、長い人生の中で、いちばん正しい、そしてもっともピュアな地点にスックと立っている気がしてならない。

なにより、まっすぐであることに間違いない。

先入観とか偏見とか、そういうものに少しも左右されることなく、だれの意見にもなびかず、今、目の前に見えることを自分の目でまっすぐに見る力、 そして、目にはみえないけれども、確かにここに存在する空気、みたいなものをまっすぐに受け止める力がある。

ものすごく敏感に、繊細にいろんなことを感じているなあ、と思う。

 

あともう少したったら、本当はそう思っているけれど、ちょっと遠慮して言えなかったり、ちょっと恥ずかしくなっちゃったりする時期にはいってくるので、みていて、今が一番ストレートでおもしろいな、と思う。

まあ、そのぶん、爆弾発言は多いけれど・・・(笑)

 

二人の頭には、つねに、

“なぜ???”

 “どうして???”

が詰まっている。

そして、だれが決めたのか知らないけれど、ちょうどこの時期に、小学校入学。

学ぶ力もりもりだから、なんてタイムリー!!

本当のこと、本当のところを誰よりも一番深く、たくさん知りたい時期なんだろうと思う。

こんな二人をみていると、なんだかこっちまでワクワクしてくる。。。

 

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爆弾発言

最近、次男(6歳)の爆弾発言が絶えない。。。

 

この間、バス停へ向かって歩いている時、次男、突然に言った。

「ねえ、ママ~、おもしろいよね~!

 みて みて~!

 あの方の頭!!」。

 

、、、、、。

その、、、“あの方”の頭は、、、

ところどころに髪があり、ところどころに髪がない、おじさまの頭。

4~5メートルと離れていないところの至近距離から次男が指をさしながら言ったこともあり、私は一瞬、体に電気がビビビと走り、、、凍りついた。

 

もちろん、即座に、次男には、指さしして言うんじゃない、ということを注意したものの、次男にはその髪型があまりにも強烈に映ったらしく、バスに乗ってもなお、

「どうしておじさんは、あの髪型をえらんだのかね?

 なんでかね?」

と次男の疑問が消えることはなかった。

いや、、、

あの髪型を自ら選んだわけでは決してないと思うのだけれど。。。

 

また、外食に行ったら行ったで(今回初めて行くお店だった)、オーダーを終え、お茶をすすっている中(お店が静まりかえっている中)、カウンターの中にいるご主人どころか、ほかのお客さんみんなにも聞こえるほどの大きな声で、けげんな顔をしながら、

「、、、、でさー、ママ。

 ここのお店ってさあ、本当においしいのかね~???」。

 

 

私はとっさに、

「お、、、おいしいにきまってるじゃないの、、、。」。

すると、次男、 さらに大きな声で、

「えっ?! ママ、ここのお店、初めてじゃないの?

 一回も食べに来たことないんだよね~?

 なのにさあ、なんでママ、“おいしい”ってわかんのよ?!

 そんなの、食べてみなくちゃ わかんないでしょ~?」

 

その後も、

「このお店、お客さん、少ないね~。」

とか、

「わっ、ふしぎだな~。

 なんかさあ、なぜか、お店の方、みーーんな全員太ってるよね~?」

とか、妙に大人ぶった口調で、しかも、大~きな声で言うので、私、タジタジ。

生きた心地がしなかった。

 

そして、次男、なーんか、最近、生意気に言い返して来たり、意固地に主張してきたりすること、とても多し。

それもそのはず、6~7歳のこの時期は、中間反抗期とよばれているそうで、扱いにくいお年頃らしいです。。。

 

この間は、次男に注意したら、ふっと大人びた顔になり、

「ママには関係ないでしょ~?!

 あのねえ~、人は一人一人ちがっていいんだよ!」

そして、極めつけは、

「ボクの人生なんだから ボクがきめます!!」。

と、すごまれた。

は~、、、、

いつの間にご立派になっちゃって…(笑)

 

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