« 亀のジョン~その3 | トップページ | 亀のジョン~その5 »

亀のジョン~その4

前回ブログのつづき

                          

”坊ちゃん”にでてくる”清さん”は、こんなだ。。。

                                        

清さんは、坊ちゃんの家ではたらくお手伝いさんなのだけれど、わんぱくでいたずらな坊ちゃんを、とことんかわいがる。

坊ちゃんのお母さんとお父さんは、できのよいお兄さんをひいきして、坊ちゃんをまったく相手にしないのだけれど、坊ちゃんのお母さん が病気で亡くなってからは、なおさらに清さんは、坊ちゃんのことを大事にする。

”お兄さんは、お父さんから気をかけてもらっているから。”、という理由で、清さんは、坊ちゃんにだけ(お兄さんとお父さんの留守を ねらって)、自分のお金からお菓子を買ってくれたり、鉛筆を買ってくれたり、お金まで貸してくれたりする。

             

一方で、お父さんからひいきされている、勉強ばかりするお兄さんに対しては、清さん、

「色ばかり白くって、とても役には立たない。」と、一人できめてしまっていた。

そして、坊ちゃんは、いつも清さんから、

”あなたは、将来、立身出世して立派なものになりますよ。”と、言い聞かされていた。

そして、”もし、そうなったら、(ずっと)私を坊ちゃんのそばにおいてくださいね。”と言われる。

                                    

ある時、坊ちゃんは、清さんに、”自分はどんなものになるだろうか。”と聞いたところ、清さんには、特別考えはなかったようだけれど 、ただこう言う。

「手車(てぐるま)へ乗って、立派な玄関(げんかん)のある家をこしらえるに相違(そうい)ありません。」。

で、いつもそんな風に言われている坊ちゃんは、”清がなるなると言うものだから、そのうちに、やっぱり自分は何かになれるんだろう。 ”と思っている。

                                        

そしてまた、時に、

「あなたはどこがお好き、麹町(こうじまち)ですか麻布(あざぶ)ですか?

お庭へぶらんこをおこしらえ遊ばせ、西洋間は一つでたくさんです。」

なんて、清さんの(坊ちゃん将来出世後の豪邸)話はつづく。

坊ちゃんは、その時、家なんか欲しくも何ともなかったので、”そんなものは欲しくない。”と言うと、今度は清さん、

「あなたは欲がす くなくって、心が奇麗だ。」

と言って、また坊ちゃんのことをほめてくれる。

とにかく、坊ちゃん曰く、”清は何と云っても賞めてくれる。”。

このかわいがり方については、坊ちゃんは、”不審に思うほど”と表現している。

                     

坊ちゃんはその後、教師として四国へ単身で行き、その先で諸々の出来事・事件に遭遇するのだけれど、世間のいろんなことにあきれ、ほとほと疲れた時、坊ちゃんは、ふと空を見上げながら、清さんを思う。

そして、清さんの言葉を思い出しながら、いろいろと思いを馳せる。

清は、なんて立派で上等な人間なのか、と。。。

                            

この夏、”坊ちゃん”をよんで、私は清さんに、なんだか強烈にあこがれてしまった。

なんの見返りを求めることなく、ただただ人を愛する。

おおらかで深~いやさしさが随所ににじみ出ている清さんに。

清さんは、なんて大きい。。。

次回へつづく

               

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援、ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ    

 人気ブログランキングへ                            

|

« 亀のジョン~その3 | トップページ | 亀のジョン~その5 »

日々いろいろ」カテゴリの記事