« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月

チューリップ

ここにきて、ベランダのプランターに植えたチューリップが、ぐんぐん成長しだした。

”一番はじめに咲くのは 何色かな?!”

と、今、みんながチューリップを注目。

(いろんな色を適当に植えたので、何色が咲くかわからない。)

 

チューリップの球根は、いただきもの。

”さっ そろそろ植えよう。”が、”いい加減、植えなくっちゃ。”。

しまいには、”今から植えても ダメだよね?!”と、次第に変化。

 

プランターには他のお花がきれいに咲いていて、そうそう球根を植えるスペースも少ない。

”やめとくか・・・。”

とも思ったけれど、結局、今年に入って、凍えるほど寒い冬の雪のちらつくある日、突然私の気が変わる。

”ダメもとで 植えとこ。”。

 

スコップで冷たい土をほりつつ、”まあねえ、今さらダメだよね・・・?!”と球根に話しかけながら植えたのだった。

(本来球根を植えるのに適した時期は、9月~12月。

とっくに過ぎていた。)

 

しかも、植えたはいいが、いまひとつ土が、、、足りない。

足りないことはわかっているのに、結局、土をたすということを面倒くさがり、チューリップの球根植え作業は、あっさり完了。

が、ある日、次男(5歳)のひと言にギクリ。

「ママ~。

なんでさあ、ベランダのプランターに、玉ねぎがたくさん おちてるの???」。

 

そう。

土をたしてあげることもなくそのままにしたので、球根は、ほぼ地面からむき出し状態になっていたのだ。

なんとズボラな私。。。

 

こんな状態だったので、チューリップの花をみることは、ないだろーなあ、と半ばあきらめていた。

ところが!!

 

ふと、ある日、球根からぴょこんと芽が飛び出した。

、、、飛び出したかと思うと、そこからは、見るたびにぐんぐんと背が伸びだしたチューリップ。

今日葉っぱの奥をのぞくと、小さい細いつぼみを発見!

ありがとう!!

とにかく、ありがとう!!

と、チューリップのたくましさに、ただただ感謝。

こんな環境で、よくぞちゃんと育ってくれたと、本当にうれしい(涙)。

 

チューリップの花咲く日が、楽しみです。

何色かなあ。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ      

 人気ブログランキングへ                              

|

そうちゃんの通知表

そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)が学校から通知表をもらってきた。。。

 

そうちゃんの通知表は、ある意味、特殊。

(まあ、普通の中学生の通知表がどんな風なのか、よくしらないけれど・・・。)

 

そうちゃんの通知表は、クラスの子供たちと比べて、”3とか2とか1”とか、数字で評価されるのではない。

あくまで、そうちゃんの中身(成長)そのものが評価されたもの。

なので、誰かと比べられることはまったくなく、そうちゃんなりに、以前と比べてできるこようになったことや、一歩前進したことばかり が通知表に記される。

だから、やれ、”前の学期より評価が上がった!!”だの”下がった!!”だのと言って、ドキドキしたりガックリしたり、キリキリする ことのない、

まったくたおやかで平和で、心穏やかでうっとりするような(?)通知表。

 

コーヒーでもいれて、とびきり美味しいクッキーでもゆっくり食べながら、うっとりした気分で通知表を眺められる。 

(もし、私が子供の頃、こんな通知表をもらっていたら、うれしくてうれしくて笑いがとまらなかったに違いない。

よしこ(母)からも、あーだらこーだらとグチられることもなかっただろう。)

そして、”ひょっとしたら、うちの子って、、、?!” と、一瞬、とんだ優等生の子供をもつ母になった気分さえ味わえちゃうのだから驚いた!!

本当に不思議な通知表。。。

 

そうちゃんの通知表には、こんな言葉があふれている。

”楽しみながら参加できました。”

”○○することができるようになりました。”

”関心が広がっています。”

”集中できるようになりました。”

 

などなど、とにかく、これでもかという程よいことばかりが書いてある。

ちなみに、今学期の総合所見は、

”どの学習にも意欲的に取りくみ、積極的に参加しています。

(そうちゃんの)元気な声が聞えると、ムードが一気に明るくなり、笑顔の耐えない教室にしてくれました。

3年生になっても、この調子で楽しく様々な学習を体験して、たくさんのお友達を笑顔にしてください。”。

 

加えて、この1年間、無遅刻・無欠席。

あっぱれ、(できすぎ)そうちゃん!!

 

そうちゃん、4月になったら、中学3年生。

本当だったら、いよいよ受験生。

大変な季節を迎えるところ。

(私も、受験生の母ってところ。)

なのに・・・なのに・・・。

私もそうちゃんも、そんな季節とは(おかげさまで)無縁で、受験なんてどこ吹く風。

 

今日、妹(長女・7歳)が漢字のおけいこをしていたところ、

「なっちゃん(長女のこと) すごいね~。

じょうずね~。」

と言って、そうちゃん、長女の頭をいいこいいこしてなでていた。

 

そんなそうちゃんが、、、

私は、やっぱり好きだ。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ  

 

P.S.

ぶたこさん、ダリアスのママさん、コメントをありがとうございました。

なんとなく心落ちつかず、ブログをお休みしていました。

ブログのこと、忘れてしまっていたわけではないのですが、ぶたこさんとダリアスのママさんからコメントいただき、なんだかうれしくて 、、、

久方ぶりの更新です。。。

 

|

あの頃

私と姉は、今考えると、とても小さい頃から留守番をしていた。

私が幼稚園の頃(3歳)には、すでに留守番をしていたし、私が小学校1~2年生の頃からは、母・よしこが(弟の結婚式などの行事を理由 に)一人で東京に帰省することもあった。

その時なんて、1週間近くよしこは不在。。。

 

で、時おり、とても疑問に思うのは、あの頃(よしこが不在だった約1週間の間)、私と姉は、いったい何を食べて生きていたのか?、と いうこと。

あの1週間は、なんか特別。

不思議だらけの空白の1週間。

 

父は、いつも忙しく帰りが遅かった。

確かによしこが帰省した時は、いつもより(少しは)早く帰ってきて、ごはんを私たちに食べさせてくれていた。

、、、が、父は基本的に料理できない人。

なので、できて、ごはんをたいてお味噌汁をつくること。

あと、お魚をグリルで焼くくらい。

でも、何かを炒める、というところまでの技術はもちあわせていなかったような、、、。

 

それに加え、当時、うちに電子レンジがあった記憶もなく、大きな冷凍庫もあったわけでなく(冷蔵庫の上の部分に猫の額ほどの冷凍庫は あった)、遅くまで開いているスーパーも、コンビニなんてもちろんなかった。

外食に行った記憶もなし。

遠い記憶の中で、父が”ぶりの塩焼き”(ちょっと焼きすぎて、カピカピにひからびたぶり。)を焼いてくれて、”じゃがいもと玉ねぎの お味噌汁”(大きな輪切りの玉ねぎだったなあ。)を作ってくれた記憶があるものの、、、、

あとはさっぱり覚えていない。

 

洗濯だって、、、、いつしてたんだろう、父は?

、、、というか、洗濯、していたのだろうか?

 

よしこは、いつも帰省する前、

「ちゃんとカギしめてね。」

とか、

「がんばってお留守番してね。」

とか、

「悪いけど、ママ、行って来ます。」

とか言って申し訳なさそうではあったけれど、なぜかいったん行ってしまえば楽しいばっかだったようで、私たちを心配する代わりに、必 ず滞在日数を延長した。

 

”さあ! あと二日寝たら、やっとママが帰ってくる!!”

と、それだけを楽しみに私が指折り数えていると、リリーン リリリリーン。

必ず、東京にいるよしこから電話がかかってくる。

私は、一瞬、もしやまた、まさか、、、と思う。

すると、予感的中!!

”せっかくだから、あと2~3日(滞在を)のばしていいかしら~??”

という父へのお伺いの電話。

父はあっさりと、いいよ、と言うので、結局は、トータル1週間くらい、いつもよしこは帰ってこないことに。

 

1週間、小さい子供を、ほぼ家事ができず、帰りも遅い父だけにまかせるのは、今考えてもなかなか無茶したもんだ。

(”今は、昔と比べて物騒な時代になってしまった”感が世間にはあるけれど、あの当時だって、事件がなかったわけじゃない。

学校の放課後保育なんていうものもないし、携帯電話もないし、安全面ではむしろ今の方がずっと充実している気が私はするのだけれど。 。。)

でも、よしこは、あっさりと悪びれずに言う。

”だって、だーれも頼る人がいなかったんですもの。

しょうがなかったのよー。”。

 

でも、これ、逆に、だれも頼る人がいない時代(環境)でよかったのかもしれせん。

今だったら、学校の放課後保育はあるは、お金を払えばだれかヘルパーさんに(いくらでも)手伝ってもらえるは、家のまん前にコンビニ はあるは、、、。

よしこは、羽目をはずして、どんなことになったかわかりません。

 

何を食べていたのかはさっぱり思い出せませんが、いつも大嫌いだったピアノの練習をさぼりまくり、

テレビにかじりついて、どんだけ自由に見放題見ていたか、、、。

当時、いつもテレビはよしこから厳しく規制され、時間もちょっとしか見せてもらえなかった私と姉。

(”アタックナンバー1”なんて、大好き~!!

なのに、再放送を見ることを、よしこは決して許さない。

「一回見たものをどうして何回も見るの?

バカバカしい!!」。

 

”いなかっぺ大将”だって、

「なんて下品なの!?」

という、よしこの独断と偏見で、これまたバチッとテレビを消されていた。)

 

なので、よしこ不在の時は、今だ、この時!!、とばかりに自由気まま。

日ごろ見ることができないテレビ番組を姉と一緒に見まくっていたことだけは、よーく覚えています。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ         

人気ブログランキングへ                              

|

いちご

いちごが美味しい季節になった。

ここのとこ連日、いちご・いちご・いちご。

夕食の後は、必ずいちご。。。

 

家族みんないちごが好きだけれど、なんといってもそうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)が一番好き。

今日はいちごがあるよ、と言っただけで、そうちゃん、

「いちご~~~~~~!!

やったあ~~~~~~!!

いちご~~~~~~~~!!」

と、言いながら、うれしくてブルブルブルっと体を震わせる。

いちごがたまらなく好きな人といちごを食べると、なぜかまた、よりいっそういちごが美味しくなる。

 

そうちゃんとパパは、ストレート。

(いちごをそのまま食べたい派。)

私と長女(7歳)と次男(5歳)は、ブレンド。

いちごをつぶして、お砂糖をかけ牛乳をかけ、グルグルグルと混ぜてから食べる。

(毎回、いちごの甘さがちがうため、自分好みに調整。

けっこう私たち、その都度真剣です。。)

 

いちごを食べながら、長女と次男には、時おりこんなことを言う。

”あのね、パパとママが死んでも、なっちゃん(長女のこと)とはっくん(次男のこと)は、そうちゃんのこと、ぜんぜん心配する必要ないから。

なっちゃんとはっくんは、自由にやりたいことやってちょーだい。

どこへでも行ってちょーだい。

でも、これだけは約束して。

そうちゃんのお誕生日(そうちゃんは4月生まれ。)には、そうちゃんが大好きないちごを そうちゃんにたっぷり届けてあげてね。

いちばーん美味しそうな いちごをね。”。

 

P.S.

ちなみに、まーるくってちーさくって三角の、”サクマのいちごみるく”(キャンディー)も、今うちで流行ってます。

なつかしー味!!

サクマ製菓 いちごみるく 115g×10袋                    

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ“というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ          

 人気ブログランキングへ                              

|

”ほ”に てんてん

昨日は、夕食がおわった食卓に ”えーっ”というどよめき。

その後 ”うわーっ すご~い!!”という歓声があがった。。。

 

食後、長女(7歳)が学校の国語のプリントを食卓に並べていた。

、、、と、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)が、長女の国語のプリントをおもむろに自分の方に引き寄せる。

そして、大きな手を振り上げたかと思うと、次の瞬間、国語のプリントの(”ぼくは、○×△◇・・・。”という文章の)”ぼ”の字を指 差した。

そして、言った。

「”ほ”に てんてん(点々)。

くぼせんせいの”ぼ”!!」。

 

(くぼ先生は、そうちゃんの学校の先生。

ちなみに、そうちゃん、こんなにきちんと発音できたわけではありません。

正確には、こんな感じです。。

「”ぶわっ”に てんてん。

うわごーてんてーの”ぶわっ”!!」

 

長女は思わず、私と顔をあわせた後、

「そうちゃん、すごいっ!!

ホントだ~、それ、ぼ”だ~!!

しかも、くぼ先生の”ぼ”だよ~!!

あってる あってる~!!」

と言って、キャっキャ笑っていた。

あっぱれ、

そうちゃん、ものすごい成長!!

 

そうちゃんをみていると、”できる・できない” ”好き・嫌い” ”得意・苦手”・・・

すべてのことは、自分の中のできごとであって、他の人と比べて焦ったり落ち込んだり、えばったり優越感にひたったりする必要なんて、 まったくなんの意味もないことがわかる。

昨日できなかったことが今日できるようになったり、

昨日まで好きでなかったことが今日は嫌いじゃなくなったりすること、それ自体がとっても大切ですばらしいことだと気付かされる。

あくまで基準は、自分軸。。。

 

人間は、母体の中で、三億~五億もの生命体と競争し、一等賞になれたから誕生するらしい。

それだけでものすごい生命力の人なのだから、もう(生まれてしまった)今は、人と競争する必要なんてないそうだ。

だから、生まれた後に競うのは、他人ではなく自分自身なんだそう。

本当にその通りだと思う。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ       

  人気ブログランキングへ                     

|

そうちゃんは美化委員

「うわあ かわいいね~!!」。

そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)は、私が掃除するといつもほめてくれる。

”きれい”という言葉をそうちゃんは使わず、なぜか”かわいい”と言う。)

 

たとえば、お風呂掃除をした日。

パパや長女(7歳)や次男(5歳)は、

「おっ。 きれいになったね~!」

と言ってくれる日もあるけれど、言ってくれない日もある。

それ以前の問題として、きれいになったことに気付いていない日も多々ある。

 

そこにきて、そうちゃんは、100パーセント!!

お風呂掃除した日は、一回だって気付かなかった日はない。

そして必ず、

「うわあ かわいいね~!!」。

湯船を壁を洗面器を指差しながらほめてくれる。

 

で、なぜだかわからないけれど、こういう風にほめられるのは、とってもうれしい。 

子供は、ほめて育てろというけれど、それは正しいと思う。

そして、それは、大人だって同じ。

 

私なんか、お風呂掃除してる最中、今日もまたそうちゃんがほめてくれるかと思うと、なんとなくドキドキして落ち着かない。

”めんどくさいなあ、、、。 天井は、今日はやめとくかあ。。。”

と一瞬思っても、そうちゃんが目をキラキラさせながらほめてくれる のかと思うと、

”まっ、、、やっとくか。”という気にもなる。

 

そうちゃん、他にも、シーツを洗った日、枕カバーを洗った日、布団をほした日・・・。

絶対にはずすことなく、ほめてくれる。

実は、そうちゃん、きれい好き。

けれど、

「ほら、これ汚れてるよ。 洗って~。」

とかいう風に私に決して押し付けることはない。

強制しない。

ただただきれいなのが好きなだけの、すばらしき美化委員なのだ。

 

ほめることも大切だけれど、”ほめ時”というのも、とても大事らしい。

なんでも、いいことをして、時間がたってから「すごかったね~!!」とほめられても、脳は、それほど活性化されないらしい。

いいことをしたら、その瞬間にほめられるのが一番脳が活性化するらしい。

 

そういえば、そうちゃんは、いつも一番風呂。

掃除をした成果をそうちゃんが一番初めにチェック。

そして時を逃さず、オーバーにほめてくれる。

ほめられると、またがんばろうと思う。

で、またがんばったら、またほめられる。。。

 

ちゃんと評価してくれる人がいること、そして、私のしたことをちゃんとみてくれている人がいることは、小さいことでもとってもうれし い。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”といところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ        

 人気ブログランキングへ                          

|

魚屋さん

昨日、ぶたこさんからコメントいただきました。

ぶたこさんには、お気に入りの本屋さんがあるそうです。

(詳しくは、コメント欄をご覧ください。)

そういえば、私にも。

、、、というので思い出したのが、近所にあった魚屋さん。

、、、ということで、今日のお題は、”魚屋さん”です。。。 

 

もう今、そのお店はなくなってしまったのだけれど、近所にポツンと一軒、魚屋さんがあった。

白髪のおじいさんとおばあさんがやっている小さな小さなお店。

掘っ立て小屋のような建物。

奥は、おじいさんとおばあさんが二人ならんで立つのがギリギリくらいのスペースしかない。

で、二人が並ぶすぐ前にお魚がお行儀よく並んでいる。

、、、そんなお店。

 

その昔、私は、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)をお迎えに(スクールバスのバス停まで)特製三輪車・そうちゃん号で行ってい た。

(そうちゃん号について詳しくはこちら。

義父とそうちゃん号

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_3bd3.html

 

そのバス停からちょっと行ったところに、魚屋さんはあったので、時々そうちゃんをそうちゃん号にのせて買いに行ったものだ。

行くと必ず、おばあさんが

「今日は塩焼き? 煮物? お鍋?」

と、やさしく聞いてくれる。

私が塩焼き、と答えると、おばあさんが塩焼きだったら一番おいしい今日の魚を迷わず選んでくれる。

 

そのお店、ちょっとお値段は高いのだけれど、そうちゃんが食べやすいようにと、骨を一本残らずとってくれたり、塩焼きといえば、塩を ふってくれ、あとは焼くだけの(一番美味しく食べられる)状態で手渡してくれる。

”グラム○○○円”と書かれていても、魚の体重はなかなか予測難。

ちょっとドキドキします。

お肉とちがって塊でないため、むずかしい!

やせっぽっちだけれど平べったく面積の広いカレイのようなものもあるし、こじんまりしているけれど、中は骨太、実はドッシリしたあら かぶのようなものもあるし・・・。

けれど、母・よしこは言います。

「たまには、思い切って美味しいお魚かってぜいたくしちゃうのよ~!

美味しいお魚は、それだけで十分おかずになるんだから。

あとは、おひたしとかお豆腐とか簡単なものにしちゃって、美味しいお魚を食べる日にしちゃうのよ~!!」。

そのアドバイスに従い、思い切って美味しいお魚が食べたい、と思ったら、この魚屋へ行った私。)

 

で、実際、その魚屋さんで買った魚のおいしかったこと、おいしかったこと!!

いつもスーパーで買っている魚と同じ魚だとは到底思えないほどのおいしさ。

いつもパパと、ナニがどうちがうんだろう、、、

どうちがったらこんなにおいしいんだろう、と、思わず真剣な顔になり魚をつついたもの だ。

ナニがどうちがうか、は結局わからなかったけれど、私は、あのおじいさんとおばあさんが選んだ魚だからじゃないか、、、と思うことはあった。

 

おじいさんもおばあさんも相当なお年らしかったけれど、二人とも、肌なんかツヤツヤ・ピカピカ。

私が買いに行くとよく、お店の隅にある七輪で、お魚を焼いて、ごはんを食べたりしていた。

「今ね、この魚、私たち食べたんだけど、おいしかったよ~!!」

とおじいさんが言ったら、おばあさんがニコニコしながら

「ねーーっ!

ほーんと おいしかったから、今日は、これにしてごらん。」。

おじいさんとおばあさんは、本当に魚が好きで好きでたまらない、という感じが伝わってくる。

 

二人は、いつも仲良しだった。

昔みたチャーミーグリーンのCMのおじいさん&おばあさんのイメージ、そのもの。

仲がいいのをみるのは、こんなにすがすがしいものなのかと、そんな二人をいつも感心してみていた。

そして、いつもとてもほんわかあたたかな気持になれた。

 

ところが、ある日、そうちゃん号でその魚屋に向かうと・・・。

魚屋さんは、建物ごと跡形もなくなくなってしまっていた。

その時の唖然とした、なんともいえない気持といったら、、、。

建物がなくなってしまっているので、閉店のお知らせのはり紙もない。

 

もしかして、おじいさんかおばあさんのどちらかが体調崩してしまったのかな、、、。

こんなことなら、もっと足しげく通っておけばよかった、、、。

そんな気持がどんどこどんどここみあげてきた。

 

この魚屋さんに限らず、最近は、商店街にあった魚屋さんも、また一つ、また一つ、姿を消した。

なんだか淋しい。

 

あの魚屋さんはなくなってしまったけれど、あのおじいさんとおばあさんのにこにこ笑顔だけは、今もずっと私の心に残っている。。。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援ありがとうございます!!

  人気ブログランキングへ      

人気ブログランキングへ                                      

 

|

シンプルに

そういえば、昔、パピーウォーカー(盲導犬候補の子犬を家で育てるボランティア)をした時にもらった”子犬の育て方”の冊子にこう書 いてあった。

”愛情にうえて育った犬は、人間に対して無関心になる。

甘やかされすぎて育った犬は、人間に対して冷酷になる。”。

 

(ちなみに、パピーウォーカーの話はこちら。

パピーウォーカー(1/3)

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/3_e84b.html

パピーウォーカー(2/3)

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_3b22.html

パピーウォーカー(3/3)

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5f5c.html

いろんなボランティア

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_69f0.html

 

まだパピーウォーカーをしていた当時、私は結婚したばかりで子供がいなかったので、わかるようなわからないような気がしたけれど、今 は納得。

それは、犬に限らず、人間の子供にもいえることだと思う。。。

 

昨日、長女(7歳)が

「ねえねえ。

(家の近くの)私立の小学校っていいよね~。

建物もきれいだし、暖房とか冷房とかもあるんでしょ?」

と、うらやましがっていた。

なので、そうよ、だって、お月謝がちがうんだから、という話をした。

 

そう、その小学校は、”私もこんな学校、行ってみたかったよな~!!”と思うほどの外観。

まだ建ったばかりの建物は、とても小学校とは思えないくらいの立派さ。

きっと給食も、さぞかしオシャレで美味しいに違いない。

 

けれど、、、。

長女には、もしママがね、ざっくりお金もってたとしても、なっちゃん(長女のこと)を私立に行かせることはないと思うよ。

きっとね、そのぶん貯金しとく。

で、なっちゃんが何かやりたいことが見つかった時、投資してあげると思う、と言った。

 

私は、なるべく子供はシンプルに育てたい。

だから、オモチャは最小限。

(たくさん買っても、どうせ飽きるだけなので。)

いつも楽しいことばかりの毎日よりは、時々楽しいことがある日々の方がいい。

いつも綺麗な所ばかりですごすよりは、家よりちょい汚いところで過ごす方がいい。

子供部屋も当分必要ないと思う。

(長女は、小学生だけれど、学習机はありません。

どうせ、使わないのは目に見えているので。。)

 

そして、芸能人のようにあれこれスケジュールでいっぱいの毎日ではなく、

「あ~ ひま~! なんか おもしろいことないの~~?!」

「つまんな~~い!!」

というくらいの揺らぎある時間があることは、子供にはとても大切だと思う。

おもしろいことなんて、決して向こうから歩いてやってくるわけがない。

自分で本を読むなり、遊びをみつけて楽しむなり、、、

楽しみなんて自分で作っていくしかないと思わせる絶好のチャンスだと思うから。

 

もし、小さい頃から、学校にいけば、すべてが素晴らしく綺麗でトイレも綺麗。

冷房も暖房もあって快適。

家に帰れば自分の部屋もあって、テレビやゲームや、自分がほしい物はだいたいそろっている。

毎日、習い事でスケジュールはいっぱい。

・・・なんてことになった方が私は心配。

小さい頃から親から与えられすぎ(甘やかされすぎ)たら、自分で働いて何かを手に入れよう、という気もなくなってしまいそうな気がす る。

 

子供はこれから先の人生が長いから、最初は、シンプルで素朴。

そして、だんだんと、したいこともほしい物も自分の思い通りになる右肩上がりの人生の方が、ぜったいに幸せになれそうな気がする。

 

なにごとも、少なすぎず、多すぎず、その真ん中をバランスよくとるということは、難しいことだけど、一番大切なことなんだと思う。。 。

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ランキングのポイントが上がります。

いつも応援、ありがとうございます!!

 人気ブログランキングへ              

 人気ブログランキングへ                                 

|

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »