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2010年11月

開き直り

そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)がまだ小さい時、私と母・よしこは、時々、ため息まじりにこう言った。

「そうちゃん、いくら障害があるっていったって、なにも こーんなに重くなくったって、よかっただろうにねえ。。。」。

                          

あまりにもゆったりとした(前に進んでいるんだかどうなんだか、まったくわからない状態。)成長。

時々遊びに来るよしこでさえ、前回遊びに来た時とさして変わらず、目に見えて これといって成長する様子のないそうちゃん。

そんなそうちゃんを前にすると、私とよしこは顔を見合わせ、

”あ~あ。”

”は~ やれやれ。”。

ため息の一つもでたものだ。

 

そうちゃんの成長を期待し切望し、、、

でも、なかなか目に見える発達を派手にはしてくれないそうちゃんを見ていると、時折、私は、だだっ広い海に、見渡す限り蒼い、船もな んにも浮かんでいない海に、そうちゃんと二人、ボロボロのイカダに乗って、ただボ~~ッと漂流しているかのような気分になったものだ。

(ほぼ、難破船状態。)

それは、なんとも、気が遠~くなる思いだった。

 

歩けず、しゃべれず、、、。

そんなそうちゃんを見ていたら、歩けないよりは歩けたほうがいいに決まってるし、

障害があっても(障害が軽く)、ママとおしゃべりができるお友達をみていたら、

”あ~ いいな~。

うらやましなあ。

せめて、そうちゃんも、あのくらい障害が軽かったらなあ。。。”

とも思った。

 

けれど、あれから十数年。

月日がたって、今思うと、

”障害が重いから大変で、軽いから大変じゃない。”・・・なんて単純なことでは ぜんぜんない、ということがわかる 。

障害が重ければ重いで、大変なことはもちろんあるし、でも、軽ければ軽いで、大変なことが、またちがった形で現れる。

、、、ただそれだけのことだった。

(これは、障害の有無に関係なく言えることですが・・・。)

 

むしろ、障害が軽いゆえに、その子供自身が胸を痛めることも多いと思う。 

人が自分のことをどんな風にみているのか、感じているのか、

普通の健康な子供と一緒に過ごすと自分に劣等感を感じるけれど、自分より障害の重い子供と一緒にすごすには、物足りない。

プライドだってある。

だから、どちらにも属せず、どこにも身をゆだねることができず、苦しんでいる子供も多いと思う。

 

その点、そうちゃんは、重度なので、”特別支援学校”に、どっぷり浸っている。

家では考えられないけれど、学校では、ニコニコニコニコ。

いつも笑顔で、クラスのムードメーカーらしい。

たまに病気で学校をお休みすると、先生が、

「昨日は、そうちゃんがお休みだったので、クラスがシーーーーンとしてしまって、まるでお葬式のようでした。

も~ 淋しかったです~!!」。

先生が

「はいっ。

では、だれか前にでてきて、発表してください。」

とか、

「だれか手伝ってください。」

とか言うと、意欲まんまん、手をあげ、誰をも差し置いて出て行くのは、、、そうちゃんらしい。

もちろん、前に出て行ったからといって、(そもそも・・・おしゃべりというおしゃべりが、できるわけでもないので)発表できるハズも ないのだけれど、そうちゃんにとっては、そんなことは、まったくお構いなし。

そうちゃん語(?)で、先生の口調を真似て、モゴモゴモゴ(と、発表。)。

ただそれだけで、大満足。

ただただ、参加することにこそ、意義があるらしい。。。

 

昼休みも、野球(キャッチボール)が上手なお友達がいて、そのお友達と先生が外に出ると、後ろから、そうちゃんもルンルンしながらう れしそうに、ついて来るらしい。

もちろん、そうちゃん、キャッチボールをすることはできないのだけれど、そのお友達をずっと横で応援して楽しんでいるらしい。。。

 

ここまでくると、そうちゃんも、きっとある日、どこかで、

”ええぃ、もういい! 

今の、ありのままの自分で行こう!!”。

スパンと、”開き直った”としか言いようがない。。。

 

長い人生、何が功を奏するか、ぜんぜんわからない。

だから、これからも、そっと、そうちゃんのこと、見守っていこう。。。

 

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にんじん

週末、長女(7歳)がダウン。

(流行の嘔吐下痢症っぽかった。)

食欲がないので、長女に、どんなものだったら食べられるか聞いたら、

「にんじん(ポタージュ)スープ!!」。

さっそく作ることに。。。

 

キッチンに立って、材料のにんじん・玉ねぎ・じゃがいもを出したところで、次男(5歳)がやって来た。

「はっくん(次男のこと)、手伝う~。」。

主役のにんじんの”皮むき”をしてもらうことに。。

 

次男に にんじんとピーラーを渡し、

”みてみて~。

こうやって こうやって・・・。”

と、ピーラーの動かし方を説明。

皮は、流しの端にある三角コーナーに入れるよう指示。

「よっしゃ~!!

まかせてっ!!。」

次男、大はりきり。

 

私は、玉ねぎを切ることに。

昨日の玉ねぎは、久々に玉ねぎらしい玉ねぎという感じで、皮をむいた瞬間から、も~涙がボロボロ。

隣にいた次男も、

「ママ!

なんか、、、カライ!

カライ!

カライにおいがして、涙がでる~!!」。

二人して涙しながらワイワイしていたら、そこへ長女がやって来た。

そして、あわてて言った。

「ママ!

大変!

にんじんが・・・!!

にんじんが スゴイことになってる!!」。

 

長女の視線の先、、、次男の手元をみて驚いた。

さっきまで太くて長かったハズの、にんじんが、、、、!!

なんと、エンピツほどの細さに変わり果ててしまっているではないか・・・。

まっ、、、まさかこんなことになっていようとは!!

 

まあ、、、あまりにも強烈なニオイの玉ねぎに気をとられていたのは、いなめない。

そこに至るまで、次男の手元を見なかった私も私だけれど、次男も、

”いったい この先いつまでピーラーを動かし続けりゃいいんだろう?”

とか、

”皮というものは、いったいどの部分までのことなんだろう?”

とかいう疑問を、ちょっとでも もたなかったのだろうか・・・(驚き)。

 

幸い、あと2本、まだ次男が手をつけていない大きいにんじんが健在だったので、”にんじんスープ”は、なんとか無事、完成したけれど・・・。

こういうところが、次男、おおいにミステリアスであります。。。

 

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紳士

昨日のブログの”気づかい”で思い出しました。

あれは、かれこれ13年くらい前のこと。。。

 

(そうちゃん<長男・14歳・知的障害アリ>は、東京で生まれ、それから3年ほど東京で暮らしました。)

ある日、地下鉄に乗って銀座へ行った日のこと。。。

 

その頃、東京の地下鉄には、ほとんどの場所でエレベーターが設置してありませんでした。

だから、地上へ出て行くには、いつも、そうちゃんの乗ったベビーカーをかかえて、エッチラオッチラと階段を上り下りしなければなりま せん。

ミルクだオムツだ、、、と、重い荷物を抱え、その上、そうちゃんの乗ったベビーカー、、、。

その日も、

”ふう~っ。

ベビーカー抱え、地上に向かって、さあ、いざ階段をのぼらん。”

としていました。

、、、と、その時。

後ろから、流星のごとく現れたスーツ姿の若い男性が、私に

「私、はこびますよ。」

と、言ったかと思うと、そうちゃんの乗ったベビーカーを軽々と小脇に抱え、階段をトントントン。

その男性は、私に”すみません。”とか、”大丈夫です。”とか言うスキを少しも与えず、階段をトントントン。

 

慌てて男性の後を追って、階段を上ると、そこには、銀座の華やかな街が視界に飛び込んできました。

駆け上がったところで、私は、その男性にお礼を言いましたが、その男性は、ほんの少し、”フッ”と、キラリとした笑顔を返しただけで 、長い足を優雅にすすめて、颯爽と銀座の街へと消えていきました。。。

 

そのスーツの着こなしからしても、あの品のある立ち居振る舞いからしても、世界をまたにかける、エリートサラリーマン。

将来、その企業を必ずや、しょってたつであろう、その男性・・・。

(・・・と、ここからは完全に、私の勝手な妄想です。

あしからず。)

けれど、あの日、私は、その紳士に救われる思いでした。

、、、というのも、、、。

 

そうちゃんに障害があると病院の先生から知らされたのは、そうちゃんが生後6ヶ月の頃。

そうちゃんは、普通の赤ちゃんより大柄だったので、実際、とても重かったのですが、そんなことより、私にとっては、障害があるという 、そうちゃんの存在自体が重たかった時期です。

私の心には、いつも、そうちゃんの重みが、鉛のようにズド~ンと横たわっていました。

そんな気持をその男性は知るはずもないのですが、そんな中、その紳士が、ベビーカーをもって運んでくれた、そのサラリとした気づかい 。

その気づかいがものすごくうれしくて、なんともいえない気持ちになり、ふと、涙が出そうになった記憶があります。

どうしてそういう気持ちになったのか、自分でもよくわからないのですが、

もしかしたら、私の重いものを、思いがけず、その男性が、一瞬でも、代わりに持ってくれたからなのかもしれません。

 

きっと、あの男性は、ベビーカーを持って階段を上ることなんて、ごくごく自然にいつもされているのだろうと思います。

寝る前にハミガキをするのと変わらないくらい普通のこととして。。。

けれど、その男性にとっては、たったそれだけのことが、あの時の私には、とてつもなく大きくみえたことを覚えています。

なぜなら、自分のことだけでアップアップ(自分のことだけで精一杯)しているようでは、人を手助けすることなんて、できません。

今思えば、そのことを思い知った瞬間でもあったのかもしれません。

「こんなんじゃ(こんな自分じゃ)、、、ダメだ。。。」

と、パンチをくらい、奮い立たされた時でもありました。

 

うちにも、将来有望(?)な男が一人おります。

(次男・5歳のこと。)

どうしたら、あのような紳士に育つのか、、、。

どうせ育てるなら、ぜひ、あのカッコイイ紳士のように、、、。

でも、簡単には答えがでそうにありません。。。

なのでまあ、ここは、そうちゃんにせいぜい協力してもらって、”サササッ” ”スススッ”と、さりげなく、自然に手がのび(?)、気づかいできるジェントルマンを目指して ほしいな、、、と思います。。。

 

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気づかい

昨日、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)と長女(7歳)は、家でお留守番。

私が家に帰ってきた時のこと。。。

(そうちゃん、いまだに、一人ではお留守番できない。

でも、最近になって、長女と一緒だったら、短時間だったらお留守番できるようになった。。。)

 

私が玄関の戸を開け、

「ただいま~。」

と言うと、長女が、タッタッタッタッと かけて来て、ニコニ コしながら言った。

「ママがね、出かけた後、そうちゃん、トイレに行ったの!

そしたらね、そうちゃん、トイレでおしっこもらしちゃって、パンツもズボンも、ぬれちゃったの!

私、どうしていいか わからなかったから、とりあえず、そうちゃんに、パンツとズボン、新しいのを はかせてあげたよ。

トイレも、私がふいたよ。」。

 

見ると、トイレは、何事もなかったかのようにキレイになっており、洗面台には、ぬれてしまったズボ ンとパンツがかけてあった。

そうちゃんと長女は、身長差50cm。。。

 

”7歳の女の子が、背の高い14歳の男の子に、パンツをはかせてくれた。

ズボンも、向こうにあるタンスから持ってきて、はかせてくれた。

14歳の男の子が汚してしまったトイレも、7歳の女の子の方が、セッセと、ふいてくれた。

そして、その女の子は、そのことを、ニコニコしながらママに報告。。。”

・・・こんな風に、サラリと気づかいできる女の子になってくれて、なんだかとってもうれしい。

 

そういえば、最近、そうちゃんが(私が)着せたはずのないジャンバーを着ていることがある。

ジッパーまでしまっている。

(そうちゃんは、ジッパーを自分では上げることができません。)

「、、、ん???」

と思って、みていると、隣にいた長女が、

「さっきね、そうちゃんに”寒い?”って聞いたら、そうちゃんが”うん! さむい!”って言ったの。

だから、私が着せてあげたの。」。

 

妹を、こんな風に育ててくれた そうちゃんに、

そして、目の前の困っている人に、そっと手を差しのべられる長女の両方に、

”どうも ありがとうね!”と言いたい。。。

 

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そうちゃんG.L.ツアー/第一回目~その3・完

前回ブログのつづき

               

次男(5歳)もまた、赤いチャンチャンコを着たおじいさんのことが、とても印象深かったらしい。

「あのおじいさん、なーんであんなに かわいいんだろう?

はっくん(次男のこと)ね、あーんなかわいいおじいさん、みたことない。。。」

そう言っては、首を傾げていた。

 

私たちは、施設のお部屋を案内していただく前に、会議室のような感じのお部屋で、施設長さんから施設のパンフレットをいただき、説明を受けた。

その途中、長女(7歳)と次男は、すっかりあきてしまい、部屋をウロウロ。

なので、二人に紙とペンをわたし、お絵かきでもしててもらうことに。。

家に帰ってから、その紙をみたら。。。

 

長女は、ドレスを着た女の子やキリンやゾウやクマの絵を描いていた。

いつも描く絵と変わらない雰囲気の絵。

次男はというと・・・。

 

次男は、私たちの暮らすマンションと車。

そして、そのマンションの下には、5人の人が立っている、、、。

そんな絵を描いていた。

で、その横には、ハートマーク。

そして、そうちゃんへのメッセージが書かれていた。

 

”そうちゃん いままでありがとうね。

おおきくなったら なにになりたい。”。

               

次男は、

「そうちゃん、大きくなったら、家からいなくなっちゃうんでしょ?

そしたら、かわいそうだな、、、と思って。

家からいなくなっちゃったら、はっくんのこと忘れちゃうでしょ?

はっくんのこと忘れたら、さみしいから、そうちゃんにおぼえててもらえるように、、、と思って書いたの。」。

そして、次男は言った。

 

「そうちゃんがあそこ(見学に行った施設)に行っちゃうの、はっくん、いやだ。

そうちゃん、淋しいと思う。

だって、なーんにもなかったでしょ。

綺麗なお花も なーんにも。

なんか、はっくん、さびし~い気持ちになった。

それに、そうちゃん、お家でテレビみたりさあ、CD聴いたりするのがいちば~ん好きなのにさあ、

お部屋になーんにもないから、そうちゃん、あれじゃ楽しめないよね?」。

 

これからはじまる月一回の ”そうちゃんGood Luckツアー”。

”施設評価委員”のメンバー、一丸となって、みんなで、そうちゃんの将来、ゆっくりじっくり考えていきたい。。。

おしまい

 

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そうちゃんG.L.ツアー/第一回目~その2

前回ブログのつづき

 

見学を終え、施設の玄関を出た時、もう、日は暮れかかっていた。

薄暗くなりかけた森の中、私たちは、来た道をもどって行く。。。

 

ところで、、、。

”施設評価委員”のメンバーであるパパにとっては、今回が初めての施設見学。

さすがに初めてとあって、パパは、さぞや、いろんな事を感じたにちがいない。

”さあ!!

今日こそ、一緒に、実際見学して感じたこと・思ったことをゆっくり語り合おうじゃないか~!!”

と、私は、勝手に期待していた。

、、、、、が!!

 

”そうちゃんG.L.ツアー” 当日の朝になって、パパは言う。

「そうそう。

あのさ~、オレ、今日の夕方、飲み会やけん。

どーしても行かなきゃいけない飲み会!!

だから、帰り、家に帰る途中で、オレだけ、(車から)おろしてね~。」。

なんでも学生時代のラグビー部関係の飲み会らしい。

は~ん、、、。

ちっ、、、(嘆きの声)。

 

、、、ということで、”トトロの森”からぬけ、車を走らせ、家に向かう途中、パパを飲み会があるところまで送ることに、、、。

車から降りたパパは、なぜか、意気揚々。

うれしそうな顔をして、夜の街に姿を消したのだった。

トホホ・・・。

 

もう、日もどっぷり暮れ、家では、そうちゃんがお腹をすかせてヘルパーさんと一緒に待っている。

さてさて、今日の夕食、夕食、、、。

、、、そうそう、こういう日は、お弁当だ!!

さ~さ~、今日は、手抜きだ手抜き~!!

こんな日に、お弁当を買わずして、いつ買うんだ~?!

私は迷わずお弁当屋さんへ飛び込み、本日の夕食を調達。

家に帰ると速攻、ごはんの時間となったのだった。。。

 

最年長の施設評価委員は、あっさりネオンの光の街へと消えていってしまったけれど、、、。

そうだ。

うちには、あと二人、施設評価委員(長女と次男)がいたことを思い出した。

そこで、私は、お弁当をモグモグ食べながら、長女(7歳)と次男(5歳)に聞いた。

「、、、でさあ、今日の施設は、どうだった?」。

 

すると、長女(7歳)は、ニコニコしながら即答。

「うん!

いいと思う!!」。

 

長女に、どうしてそう思ったかを聞くと、長女は、

「だってさあ、みんな、とーってもやさしくって、みんな明るかったでしょ?

だから。

それに、あのおじいさんさあ、そうちゃんと気があいそうだもん!!」。

 

長女の言う”あのおじいさん”というのは、施設に入所している(暮らしている)おじいさんのこと。

私たちが施設の中を見学させていただいていた時、向こうから、赤いチャンチャンコを着たダウン症のおじいさんがテクテクと歩いて来た。

そして、そのおじいさん、次男(5歳)の前でピタリと足をとめた。

おじいさんは、ものすごくやさしい顔でニコニコニコニコ笑いながら、腰をかがめ、次男の顔に自分の顔を近づけると、ジーーーっ。

のぞき込みながら言った。

「はあ~、、、。

私と顔が 似てるね~~。

かわいいね~!!」。

それから、おじいさんは、私たち家族が行くところ行くところ、その後を、ひっそりとさりげなく、ニコニコしながらついて来られた。

長女は、

「あのおじいさん、かわいかったね~~~!!

私、大好きになっちゃった~。

あの方が、私の本当のおじいちゃんだったらよかったくらい。

あのおじいさんとそうちゃん、きっと仲良しになれると思う。

ねっ、気があいそうだよね?!」。

そして、長女は言った。

「それにさあ、、、。

ねえ、ママ~。

イケメンがいたよね~?!

かっこよかった~!!

私、結婚したいくらい!」。

 

そっ、、、そこなのか、、、(驚愕)。

そう、、、。

確かに、20歳前後の男性の職員の方がいらっしゃった・・・。

、、、イケメンだったっけね、ホント、、、。

 

で、もう一人の”施設評価委員”である次男の感想は、またまたちがうものであった。。。

次回につづく

 

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そうちゃんG.L.ツアー/第一回目~その1

車を走らせること1時間。

川があり畑がつづき、森の奥へ奥へと続く道をまっすぐ行ったところに施設はあった。

(まるで、”となりのトトロ”に出てくる風景みたい。。)

施設の方に出迎えていただき、お部屋でいろんな説明を聞き、その後、施設の中とそのまわりを見学。。。

 

これまで数回、私は施設見学に行ったけれど、それはいつも平日だった。

だから、入所している方(その施設で暮らしている方)は、それぞれに作業(お仕事)にでかけていることが多く、お部屋ですごしている 風景を見学することはなかった。

けれど、今回は、土曜日に伺ったので、入所している方も作業はお休み。

だから、施設の中での普段の生活を見学することができた。

施設には、30数名の方が入所しているらしい。

でも、私が行った日は、週末なので、家へ帰る方も多く、今日は、いつもの半分しかいらっしゃらないらしい。

(週末、家へ帰ることを、入所している方たちは、一番の楽しみにしているらしい。)

 

それにしても、、、。

それぞれ特徴の異なる障害をもった方たちを大人数、一日中、至るところで介助を必要とされる施設の職員の方の大変さは、並大抵のこと ではないだろうな、、、。

あらためて思った。

まだ20歳前後の若い女性や男性の職員さんも多い。

本当に頭が下がる思いがした。

きっと、できる範囲内で、いろいろと模索しながら、一生懸命・・・。

 

けれど、、、。

施設の中を見学させていただいているうちに、さっきまでほっこりあたたかくなった心も、次第に寒々しくなってくる。

 

入所している方のお部屋。

それは、6畳くらいの二人部屋(二人で共用)。

部屋には、ベッドが二つ置いてある。

窓には、クリーム色のくたびれたカーテン。

ベッドとベッドの間には、お互いの空間を仕切れるように、窓にかかっているカーテンと同じ色のカーテンがかけられていた。

(まるで、病院のよう。)

驚くのは、部屋にあるのは、ベッドのみ。

テレビやCDもはもちろん、私物は、いっさい何もない。

一つもない。

たったの一つもない。

どの部屋をのぞいても、それは同じ。

だから、この部屋の主が、男性なのか、女性なのか。

はたまた、若者なのかお年をめした方なのか、、、。

それすら、まったく予想もできない。

2階建ての建物には、一階と二階に一部屋ずつ、”娯楽室”があった。

その娯楽室には、テレビが一台あり、テレビはみんなでみるものらしい。

食堂も、テーブルとイスが、ただ並んでいるだけ。

彩りはまったくなく、殺風景。

みんなおそろいのプラスティックの味気ない食器たち。。。

 

ふと、私の頭に、そうちゃんが浮かぶ。。。

私がお花を飾ると、そうちゃんは、誰よりも先に言う。

「うわ~、ママ~、きれいね~!!」。

クリスマス・ツリーを出すと、そうちゃんはいつも言う。

「うわ~! うわ~!」。

お雛様を出すと、そうちゃんは、いつも言う。

「うわ~、ママ~、かわいいね~。」。

 

物は、必ずこわれる。

効率よくお掃除するには、余計な物はないのに限る。

きっと、物を置かないのは、物を置かない、または、置けない理由があるにちがいない。

けれど、、、。

でも、せめて、自分の部屋に、自分のお気に入りのお人形ひとつでも置く、”心の自由”を許されないのだろうか。

みんなで暮らす中にも、自分の部屋に帰った時は、ホッ。

くつろげる、心癒される空間であってほしい。。。

 

障害があっても、みんな感性がある。

むしろ、感性は、ものすごく豊かだと思う。

だれにだって、

”きれいな物をきれい。

美しい物を美しい。”

と感じる心をもっている。

 

もし、そうちゃんを1週間くらい預けるのだとしたら、

「いってらっしゃ~~い!!」

と、私は、気持ちよく送り出せる。

けれど、、、。

そうちゃんは、これから先、何十年も、今ここにある、与えられただけの環境の中で暮らしていかなければならないのだ。

 

そうちゃんの人生は、まだまだこれからなのだ。

やはり、、、

私には、そうちゃんがそこで暮らす姿を、どうしても想像できない。。。

 

またもや、どっぷり感傷的になってしまった私であったが、他の”施設評価委員”(パパ・長女・次男)からは、またちょっとちがった意見もあった。。。

次回へつづく

 

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P.S.

お風呂も、土・日は、お休み(入れない)らしい。。。

 

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”そうちゃんGood Luckツアー”

とうとう私も、そうちゃんの将来に向けて、施設見学をはじめることを決意。

当面は、月に一回のペースで、とりあえず、どういう施設があるのか、そこは、どういうところなのか、、、ということを把握するところからはじめよう。。。

(以前、”これから施設見学ツアーをはじめます。”と宣言(?)したブログはこちら。

「施設見学」

http://chi-ha-ru.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-beb0.html

 

ファイルもできた。

そのファイルに、施設からいただいたパンフレット、そして、私がつくったオリジナル・チェックシート(建物はどんな風とか、お部屋はどんな風とか、食事はどんな風とか、余暇はどうしてすごすとか、、 、細かく書きこんでいくもの。)

をファイリングしていく。

 

ファイルの表に、”施設見学”と(タイトルを)書こうとして、、、手を止めた。

いやいや、名前が肝心だ。

ここからはじまるのだ。

ここから、私は、そうちゃんのためにしてあげられる唯一のこと(そうちゃんが心地よく楽しく過ごせ る施設をさがすこと)をはじめようとしているのだもの。。。

 

そして、ファイルの表紙に書かれたのは、

「そうちゃんGood Luckツアー」。

私は、ファイルをそう命名。

 

私とパパと長女(7歳)と次男(5歳)の四人で”施設評価委員”を結成。

月に一度、とりあえず、アットランダムに施設訪問をする。

そして、そうちゃんの将来をみんなで考えていく。

(主役のそうちゃんは、残念ながら、ヘルパーさんと家でお留守番。

そうちゃん、慣れない所へ行くのは、苦手なので。。。)

 

長女と次男には、

”大人にはみえないけれど、子供のなっちゃん(長女のこと)とはっくん(次男のこと)にはみえるこ とが、きっとあると思う。

だから、これから、”そうちゃんGood Luckツアー”で行く施設をよくみて、気がついたとこ ろをぜひ教えてね。

思ったことをいっぱい聞かせてね。”

と言っておいた。

すると、長女と次男、ブンブン首をタテにふって、

「わかった~!!」

「了解~~!!」。

 

早速、先週末、「そうちゃんGood Luckツアー」の記念すべき第一回目、行ってまいりました!!

その時のこと、また明日以降、ブログに書きますね。。。

 

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みかちゃん・おまけ

ところで、、、。

長女(7歳)を叱る時、毎度のことながら、おもしろい現象が。。。

 

怒られている当の本人(長女)は、まったくふてぶてしく、私が何を言っても、しゃーしゃーとしてい る。

私がみかちゃんを人質にでもとらない限り、長女は、びくともしない。

一方で、長女と私のやりとりを間近で見ているギャラリーたち(そうちゃん&次男)はというと・・・ 。

長女とは、まったく対照的。。。

 

まず、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)。

そうちゃんは、日ごろから”いったいどんだけ聞けば 気が済むのか?!”というほど、大声をはりあ げ、同じ質問を何度でも繰り返す。

だから、油断したら、一日中しゃべっている感じ。

その、そうちゃんでさえ、シーーーーーーーーーーン。

私が怒っている最中は、押し黙る。

ちょっと上目遣いで困ったような顔をしながら、私と長女の動向を見守り、静かにウォッチング。

けれど、自分が怒られているわけではないので、どこかしら、ホッ。

安心安堵の顔。

 

そして、次男(5歳)。

次男は、私がベーラベラベラと説教していると、その間中、

”・・・ふうーーーっ。”

”・・・ふうー ーーっ。”

と、大きく長いため息を何度もつく。

そして、顔はひきつり、明らかに緊張の面持ち。

そして、私の説教が一フレーズ終わるごとの、あの”間”が、とてつもなくコワイらしい。

いてもたってもいられない気持ちになる模様。

だから、私の説教の合間合間に、次男は、ここぞとばかりにしゃべりまくる。

「ママ~。

今日のごはんは、最高だね~!!

お外のレストランより美味しい!!

ぜんぜん美味しい!!」

だの、

「いつもごはん、つくってくれて、ありがとう。」

「ママって、おしゃれだし、かわいいよね~。」

とか、、、。

そして、みかちゃんを私が人質にとり、

「みかちゃんは、ママの4人目の子供として、ママが大切に育てます!!」

と言った時も、次男は、

「そうだよね~、ママ!!

みかちゃんも、なっちゃん(長女のこと)がいっつもママの言うこと聞かないから、困った顔してるよね~? !

みかちゃんは、ママの4人目のこどもにしようね~!

その方が、みかちゃんも幸せだよ!!」

などという、白々しい合いの手を絶妙のタイミングで入れる。

 

そう、次男は、

”このとばっちりがいつ、自分に飛んでくるのか、、、!! 

まずい!

やばい!”

という恐怖と戦っているのが、みえみえ。

しまいには、

「ママも大変だね~。」

と言って、私の肩をもんでくれたりもする。

次男は、自分を守るのに必死なのだ。

 

子供も、三人三様。

おもしろい。。。

 

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カラス

「カラスってさあ、頭いいんだよね?!」

と、次男(5歳)が言う。

それで思い出した!!

あれはもう、3年くらい前のこと。。。

 

そうちゃんのスクールバスのお迎えに行った時のこと。

その日、私は、お迎えの前にお買い物。

買い物袋の中には、私が大好きな(家に帰ったら食べようと楽しみにしていた)パンも入っていた。

 

その日、スクールバスから降りてきたそうちゃんは、なぜかとても不機嫌。

さあ帰ろうと少し歩いたところで、そうちゃんは、突然、道端にベタンと座り込んでしまった。

私は、何回も立ち上がるよう、うながしたけれど、そうちゃん、一向に立とうとしない。

だから、私は、わざと、

「も~ 知らない!

ママ、先に帰るからね~。」

と言って(買い物袋を両手にもって)、私はスタスタと歩き出した。

 

、、、と、5メートルくらい歩いて、ふと振り向いて驚いた!!

なんと、そうちゃん、おもむろに私を見たかと思うと、突然スックと立ち上がり、(腹いせに?)車道に飛び出そうとしたのだ。

”ギャーーーっ 危ないっ!!”

そう思った瞬間、私は、両手に持っていた買い物袋をパッと手放し、ダーっと走り、そうちゃんの元へ!!

無事、そうちゃん、確保~~っ!!

セーフ・・・。

 

ところが、その後も、なぜかそうちゃんは非常に機嫌が悪く、道に座ったまま、手足をバタバタさせ、動こうとしない。

仕方なく、そうちゃんを差し押さえ、時がすぎるのを待つことに。。

 

、、、と、2分くらい時間が経過したかしてないか、、、

そのタイミングで、一羽のカラスがカ~カ~。

ちょうど買い物袋が投げ出された真上の電線にとまった。

そして、一瞬、そのカラスは、私とそうちゃんをチラリと見て、”ヘイ ラッキ~ いただき~!!”という目つきをしたかと思うと、そ こからは早かった!!

買い物袋のいちばん上に入れていた、私の大好きなパンを”シャシャシャッ”と口ばしにひっかけて出したかと思うと、パクパクパク。

あっという間に、紙袋に4~5個入っていたパンをたいらげた。

そして、カラスは、私がそこから(そうちゃんが座り込んでいる場所)動けないのを知っていた。

ゆっくりとゆったりと買い物袋に入っていたものを次々と器用に出し、自分でほしいものだけ選んで、口にくわえ、バタバタバタと羽音を 響かせ、飛んでいってしまった。。。

 

あっという間の出来事。

カラスのバタバタと飛んでいく後ろ姿を呆然と見送りながら、、、。

その時、なんでそんなに悲しいのかわからないほど悲しくなった。

 

そうちゃんが道にペタンと座り込んでしまって動かなくなり、私の言うことをまったく聞き入れてくれなかったこと。

そうちゃんがそこまで不機嫌になる何かが、スクールバスの中か学校であったのだろう、というところまでは推測できるけれど、それ以上 のことは、そうちゃんは自分の気持を伝えることができないので、何一つ、わかってあげられないこと。

そのことも私を悲しくさせたけれど、なんといっても、あのカラス!!

待ってましたとばかりに一瞬の間に、人の弱みにつけこんで(?)、私がここから動けない(そうちゃんがまた車道に飛び出したら危ない ので)のをわかっていて、私の大好きなパンを失敬していった、ズル賢さ・・・。

そんなこんなが複雑に混ざり合い、グワーッと強烈な怒りとも悲しみともつかない気持ちが胸の奥底からつきあげてきたあの日。。。

 

、、、そんな話を次男にした。

”だから、カラスは、賢い。”

という結びで。。。

 

すると次男は言った。

「ママ。

ママ、いいことをしたね~!」。

「、、、、ん?

、、、え???」

と私が聞き返すと、次男は言った。

「カラスさんは、ママの買った美味しいパンをたくさんたべて、おなかいーーーーっぱいになったでしょ~?」。

そして、

「カラスさん、おなかいっぱいになったから、夜まで食べなくて大丈夫だったんじゃない?」。

次男の話は続く。

「ママ。

カラスさんは、毎日大変なんだよ~。

朝もお昼も夜も、自分で食べるものをみつけなくっちゃいけないんだよ~。

朝ごはん食べたら次はお昼。

お昼ごはん食べたら、次は夜。

ずっとずっと一日中食べ物をみつけなきゃ いけないんだよ~。

だから、ママのパンをいっぱい食べた時は、おいしくっておいしくって、ものすご~くうれしかったんじゃない?

もうおなかいーーーっぱいになったから、夜ごはんは、もうみつけなくっていいしさー。

カラスさん、ものすごくうれしかっただろうね!!」。

、、、ドキッとした。

そして、なんだか、、、はずかしくなった。。。

子供って、なんて大人なんだろう。

そして、子供の気持ちは、なんてやわらかくってやさしいんだろう。。

ずっとずっと、、、

忘れないでいてね、その気持ちを。。。

 

by すっかり忘れてしまっていた母より(笑)

 

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たくさん たくさん

「ママ~、おいしそうね~!」

「ママ~、おいしそうね~!」

                       

私がキッチンでごはんを作っていると、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)は、必ずキッチンをのぞきに来る。

そして、今日のメニューを確認。

そして、この、「ママ~、おいしそうね~!」を何回、何十回も言う。

(そうちゃん、障害のため、何て言っているのか、よく聞き取れないことが多い。

けれど、この、”ママ~、おいしそうね~!”は、とても発音がクリアー。)

 

長女(7歳)と次男(5歳)のように、

「も~ おなかがすいた~~~!!」

「ごはん、ま~~だ~~?!」

と、イライラ・ジリジリしてごはんを待つことを、そうちゃんはしない。

その代わりに、ただひたすらに、ごはんを楽しみに待ってくれる。。。

 

そうちゃんは、知的には障害があるけれど、健康には恵まれている。

私が、”ラッキーだったなあ。”と思うのは、そうちゃんが、みんなと一緒のものをおなかいっぱい食べることができること。

あっという間に飲み込んでしまい、咀嚼(ちゃんとかむこと)は下手だけれど、ちゃんと口からごはんを食べられること。。。

 

そうちゃん、”いただきます”をして、真っ先にごはんを食べると、すぐに言う。

「おいしい!」

「ママ~、おいしいね~!!」。

そして、二口目に行く前に、

「おかわり、ある?」

「ある??」

「ある???」

と、必ず私に何度も確認。。。

 

みんなで同じものを食べられること。

食べることを楽しめること。

そうちゃんに ごはんを作ってあげられること。

そして、そうちゃんに、”おいしい おいしい”と言ってもらえること・・・。

 

そうちゃんと一緒にいると、ここにも、そこにも、”ありがたいこと”がいっぱいあることに気づく。

あそこにも、むこうにも、たくさん たくさん。。。

 

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はじめての英語

長女(7歳)が、(8月にお誕生日を迎える前の)6歳の時のお話。。。

                                                  
長女は、今、小学1年生。
最近では、1年生から、週に一度、英語の授業があるらしい。
そこで、ある日、おやつを一緒に食べていた時、私は長女に聞いた。
「ね~ね~、なっちゃん(長女のこと)。
学校で英語習ってんでしょ?
なにか英語で言ってみてよ~。」。

                                           
すると、長女、一瞬、目を天井にむけて考えた後。
「ア~~~~イム(I’m)・・・」。

 
私は、てっきり、「DOG」とか「CAT」とか、”単語”がでてくるものとばかり思っていたのに、なんと、長女の口からは、これからいきなり”センテンス”が飛び出そうとしているではないか?!
う~ん、上級!!
私は、次の言葉を待ち構えた。

                                                      
すると、長女は自信たっぷりに言い放った。
「ア~~~~イム セックス!!」。

                                                
セッ、、、セッ、、、セックス???
私は、瞬間、イスからずり落ちそうになった。
長女の始めての英語は、、、

私の予想をはるかにこえ、かなり過激であった。
そう、、、。
長女は、

”I’m six(years old).”

と言いたかったのだ。
「私は6歳です。」と、、、。

                                   
その後、私は、気を取り直し、それは、セックスではなく”シックス”だと、もちろん教えた。
けれど、長女、
”え~~っ そ~なの~?!”というけげんな顔。
そして、ひと言、
「あんまり変わらんし~。」。

                                           
いえいえ、ず、、、ずいぶん変わりますからっ!!
ちょうど姉が教育サイト(なるほど!エージェント)をつくったので、長女にも、ぜひ、このサイトで、英語の発音をマスターしてもらおう。
「なるほど!エージェント」はこちら。
http://www.naruhodoagent.com/

                                        
あ~ しっかし、、、
驚くな、こりゃ。。。

                                     
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司令塔

数年前までの、”朝の大変さ”といったら、尋常ではなかった。

なにしろ、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)と長女(7歳)と次男(5歳)の三人がみんな、”赤ちゃん”状態。

(で、みーんな、オムツ。)

朝、大小のオムツを変えるだけでも、かなりの時間をとられた。

 

毎朝、とりあえず、そうちゃんの学校のスクールバスの時間に間に合うことだけを目標に、

ミルクを飲ませ、離乳食を食べさせ、一人一人着替えをさせ、、、。

両手だけではとても足りず、足をも使って育児。

(子供を抱っこしたままドアを開けたり、閉めたりするのには、この足が大活躍!

意外にも、足でできることは、非常に、、、多かった。)

とにかく、朝は(というか、一日中)綱渡りをしているような毎日だった。

(ただ、みんな健康でいてくれてでさえ、ギリギリの綱渡り。

だから、ここで病人が一人でもでようものなら、そりゃ~も~ 悲惨なことに。。。)

 

あの頃は、子供たち一人一人が、まるで、”生態のまったく異なる、まったく言葉の通じない(得体の知れない)動物”という感じだったっけ。。。

、、、そこからすると、今は、ずいぶん楽になった。

ただ、、、。

朝のあわただしさは、今も変わらない。。。

 

そうちゃんは、まだまだ着替えやハミガキなど、いろんな事にお手伝いが必要だけれど、長女と次男は、なんでも、ほぼ自分ででき るようになった。

だから、朝の私は、”司令塔役”にまわれば、だいたいオッケー。。。

 

朝のあわただしさのピークは、パパと長女が家を出てからの20分。

この20分が勝負!!

ここから、私は、猛スピードでお化粧をはじめ、準備を整え、、、

今はたとえどんな状態だとしても、これから35分後には、そうちゃんのスクールバスがくるバス停に、なにがなんでも立っていなければ ならないのだ。

(そうちゃん、障害ゆえのこだわりのため、このバスに乗り遅れようものなら、パニック!!

取り乱して、どんなことになるか、、、!!)

そうちゃんのおかげで、、”間に合わない”ということを決して許されない”スリリングさ” ”プレッシャー”を重々感じつつ、、、

でも、だからといって、決して早起き(あと10分早く起きさえすれば、、、!!)するわけではない、この私。

だから、いつも朝は、時間に追われ、ギリギリ。。。

 

毎日、不思議と、お化粧を終え、ドライヤーをかけたら、時刻は、7時55分。

(本当だったら、この時間、すでに靴を履き、玄関に出てカギでもかけていなければいけない時間です!!)

この瞬間、司令塔(私)から、そうちゃんと次男にひと言!

「大変大変!!

もう、時間!

急いで~っ!!

はいっ、みんな、靴はいて~!!

玄関にでて~!!」。

(すると、そうちゃんは、サッと靴をはいて玄関へ。

次男は、このタイミングで、必ず、なぜかトイレに行く。

そして、驚いたことに、、、。

この時点で、司令塔は、まだパジャマ姿!!)

 

こうやって、みんなをせかしておいて、私は、ここから約40秒~50秒で、サッと洋服に着替える。

着替えている間に、

「ママ、まだ~?」

と、玄関で靴をはいてスタンバイしているそうちゃんが、必ず言う。

そこで司令塔より次の発令。

「そうちゃん!!

エレベーター!!

ボタン!!

押しといて~!!」。

(これ、非常に大切な指令。

エレベーターにすぐ乗り込めるかどうか。

これ次第で、そうちゃんのスクールバスに間に合うか間に合わないかを左右しかねない。)

ちょうど私が着替えたタイミングで、いつも、次男がトイレから出てくる。

そして、次男と玄関で合流。

そうちゃんが手配してくれた(?)エレベーターに乗って、さあ、いざ、バス停へ!!

 

それから先、バス停に着くまでの間、司令塔の口からでる言葉は、ほぼ毎日決まっている。

「あっ!

まずいっ!!

間に合わない!!」。

「急いで!!」。

「さっ、走ろうか?」。

「はいっ、走るよ!!」。

(途中、みんな、一列になって、猛ダッシュ!!)

 

スクールバスが来る通りが見えてきたところで、司令塔、次男に向かって、次なる発令。

「はっくん(次男のこと)、走って~っ!

トップスピードよ~っ!!

ボタン!!

よろしく~~~!!」

(この”ボタン”は、横断歩道の手前左についている”歩行者ボタン(?)”を指す。

ここの横断歩道をスムーズに渡れるか否か、、、。

これもまた、非常に重要なポイント。)

 

かくして、私たち三人は、ほぼ毎日、このような状態で、そうちゃんのスクールバスのバス停に到着!!

けれど、これが、、、。

このような状態で、いつも、”ギリギリのギリもいいとこ”であるにもかかわらず、今までに一度も、スクールバスに乗り遅れたことがありません。

我ながら・・・感心しております。。。

 

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次男からの質問

今朝もまた、いつものように あわただしい朝。。。

 

私が、洗面所でハミガキしていたら、たった今、起きたばかりの次男(5歳)が、ヨロヨロと私に近づ き、唐突に聞いた。

「ねえ、ママ~。

ママは、パパのどこにあこがれて結婚したの?」。

、、、へっ?

あこがれ、、、?

はてさて、、、あこがれねえ、、、。

あこがれかあ、、、。

けれど、、、、そうそう、なんたってあわただしい朝。

「だってさー、パパ、やさしいでしょ?

そこかな。」

と、とりあえず私、無難な回答。

 

すると、間髪入れずに、次男は、次の質問を私になげかけた。

「じゃーさー、ママはさあ、なんでさー、あんなハゲ頭と結婚しちゃったの?」。

はっ、、、ハゲ頭?!

 

幸い、パパは、すでに長女(7歳)と一緒に、もう家を出ていた。

セッ、、、セーフ!!!

その後も次男、”ハゲ頭”を何度も連発するので、”男である以上、将来の髪の保障なんて約束されな いんだから、そんなこと、言うもんじゃない”と、一応、次男に忠告。

すると、次男は、マジで焦っていた。

そして、言った。

「やだ!

やだやだ!!

ぜーったいに、やだ!!!

はっくん(次男のこと)は、ぜーったいに、髪、なくならないもーん!!」。

「はっくんねー、大きくなったら(嵐の)大野君みたいになるんだもーん!!」。

 

私だって、そりゃあ・・・

できれば、そうであってほしい。

どうか大野君みたいになってくれることを、、、

そして、髪も決してなくならないことを、、、

母も切に希望いたします。。。

(合掌)

 

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