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先生~その4

前回ブログのつづき

               

一日の保育が終わり、子供たちがバスに乗り込む。

はりきってスタスタ歩いて、うれしそうにバスに乗り込む子供もいれば、

機嫌をそこねて、”バスに乗るの いやだ!”とダダをこねる子供、

いったんはバスに乗り込んだものの、急にトイレに行きたくなって、先生に手を引かれトイレに急ぐ子供、

装具(足首をしっかり支えるためのショートブーツのようなもの)をつけるのに手間取る子供もいる。

そして、ようやくバス・出発の時。

先生たち総出で、笑顔で大きくバイバ~イ。

みんなで子供たちの乗ったバスを送り出す。

こうして、園児との一日は終わる。

 

けれど、先生の仕事は、まだまだ終わらない。

バスに乗り込まなかった先生たちは、その後、いっせいに園舎の掃除を始めるのだ。

、、、と、その中に、見慣れない顔の面々が。。。

 

頭に三角巾をして、掃除に加わるおばさん、おばあちゃん世代の人たち。

そうちゃんの幼稚園には、お掃除をしてくれる”ボランティアさん”がたくさんいたのだ。

園の近くに住んでいる人もいれば、遠い場所から、わざわざ車でかけつけ、来てくれる人もいた。

園の控え室の隅の壁には、”お掃除スケジュール表”が、はってあったっけ。

(ボランティアさんの中で、”何月何日・誰々さん”というローテーションを決めていたようだ。)

築30年のボロボロの園舎の廊下を教室をホールをトイレを、、、

先生とボランティアさんが毎日セッセセッセと掃除する。

わざわざそのためにやってきてくれたボランティアさんたちは、”楽しくてしかたない”というような顔をして、ニコニコしながら、 ホウキで雑巾でモップで、テンポよく磨き上げていく。

 

もし、この時間をほかにあてられたなら、、、。

お友達と会って楽しくお茶しておしゃべりもできる。

家でゆっくりテレビでもみて、のんびりもすごせる。

他人のためでなく、自分の子供や家族のためにその時間をつかうこともできる。

外に働きに行ったなら、そのぶん、お金だってもらえる。

、、、、なのに、あえて、それを選ばず、そうちゃんの幼稚園に来て掃除するために、自分の貴重な時間をささげる人たちがいる。

感動だった。

 

そんな人たちに支えられたおかげで、そうちゃんたち子供は、気持ちよく毎日を過ごすことができた。

だから、建物は古くて、至るところがボロボロでも、私たちは、ちっとも悲壮感なくすごせた。

むしろ、こんなに古いのに、みんなに大切にされている園舎だったから、廊下の床の板一枚みても、なんだかボロさを通り抜け、なんとも いえない味わいがでて、それが園舎全体に奥深ささえ漂わせていたのだった。。。

次回につづく

 

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