« 先生~その1 | トップページ | 先生~その3 »

先生~その2

前回ブログのつづき

 

そうちゃんの幼稚園は、古かった。

木造平屋の細長い建物。

玄関を入ると、事務室と給食室があって、その先に長い廊下がつづく。

その廊下にそって教室が5つ。

そして、一番奥は、ホールになっていた。

廊下を歩くと、”ミシ~ ミシ~”と、音がなる。

なんとなく体がゆれる。

そして、狭い教室の壁や床は、ところどころ抜け落ち、なんと、、、下をのぞくと、土(地面)がみえた!!

冬は、その隙間から風がピューピュー。

いや~ 寒かった。。。

 

それもそのはず。

実は、この建物、築30年(当時)。

(そうちゃんが年長の時に、幼稚園は新しい土地へ移転・新設された。)

とても歴史のある幼稚園だった。

この幼稚園ができた当初は、幼稚園児だけでなく、就学年齢に達した行き場のない子供たちも、ここに来ていたらしい。

 

というのも、当時、障害の重い子供たちは、就学年齢に達しても、小学校に行くことができなかった。

(義務教育ではなかったため、小学校に行く権利が与えられていなかった。)

だから、親も子供も途方にくれていたらしい。

そんな、どこへも行くところのない子供たちを、この幼稚園が受け入れた。

その当時から、保育に携っている、キャリアをつんだ先生もいた。

だからだろうか、、、、。

そうちゃんの幼稚園には、ただ古くてボロイだけではない、なにか脈々と引き継がれた、あたたかみというのか、重さというのか、一体感と いうのか、、、

独特な空気が流れていた。

 

子供たち一人一人のことを、幼稚園にいる先生みんなが知っている幼稚園だった。

だから、バスの先生(運転手さん)も給食を作ってくれる先生も、みんな”そうちゃん”のことを知っていた。

そして、かわいがってくれた。

”そうちゃんのことをわかりたい。

もっと仲よくなりたい”

、、、と、みんなが思ってくれた。

 

ことに、バスの先生は、私の心に残る先生。

バスの先生は、子供たちが大好き。

で、みんなも、バスの先生のことが大好き。

行事はもちろんのこと、日々の保育の時にも、常に子供たちは、バスの先生とかかわっていた。

遊んでもらっていた。

毎朝、幼稚園バスがそうちゃんを乗せていってくれるのだけれど、そのバスの先生の”そうちゃんの全てを引き受けます”とでもいうよう な、おおらかでやさしい、包み込むような笑顔をみるたびに、私は、どれだけ心癒されたかわからない。。。

次回につづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

今日も応援、ありがとうございます!!

  人気ブログランキングへ                           

|

« 先生~その1 | トップページ | 先生~その3 »

そうちゃん」カテゴリの記事