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翼をください~その3

前回ブログのつづき

 

”翼をください”の歌詞には、

♪悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ行きたい♪

、、、とあるけれど、そうちゃんが生まれて、発達が遅れが顕著になり、障害があるとわかったあの頃、私は、ずっとそう思っていたっけ。。。

 

まさか、自分の子供が、障害をもって生まれてくるなんて、頭の隅にもなかったので、目の前にある事実をどう受け止めてよいのかが、どうしてもわからなかった。

そして、いつも思った。

”全て(そうちゃんに障害があること)をなかったことにして、またこれまでのように自由で、一点の曇りもない晴れ晴れとした気持ちになれたら、どんなに楽だろう。”

”鉛のように重いこの気持ちを、リセットして軽くすることができたら、どんなにいいだろう。”

 

でも、目の前のそうちゃんをながめていると、確かに、この発達の遅れようは、”普通の子供がただ遅れているだけ”という範疇をはるかに超えている、、、ということを確信せざるを得ない。

そして、なんの罪もないそうちゃんを見ていると、

”ちゃんとボクをみて。” 

”現実をみて。”

と言われているような気がした。

ただ、”全て今、起こっていることは現実なんだ。。。”と、ちゃんと逃げずにそうちゃんと向き合った時、なんともいえない絶望感がおしよせた。

すると、新たに、

”もう、私には、一生、心から手放しでゲラゲラと大笑いできる日は、こないんじゃないか。。”

”この真っ黒な雲が私の心のキャンパスにありつづける以上、澄み切った青空の中、心が軽く充足した気持ちを味わうことは、もしかしたらもう二度とこないのではないだろうか。。”

という失望感におそわれた。

 

それまでの私は、のんのんのん気に過ごしすぎていたし、そして、何よりも、あの頃は、まだ若かった。

だから、”黒か白か”、人生にはどちらかしかないような気がしていた。

けれど、今は、ちがう。

人生には、黒も白も、もちろんあるけど、赤も黄色も緑も青もある。

それぞれの色の中間の色もあるし、何色ともつかないオリジナルとしかいいようのない色も無数に存在することに気づいた。

そして、あの頃から十数年 歳をかさねた今、思うのは、

”何一つ、気がかりや心配ごとや悩みがない。”、、、なんて人は、一人だっていない、ということ。

どんなに悩みなんて何一つなさそうにみえても、悩みの大小こそあれ、人それぞれ、ちがった種類(ジャンル)の、ちがった形の悩みを抱えているものなのだ。

ハタから見て、”そんなちっぽけな悩みなんて、悩みのうちに入らないよ~!!”なんて言われるようなことでも、その人本人が”深刻な悩みだ”と思えば、それは、とんでもなく深く大きな悩みなのだ。

 

”人間というものは、そういう生き物なんだ。

そして、その苦悩の深さや大きさは、表面からは計り知れない。

もっと複雑で奥行きのあるものなんだ。”

、、、ということを知った。

そして、そのことは、単に頭の中で考えついたことではなく、本を読んで知ったのでもなく、私自身がいろんな人と出会い、話し、そして経験し、歳を重ねるごとに自然に気づいたことだった。

そのことは、私にとって、とても大きなことだった。。。

 

次回につづく

 

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