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ガラスの男~その9

前回ブログのつづき

 

骨折してから、しばらくの間は、足首の炎症が激しく、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)の足は、赤紫色に内出血。

ゾウのように腫れあがっていた。

痛みもひどいらしく、少しでも足を動かそうとすると、「いたいっ!!!!」と言って跳ね上がり、そのたびに、そうちゃんの顔は、ゆが んだ。

ただ、そうちゃんは、痛いからといって騒ぎ立てることはせず、淡々と。。

意外にも、涼しげな表情をしていた。

そして、”痛い! 動けない!”ということと、”だから、車イスにのる。”ということは、そうちゃんの中で、ちゃんと結びついており 、きっちり理解できていた。

 

車イスでの学校の一日は、最初のうちは、さすがにガッツリ疲れるらしかった。

お風呂にはいって、ごはんを食べたら、信じられないくらい早い時間にお布団へ。

あっという間にバタンキュー。

おかげ様で、静かな夜がつづいた。

 

痛みも除々にひきだした頃、そうちゃんに余裕の微笑がこぼれるように。。。

、、、と、そうちゃん、おだやか~で、やさし~い人に豹変!!

それはそれは、今までみたこともないような穏やかな表情になったのだ。

そして、私がトイレへつれて行くたび、

お風呂に入る時、

車にのる際、体を支えて手伝う時、

ごはんの時、イスにすわる手伝いをした時、、、

とにかく、一日中、そうちゃんは、

「ママ、ありがっと~。」

「ママ、ど~も~!」。

そうちゃんの口から出るのは、”感謝”の言葉ばかり。

しかも、

「まったくも~、ね~っ、ママ~!!」

「や~だ~、も~!!」

と付け加えては、私の労をねぎらってくれるような口調でやさしく微笑んだ。

いつもは、日によってイライラしたり、気分にムラがあるそうちゃんなのに、骨折してからというもの、そうちゃんは、ガラリと変わった 。

毎日、やさしいばっかり!

 

ヤッホ~!!

あのレントゲン室で、”全ての悪霊”をおとしきったのか、まるで仏様のようになってしまったようだ。

だから、私は、そうちゃんが骨折してからというもの、そうちゃんのお世話が大変になったにもかかわらず、

”まったく、、、。

そうちゃんって人は、なんてキュートな人だろーね~!!”

と、毎日思っていた。

長女(6歳)と次男(5歳)も、

「そうちゃん、、、せっかく歩けるようになったのに、また歩けなくなっちゃって、かわいそうだよね。。

またちゃんと、昔みたいに歩けるようになるかな???」

「早くまた、そうちゃんが歩けるようになるように、応援するね!!」。

 

思いがけず、なぜだか、わが家に、いつもよりよっぽど平和で、珍しく流れのスムーズな日々がやってきたのだった。。。

次回へつづく

 

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