« ガラスの男~その9 | トップページ | ガラスの男~その11・完 »

ガラスの男~その10

前回ブログのつづき

                                

そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)は、車イスに乗ることをまったく嫌がらなかった。

むしろ、とってもうれしそうだった。

学校で長時間、車イスですごすことにも、すぐに慣れた。

いや、”慣れた”というよりも、”完全にご満悦”だった。

どうやら、クララ(車イス)生活になったことにより、先生を一人、自分だけのために独占できたことが、たまらなくうれしかったらしい 。

先生たちに、いつも以上に大切にされるので、も~、たまらなかったようだ。

 

毎日毎日、そうちゃんは、

「(今日、学校で)車イス、ある?」

と私に確認する。

私が、

「あるよ~。」

と言うと、そうちゃんは、

「やった~~~~!!!!」

と言って、上半身をピョンピョン揺らして、身震いして喜んだ。

 

そうちゃんのクラスには、8人のお友達がいる。

そして、先生は4人。

つまり、お友達2人に一人、先生がついていることになる。

普通の学校だったら、30~40人の生徒に対して先生は一人だけなので、一クラスにこんなにたくさんの先生がいるのは、相当に贅沢な こと。

ただ、、、。

いかんせん、クラスのお友達の障害・タイプは、まちまち。

なので、先生は、生徒一人一人に対して、”それぞれ個別の特別な対応”を求められる。

しかも、そうちゃんはじめ、クラスのお友達も、”筋金入りの個性派”が勢ぞろい。

、、、ということで、生徒二人に対して先生が一人いても、とても先生が足りてるようには思えない。

(大勢の生徒を抱えた普通の学校の先生の方が、よっぽど余裕があるようにみえるのが現実。)

だから、車イスのおかげで、先生を一人独占。

そうちゃんの”夢のマンツー(マン)生活”がはじまったのは、うれしい誤算だった。

 

それに、、、。

そうちゃんは、元来、”ボクのことをみて!!”という、甘えタイプの代表格。

加えて、ものすご~い”ナルシスト”。

毎日、ガラスや鏡に映る自分の姿を見ること頻繁。

いつも(何をチェックしているのかは、さっぱりわからないけれど・・・)何かをチェックしている。

自分でしゃべりながら、ガラスや鏡をチラチラ。

ガラスに映る自分に微笑みかけることも忘れない。

なぜだか、昔から、自分のことが大好きで(たぶん、、、。)、自分のことがとってもかわいいと思っているのだ(たぶん、、、。)。

だから、どんな形であれ、先生から注目されることは、たまらないらしい。

 

だから、振り返れば、、、。

車イスの上のそうちゃんは、なぜか幸せいっぱい、いつもとろけそうな笑顔のそうちゃんであった。。。

次回へつづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくとポイントアップです。

久々のランクアップとなっております。

どうもありがとうございます!!

     人気ブログランキングへ      

 

|

« ガラスの男~その9 | トップページ | ガラスの男~その11・完 »

そうちゃん」カテゴリの記事