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ガラスの男~その5

前回ブログのつづき

                                        

家の車のトランクに車イスをのせ、いつものように助手席にそうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)を乗せる。

書いてもらった紹介状片手に、さあ、病院(個人病院)へ向かって出発!

そうちゃんは、スムーズに車には乗り込んだものの、これからまた病院へ行って何をされるのか(そうちゃんには)予測がつかないため、 思いっきり腰が引け、顔がこわばっている。

病院までは、車で約15分。

で、その15分間の私たちは、かなり異様であった。。。

                                                     

私とそうちゃんは、完全に、いつものような”母と子”の関係ではなくなっていた。

で、その関係は、さながら”監督と選手”のようだった。

イメージとしては、バリバリの体育会系・ラブビー部あたりの”監督と選手”。

闘いの場であるフィールド(私たちの場合:整形外科のレントゲン室)を前にして、監督(私)が選手(そうちゃん)に、”ゲキ”をとば す。

、、、もちろん、ご存知の通り、そうちゃんには、重い知的障害があるため、難しいことを言っても、よく理解できない。

(ちなみに、やさしいことでも難しい。)

それは、いつもそばにいる私が一番よーく知っている。

、、、けれど、それをよ~く知った上で、あえて、私は、そうちゃんに長々と説教。

”骨が折れたいじょうは、ちゃーんと病院へいって、きちんと治療してもらわないと治らない。”

とか、

”世の中には、もっと大変な病気にかかる人もいっぱいいるんだから、そうちゃんの骨折なんて、どーってことない。”

とかいうことを、 とくと説明。

                                              

そして、ひとしきり、”詳しい状況説明”が終わると、

「そうちゃん、今日は、しっかりよ!!

 たのんだよー!!」

「そうちゃん、い~い?

も~、気合よ、気合!!」

「昨日みたいにビビッテたらね~、、、冗談じゃないからね!!」

「(レントゲンは)”ハイ チーズ!”で、すぐに終わるんだから、そうちゃん、ちゃんと、がんばってよ~!!

きっちりしないと、今日という今日は、絶対にゆるさないからね~!!」。

                                       

そして、会話が一区切りつくごとに、私は、そうちゃんに、

「わかった~??

ちゃんとわかったら、お返事!!

”はい!!”は?」

と言い続けた。

そうちゃんも、最初は、目をパチパチしながら、”ママ、、、なにいってんの、、、?”という感じで、ただただ驚き、あっけにとられて いた。

が、いつしか、私の勢いにすっかりのまれて、”なんかよくわかんないけど、、、???”という顔をしながらも、そのたびに、

「はいっ!!」 

「はいっ!!」

と、力強い返事を返したのだった。。。

次回につづく

                        

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