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ガラスの男~その7

前回ブログのつづき

                                                             

病院に着き、受付をすませると、以前、お世話になった時、そうちゃん(長男・14歳・知的障害アリ)が大好きだった看護婦さんが向こ うの方からやってきた。

そして、

「あらららららら~! 

足、どーしたの???

またまた、派手なことになったね~!!」。

                                                

その日は、診察の後、もちろん、レントゲンを撮らなければならなかったのだけれど、、、。

その看護婦さんがレントゲンを担当。

さすがに、その日こそ、昨日の余韻でまだ緊張の面持ち。

ビクビクしていたけれど、次回からは、レントゲンは、スムーズに撮れるようになった。

、、、、それどころか、病院へ行く前に、必ず、そうちゃんは、

「(今日)レントゲンある?」

と聞くようになり、

「あるんじゃな~い?」

と私が言うと、

「やった~~~~!!

うれしい~~~~!!」

と、ぴょんぴょん跳ねながら大喜びするまでになった。

(、、、、、、。

なら、初日のあの騒ぎは、いったい何だったのか、、、??

騒動に巻き込まれた者としては、そのへんが非常に知りたい。。)

                                             

”歩けない”というのは、なかなか大変な日常だった。

”立てない”というのが、もっと問題。

でも、そうちゃんの場合、家の中は、座ったまま”いざり”ができたので救われた。

家の中は、ズリ~ズリ~っと、いざりで移動。

日に日に、高速移動も可能になった。

だから、私が力仕事を要求されるのは、トイレとお風呂だけだった。

最初は、お互い、不慣れなので、”力”だけで勝負。

すると、体を支えるだけでもクタクタに。。

しばらくは、”安静を保って車イス生活”といわれていたため、これが続くと思うと、気が遠くなりそうだった。

けれど、ふと、”古武術”のテレビがあっていたのを思い出した。

参考になったのは、

”鎧は持てば重いけど,担げばまだ軽くなる,着ればさらに軽くなり,走ることもできる”

という言葉。

(これ、介護のみならず、全ての物事にいえることです。)

                                              

どんな風な動きをすれば、一番負担なく、楽に介助できるか、私なりに研究。

そして、それを日々、試してみるとともに(これはこれで、成果があるので、けっこう楽しいことだった。。)、そうちゃんにも、少しず つ、協力できそうなところは、自分でも頑張ってもらうことにした。

ただ、”頑張ってもらいたいところ”は、なにぶん、”力のかけ方の加減”なので、なかなかそうちゃんには伝えづらいだろうと思っていた。

きっと、そのへんは、そうちゃんには、わかってもらえないだろうと思っていた。

けれど、

「ちょっと腰をあげて」

「ちょっとそっちをずらして」

「そこの手すりをもって、ちょっと体を支えて」

とか、ものすごく抽象的な言葉に、そうちゃんがピピピッ。

恐ろしくシャープに、正確に反応!!

正直、驚いた。

思わず、パパと、

「そうちゃんって、、、すっ、、、すごくない??

よく、言ったこと、ちゃんとわかって、理解してるよね~!!

なんか、見直すよね~!!」

と、感心しきり。

人間、極限に追い込まれると、神経が研ぎ澄まされるのかもしれない、、、。

いや、、、本当に。。。

次回へつづく

                                 

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