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そうちゃん・13歳になる

そうちゃんが、13歳になった。

最近のそうちゃんを見ていると、晴れやかな気持ちになる。

目にみえて成長を感じられるようになってきたからかもしれない。

 

この間、予防接種を受けに行った時も、待合室で40分イスに座って待ち、診察室へ入ってちゃーんと注射を受けられた。

(ちょっと前までは考えられなかったこと。

今までだったら、まずは病院の入口で”すったもんだ”があり、待合室でも、もちろん、落ち着いて待つなんてできるはずもなく、、、。

ようやく、診察室へ引きずられるように行く頃には、大混乱!

たった1本の注射を打つだけなのに、そりゃーもー大変な騒ぎだった。。。)

 

待合室でなかなか名前を呼ばれなかったので、さすがにちょっと不安がつのり、そうちゃんは大きな声でおしゃべりを繰り返してはいたけれど、診察室からそうちゃんの名前が呼ばれると、右手を大きく挙げて、スックと立ち上がりながら、大きな声で、「はーーーーーーいっ!!!」。

(これは、どうやら、小学校の卒業式の練習の時に身につけたものらしい。。)

それから、そうちゃんは、待合室にいる小さな子供たちを不器用によけながら、大またでドシンドシンと診察室にすすむと、先生に、「おーよーざーまー!!」(訳:おはようございまーす!)。

先生とちょっとおしゃべりしてケラケラ笑った後は、スムーズに注射。

注射が終わると、先生に何度も、「ありがっとー!」 「ありがっとー!」と言っていた、そうちゃん。

そして、最後は笑顔で、「せんせい、ばいば~い!」。

 

う~ん、素晴らしい。

こんな日がくるなんて!!

そして、不思議なことに、こうやって、そうちゃんに一つ、また一つ、”クリアーできること”が増えていくたびに、そうちゃんは、穏やかになってきた。

自信がでてきたのかなあ、、、と思う。

こんなそうちゃんを目の前にすると、私の”開墾作業”も一区切りついて、次の段階にきた気がする。

 

今までは、そうちゃんをどうやって育てようかと、いろいろ迷いながら考えあぐねてきた。

その都度、いろんな課題にぶち当たりながら(時には、砕け散りながら)も、心の片隅で、”そうちゃんが心地よく伸びていける環境づくり”というものを細々とではあるけれど、思ってきた日々だった。

それは、土地を耕す作業にも似ている。

大きな石があればヨイショヨイショと取り除き、これから植える植物がどうしたらのびやかに育つのか、どういう状態にしたらベストなのかを想像しながら、ひたすら土を柔らかくする作業。

で、その土地には、ちょこちょこではあるけれど、”今だ!”という時期に、ポケットから種をだし、まいてきた。

ちゃんと育つかどうかはわからないけど、とりあえずはまいてきた。

”ヘルパーさん種””プール種””公文種”。

”妹種””弟種”もまいた。

 

そして今、ここにきてやっとこさ、そのまいた種から、”ポコポコっ” ”ポコポコっ”と、新緑のかわいい芽が次々にでてきた。

ヘルパーさんにそうちゃんを預けたおかげで、そうちゃんは、ヘルパーさんとなら、いろんな場所へ出かけられるようになった。

何より、たくさんのヘルパーさんにかわいがってもらい、人間を信頼できるそうちゃんになった。

プール教室に通ったおかげで、今では、なんとクロール(もちろん、そうちゃん流)も背泳ぎも、息継ぎしながら25メートル泳げるようになった。

公文教室に通ったおかげで、勉強の時間は、とりあえず、しっかり30分座っていられるようになった。

妹や弟がそうちゃんの家族になってくれたおかげで、そうちゃんは、家の中でも、”いかにして、人とつきあっていくのか、、、。”という、人生で最も大切なことを学び中。

人生には、いろんな人間模様があるのだと、何事もそうスムーズにはいかないことも気づいてくれたハズだ。

 

せっかく芽がでてきたのだから、このかわいい芽には、太陽の光をいっぱいあびさせて、土が乾いたら水をたっぷりやって、これからもっともっと大きく育ってほしいなあ。。。

 

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