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2008年10月

子供時代(5)

前回ブログのつづき

 

当時をふりかえると、、、。

買い物好きの母・よしこは、よくデパートに出かけていた。

(それは、今尚変わらず。。)

最初は、私も姉も、よしこと一緒に、ワクワクした気持ちでデパートに向かった。

が、次第に、私と姉は、デパートに行きたがるものの、すぐに帰りたがるように。。

 

、、、というのも、よしこは、デパートに着くと、決まって自分の買い物のみに集中。

これといって、特別、私たち子供に何かを買ってくれる、、、というわけではなかった。

そのことがわかったとたん、私たち姉妹は、二人そろって、フシギなことに、”デパートに着いたとたん、たまらなくのどがかわく”という奇怪現象(?)に襲われることとなった。

(デパートというところが、自分たちにとっては何ら魅力がなく、つまらない場所に思えてしまったからだと思う。)

デパートに一歩ふみ入れたとたん、二人そろって、

「ねえ、ママ~。 のどがかわいた~。 

なにかジュース買って~。」。

 

私と姉が横で”つまらな~い顔”して待っているにもかかわらず、よしこは、洋服にしろ、なににしろ、

”あら~、、、。 

これ、ステキね~。”

”あら、、、。

こっちもいいわね~。”。

延々と迷いながら、よしこの買い物は、果てしなく続いた。

私たちは、ひたすらに待たされる身。

「ね~、疲れた~。 

ママばっかり買ってずる~い。」と、ブーイング。

 

、、、そんなこんなが続いたので、ある日を境に、、、。

デパートに出かける前は、必ず、よしこから、私たちは”選手宣誓”みたいのをさせられるようになった。

 

よしこは、「は~い。 今からデパートに行くわよ~。」。

そう言った後、

「でもね、今日は、どんなにのどが渇いても、なんにも飲まないわよ。

それに、なんにも(子供のものは)買わないわよ。

いいわねっ?! 

わかった~?!」。

そして、私たちが「うん、わかった、、、。」と、渋々うなずき、「はい。」というのをジッと待つ。

 

玄関先で、よしこは、

「も~、デパートに着くなり、ちはるたちは、”のどかわいた~。”って言うからイヤなのよ~。

はいはい、二人ともお水のんでってちょうだい。」。

、、、ということで、私たちはデパートへ出かける前は、なぜか、一杯の水を飲み、、、。

そして、一路、デパートへ向かったのだった。。。

 

そうこうするうちに、”デパート行き”をリタイアーする者が現れた。

姉だった。

姉は、よしこが、「さあさあ。 今日は、デパートに行くわよ~。」と言うと、間髪いれずに、「ママ。 今日は、りかに何か買ってくれる、くれない?」。

よしこが、「もちろん、買わないわよー。」と言うと、続いて、姉は、「ママ。 今日は、りかに何か飲ませてくれる、くれない?」。

よしこは、「もちろん、なにも飲まないわよー。」。

すると、姉は、きっぱり言った。

「じゃー、行かない。」。

姉は、なに一つ利益のないデパート行きは、うんざりのようだった。

(姉は、考えてみると、このころからムダがなかった。)

そんなことなら、家で好きなことをしていたいらしかった。

 

一方、私はというと、、、。

そんなよしこの言葉にもめげず、デパートには、よく着いて行った。

私は、相変わらず、出かける前は、”なにも買わない、なにも飲まない宣言”をさせられ、水も、もちろん飲んでいたが、いつも一筋の希望を忘れなかった。

、、、というのも、7~8回に一度くらい、思ってもみないチャンスが訪れるのだ。

 

ダダをこねて、この間、ブログで書いた、赤ちゃんのお人形(りかちゃんハウスの仲間)をゲット(無理やり買ってもらった)したこともあるし、、、。

”今!”という絶妙なタイミングを見計らって、「あ~あ、、、。 のど、かわいちゃったな~。」と言うと、よしこは、「、、、もう、しょうがないわね、、、。 じゃ、りかちゃんには内緒よ。 絶対、内緒にしなさいよ!」と言って、ジュースを買ってくれたりしたこともあった。

そして、本当に、たまのたま~に、よしこと二人だけでパフェなんかを食べに行ったりした事もある。

あの時のパフェの味は、今でも忘れない。

”りかちゃんも、来ればよかったのにさーっ、、、。 

でも、ちはるがパフェ食べたって知ったら、りかちゃん、悔しがるだろうなあ、、、!!”。

悔しくてたまらず怒った姉の顔を想像しながら食べるパフェ、、、。

なんと、甘美な味がしたことか。。。

 

家に帰り、「ただいま~。」と言うと、姉は、私とよしこに向かって、必ず言うことがあった。

「おかえり~。」。

そして、

「ねえ、ちはるちゃん、まさか何も買ってもらってないでしょーね?? 

なにも食べてないでしょーね??」と、必ず玄関までやって来て、私たちに詰め寄る。

 

パフェを食べたその日、私は、”ヒョッとして、口のまわりに、さっきのパフェのチョコレートがついちゃったりしてやいないかしら~ん?”と、舌をペロペロしながらも、姉に、「な~んにも! な~んにも食べるはずないじゃな~い、りかちゃ~ん!!」。

、、、と言いながら、私は、こみ上げる歓喜と興奮をおさえるのに、いっぱいいっぱいで、顔は、にやけまくりだったっけ。

いや~、あの日のパフェは、、、まったく蜜の味がした。。。

 

次回へつづく

 

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子供時代(5)

前回ブログのつづき

 

当時をふりかえると、、、。

買い物好きの母・よしこは、よくデパートに出かけていた。

(それは、今尚変わらず。。)

最初は、私も姉も、よしこと一緒に、ワクワクした気持ちでデパートに向かった。

が、次第に、私と姉は、デパートに行きたがるものの、すぐに帰りたがるように。。

 

、、、というのも、よしこは、デパートに着くと、決まって自分の買い物のみに集中。

これといって、特別、私たち子供に何かを買ってくれる、、、というわけではなかった。

そのことがわかったとたん、私たち姉妹は、二人そろって、フシギなことに、”デパートに着いたとたん、たまらなくのどがかわく”という奇怪現象(?)に襲われることとなった。

(デパートというところが、自分たちにとっては何ら魅力がなく、つまらない場所に思えてしまったからだと思う。)

デパートに一歩ふみ入れたとたん、二人そろって、

「ねえ、ママ~。 のどがかわいた~。 

なにかジュース買って~。」。

 

私と姉が横で”つまらな~い顔”して待っているにもかかわらず、よしこは、洋服にしろ、なににしろ、

”あら~、、、。 

これ、ステキね~。”

”あら、、、。

こっちもいいわね~。”。

延々と迷いながら、よしこの買い物は、果てしなく続いた。

私たちは、ひたすらに待たされる身。

「ね~、疲れた~。 

ママばっかり買ってずる~い。」と、ブーイング。

 

、、、そんなこんなが続いたので、ある日を境に、、、。

デパートに出かける前は、必ず、よしこから、私たちは”選手宣誓”みたいのをさせられるようになった。

 

よしこは、「は~い。 今からデパートに行くわよ~。」。

そう言った後、

「でもね、今日は、どんなにのどが渇いても、なんにも飲まないわよ。

それに、なんにも(子供のものは)買わないわよ。

いいわねっ?! 

わかった~?!」。

そして、私たちが「うん、わかった、、、。」と、渋々うなずき、「はい。」というのをジッと待つ。

 

玄関先で、よしこは、

「も~、デパートに着くなり、ちはるたちは、”のどかわいた~。”って言うからイヤなのよ~。

はいはい、二人ともお水のんでってちょうだい。」。

、、、ということで、私たちはデパートへ出かける前は、なぜか、一杯の水を飲み、、、。

そして、一路、デパートへ向かったのだった。。。

 

そうこうするうちに、”デパート行き”をリタイアーする者が現れた。

姉だった。

姉は、よしこが、「さあさあ。 今日は、デパートに行くわよ~。」と言うと、間髪いれずに、「ママ。 今日は、りかに何か買ってくれる、くれない?」。

よしこが、「もちろん、買わないわよー。」と言うと、続いて、姉は、「ママ。 今日は、りかに何か飲ませてくれる、くれない?」。

よしこは、「もちろん、なにも飲まないわよー。」。

すると、姉は、きっぱり言った。

「じゃー、行かない。」。

姉は、なに一つ利益のないデパート行きは、うんざりのようだった。

(姉は、考えてみると、このころからムダがなかった。)

そんなことなら、家で好きなことをしていたいらしかった。

 

一方、私はというと、、、。

そんなよしこの言葉にもめげず、デパートには、よく着いて行った。

私は、相変わらず、出かける前は、”なにも買わない、なにも飲まない宣言”をさせられ、水も、もちろん飲んでいたが、いつも一筋の希望を忘れなかった。

、、、というのも、7~8回に一度くらい、思ってもみないチャンスが訪れるのだ。

 

ダダをこねて、この間、ブログで書いた、赤ちゃんのお人形(りかちゃんハウスの仲間)をゲット(無理やり買ってもらった)したこともあるし、、、。

”今!”という絶妙なタイミングを見計らって、「あ~あ、、、。 のど、かわいちゃったな~。」と言うと、よしこは、「、、、もう、しょうがないわね、、、。 じゃ、りかちゃんには内緒よ。 絶対、内緒にしなさいよ!」と言って、ジュースを買ってくれたりしたこともあった。

そして、本当に、たまのたま~に、よしこと二人だけでパフェなんかを食べに行ったりした事もある。

あの時のパフェの味は、今でも忘れない。

”りかちゃんも、来ればよかったのにさーっ、、、。 

でも、ちはるがパフェ食べたって知ったら、りかちゃん、悔しがるだろうなあ、、、!!”。

悔しくてたまらず怒った姉の顔を想像しながら食べるパフェ、、、。

なんと、甘美な味がしたことか。。。

 

家に帰り、「ただいま~。」と言うと、姉は、私とよしこに向かって、必ず言うことがあった。

「おかえり~。」。

そして、

「ねえ、ちはるちゃん、まさか何も買ってもらってないでしょーね?? 

なにも食べてないでしょーね??」と、必ず玄関までやって来て、私たちに詰め寄る。

 

パフェを食べたその日、私は、”ヒョッとして、口のまわりに、さっきのパフェのチョコレートがついちゃったりしてやいないかしら~ん?”と、舌をペロペロしながらも、姉に、「な~んにも! な~んにも食べるはずないじゃな~い、りかちゃ~ん!!」。

、、、と言いながら、私は、こみ上げる歓喜と興奮をおさえるのに、いっぱいいっぱいで、顔は、にやけまくりだったっけ。

いや~、あの日のパフェは、、、まったく蜜の味がした。。。

 

次回へつづく

 

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子供時代(4)

前回ブログのつづき

                                              

その頃、私が欲しかったものといえば、”人生ゲーム””学研の科学と学習””自転車”。

それらは、”どれも欲しかったのだけれど、結局、買ってもらえなかったもの”なので、今も私の記憶にしっかりと残っている。

母・よしこは、子供(私たち姉妹)が、”ねえ、○○がほし~い!”  ”買って~!!”と言っても、そう簡単に物を買ってはくれなかった。

それが、よしこの教育方針だったのか、はたまた作戦だったのか、今となってはよくわからないけれど、「あらそ~お~?」と言って、サッサと買ってもらった記憶は、ほとんどない。

 

まずは、人生ゲーム。

あの頃、私たちの間で、とてもはやっていた。

私は、よく、機会あるごとに、よしこに、”自分が、どのくらい人生ゲームが好きか”を、ねちっこく、熱く語った。

けれど、よしこの首は一向にタテには動かない。

だから、ある日、

「ね~、ね~、ね~、買ってよ、買って~!!

だってね、ちはる(私のこと)の友達、みーんな、持ってるんだから~!!

えーっと、○○ちゃんも△△ちゃんも、、、あっ、そうだ、◇◇ちゃんも!!」

と、私は、次第に声が荒くなった。

すると、よしこは、

「あらー。

そのゲーム持ってるの、ちはるの仲のいいお友達ばかりじゃない?

みんな持ってるの?」と言うので、私は、”それきた! もう一押し!!”とばかりに、

「そうよ~!!

みんな、みーんな持ってるんだから~!!」。

 

すると、よしこは、表情一つ変えずに、

「あら~、じゃあ、ちょうどいいじゃない。

だれの家に遊びに行っても人生ゲームがあるんだったら、ちはるは、ますます買う必要がないわ。」と、ばっさり。

(人生ゲーム、実は、ゲームそのものよりも、お金を数えてみんなに渡す係りに、私は憧れた。

で、その役は、なぜか、人生ゲームのオーナーの権限となっていたのだ。

それは、暗黙の了解だった。

だから、この係りになるには、私が人生ゲームを買うしかなかったのだ。

、、、が、よしこにあっさり却下され、私の夢は、かなうことがなかったのだった。)

 

お次は、科学と学習。

こちらも、あの頃、私たちのまわりは、みんなよくとっていた。

毎月家に、どこかのおばさまが届けてくれる、雑誌(月刊誌)と付録。

本屋さんに行かずとも、家まで届けてくれる、、、というのが、子供ながらにして、かなり魅力だった。

自分で選ぶのではなく、今月、なにが手元にくるのか、その時になってみないとわからない、、、。

なんてステキ、科学と学習!!

 

あの時も、”たのんで~! たのんで~!! 科学だけでいいから! ねっ! お願い!!”と、私は、さんざんよしこに泣きついたけれど、よしこは、いたって冷静だった。

「ママ、わかってんのよー。

どーせ、おまけ(よしこは、科学と学習に付いてくる立派な付録を”おまけ”と呼んでいた)で遊ぶだけでしょう?

遊んですぐにポイでしょ。

うちの子が(主に私。でも、時々、姉も含む。)肝心な本の部分(勉強に役立つ部分)を、読むわけがないわ。

ん~、あんなのもったいない、もったいない!

買いません。」。

 

あの時は、そういう風に言われて、さんざん悔しい思いをしたけれど、今思えば、よしこは、、、図星だった。

グリコのキャラメルのおまけのようなもので、本体より、おまけの方が、がっつり魅力があったのは確か。

それにしても、私のまわりでは、”科学派””学習派”がいて、毎月、それが来るのを楽しみにしている子が多かった。

たまに両方とっている子もいた。

にもかかわらず、そんな多数派(科学と学習をとっている、たくさんのお友達)にも、よしこは、少しもなびくことはなかった。

 

そして、自転車。

私の家には、赤い子供用の自転車が1台だけあった。

それは、いとこのお姉ちゃんからもらったもの。

ただ、自転車1台に対し、子供は二人(姉と私)。

これは、かなり問題だった。

当然のことながら、私と姉の間で、毎日、自転車のとりあいになった。

ジャンケンで、その日の所有者があっさり決まる、、、という、信じられないほど平和解決に至る日も、年に数回ほど、あるにはあった。

けれど、そんな気持ち悪い数日を除くと、あとはたいていは、お互いの感情がこじれ、ケンカになった。

そんな私たちをそばで見ながらも、よしこが、”じゃあ、もう1台、自転車を買おう!”と思うことは、結局なかった。

そんな気持ちは、さらさらなかったらしい。

 

私たちが、”もう一台、買って~! 買って~!!”と、いくら懇願しても、よしこは一人、涼しい顔をして、

「昔はねー、ママたちの時代は、戦争があったでしょ。

な~んにもなかったの。

食べるものだって、な~んにもなかったのよ。

なんでも分けあって当然だったのよ。

なのに、ちはるたちは、、。

だいたいねー、自転車が1台、家にあるだけでも幸せよ。

1台で十分よ。

第一、自転車ごときで、猿みたいにキーキーケンカになるなんて、ママには信じられないわっ。

ちはるもりか(姉のこと)も、いいかげんにしなさい!」。

、、、と、一事が万事、そんな風だったのだった。。。

 

次回へつづく

 

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子供時代(3)

前回ブログのつづき

                                         

その頃、私は、会社の社宅に住んでいた。

で、その社宅の敷地内には、中庭のようなところがあって、そこには、砂場とブランコと、木登りできる木が1本あった。

特にどこへ行こうという計画のない日、遊ぶのは、いつもそこ。

最初、私と姉だけで、こじんまりと遊ぶ。

でも、そのうちに、私たちの姿をみつけた社宅の子供たちが、一人、また一人と家から出てくる。

そして、最後は、まとまった人数になるので、みんなで缶けりをしたり、色つき鬼をしたり、四角十字をしたり、インド人のくろんぼをしたり、陣取りをしたり、砂遊びをしたり、、、。

どこへ行かずとも時間はすぎ、気がつけばいつも夕暮れどきだった。

(中庭は、どこからともなく子供たちが集まってくる場所だったので、私たち姉妹もまた、家で暇な時は、ベランダに出て、常に中庭をチェック。

だれかが遊んでいるのを見つけると、中庭に直行していた。)

 

そういえば、家からちょっと離れたところに、公園があった。

公園は小高い山の上にあるのだけれど、私は、その山の中腹にある”秘密の隠れ家”が大好きだった。

私のイメージの中では、そこは、今も、”トトロの森”そのもの。

鬱蒼と木々が立ち並び、枝葉がワサワサしていた。

で、そんな中、数本の木が寄せ合って茂っている場所があった。

そのうちの一つが、私の秘密の隠れ家。

 

木の葉をかきわけながら中に入ると、そこは、まるで異空間。

外とは明らかに違う空気が漂っていた。

上を見上げると、木の葉の天井になっている。

木の葉と木の枝がからまり、それが壁のようになっているので、外の様子は、かすかに見えるくらい。

その隠れ家(木の家)は、かまくらのようなドーム型をしていた。

ちょっとやそっと雨が降っても、中には降りこまなかった、その隠れ家。

そこがまた魅力だった。

だから、雨が降る日も、わざわざ傘をさして遊びに行ったりした。

隠れ家に着いて、さあさ、中に入ろうと、傘をパシャと、たたむ瞬間。

”雨降りでも大丈夫なんだよね~。”。

ただそう思うだけで、なぜかドキドキで、ワクワクだった。

私が、姉や友人に、「行く?」と聞いた時には、たいていその隠れ家に足が向いていたっけ。

その中で、おままごとしたり、地べたに座り込んでおしゃべりしたり、、、。

たわいのない時間だったはずなのに、今尚、私の思い出に残る色濃い時間。

 

隠れ家は、小学校にもあった。

(こちらは、私のセカンドハウス。)

体育館につづく渡り廊下の下にある、コンクリートでできた穴。

今思えば、単なる床下だったのだと思うけれど、当時の私は、自分たち(私と友達)だけの隠れ家だと思って疑わなかった。

お昼休みになると、よくそこですごした。

隠れ家につづく道は、ツツジの木がいっぱい植わっていたので、ツツジの花が咲く季節には、片っ端からツツジの花をちぎって、ガクのところの甘い蜜(?)をすいながら、駆け足で隠れ家へと向かった。

私たちは、隠れ家へ入る時、必ずキョロキョロと人がいないのを左右確認してから、ソーッと入っていった。

 

子供がしゃがんででしか入れないような低い低い天井。

しゃがんだまま足をズリズリとひきずりながら進んでいくと、奥の方には、コンクリートブロック(私たちの机)が横たわっていた。

さらに奥には、キッチン。

寝る場所も、ちゃーんと決まっていたっけ。。。

 

泥でにぎった砂団子と、泥水でできた特製コーヒー牛乳。

そして、木の葉を集めて作ったお料理の数々。

それが、昨日、私たちが遊んだ、そっくりそのままの形で残されているのを確認すると、

”やっぱりここは、私たち以外、だ~れも知らない場所なんだよね~。

 うっしっしっしっしっ。。。”

という思いが、フツフツとわいてきた。

その度に、たまらなくうれしくなった。

で、ますます隠れ家が好きになった。。。

次回へつづく

 

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子供時代(2)

前回ブログのつづき

                                              

そういえば、私が子供の頃といえば、、、。

小学生の頃あたりなんて特に、私は家の中で遊ぶということが少なかった。

厳密にいうと、家にいさせてもらえなかった。

母・よしこは、なにかにつけて、「外に行きなさい。」 「外で遊んでいらっしゃい。」と、口ぐせのように言っていたのだ。

よしこは、まるで、”しっ しっ”と犬を追い払うがごとく、私たち姉妹を外へ行かせた。

(よしこには、私たちがいなくなった静かな部屋で、エレクトーンの勉強をゆっくりしたい、、、という思惑があった模様。)

 

特に夏休みなんか、私と姉が、テレビの前に陣取り、”NHK・朝のテレビ小説”をみた延長で、朝からボーッとテレビをみていると、

「こんなにダラダラされたら、たまらないわ~!

ハイッ、どこか、外へ行ってちょうだい。

ハイッ ハイッ!!」

と、掃除機をかけている最中なんか、よしこは、掃除機の先っちょで私のお尻をつっついた。

(参考:よしこは、NHK・朝のテレビ小説の大ファン。

毎回欠かさず見ていた。

私たちの学校が休みの日は、あの15分は、親子なごやかにテレビをみる、平和な時間だった。

が、終わるやいなや、よしこは、スックと立ち上がり、”忙しい~忙しい~モード”へ一瞬にして切り替わっていた。)

 

いつも、そういう雰囲気になると、私と姉は、いそいそと玄関へ。

とりあえず靴をはいて、外へ。

いったん外へ出てから、”これからどこへ行こうか、、、。 何して遊ぼうか、、、。”と、考えるのが常だった。

確かに、へたに家にいると、よしこから、

「だいたいねー、さっきからダラダラダラダラして、ピアノの練習は、いったい、いつになったらするつもり(怒)~?!」

と、いつ、なんどき、何を発端によしこの怒りが爆発するかわからない危機感が常にあった。

(当時、私たちは、ピアノのレッスンに通っていたが、練習が、イヤでイヤでたまらず、さぼりまくっていた。。)

そんなことになる前に、とりあえず、”(ピアノのない)外に行く”という安全策を、私たちが自らとっていたのも事実。。

 

そして、また、もう一つの理由としては、たいして面白いおもちゃが家にたくさんあるわけではなかったので、私たちの足は、自然と外へと向いたのかもしれない。

当時、私と姉が持っていたおもちゃは、オセロとブロックとりかちゃんハウス。

それを三本柱に、飽きることなく遊んでいた。

(いや、、、ちょっとは飽きていた。

でも、それしかないので、それで遊ぶしかなかったのだ。)

 

りかちゃんハウスの仲間も、大勢いるわけではなかった。

主役のりかちゃんといずみちゃんとあきらくん。

こちらも、この三本柱で、いろんなストーリーを作って、お人形ごっこをした。

途中、赤ちゃん役がどうしても欲しくなり、ピンクの洋服に白いエプロンをした小さな赤ちゃんも仲間入り。

ちなみに、この赤ちゃんは、私の思い出の品。

私がデパートで”買って~ 買って~”と、ギャンギャン大泣きして、ようやくゲットしたもの。

”今日は絶対に買いません!”と、よしこが言いはる中、それをねじ伏せて、結果的には私の勝利となった。

が、その代わりに、さんざん怒られた。

なにしろ、まったく財というものがない子供が、一つ、欲しいもの(新しいもの)を手にいれようとすると、これほどまでに困難がつきまとうものなのか、、、と日々感じていたっけ。

その三つのおもちゃのローテーション(オセロ→ブロック→りかちゃんハウス)で、家にいる時は、来る日も来る日も遊んでいた。

 

あとは、本が何冊かと、レコードがあったくらい。

私たち子供用のレコードも、LPは、”マッチ売りの少女””子供の童謡””七匹の子やぎ”の数枚のみ。

それと、なにかのおまけについていた、透明の赤とか緑のペラペラのセロファンみたいなEPが数枚あっただけだった。

なのに、、、。

飽きもせず、何回も何回も、私たちは、この数枚を片っ端から順番に聴きまくっていた。

だから、ストーリーどころか、セリフまでばっちり頭に入っていた。

そうなると、さすがに飽きて、新鮮な気持ちもふっとんでしまいそうに思うけれど、”マッチ売りの少女”は、クライマックスになると決まって涙がでたし、”子供の童謡”は、いっしょに熱唱すると、毎回、爽快感が体中にみなぎった。

なぜかいつも新鮮だった。

 

そうそう、中でも、”七匹の子やぎ”は大人気。

私たち姉妹のみならず、私のクラスメートも、このLP目当てに遊びに来るほどだった。

、、、というのも、このLP、レコードにキズが付いていたため、決まって、あるところで針がとんだ。

今でも覚えているけれど、

「、、、そして、オオカミはっ」 

「、、、そして、オオカミはっ」 

「、、、そして、オオカミはっ」

、、、と、その部分で針がとび、そのフレーズから前にすすまない。

それがどういうわけか、たまらなくおかしくて、そこにきたら皆で一斉に大爆笑!!

みんな、転げまわって笑い、それはそれは、かなりの盛り上がりようだった。。。

次回へつづく

 

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子供時代(1)

この間の日曜日、私が目を覚ますと、「お~はよう、ママ!」。

その声の先を枕元から見上げると、長女(5歳)が立っている。

んっ???

、、、と、長女は、朝っぱらから、なぜかものすごくハイテンション。

ゲラゲラ笑いながら歌い、踊り、自らモーレツにうけている。。

 

もう季節は、すっかり秋。

、、、だというのに、長女、どこからかプールバックをもって来て、水着をひっぱりだし着替えた模様。

水色の水玉模様のビキニ(いとこ:姉の子供からもらった、おさがりの水着)に、ショッキングピンクのゴーグル。

頭には、ピッタリと黄色のスイミングキャップまでして、、、まるで海坊主。

そんな出で立ちの長女は、

♪おしりふりふり ぷ~りぷり~ ハイッ 

おしりふりふり ぷ~りぷり~ ハイッ♪

という、なんだかわけのわからない曲を熱唱。

ピアノに映った自分の姿をしっかりチェックしながら、お尻をフリフリさせている。

手には、、、マイク代わりに、トイレットペーパーの芯を持って、、、。

特段、”何がどうした”ということはないのに、娘は、転げて笑って、大騒ぎ!!

 

、、、こんな瞬間、”う~ん、子供って、なんてステキ!!”と思ってしまう。

私は、子供のこういうところが、たまらなく好き。

子供の、ワケもなく、ノー天気なところ。

体の奥底から楽しめちゃうところ。

子供って、どんな状況からでも、何もないところから、何やらいろいろ発見して、楽しむ才能がある。

私は、その才能にふれるたびに、

「あ~あ。 もう、子供には、何にも買ってあげたくな~い!!」と思ってしまう。

普通だったら、かわいさあまりに、”なんでも買ってあげたい”と思うのかもしれないけれど、私は逆。

 

”子供って、すご~い。

特別なものがなくても、こんなに楽しく遊べる・楽しい時間をすごせる才能がある、いわば天才なんだよね~。。”

、、、と、実感するにつれ、むしろ、”子供たちには、何にもないところから、ぜひ、人生をはじめてほしいな。”と思ってしまう。

最初から物をを与えられてしまうより、自分で発見して、想像して、独特の発想から何かを生み出してほしくなってしまう。

ただ市販のオモチャやゲームで遊ぶなんて、なーんかもったいない。

 

そういえば、最近、とんと、外で子供が遊ぶ姿をみなくなってしまったなあ。

長女たちくらいの年の子供までは公園で遊んでいるけれど、小学生になるくらい(の年齢)から、ぱったりとみなくなる。

キャーキャーいって走り回ったり、みんなで遊んでいる気配すら感じない。

”いったい子供(小学生から先の子供)は、どこに行ってしまったんだろう。。”とさえ、思ったりする。

なんだか寂しい。

私が子供だった頃が、最後だったのかなあ、外であんなに遊んだのは。。。

次回につづく

 

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女優の長女

先日、子供たちと公園へ遊びに行った時、おじいさんがお孫さんをつれて散歩していた。

長女(5歳)は、そのおじいさんとお孫さんが通り過ぎた後、チラッと、ふり向きながら言った。

「ね~、ママ。

あの方のお子さん、まだ小さかったね~。 

まだ赤ちゃんだったね~、か~わいい!」。

”あの方”だの、”お子さん”だのって、、、。

ちょっとびっくりした。

いつの間に、娘は、こんな丁寧な言葉でおしゃべりできるようになったんだろう!!

 

そしてまた別の日、朝の食卓でごはんを食べていた時のこと。

次男(3歳)が手に持っていたオモチャを指差しながら、”ちょっとそれ、かして~。”と、長女が次男に言ったら、”いやっ。 これ、はっくん(次男のこと)のだもーん。”と、次男。

そんな次男に対して長女は、低く落ちついた声で言った。

「あのねえ。。 

そんなこといったらね、、、ぶっとばすよ。」。

いっ、、、いつの間に、娘は、こんなアバズレになってしまったんだろう!!

 

私は、今、長女の言葉づかいの落差にゆれている。

時に天使。

時に悪魔。

その両極端をいったりきたりしている模様。

 

この間なんて、車を運転していたら、後ろから、長女が、「あ~あ、、、。」と言ったあと、「あ~あ、も~、生まれてくるんじゃなかったー。」なんてつぶやくのが聞えた。

聞き捨てならぬ、、、。

なんて気だるい女性。

とてもとても、チャイルドシートにチョコンと座っている子供からでてくる言葉とは思えない。

私は、ずっこけて、「どーしたの、なっちゃん(長女のこと)? だれかそんなこと言ってた~?」と聞いたら、

「あのね、なっちゃんのお友達の○○ちゃんがね、言ってた~。 

だから、ちょっと(言葉を)つかってみたくなったと~。」と言う。

でも、その顔は、ドキリとするほど大人びていて、ちょっとハッとしてしまった。

言葉と一緒に、表情までマネしている様子。

 

また、ある日は、おままごとして、セッセと遊んでいる。

私はキッチンでごはんを作りながら、その様子をずっと見ていた。

なんでも、長女曰く、

「子供がいっぱいいるんです~。 

10人も。

また今日赤ちゃんが生まれたので、大変なんです~。」。

そう言いながら、赤ちゃんにミルクあげたり、日焼けしないようにクリームをぬってベビーカーに乗せてお散歩に行ったり、、、。

すっかり”ママ役”を甲斐甲斐しく演じている。

生き生きとして、あんまり楽しそうだったので、私が長女に、

「あら~。 

そんなに子供がいっぱいいたら、お世話が大変ですね~、お母さん。」と、声をかけたら、、、!!

 

長女は、ちょっと顔をしかめ、手をブンブンふりながら言った。

「い~え~、奥さん(私のことらしい、、、)。

私、お母さんじゃないんです~。

私、お姉ちゃんなんですよ~。」。

そして、一息ついてから、さらに、

「私のお母さんはですね~、病気で死んじゃったんですよ~、2歳の頃。

だから、私、お姉ちゃんなんですけれど、私が代わりに子供たちを育てているんですよ~。」。

 

ギャッ(驚き)!!

そっ、、、そんな設定でおままごとをしていたなんて、、、。

しかも、ニコニコ笑って、あんなに楽しそうに!!

とてもとても、そんな影のある女性を演じているようには見えなかったけれど、、、。

人生、いろいろあるのね、、、。

 

そして、またある日のおままごとでは、長女がお母さん、次男がお父さんを演じていた。

さっきからみていると、お母さんは、お掃除が大好きらしく、しきりに窓を拭いている。

お料理も好きらしい。

せっせと驚くほどの品数のおかずを作って、お父さんの帰宅を待っている模様。

そこに、ピンポーン。

お父さん(次男)が帰ってきた。

「ただいま~。」と、お父さん。

さあ、この家庭的なお母さん(長女)は、どんなお迎えをするのだろうか?

ちょっとワクワクしながら、私が、またまたキッチンから覗き込むと!!

 

「、、、あら、お父さん、、、。 

もう、帰ってきたの?」。

(参考:顔は完全にムッとしている。)

そして、さらに、家事の手を休めずに言った。

「お父さん、早すぎるわよ~。 

どうしてこんなに早く帰ってくるの~? 

、、、もう、、、。 

ちょっとさあ、もう一回会社に行ってきてくれる~?

はいっ、わかったら、さっさと行ってきて~」。

(参考:お父さん、悲しいほど素直に、「じゃ、また、行ってきまーす!! じゃーねー、バイバ~イ。 またね~。」と言って、オモチャのバスにまたがって、再び会社へ。。)

ドヒャ(意外)!!

 

長女のおままごとは、かなり設定が細かく、そして、こっちのイメージとはかなり事情が違うことが多いので、最近、へたなドラマより面白かったりする。

ある意味、”女優なりきり”の長女。

今ちょっと、彼女から目がはなせませんっ!!

 

P.S.

姉(行正り香)が、生姜を使ったレシピを考えました。

なんと、その数 129。

”永谷園 生姜部”の皆さんが、動画にて生姜料理を実演中!!

パパにもみせて、今年こそ、”クッキング・デビュー”果たしてもらいましょ~!!

、、、と、私、個人的に強く思っておりますっ。

http://www.shouga-bu.com/recipe/special/

 

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