« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

バンガロー(6)

前回ブログのつづき

 

朝食は、レストランに用意されることになっていたので、朝の準備を終え、私たちは、そのレストランへと向かった。

広いレストランでは、バンガローに泊まったご一行様が3グループほど、みんなでワイワイ食事をしていた。

子供がいるので、私たちはレストランの一番すみっこの席にしてもらうことに。。

 

、、、と、そうちゃん、今日は、とても落ちついている。

ニコニコして席についたかと思うと、レストランから見える海を見渡して、「うわ~。」 「うわ~。」と言って、うれしそう。

ん~、いい感触!

今日こそ、家族そろっての平和な(?)外食が期待できそう!!

 

飲み物やごはんは、セルフサービスとなっていたため、私は席を立った。

まずは子供たちのぶんを取ってテーブルにもどり、それぞれに手渡した。

「はい、そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)、どうぞー。」

「はい、なっちゃん(長女・5歳)、どうぞー。」。

そして、”はい、はっくん(次男・3歳)どう、、、。”と言いかけて、私の手は、ふと止まった。

そして、目の前にいる次男に釘付け。

はあっ、、、?

じっ、、、次男に異変がっ!!

 

次男、なぜか、口から、カニさんのように、アワをブクブクだしている。

、、、と、次の瞬間、唇の端の方から、”ツーーッ”と、一筋のよだれが流れ落ちてくるではないか、、、!!

「どっ、、、どうしたの?! はっくん??」。

私が思わず言うと、次男は、どんよりした目で私を見上げた。

おっ、、、。

顔色も、”キュウリとナスをたして2で割ったような色”にみるみる変わっていった。

それから、子供用のイスに座っていた次男は、か細い声で、

「、、、ママ。 ママのおひざに、、、だっこ、、、。」と言った。

次男をひざに乗せイスに座ると、次男は、

「、、、ママ。 はっくん、ごはん、いらない、、、。」と、うつむく。

「ねー、はっくん、おなか痛いの?」と私が聞くと、次男は力なくコクリと、うなずいた。

パパに、「ねーねー、さっきの歯磨き粉じゃない?」と聞くと、「まちがいないやろー。」と、パパ。

なんだか、”イヤ~な予感”がして、しばし、”イヤ~な沈黙”の後、、、。

次男は、私の予想を裏切らず、、、。    

 

突然、次男の”ゲーロゲロゲー”が、食卓のテーブルに、私のジーンズに、Tシャツに、襲いかかってきた。

(ゲーロゲロゲー:上からの方です。)

私は次男を抱きかかえ、タイミングをみてトイレへ駆け込むも、その時は、

「、、、もー、でない。 もー、おしまい、、、。」と、次男。

”ま~、も~ いいだろう、、、。 もう、おしまいだろう、、、。”と思い、テーブル席にもどり、しばらくすると、またまた、ゲーロゲロゲー。

途中(2回目の波が襲った後)、次男、すっきりしたのか、

「、、、はっくん、おなかすいた、、、。 ごはん、、、食べる。」と言って、ごはんを食べたことが災いした。

ゲーロゲロゲーは、思いがけず、延長戦へともつれ込んだのだった。。。

 

、、、ったく、、、。

言わんこっちゃない。

やっぱり、次男は、歯みがきしながら、歯磨き粉を飲み込んでいた模様。

しかも、小さいとはいえ、3チューブほどの歯磨き粉を、、、。

でも、まさか、歯磨き粉ごときを飲み込んだくらいで、こんな大げさなアクシデントに見舞われようとは、思ってもみなかったけれど、、、!!

 

それにしても、すがすがしい朝、海がみわたせる真っ青なそらが窓からのぞく、あのレストランで、なんと朝から人騒がせな!!

そして、まったく他のお客さまには、迷惑きわまりないことになってしまった。

せめて、席がすみっこで、みんなから離れていた事が、今となっては、ただ一つの救いだ。。。

 

、、、それにしても、せっかく、この朝、食卓に座った後、そうちゃんのマナーもそこそこグーで、”う~ん、そうちゃん、今日はいけるかも~。。”と、きっと合格点をつけられそうな予感があって、ワクワクしていたのに、、、。

こんな形で水を差す者が現れようとは!!

 

その上、

”ところでさあ、それはそうと、、、。

どーしてくれるの、、、、はっくん? 

ママ、着替え、持ってきてないんだよねえ、、、。”。

、、、、ということで、この日は、そうちゃん用の着替えをかりて、一日すごしたのだった。。。

 

次回へつづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

いつもありがとうございま~すっ!!

       人気ブログランキングへ    

 

|

バンガロー(5)

前回ブログのつづき

 

そして、、、ようやく朝がきた。

昨夜は、”久々に ゆーっくり寝よう!!”と思っていたのに、”バンガローに潜んでいた虫くんたち”のおかげで、とんだことだった。

そういえば、昨夜、そうちゃんは(長男・12歳・知的障害アリ)、最初こそビビっていたが、しばらくすると、スースーと寝息をたてて、ぐっすり寝てしまった。

けれど、、、。

 

長女(5歳)は、一晩中、怖くて怖くて仕方なかったらしい。

長女が最初に、「、、、ねえ、ママ。 もう起きててもい~い?」と私に聞いたのは、確か(夜)12時。

それからも長女には、

「ねえ、まだ寝てないといけないの~?」

「ねえ、いつまで寝てなきゃいけないの~? もう起きていた~い。」と、パパも私も、数時間おきにゆすり起こされた。

朝、私が起きると、長女は、昨夜の寝不足を物語るように、目をぼっこりはらしていた。

髪はふりみだれ、ムスーッとしている。

 

洗面所で歯磨きをしているパパのところに行くと、、、こちらもかなりお疲れ。

そして、この私も。。

私はパパに、

「あ~、ねむいねむい。 

あんなに早くお布団に入ったのに、いや~、ねむいね~。 

なんかさ~、昔、ユース(安い宿)に泊まって、寝たんだか寝なかったんだかわかんない、あの、ドヨ~ンとした朝を、久々、思い出したよ、、、。」。

そう言うと、パパは、

「俺も、学生の時の部活(ラグビー)の夏合宿の朝を思い出した。

 あの、けだる~い朝、、、。」。

そして、思いがけず、こんなゲッソリとした朝を迎えたことをめぐって、”このバンガロー(別名:虫屋敷)で、一泊(一棟貸し)2万数千円ってのは、いったい安いのか、高いのか。”という話題にまで発展したのだった。

 

さてさて、、、。

グルリと見渡すと、そうちゃんは、いつもと同じ風で、すっきりした顔で目覚めていた。

そうだ、、、その横にいる次男(3歳)といえば、、、。

昨夜、お布団にゴロンとなったかと思うと、あっという間に寝入り、ノンストップで朝までぐっすり寝ていた、唯一、おめでたいお方。

次男が家族で一番”虫嫌い”のハズだったけれど、、、???

 

私が”昨日、虫がウジャウジャいて、あんなに騒がしかったのに、よく寝れたね~。。。”というようなことを次男に言うと、

「しょーよ(そうよ)、はっくん(次男のこと)、すごいでしょ~。

はっくんしゃー(さー)、虫、だいっきらいだけどしゃー(さー)、はっくん、がんばって、ねたんだ~。」と自慢げ。

その顔は、とても涼しげだ。

、、、と、そういえば、次男は、さっきから、ずーっと”歯みがき”している。。。

 

そのバンガローには、普通の旅館やホテルに置いてあるようなアメニティグッズは、何もなかった。

”バンガロー”には宿泊するのみで、タオルから何から、必要な物は全て自分たちで持参することになっていた。

そんな中、唯一、5人分の歯ブラシセットだけは洗面所に用意されていた。

次男は、その歯ブラシをみつけ、「やった~!!」 「やった~!!」 「はぶらし~!!」 「はぶらし~!!」と言って大ハシャギ。

さっきから、袋を新たに開けては、その中に入っている小さな歯磨き粉のキャップを開けて、自分の歯ブラシに歯磨き粉をたっぷりつけて、歯磨きをしている模様。

さすがに3袋目を開けたのを目撃した時は、

「ねえ、、、はっくん。 

まさか、その歯磨き粉、飲み込んでないでしょーね~?」。

「飲んだら おなか痛くなっちゃうからね~。」と、私は注意した。

けれど、次男、「のんでなんかないも~~ん。」と言いながら鼻歌まじりに、楽しくてたまらないという様子で歯みがきしている。

 

”まっ、歯磨き粉だもの、飲んだって大丈夫でしょ。

それに、こんなに(次男が)おとなしいんだもの。

まっ、これもいっか。。”

と、その時 思ったのも、、、事実だった。

、、、が、次男、これがもとで、後に大変なことをしでかしてくれることに、、、!!

 

次回につづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

どうぞよろしくおねがいしま~す!!

  人気ブログランキングへ     

 

|

バンガロー(4)

前回ブログのつづき

                                                 

夜は、庭で花火をしたり、散歩に行ったり、星を見に行ってすごした。

バンガローには、テレビがなかった。

長女(5歳 *おととい5歳になりました。)と次男(3歳)は、「なんでテレビがないの~?!」 「おもしろくな~い!!」と、しばらくブーブー言っていたけれど、そのうちに、「あ~つかれた~。 眠た~い。。」。

しめしめ。

そう言いだしたので、まっ、久しぶりに子供と一緒に早くねようか、、、ということになった。

やれやれ、、、無事、セミ捕獲作戦も成功。

ちょっと早めだけれど、さあさあ、静かなおやすみタイムに突入~!

 

、、、といきたいところだが、、、、。

さっきからセミの鳴き声が、、、すごい。

部屋に明かりがともっているせいか、どうやら木々にとまっていたセミたちは、一斉に私たちのバンガローのそこかしこに集まってきているらしく、夜だというのに”ミ~ンミンミンミンミン ミ~ンミンミンミンミン”の大合唱。

”なにか 間違っちゃーいませんか??”という程、その声は響いた。

 

どの布団に寝るかをめぐっては、しばらく長女と次男の間でもめごとがあっていたが、それも終結。

こっちサイド(リビングを中央に狭い和室が2つ、リビングにくっついていた。 なので、お布団は、それぞれの和室に敷くことに。。)で、長女と私が。

むこうサイドで、パパとそうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)と次男が寝ることに。。

 

お布団での~びのび。

ああ、いい気持ち。

”まあまあ、セミの声がにぎやかだけど、、、さあ、今夜はゆーっくり寝るぞ~!!”。

と、目を閉じた瞬間、隣に寝ていた長女が

「ギャっ!! こわーーーいっ!! 虫がいる~~!!」と言って、跳ね上がった。

虫が苦手の私は、長女の方を見るより早く、

「パパ! パパ! 来て来て!! 虫! 虫ってよ!!」と叫んだ。

 

駆けつけた虫捕獲員(パパ)が見たものは、、、クワガタだった。

パパは、長女の枕の上から、たいそう大事そうにクワガタをつまみ上げ、

「お~っ! クワガタだ~ クワガタ~!! すご~い。 俺、子供だったら大喜びしとうよ。」と、ただ一人、やけにうれしそうだった。

「外に逃がすのは、もったいないくらいだ、、、。」と惜しみながらも、外にポイ。

 

さあ、これで虫もいなくなったことだし、、、”さあ、寝よう。”。

そう思ったとたん、部屋で虫が飛び回る音がする。

それも1匹ではない、、、こりゃ複数いるぞ、、、。

時に、虫は、”ドンッ”と壁にあたったり、カーテンにぶつかったりしている模様。

でも、私はオトナ。

”ま~ 仕方ない。”。

そう思い、”とっとと寝てしまお~!!”と思い、ギュッと目を閉じた。

 

、、、が、さっきから

「パパ~ いやだ~。 やだよ~。 パパ~。」という、そうちゃんの声が聞える。

聞えないフリをして寝てしまおうかと思ったが、そうちゃん、ずっとずっと言い続けるので、パッと目を開けると、、、。

そうちゃんがお布団の上に座ったまま、ボー然としている。

そうちゃんは、虫がいる気配ムンムンのリビングを不安そうにのぞきながら、顔をひきつらせていた。

けれど、私の「そうちゃん、もう、寝よう。」という何度とない説得に仕方なく、ようやく布団に横たわったのだった。

 

そのうちに、虫が壁にあたる間隔はどんどん短くなってきた、、、までは覚えているけれど、そんな中でも私はいつしか、しっかり寝てしまっていた。

けれど、しばらくして、

「こわーーーいっ!! こわーーーいっ!! もう、イヤだ~~~~~!!」。

、、、という大きな大きな泣き声で起こされた。

目を開けると、そこには、怖さから布団を頭からかぶって寝ていたのか、汗だくになった、ギャンギャン泣いて、顔がボロボロになった長女の姿があった。

長女は完全に取り乱しており、

「パパ~!! パパ~!! こわいから、も~早くつかまえて~!! 早く~~!!」と、絶叫に近い声で叫んだ。

 

虫捕獲員(パパ)は、かわいい娘のため、驚くほどのスピードで向こうからやってきた。

明かりをパチリとつけ、、、。

そして、今、やっと、虫をゲットした模様!!                                                          

、、、と、虫捕獲員は、手の中にいる虫をマジマジとみつめ、目を輝かせて言った。

「お~っ!! かぶと虫だ~ かぶと虫!! すご~い。 俺、子供だったらたまらんぜ~!! すご~い! すご~い!!」。

そして、またまた、「外に逃がすのは、もったいないくらいだ、、、。」と一人、惜しみながらも、外にポイ。

 

なっ、、、なんと、、、クワガタの次は、かぶと虫ですか、、、?!

グハッ!!

このバンガローには、もう、”どんだけ~!!”虫がいるんだあ~????

なーんか、寝ているこのお布団の上にもウジャウジャ虫がいそうで、体がムズムズしてきた、、、。

 

それからも一晩中、それまで息を潜めていた虫たちが交互に活動をはじめ、相変わらず窓や壁に”ドン!” ”ドン!”と当たる音がやむことはなかった。。。

 

次回へつづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

いつもありがとうございまーすっ!!

     人気ブログランキングへ   

 

|

バンガロー(3)

前回ブログのつづき

                                                    

ところで、、、。

あの日、驚いたのは、そうちゃんの声をはるかに上回った、セミの甲高い鳴き声。

とにかくすごかった。。。

 

バンガローの周りは大きな木々に囲まれていた。

あの日は雲ひとつない真っ青な夏空。

、、、なのに、ところどころで木から水が滴っている。

ちょうどジョウロで水をシャーッと、かけているような感じ。

「、、、ん?? なに、この水、、、?」。

私がパパに聞くと、「セミのおしっこだよ~。」。

、、、へっ??

セミのおしっこ、、、???

私は生まれてはじめてその光景を見た。

、、、と、マジマジと木の幹をみると、セミが所狭しとギッシリ。

ほぼ木の肌をおおい尽くすようにして、木にかじりついている。

そして、見上げると、あそこの枝もこっちの枝も、セミでうめつくされていたのだ。

そんなすし詰め状態のセミたちが、バンガローの周りの木々全体にいるのだ。

その鳴き声たるや、、、私たちの会話も聞こえずらいほど、大きかった。

けれど、まだ明るいうちはよかった。。

 

バンガローの庭でバーベキューを楽しんでいるうちに、日は次第に落ちてきた。

それで、バンガローの部屋の電気と庭の電気をつけたとたん、、、。

そのセミたちは、明かりを求めてか、今までジッと木にとまっていただけだったのに、どこからともなく、ブンブンとものすごい勢いで飛びだした、私たちのいる方に向かって!!

 

バンガローは少し距離をおいて点在していたのだけれど、その頃から、

「ギャーーーっ!!」

「びっくりした~~っ!!」 

「なにこれ~っ!!」

「いやーーーっ!!」

という絶叫が、どこそこから響き始めた。

もちろん、私たちのバンガローも例外ではなかった。

けれど、、、まだ、庭でバーベキューをしていた時はよかった。

セミが体に直撃しようと、顔に向かって飛んでこようと、食べているそばでバンガローの網戸にセミが鈴なり(?)になり、ちょっと気持ちわるい思いをしようと、、、ま~仕方ない。

ここは大自然。

おごっちゃいけない。

この空間に、人間だけで住んでいるわけではないのだ。

共存、共存、、、仕方ない。

 

ところが、、、。

困ったことに、セミは、バンガローの中にも、たくさんいたのだった。

もちろん、最初からいたわけではないのだろうけれど、私たちが玄関やリビングのドアを開け閉めするたびにセミが侵入。

”セミが外から入ってこないように!!”と、どんなに気をつけて”開けたらすぐ閉める!!”ということをしても、そのスキに最低2匹のセミが屋内へと入ってきた。

 

私は虫が苦手。

そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)は、「うわ~、、、。」と言ったまま顔がこわばっている。

長女(4歳)は、普段はセミは触れるけれど、この活動的なセミには、かなりひいている様子。

で、次男(3歳)は虫が怖い。

まったく情けないことに、蚊がとんできただけでも、

「ママ~~~っ! 

ちょっと、ちょっときて~!!

はっくん(次男のこと)、虫こわいからしゃー(さー)、ママが殺して~!!

早く! 早く~!!」

と、ギャーギャー騒ぎまくるお方。

 

、、、ということで、ここは、パパが一人大活躍。

壁に、カーテンに、天井にとまっているセミをホイホイ捕まえ、庭に次々ポイポイ。

こんなに頼りがいのあるパパをみたのは、久しぶりだった。

「う~ん、つかえる~。」

そう思いながら、パパが汗を流してセミを捕獲する姿を、私は涼しい顔をして見ていた。

、、、が、その夜、バンガローの中は、、、大変なことに!!

 

次回へつづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

いつも どーもありがとうございまーすっ!!

人気ブログランキングへ

 

 

|

バンガロー(2)

前回ブログのつづき

 

けれど、最初のうちは、そうちゃんを預けて出かけても、いつもそうちゃんのことが気になった。

”今頃、そうちゃん、どうしてるかなあ、、、。” 

”寂しい思いをしてるだろうなあ、、、。” 

”ちゃんと寝てるかなあ、、、。”。

なかなか手放しで楽しむということにはならない。

 

けれど、そのうちに考えた。

こういう機会(家族とはなれてすごす時間)も、きっとそうちゃんには必要。

いずれ、いつの日か、そうちゃんは誰かに人生をあずけて生きていく。

いろんな方にお世話になって生活していくことになる。

だから、ちょっとずつ、こうやって、親離れ、子離れの練習をすることは、お互いのために実は大切なことなんだ、、、と。

 

そして、長女(4歳)と次男(3歳)のこと。

長女と次男は、確かにそうちゃんの妹弟ではあるけれど、同時に、それぞれにまた別の人生を歩むことになる個々の人間。

そう思うと、その昔、私が子供のころ、両親にちょこちょこ旅行に連れて行ってもらって手放しに楽しかった経験をさせてあげたいなあ。

 

そんなこんなを思っているうちに、”せっかくそうちゃんを留守番させてまで遊びに来てるんだから、よ~し、そうちゃんのぶんまで私がしっかり楽しんじゃうぞ~!!”と思うようになった。

それからは、留守番してくれているそうちゃんに感謝しながら、精一杯、楽しい時間を味わうよう、こころがけてきた。

で、実際、楽しかった。

 

けれど一方で、いつも心にしたためている思いがあった。

それは、またいつか、そうちゃんも一緒に、家族みんなでどこかに泊まりに行きたい。

家族みんなそろっての思い出をつくりたい、、、という夢。

普通の旅館やホテルでは今までと同様、そうちゃんには、まだまだ難しい。

でも、そうちゃんも一緒に楽しめるところは、どこかにあるはず、、、。

そうちゃんも私たちも気をつかわず、何より、そうちゃんがのびのびできる場所。

ゆったりしたスケジュールの中で大声も気にせず、のびのびできるところ。

、、、それには、大自然の中でのキャンプやバンガローが一番だろう。。。

 

ただ、これまでは、次男がまだまだ赤ちゃんだったので、手のかかる子供三人衆(そうちゃん・長女・次男)をつれてのアウトドアーとなると、、、。

とんでもない!!

ひえ~っ、考えただけで背筋がゾクゾクだった。

 

けれど、おかげさまで、次男も晴れて3歳。

ようやく、今ここにきて、待ちに待った”アウトドア・デビュー”を果たせる時がきたのだ。

、、、ということで行ったのが、今回のバンガロー。

 

バンガローは、ポツンポツンと10棟ほど建っていた。

海を見渡せる高台に建つバンガローは、その日、満室。

近くにはアスレチックが。

すこし歩くと、いろんなお店がたちならび、お花畑やブランコ、そしてウサギの小屋やヤギの小屋があり、遊ぶスポットがたくさん。

そうちゃんも長女(4歳)も次男(3歳)も、あっちへ行ったりこっちへ行ったり大はしゃぎ。

けれど、そんな子供たちが大喜びする場所にもかかわらず、フシギと人が、、、いない。

どうやら、人はみんな、下にある海水浴場へ行っているらしく、私たち家族以外は、人っ子ひとりいなかった。

もう、”プライベートビーチ”ならぬ、”プライベートパーク”状態。

やっほーい!!

そうちゃんの大きな声も”ミ~ン ミンミンミン!!!!!”と、ものすごい勢いで鳴くセミの声であっさりかきけされ、そうちゃんも私たちも、ますますの~びのび。

 

夜は、バンガローの庭で、バーべキュー。

そうちゃんは、大好きなお肉とソーセージをたらふく食べた。

そうちゃんと一緒にお散歩して、ごはんを食べて、星をみて、花火をして、そうちゃんといっしょに寝る。

たったこれだけのことが、こんなに楽しくて、こんなに幸せなことなのか。。

 

やっとかなった夢。

そうちゃんがやわらかく笑っている顔をみると、私までうれしくなって、心の奥から”ケッケッケッケッ!!”と笑いがこみあげてくる。

そのくらい楽しかった。

”毎年、家族みんなで、ここに泊まりにこようね~!!” 。

そう心に決めた夜だった。。。

 

次回へつづく

 

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

いつもありがとうございま~す!!

人気ブログランキングへ

 

 

|

バンガロー(1)

この間、家族みんなで、バンガローに泊まりに行った。

そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)もいっしょに。。。

船で海をわたり、緑いっぱいの中に建つバンガロー。

そうちゃんも一緒に、家族みんなで行った、久しぶりの”お泊り”。

なんだか楽しくて楽しくて、、、ジワリと感動してしまった。。。

 

そうちゃんも、ほんの数年前までは、どこか旅館へ泊まりに行く時は必ずメンバーに加わっていた。

けれど、ここ最近は、私たちがお泊りに行く時は、そうちゃんはパパのおばあちゃんに預かってもらったり、施設にお世話になったり、、、と、そうちゃんにはお留守番してもらう事が多くなった。

もちろん、そういうことになったのは理由がある。

 

私たちは、”そうちゃんも一緒に泊まりに行って、みんなで楽しみたい”と思っていたので、そうちゃんが小さい頃からいろいろ出かけた。

何事も経験、、、と思ったので、回数を重ねれば、そうちゃんも無理なく慣れていくもの(楽しめるもの)と思っていた。

けれど、、、。

そうちゃんは、旅館やホテルに行っても、”ここで何をするのか?” ”これからどうやってすごすのか?”が気になって気になって仕方がない。

日常とは異なり、先の見通しがつかないため、なかなか楽しむところまでいきつかないのだ。

一番の難関は、レストラン。

”静かにゆっくり食事を楽しむ。”ということが、将来的には最大の目標。

けれど、そんな目標なんておかまいなく、そうちゃんは、公共の場でもどこででも、家と同様、大きな声を出し、時に混乱し、そして、食べるものも食べず、すぐに席を立って落ちつかない。

そして、すぐに退場したがる。

そんなそうちゃんを追いかけ、なだめて、、、の旅行となるので、私たち自身も”くつろぐ”という雰囲気からは程遠い。

 

そこで、ある時、パパと話した。

「ねえ、、、。 

そうちゃんの思う幸せと私たちが頭に思い描く幸せって、そもそも違うものなんじゃないかなあ、、、?

いや、もしかすると、まったく別のものかもしれないよ。」。

 

思えば、私たちは、私たちの生活の基準を元に考えてきた。

ある程度、TPOをわきまえて、静かに座って食べるというマナーを身につけられたら、そうちゃんをいろんなところに連れて行ける。

美味しいものだって、いっしょに楽しめる。

温泉にゆっくりつかって、お部屋でごろん。

いっしょにくつろいで、まったりすごす。

、、、”こういうことをそうちゃんと一緒に楽しめたら、どんなにステキだろう。。。”。

その思いがあって、私もパパも、バタつきながらも、そうちゃんを連れていろんなところへ泊まりに行った。

 

けれど、ある日、気がつく。

旅館に行ったからって、だれもくつろいでいないのだ、、、!!

そもそも、そうちゃんは、変化に弱い。

見通しのつく環境の中で初めて、気持ちの安定を得るタイプ。

行った先で、「そうちゃん、もっと小さな声でおはなしして!」とか、「ねえ、そうちゃん、静かにしなさい!」とか、「ちゃんと座ってて!」。

これから何をするのか、不安で不安でならないのに、「さあ、早く行こう!」とか一方的に言われ、戸惑い混乱する、そうちゃん。

楽しむために行くはずの旅行が、気がつけば、いつもよりもパパやママにいろいろと注意され、嫌な思いをすることも多くなってしまっていた。

果たして、これは、、、、どうなんだろう???

 

そこで私たちは考えた。

”そうちゃんに無理をさせそうなところへ行く時は、そうちゃんにはお留守番をしてもらおう。”、ということに決めたのだった。

私たちも、

”そうちゃんがいたから、どこにも行けない。

なにも楽しめない。”。

”そうちゃんがいたから、人生のいろんな楽しみを制限させられた。”、、、こんなことになったら、逆にそうちゃんに申し訳ない。

だから、

”そうちゃんを預けてでも、自分たちの行きたい所には行こう。

そして、思いっきり楽しもう。

その代わり、そこで得たエネルギーを、またそうちゃんに還元しよう。”。

私たちは、いろいろと考えた末、そういう結論に至ったのだった。。。

次回へつづく

                                         

<人気ブログランキングに参加しています>

下の”人気ブログランキングへ”というところをクリックしていただくと、ポイントアップです。

いつもありがとうございまーすっ!!

気がつけば、、、久々の更新でした~。。

  人気ブログランキングへ    

 

|

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »