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三日坊主(1)

きっと、今だけなんだろうなあ、、、。

長女(4歳)は、時おり、私にすりよってきては、

「ママ、だ~い好き。 

だいだいだいだい だ~い好き。

だから、なっちゃん(長女のこと)ね、ずーっとママのそばにいる!

小学校に行って卒業やったら、お仕事せんで、ずっと家にいる。

大きくなっても、ママのそばに、ずーっといる!!」

、、、なーんてことを言ってくれるのは。。。

けれど、長女のこんな甘い言葉にだけ、うかうかしているわけにはいかない。

、、、というのも。。。

 

昨年の夏、私の祖母が亡くなった。

長女にとっては、ひいおばあちゃん。

ひいおばあちゃんが亡くなったとき、長女もお葬式に行ったので、その時初めて、長女なりに死というものを知った。

長女の中では、人は老いると、やがて髪が白くなり、そして死んでいく、、、ということがインプットされた模様。

(、、、とはいえ、時おり、見知らぬ街行く白い髪のおばあちゃんや、白い髪のおばあちゃんが写っている写真を見かけては、

「ねーねー、ママ。

あの白い髪のおばあちゃん、なっちゃんのひいおばあちゃんといっしょだね~。

ねー、あのさあ、だからさあ、もうすぐ死ぬんでしょ?」。

、、、なーんてことを場所をかまわず大~きな声で言ったりするので、グキッ!!

いや、、、確かに、髪が白くなればなるほど、実際そちらの方には向かっているわけで、、、それは、間違いではないだけに、、、余計に困るわけでありまして、、、。)

 

で、この間は、こんなことがあった。

長女は、次男(3歳)と一緒に”おかあさんごっこ”をしていた。

なんでも、長女扮する”おかあさん”は、たいへんな子宝らしい。

子供が8人いて、お腹にはもう一人赤ちゃんがいるのだという。

そして、まもなく出産なのだそうだ。

 

長女と次男のやりとりを見ながら、私は、ソファからビヨ~ンと横になったまま言った。

「ねーねー、なっちゃん。

なっちゃんもさー、大きくなったら、ホントに赤ちゃん、生まれるかもよ。

子供はいっぱいいた方が楽しいから、なっちゃん、たーくさん、産んで~。」。

すると、長女は、サッとふり向き、とても冷めた口調で言った。

「でもさ、なっちゃんが赤ちゃん産むころには、ママ、もう死んでるでしょ~?!」。

 

、、、ドキッ!!

長女からいきなり、ものすごい変化球が飛んできたので、私は一瞬驚いて言葉につまったけれど、そのうちおかしくて吹きだした。

そして、

「、、、、やーだ~、なっちゃん!

 ママ、生きてるよ~。 

なっちゃんの赤ちゃんのお世話してあげるんだから、ちゃんと生きてるよ~!!」と言うと、長女は、”あ~ら、それは意外だ”とばかりに、目をパチパチしながら、

「えっ、、、ママさあ、なっちゃんが赤ちゃん産む時まで本当に生きてるの? 

まだ死んでないの??」。

 

そんなにマジな顔して真正面から言われると、、、。

ちょ、、、ちょっと待った、、、。

そりゃ、人間の命なんてどうなるかわからないけれど、私には、少なくとも、そうちゃん(長男・12歳・知的障害アリ)とうお方がいるのだ。

だから、おいそれと死ぬわけにはいかない。

最低平均寿命までは、、、いやいや、、できれば、かなり長寿といわれるまでガンバって、いろいろ見届けたいと思っているのだが、、、。

 

でも、待て待て、、、。

もし、仮に、長女が晩婚で、高齢も高齢、アッパーの高齢出産だったとしたら、、、?

そうしたら、もしかしたら長女の言うとおりになっていないとも言いきれないではないか。。。

 

そしてまた、さらに、私の頭に疑問がよぎる。

そうだ、、、生きていることは生きているとは思う。

けれど、長女の命令(やれ、”ごはんを作ってくれ。” ”保育園へお迎えに行ってくれ” ”大至急、オムツを買ってきてくれ”、などなど。)に”サササッ”とこたえられるだけの、ちゃんと役に立つ人間でいられるかどうか、、、それは、わからない。

それには、足も腰も、そして、頭もしっかりしていなければならないのだから。

 

ちょっと長女のおままごとに参加したがために、私は、そんなこんなを、結構マジに考えさせられたのだった。。。

次回につづく

 

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