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ゴキブリ退治 ~その1

今年は、例年になく、ゴキブリの多い夏だった。

蚊にさされやすい私は、蚊もキライだけれど、ゴキブリは、そのはるか上をいく。

蚊を見かけた時、私は、誰よりも先に反応し、両手でバシッ!!

まわりから、”お~っ!!”という歓声(?)があがるほどスピーディーにやっつける。

けれど、蚊より大きく、体が厚くなると、、、もうダメ、手が出ない。。

 

あれは、”ゴキブリ”に対して、何の思いもいだいていなかった小学1年生の夏のこと。。

私と姉(行正り香・・・お料理やお菓子の本を出版しています。)は夜、大好きなカルピスを飲みながら二人並んでテレビをみて、くつろいでいた。

そこへ、一匹のゴキブリ、現れる。

 

私はテレビを見ながらも、畳の隅にジッとしているそのゴキブリを時おりチラッと、無防備に見ていた。

、、、と、ゴキブリと目があった次の瞬間、そのゴキブリは、ものすごいスピードで”スッタカタッタッターっ!”と、私たちの方をめがけて走ってきた。

”ギャーッ! なにこれ?”と思った瞬間、ゴキブリ、お次は、ジャンプ!

 

、、、で、ジャンプしただけと思ったら、立派に羽をバタバタしながら空中を飛んだ。

そして、なんと、私の隣に座っていた姉の顔をめがけ向かってきて、姉がかけていたメガネに”チョン”と着地。

姉があわてて、キャーキャー言ってバタバタしていたところ、ゴキブリは、二度目のジャンプ!

 

そして、今度は、姉の飲みかけのカルピスへ飛び込んだ。

”もはや、これまでか。。。”と思われたゴキブリだったが、今度はなんと、私たちの前で(カルピスの中で)華麗な泳ぎを悠々披露。

(きっと、ホントは、もがいていたんだろうけれど、その時の私には、泳いでいるように見えたのだ。)

 

、、、驚いた。

”ただの黒い虫”と思っていたのに、ゴキブリは、足が速いだけでなく、飛ぶこともできて、その上、泳げるだなんて。

なんてオールマイティな虫なのだ、、、。

しかも、不死身。

 

その日以来、その、なんともいえない鈍い光を放つゴキブリ(カルピスの白とゴキブリの黒のコントラストが印象的で、今も忘れられない)は、私の中では”気持ち悪くて手ごわい虫”として、しっかり刷り込まれた。

 

私が今も”ゴキブリ退治”できないのには、考えてみると理由がある。

そう、単純に、結婚するまで、”ゴキブリ退治”する必要がなかったからだ。

だって、ゴキブリ退治といえば、母・よしこ。

よしこが、家の歴代のゴキブリたちを一手に引き受けていたのだった。

 

母・よしこは、ヘビやワニが大嫌い。

テレビで、その映像を見ただけで、「わ~っ やだー!! ゾーッとするわっ!! ママ、気持ち悪いわ~!!」と言って、体をヘビのようにくねらせ、ゾクゾクっと身震いしたあとは、とてもテレビを直視できない。

そんな、かよわい一面をもつ、よしこ。

けれど、私が、ひとたび、「わっ! ママ! ゴキブリ~!!」と叫ぶと、、、!!

 

ブラウン管の中の動物にはあれだけ拒絶反応をみせるよしこと同じ人とは、とても思えないほど、勇ましい足取りで、すっ飛んで来る。

で、それは、たとえ、トイレにいるときでも、キッチンでお料理を作っている時でも、いつ、なんどき、どこへいても、「どこどこ~?!」と言いながら、すごいスピードでやってくるのだ。

 

その辺に雑誌や新聞があれば、それを手に、キッチンから来た時は、フライ返しを手に、そばになにも”武器”がないとみれば、すばやくササッと、自分のスリッパを脱ぎ、それを手に持ってやって来る。

あとは、戦闘心むきだしに、本能にまかせて、ものすごい勢いでゴキブリを追いかけるのみ。

で、よしこに追いかけられたゴキブリは、限りなく100パーセントに近い確率で、お陀仏。。

おそるべし!!

 

こんな感じで、ゴキブリ退治は、よしこにおまかせだったので、結婚してからも、自分で退治するということは、ちょっと考えられなかった。

だいたい、虫は、こっちから追いかけると、人間から遠ざかっていくものなのに、ゴキブリは、お構いなしに、こっちへ向かってくる、、、というところだけとっても、いまだに、馴染めない。。

次回へつづく

 

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