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不用品

この間、母・よしこと電話で話していたら、藪から棒に、「ねー、ちはる(私のこと)ちゃん。 ママが死んでも、驚かないでちょうだいね~。」と言う。

突然の切り出しだったので、私は、「はっ、、、、?」と言ったあと、よく話を聞いてみると、、、。

 

先月、94歳で亡くなった私のおばあちゃんの部屋を整理したところ、開けるところ開けるところ、どこもかしこも綺麗に整理整頓されていて、それは見事だったそうだ。

感心しながら、よしこ、自分の家に帰って、はたと見回すと、、、!!

”私が死んだら、何がどこにあるかさっぱりわからず、みんな大変な思いをするだろう”、、、という事を察しての”驚かないでちょうだいね~”だったのだ。

 

そういえば、、、。

よしこが死なないまでも、私は一度、ひどく驚いた事があった。

それは、”家の中のいらない物”を整理した時のこと。。。

 

私が中学校に入学した時から住んでいた家(一軒家)から、よしこが今の家に引っ越すことになった際、必要な物はその家から全てもちだしたのだけれど、その他の荷物は全てその家(一軒家)に残された。

で、その家は空き家となり(荷物はそのままになったまま)、数年がすぎた。

 

私たち家族四人で暮らしたその家には、知らない間にモクモク、、、モクモク、、、と、”それぞれの物”が増えていき、、、。

家族それぞれの、”今は使わなくなったもの(でも、捨てられないもの)”が、あちらこちらに収納してあったのだ。

一軒家だったので、収納スペースは、いっぱいあった。

にもかかわらず、それでも足りなかったのか、庭には、大きな物置まで置いてあり、物置にまで荷物はギッシリ入っていた。

 

で、ある日、”いつまでも、あの家に荷物を置きっぱなしにしておくわけにはいかない。

さあ、いらない荷物があったら、一掃してしまおう!!”ということになったのだった。

業者さんのトラックを手配しての、大掛かりな大掃除。。

 

「ちはるちゃん。 いるものがあったら、どれでも持って帰ってちょうだい~! あとは全部、ひとつ残さず捨てちゃうから!!」と、よしこ。

その日、私は手伝いに駆けつけた。

私は、”金目のものがないか”をねらって、、、そして、”あの、わんさかある荷物の中から、何か掘り出し物がみつかるんじゃなかろーか~?”という淡い期待を胸に、ワクワクしながら出かけた。

 

現地に集合して、”いらないもの””いるもの”を分けるため、仕分け作業開始。

、、、と、でてくる、でてくる、、、次から次へと色んなものが。

屋根裏にまで荷物はぎっしり。

懐かしのアルバムや古着、たくさんの本や文集や飾り物、、、。

 

私とよしこは、それらを一つ手にとるたびに、「ちょっと~!! ママ来て~!! 見てみて~!!」。

「ちょっと~!! ちはる来て~!! 見てごら~ん!!」。

家族の予想を裏切らず、私とよしこは、懐かしさのあまり、昔話に花をさかせ、しゃべりっぱなし。

いっこうに仕事は、はかどらなかった。

けれど、トラックがいらないものを持っていく時間がさしせまり、もっとマジメに働くよう、父に厳重注意を受けた私たちは、途中から、猛ピッチで作業をすすめた。

 

、、、、、、と!!

まあ、”金目のもの”がちっとも出てこなかったのは、さして驚かなかったが、私が驚いたのは、持ち帰るものは、両手で十分たりる量であり、あとは、全て、トラック行き(捨てるもの)だったことだ!!

よしこは元来、物を捨てられない性質。

「これは捨てられないわよ~! ママの大事な物なんだから~!」とか、「これはとっておきたいの! ママの思い出の品なんだから~!」と言っては、タンスや引き出しに直しこむ。

 

けれど、そうやって大切に保管されてきた物が、いざ、”整理しよう!!”という段階になると、必要な物なんて何もなく、、、。

家の中にあった物はもちろん、物置の中の物までびっしり、本当は捨てるべきものだらけだったのだ。

こんなにいっぱい!!!

 

で、これに驚いたのは、私たち家族だけではなかった。

業者さんも、腰をぬかした。

最後、トラックに不用品を乗せた時、業者さんは、あんぐりと口を開けて言った。

「すごいっ、、、すごいですよっ!! いや~、トラック2台ぶんありますよー、、、。

 これは、普通の家の引越しの荷物の量より多いですよ!!」。

 

最近、そうちゃん(長男・11歳・知的障害アリ)の体も大きくなり、長女(4歳)と次男(2歳)も日々、着々と大きくなっているので、”なんかこの家も狭く感じるね~。 あともう一部屋あったらいいんだけどなあー。。”と思ったりすることもあった。

けれど、それを思いとどまらせたのは、他でもない、あの時、トラックにつめこまれた不用品たち。。

 

考えたら、”一部屋ふやそう”、、、と思うと、大変なことになる。

”たった一部屋”のために、たくさんのお金を払わないといけないことになり、それだけのために、シャカリキになって働かなくてはならない。

それに対して、捨てるのはタダ。

”さあ、いらないものを捨てよう!”と覚悟を決めさえすれば、明日にでも、ゴミ袋、かるく5袋は捨てられる。

いや、もっとかも、、、。

 

捨てるゴミたちが陣取っていたスペースを考えると、、、今の家が、そのぶん広くなることと同じだなあ、、、と思うようになった。

うんうん、ならば、このままでいいのだ~。

この家で十分だ。

さっ、私も、どのくらい捨てられるか、やってみようかなあ。。。

 

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