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くるくる寿司に行く ~その2(完)

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”外食に行く”という、日常の、なんてことのないことでも、ひとたびそこに”そうちゃん(長男・11歳・知的障害アリ)”が加わると、ドラマティックになる。

私たちの思いとそうちゃんのベクトルが一致することがなかなか難しい中、そうちゃんとくるくる寿司に一緒に行けたことは、スゴイことなのだ。

私とパパは、も~うれしくてうれしくて、「えーっ?! また、今日もくるくる? 好きね~!」と、母・よしこがあきれるほど、週末になるたびに、家の近くの”くるくる寿司”へ通った。

                                                             

そういえば、この間、、、。

家族でドライブをしていた時、「今日の夜、ごはん、なににしようか、、。」と話していたら、偶然、向こうの方に、”くるくる寿司”の看板が見えてきた。

「じゃ、また、、、今日も行っちゃう??」ということになり、またまたその日もくるくる寿司へ。。。

ただ、今回は、今まで行っていた家の近くのお店ではなく、郊外の私たちも初めて行く、くるくる寿司。

「そうちゃん、もう何回も、くるくる寿司に行ったから、くるくる寿司は慣れたよね?

まー、どういう感じかっていうのはわかっただろうから、新しいお店でも大丈夫だよね??」という事で、私たちは、初めて行く、くるくる寿司へゴー。

                                                             

中に入ると、いつも行っているくるくる寿司屋さんと同じく、たくさんのお寿司がくるくる回っていた。

でも、早い時間とはいえ、お客さんはほとんどいない。

そのガランと広い店内には、あっちに4人、こっちに4人、向こうにも4人、、、という感じで、なぜだか店員さんがものすごくいっぱいいて、みんな、兵隊のように微動だにせず並んでいた。

、、、なんとなーく、いつも行っているくるくる寿司とは違う空気が流れているような、、、。

                                                              

私たちはテーブル席を案内された。

イスがやたらと狭かったため、今回は、私と長女(4歳)と次男(2歳)がおりかさなるように座り、向かいに、パパとそうちゃんが、これまた窮屈そうに座る。

で、今回は、長女とパパが、くるくるくるくる回っている側を陣取った。

お手ふきで、手をふきふきして、子供たちにエプロンをして、、、「さあ、、、とろうか、、、。」。

「さあ、とろう、、、。」

「さあ、、、。」

「さあ!! さあ!!」

、、、と思ってはいるものの、なかなか、くるくる回ってくるお寿司に手がのびない私。。

                                                              

”くるくる寿司は、100円均一ではないこと”は、前に、学習済みなのだが、それにしても、、、。

まずは、そうちゃんの胃袋を満足させようと、まぐろを狙うも、さっきから回ってくるのは、いつもの赤い色のマグロとはちがい、大トロばかり!!

しかも、ご丁寧に、”大トロ ○○○円”とお寿司の前に札まではってある。

こっ、、、これは、いくらなんでも高すぎる!!

なんたって、そうちゃんは、マグロオンリーの男なのだ。

こんな立派なマグロをお腹いっぱい食べられたら、たまったもんじゃない。

                                                              

マグロだけ高いならまだしも、長女が手を伸ばして今日もまたハリキッて取りつづけるであろう、”ウニ””いくら”も、”△△産 ウニ ○○○円” ”◇◇産 いくら ○○○円”と書いてあるではないか!!

これも、、、たっ、、高すぎる!!

とにかく、私は、さっきからかなり長い時間、くるくる台(お寿司がまわっている台)を凝視しているにもかかわらず、くるお寿司、くるお寿司、あまりにも立派な値段がついていて、私は、サッと手を出そう出そうとしながらも、出せずにいるのだ。

                                                              

私は、「ねえ、、、ここ、くるくる寿司だよね~?」と、パパにワケのわからないことを確認しながらも、横に座っている長女に、「あのねー、このお寿司ね、ものすごーく高いの。 だから、取らないでね。」と、ちゃっかり言った。

それでも、いつものようにウニといくらを狙って手を伸ばそうとする長女の手をサッと引っ込めながら、ウニといくらが目の前のくるくる台を通過するたびにドキドキしながら、「とったらダメよ~!!」 「ダメ、ダメ~。 とったらダメだからね~!!」と警戒。

                                                          

そして、とりあえず、急いで、手元にあるメニュー表を確認する。

ホッ。。

なーんだ、メニュー表にありました、ありました、、、安い方の、赤いマグロが!!

お手ごろ価格のお寿司は、どうも、このメニュー表をみて、そこに待機している店員さんに別注文するシステムの模様。

おっと、、、待ち時間なしで食べられる点が最大の魅力であるくるくる寿司なのに、、、。

なんたって、こちらは、そうちゃんを待たせるわけにはいかぬのだー!!

急いで注文せねばー!!

                                                            

私は少し慌てながら、まずは、「このマグロを、、、7、、8、、いや、10皿お願いします。」と、そうちゃん用のお寿司をオーダー。

そうちゃんは、いつものシステムと違うので、少し混乱したようだったが、あまり待つことなく、店員さんがマグロをもって来てくれた。

が、イスと同様、テーブルも窮屈なほど小さかったため、マグロの10皿が並ぶような余裕はなかった。

仕方なく、折り重ねるようにして、お皿を工夫して重ねながら、、、テーブルはマグロでいっぱいになった。

                                                            

大好きなウニといくらを禁止された長女はというと、それはそれは、たいそう不服そうな顔をして「じゃあさー、ママ。 なんだったら取っていいの~?!」と、私をキッと、にらんだ。

(そりゃそうだ。

いつものお店では、ウニといくらだけをサッサッサッサッとって、それは楽しそうにうれしそうに食べているのだから。。)

なんだったらっていいのって、、、そんなこと言われたって、、、そんなこと、聞きたいのは、私の方だった。

だって、”くるくる寿司”は、なんたって”安い!!”というのが醍醐味。

少なくとも、そういう風にすりこまれてしまった私には、今、この場においては、私の横で素通りして行くお寿司たちを、なんともいえない気持ちでにらみつけるより仕方なかった。

                                                             

にらみつけているうちに、私の目に留まったのは、プリンやわらびもち。

こりゃ、さすがに安い!

「あ~、ねーねー、プッチンプリンが回ってきたよ~、これ、おいしそうだねー!! これだったらとっていいよ~。」

「あっ、、、わらびもちだってー。 おいしそうだねー。 これもとっていいよ~。」と、長女をごまかしながら、私は、「でも、これじゃー、”ごはん”にならない。。。 困った、、、どれだったら とっていいことにしよう。。。」と、くるくる台をみつめながら、マジに考え込んでいた。

                                                             

、、、と、そうちゃんはといえば。。。

マグロを次々口に運びながら、さっきから一皿食べ終えるごとに、そうちゃんは、席をガタガタっとして立ったかと思うと、店員さんに向かって手をあげ、「すーみーまーせーーーーん!!」と、大声をはりあげる。

どうやら、そうちゃん、このくるくる寿司屋さんは、いつものくるくる寿司屋さんとは違うシステムであることを察知した模様。

マグロにありつくには、(いつも、そうちゃんが食べたのを見はからって私が次のマグロを一皿、くるくる台からサッとゲットするので)店員さんに、いちいちたのんで持ってきてもらわないといけないと思ったようだ。

                                                             

私は、とりあえず、手元にあるメニューからカジュアルな値段のお寿司をパッパッパッと注文した。

で、お寿司はやってきた。

が、だいたい、さっきオーダーしたそうちゃんのマグロでさえもテーブルにのりきれないのに、そのうえ、また新たに注文したもんだから、テーブルの上は、スゴイことになってしまい、重なったお皿の上に、また重ね、、、、。

なんだか、くるくる寿司に来て、のびのびできないなんて、この上なく物悲しい状態になってしまった。

                                                            

途中、悲しすぎて、逆に、”たまには、こういうのも食べてみた~い~!!”気持ちになり、私の横を無言で素通りしていこうとする”高いお寿司”を気まぐれにつまんでは、口にしたりしたが、次の瞬間、ハッと我に返り、”たかがくるくるごときで、こんな高価なものがあっては、ならん! ん~、ならん!! ならん!!!”と、さらに、私を意固地にさせた。

                                                              

パパは、途中、「まっ、こういうこともあるさっ。 今日は仕方ない。 だいたい、くるくる台からお寿司をとらないなんて、これじゃあ、ぜんぜん、くるくる寿司の意味がないじゃん。」と、開き直り、くるくる台に頻繁に手をのばしはじめた。

が、依然、私は、「これじゃーさー、立派なお寿司屋さんのカウンターで食べてるようなもんだよ。 

あのね~、ここは、あくまでも、くるくるなんだよー。」と言って、監視の目を緩めなかった。

                                                              

くるくる寿司を出た頃には、私は、すっかり、くたびれていた。

いや~、どうりで、お客さんが少なかったわけだ。。

                                                             

さあさ、そうちゃん連れて、”くるくる”の次はどこへ行こうかなあ。。。

                                                              

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