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2007年5月

不毛地帯

いつか、こういう日がくるであろうことは、うすうす感じていた。。

けれど、こんなにも早くやってくるとは。。。

                                                              

ダンナさんは読書好き。

毎月かなりのピッチで本を読む。

家から会社までちょっと遠いので、行き帰りの電車の中で読書タイムを楽しむらしい。

そんなダンナさんが、今、はまっているのが、”山崎 豊子”。

”白い巨塔”にはじまり、”ムッシュ・クラタ”、”華麗なる一族”、、、。

この間は、”沈まぬ太陽”を一気に5冊、あっという間に読んでいた。

「も~ おもしろいっ!! ゾゾゾーっとするくらいおもしろいっ!!」、、、そうだ。

いつのまにか本棚の一部分には、山崎豊子の本がダダダーっとならんだ。

                                                              

”ならば、私も読んでみようかな、、。”と思い、「ねー、この中で、どれがいちばん面白かった?」と私がダンナさんに聞くと、ダンナさんの人差し指は迷わなかった。

「う~ん、これやろうねー。」。

サッと指差された本を私はみて、一瞬、ポカン。

そして、プップー、、ガハハハハーっと、笑いがこみあげた。

本の名は、”不毛地帯”。

私のツボにドスンとはまった。

思わず、私の視線はダンナさんの頭に、、、。

                                                             

そう、ここにきて、ダンナさんの頭の毛がどんどんと抜けていき、一部、ほぼ不毛地帯。

いまや、アルシンド状態に限りなく近くなりはじめているのだ。

抜けていく髪たちにエールをおくるため、私は時々、「前衛~ ファイト!」「ファイト! 」「ファイト!」と片手をふりあげて応援する。

(ダンナさんはそれにテンポよく「ハイっ!」 「ハイっ!」 「ハイっ!」と、合いの手をいれてくる。)

ここは、前衛(前髪のこと)にいっちょがんばってもらわないと、ダンナさんの頭は、カッパになってしまう。。

(ダンナさんの不毛地帯の手前に防波堤のように力なくよりそっている前髪、、、それは実にけなげなのだ。)

が、その甲斐むなしく、日々、抜けていく一方。。

                                                           

この状態になる前に私は、一応、ダンナさんに言った。

「のせるなら今だよ。」。

そう、カツラをのせるなら今よってこと。。

けれど、どうもカツラはお気に召さないらしく、今日に至った。

思えば、結婚した時から、なんとなーくそんな前兆があり、「う~ん、これは、はげるなー。」とは直感していた。

けれど、こんなに早く来るとは、、、!!

抜け毛にきくというローションも、豚毛ブラシも買って、一通りやってはみたけれど、、、。

                                                           

最近、ソファに座って、豚毛ブラシで前衛(前髪)を奮い立たせているダンナさんをみると、胸が痛む。

そして、昔、私と姉が、親戚のおじさんのことを、「ハゲおじさん。」と、なんの躊躇もなく呼んでいたことを思い出す。

実際、おじさんは、頭の中央がツルンツルンにはげていたので、私たちは、そう名づけた。

おじさんに面とむかって「ハゲおじさん。」とは言わなかったことだけが、今となっては唯一、救われる思いがするけれど、「えっ、、、今日は、ハゲおじさんの家に行くの?」とか、「ハゲおじさんの家のサチ(犬の名前)はさあ、、。」などと、何の悪意もなく、おじさんのあだ名である”ハゲおじさん”は、私の家の中での会話に、とびかっていた。

                                                             

いや~、子供は直球だけに恐ろしい。

そして、ダンナさんもまた、”ハゲおじさん”に着々と近づいていることが、さらに恐ろしい。。

                                                           

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そうちゃんとオムツ<その2・完>

前回ブログのつづき

                                                            

長女(3歳)は、一度トイレでウンチができたら、あれよあれよという間に、その経験を自分のものにし、ウンチをトイレでできるようになったっけ。。

気がつけば、積極的に、フフンと誇らしげな顔をしながら、自らトイレへ向かった。

それに比べて、そうちゃんは、、、。

トイレでウンチをすることは、未知の世界のこと以外のなにものでもないようで、かたくなに嫌がり、拒否し続けた。

私がうながしても、トイレに座ることすらなかった。

                                                              

だから、そうちゃんは、いつも、オムツでウンチ。

そうちゃんは、起きてすぐと、朝食後に2回、計3回オムツでウンチをする。

(タイミングを自ら決めている模様。)

これは、もう、ずーっとそう。

そうちゃんなりに、外でするのはマズイ、、、というのがわかっているのか、今までで一度も、幼稚園や学校でもウンチをしたことがない。

(きっと、ガマンしている時もあるにちがいない、、、。)

                                                             

だから、外出しても、よっぽどじゃないと外ではしないので、その辺は、そうちゃんに感謝しているけれど、このオムツがえ、そうちゃんの体が大きくなるにつれ、それなりに大変になってきた。

朝食を作っている時、ごはんを食べている時、下の子供からちょうど目が放せないという時、、、そんな時でも遠慮なく、そうちゃんは”ウンチがでたよ!!”。

そして、早くかえてくれと私をせかす。

もう長い間してきたことなので、当たり前のことではあるけれど、だんだんと大きくなってきたそうちゃんのお尻を目のあたりにすると、”障害をもつ子供を育てるって、子育てというより、介護だね~。。”なんて思ったりすることも多くなってきたこの頃だった。

                                                             

長女がトイレではじめてウンチをした日のことは忘れない。

感動だった。

よくぞ、よくぞ、トイレで、、、と、私は、長女と抱き合って喜んだ。

トイレで私と長女がキャーキャー言っていると、そこへ、偶然、通りかかったそうちゃん。

そうちゃんの、あの時の目。

”妹に先を越されたー!!”という焦りと、”ん~気に入らない!!”という怒りに満ち満ちたあの目。

そして、そうちゃんが次にとった行動はというと、、、。

私たちの間を割り込み、あわててトイレの中に入ってきて、ジャーっ。

トイレのレバーをまわし、水を流したのだ。

そう、そうちゃんは、”何もなかったこと”にしてしまいたかったのだ。

                                                             

これには私も驚いた。

妹が先にできるようになったことが、そんなにも悔しいと感じているのかと、、、。

同時に、その時、そうちゃんは、トイレでウンチをしないのではなく、(彼なりの何らかの理由から)やりたくてもできないのだなあ、、、と、あらためて思った。

だから、もう、「そうちゃん、ウンチはトイレでね~。」なんてことは言わない事に、その時、決めたのだった。

                                                          

”トイレでウンチ”の夢は、遠く昔にさかのぼる。

そうちゃんが幼稚園の時、すでにその夢は私の中でモクモクとふくらんでいて、幼稚園の先生に聞いたことがある。

「先生、そうちゃんは、ウンチ、トイレでできるようになるでしょうか~?」。

すると、先生は、ウンウンと笑顔でうなずきながら、「なりますよー。」。

私は、先生の”なりますよー。”という言葉をきいて、胸が躍り、「先生、それはいつ頃でしょうか~?」と、ニーッと笑いながら聞いた。

すると、先生は、うーんとちょっと頭をかしげた後、「う~ん、、、4年生か5年生ごろ。」。

ガクッ。

私は、ずっこけそうになった。

できるようになるのはうれしいけれど、”そっ、、、そんなに先の話???”

その時は、そう思った。

                                                           

けれど、、、なっ、、、なんとっ!!

実際、その先生の予言どおり、2007年4月16日、そうちゃん、11歳の誕生日をむかえて2日後、”その日”はやってきた。

何気に、「ねー、そうちゃん、トイレでウンチしてよー。」と久々に言った私。

すると、そうちゃんは、ヌーッとトイレに入っていった。

そして、しばらくしてから、「ママ、、、でた、、、。 でたよ~!!」。

記念すべき初・トイレでウンチ!!

もう、この夢はかなうことはないかもしれないと半ばあきらめていたので、もううれしいなんてもんじゃなかった。

背中がゾゾーっとして、涙がポロッとでた。

夢にまでみた歴史的瞬間を目にした一瞬だった。

                                                              

でも、あんまり突然だったので、”今日は、たまたまでただけで、明日はまたダメかも、、、。”と案じたけれど、そんな心配も打ち破り、もうここ1ヶ月ほど、トイレでウンチの習慣が身についてきた、そうちゃん。

まー、時々タイミングをはずしてオムツにすることはあるけれど、ほぼ、もう安心という状態。。

これぞ、そうちゃん革命!!

(そうちゃんにとっては、トイレでウンチができるようになったことは、”成長”では、なんだかものたりないので、”革命”。)

あっぱれ、そうちゃん!!

オムツとサヨナラできる日は、もう遠くない、、、かな?!

おしまい

                                                              

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そうちゃんとオムツ<その1>

今日の話題は、これから食事を、、、という方や食事中の方にはちょっと、、、。

なので、そういう方は、また後でどうぞ。。。

                                                            

お正月といえば、おせち。

お雛さまといえば、散らし寿司。

こどもの日といえば、菖蒲湯。

きってもきれない関係はいっぱいあるけれど、”そうちゃん(長男・11歳・知的障害アリ)といえば、、、、オムツ!!”。

これもまた、きってもきれない関係。

そうちゃんとオムツ、、、これは、語ると長い。。

だって、そうちゃんは、今もオムツを愛用。

(体が大きいので、大人用のオムツ)

                                                              

そうちゃんがオシッコをトイレでできるようになったのは幼稚園の時にさかのぼる。

初めはおもらしの連続だったけれど、卒園する頃には、パンツですごせるようになった。

けれど、夜のオムツは、なかなかとれなかった。

(夜、オムツのお世話にならなくなったのは、ごくごく最近。 1年ちょっと前のお話。)

だから1年ちょっと前までは、大変だった。

そうちゃんは、オムツをして寝るものの、なぜかおもらしをする日が多かった。

(オムツの横の部分は、なぜかパットがついていないので、そこからどうやらもれる模様。)

                                                           

夜中、または早朝、おもらしをすると、そうちゃんは、私とダンナさんを起こす。

私とダンナさんは、半分眠りながらも、いつもの事なので、どちらともなく、どちらか一人がそうちゃんをつれてサッと洗面所へ直行。

オムツをはきかえさせ、パジャマの着替えと、おもらししたパジャマをザッと洗濯。

そして、いま一人は、お布団をタオルでふき、シーツを取り替える役。

眠い目をこすりながら、いつも思った。

”いったい、いつまで続くのか、そうちゃんよ~??”。

                                                              

深い眠りから突如起こされるのは、なかなか辛いことなので、私たちだって、起こされたくない一心で、いろいろと作戦を練った。

私たちが寝る前にそうちゃんを起こしてトイレに連れて行ったりした時期もあったし(これは、途中、起こされたそうちゃんの機嫌がはなはだ悪くなるので、即却下。)、オムツをどうはかせたらもれないのか、2枚ばきにさせたらどうなのか、どのメーカーのオムツが吸収力がいいか、、、などと、あれやこれや研究したけれど、効果はまったくなし、、、。

                                                              

”もう、、、ダメだ、、、。ああ、、、そうちゃん、このままずっとオムツなんだ、、、。

私たちに安眠が訪れることはないんだ、、、トホホ、、、。” と、あきらめかけた時、、、いや、ほぼあきらめた時、突然に、そうちゃん、朝までガマンできるようになった。

あーでもない、こーでもないと頭を抱えていた時は、どうにもならなかったのに、”まっ、、いっか、、。”という時になって、そうちゃんは、夜、パンツで寝れるようになった。

                                                            

そりゃーもー感激だった。

「さあさ、これで、これから夜ゆっくり寝れるねっ!! ヤッホー~!!」。

私とダンナさんは、手をとりあって喜んだ。

そして、「さあ、これで、晴れて、オムツ卒業だねっ!!」とガッツポーズできめた、、、いところだが、いかんせん、そうはいかなかった。

ウンチ、、、そうだ、まだウンチがあった、、、。

そうちゃんは、オムツと付き合いを終えるわけにはいかなかった。

なぜなら、そうちゃんは、どうしたって、トイレでウンチをすることができないのだから。。。

次回へつづく

                                                            

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