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2007年1月

施設見学

今日は、施設見学のお話を。

、、、と言っても、ビール工場とかカマボコ工場とかのお話ではありません。。

そうちゃん(長男・10歳・知的障害アリ)が、いつの日か必ずお世話になるであろう施設。

もちろん、将来は、いろいろと、今とはシステムも変わってくるだろうから、今ある施設にそのままお世話になることはないかもしれないけれど。。。

 

私は、今までに2回、施設見学(知的障害をもった人が暮らしている施設)に行った。

1度目は、そうちゃんがまだ幼稚園(障害のある子供たちが通う幼稚園)の頃、、、5年前くらい。

幼稚園のスクールバスにゆられ、幼稚園のお母さんたちとみんなで行った。

その頃は、そうちゃん、まだまだ小さな子供だったので、”施設見学”といっても、”自分には、まだまだ遠い先のこと”というイメージがつよく、なんとなくお客さんのような気分で施設の門をくぐった。

施設長の方のお話を聞いた後、子供たちが(その施設は、成人になるまでの子供が入る施設)いつもすごしているお部屋を見学させてもらえることになっていた。

 

殺風景なコンクリートの建物にはいると、くたびれたスリッパが私を出迎えてくれた。

ねずみ色のパリパリとはげた壁を横目に、まっすぐ歩いていくと食堂があった。

食堂にすわって、施設長の方のお話を聞く。

今、ここにどのくらいの子供たちが暮らしていて、その暮らしぶりを説明してくださった。

施設にいる子供たちは、それぞれにいろんな事情があり、親といっしょに暮らせなくなり、ここで暮らしているが、お正月さえ、家族に迎えにきてもらえず、この施設ですごす子供がいること、そして、それどころか、親の連絡先さえわからない子供たちがいるというお話を聞いた。

まったくぬくもりを感じられない、飾り気のない食堂でお話を聞いていた私は、がっくりうなだれるしかなかった。。

 

”さあ、じゃあ、次は、子供たちの暮らしている部屋を案内します。”。

施設長さんの声で、みんながいっせいに立ち上がった。

私も一児の障害児をもつ母。

そこは、どんな施設なのかチェックの目を光らせて、率先して集団の先頭にでも立って見学にのぞまなければならないとことだけれど、すでに、私の腰はひけていた。

そう、気分は、オバケ屋敷のチケットを買って、”さあ、いまから、オバケ屋敷に突入!”という、あの入口付近の気持ち。

なんだか見学する前から悲しい気持ちがこみあげてきて、そうちゃんの顔がうかんでは消えた。

仕方なく、集団の最後尾からトボトボとついていく私。。

 

中は、男の子と女の子、さらには、年齢で棟がわかれていた。

ねずみ色の壁、パイプがむきだしになった廊下、陰気な空気、部屋は大部屋が多く、ささくれた畳、びりびりと破れたままのクリーム色のカーテン。

しっかりと現実をみておかないといけないのだけれど、涙でくもって直視はできなかった。

部屋には、家具とよべるものは全くなく、壁面に洋服を入れるらしき棚と小学校の教室にあるような机とイスが2~3並んでいるだけだった。

まったく”彩り”のない生活の場を目の当たりにした時、なんだか猛烈に空虚な気持ちになったあの時。。

 

2度目は、昨年の秋。

養護学校のお母さんたちと貸し切りバスで、施設見学に行った。

見学に行ったのは、知的障害をもった成人の方が暮らしている施設。

1度目の時とは、私の気持ちもずいぶん違った。

そうちゃんも、あっという間に10歳。

ちょっと前までは、まだまだ先の話だと思っていたけれど、最近は、確実に、いつかそういう日はやってくると思うようになった。

その施設では、障害の程度によって、日中は仕事をしてすごす。

みんな、一生懸命に、お菓子の箱を折ったり、箱にタオルをつめたりして働いていた。

なかなかそういうお仕事を手伝うことのできない障害の重い方は、敷地内にあるプレハブで、何をするでもなく、自由にすごしているようだった。

 

最後に、それぞれのお部屋をみせていただいた。

廊下をはさんで両サイドに二人部屋と一人部屋が並ぶ。

トイレがなぜかオープンスペースになっており、(もちろん、トイレのドアはあるけれど、部屋の迎えに壁もないむき出しのトイレスペースが、、、。)なんだかとても奇妙な空間となっていた。

建物自体は古くないので、陰気な感じはしないけれど、やはり、遊びのない殺風景な雰囲気。

一人部屋は、3畳くらいのお部屋なので、お布団をひいて小さな机を置いたら、もういっぱいな感じのお部屋。

 

一部屋一部屋、雰囲気は、それぞれに違う。

”寒くないように”と思ってのことだろう、ほとんどの部屋に家族が持ってきたのであろう、ホットカーペット。

壁面には家族の写真。

小さい子供が遊ぶようなおもちゃや、たくさんのぬいぐるみ。

この狭い部屋に、自分の子供が少しでも快適にすごせるようにといろいろ考え、荷物を運び、長年いっしょに暮らした子供と別れる日がやって来た時のご両親や家族の気持ちを思うと、胸がつまった。

そして、そうちゃんが、こういう施設に、いつかお世話になる日が来るのかと思うと、そうちゃんは、どういう気持ちで毎日をすごすのだろうと思うと、涙がこみあげてきた。

”○○がしたい。” ”ここが痛い”も言えず、自分の気持ちを言葉にあらわすことのできないそうちゃんが、いったいどうやって、、、。

そうちゃんが私の手から離れるその日まで、私はいったい何をしてあげられるのだろうか。。。

 

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みほさん・レミさん・ゆりさん、コメントをどうもありがとうございました。

私もこれからは、最低、旅館のお菓子は食べてから、お風呂にのぞみますっ!!

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旅館の泊まり方

ここ2~3日、長女(3歳)がお布団にはいって”おやすみなさい”と言う前に、なぜか必ず、「ね~、ママ、旅行行きたいね~。 温泉に、みーんなで行きたいね~。」と言う。

フーッと、ため息まじりにいうので、なんだか面白い。

この間、温泉に行った時、長女は、とっても楽しかったようで、以来、テレビで「○○温泉の旅」などの番組があった時には、テレビにかじりつき、画面に向かって、「あ~温泉行きたいな~!!」を連発。

そのうしろ姿は、かなり、おばちゃんくさかったりして。。

 

そういえば、旅館に泊まる心得(?)として、いつのまにか私の体にしみついていることがある。

(母・よしこに教えられたもの。。)

まず、旅館の選択に当たっては、部屋よりもお風呂よりも、何よりもまず、食事の美味しいところを重要視。

(どんなに造りの立派な旅館でも、食事がいまいちだったりすると、すべて台無し。

帰りの車の中では、私たち家族はみんなで、そうとうなブーイング、、、うるさい。)

あくまで”旅館での美味しい夕食”に焦点がしぼられる。

 

だから、旅館に泊まる日の昼食は、絶対に”おそば”と決まっている。

なぜ、飽きもせず、旅館に泊まる日は、いつも、おそばなのか、、、。

理由は簡単。

夕食にむけて、私たちは、お腹をすかせていなければならないからだ。

極力、”軽い昼食”をとること、これこそが、夕食を美味しく食べるための大切なポイントとなる。

で、おそば屋さんへ入ったって、”天ぷらそば”なんてものを注文することは、到底許されない。

”天ぷら・・”と、ひとこと口走ろうものなら、家族中の白い目がいっせいに向けられるであろう、、、というか、その前に、よしこから、「そんなの食べたら、おなかすかないわよ。 せっかくこれから旅館にご馳走食べに行くんだから!」と即、却下となること間違いない。

だから、せいぜい、私がゆるされる最高は、”ごぼう天そば”。

普通は、いちばんさっぱりした”ざるそば”が、私たちのスタンダードメニュー。

 

で、昼食後は、見たくなくても、特にこれといって特徴だったものが何もなくても、どこか、旅館の近くにある”名所”を無理やりみつけて、とりあえず、みんなで散策。

この散策は、今食べた”おそば”の消化を促すことと、”もうすこしでチェックインだ~!!”という気持ちを、みんなでよりいっそう盛り上げるためには欠かせない。

 

そして、チェックインの時間ちょっきりに、旅館へ到着。

旅館へつくと、お茶とその土地の名物のお茶菓子などが机の上に置いてあるものだ。

私たちは、ゆっくりと座椅子に座り、仲居さんのいれてくれた美味しいお茶をすすり、そのお茶菓子を、、、食べない。

私は、いつも、そのたった一つのお茶菓子を無性に食べたい気持ちに襲われ、つばが出てきて、思わず手をだしそうになる。

が、待て待て、、、と、ここで、グッとガマンする。

なぜか、、、。

だって家族もまた、グッとガマンし、誰一人として手を出すものがいないからだ。

そう、フシギな事に、私たちは皆、「ここで、こういうの食べたら、せっかくの夕食が美味しくなくなっちゃうわ~。」という、よしこの教えに洗脳されているのだ。

 

お茶をのんで落ち着いたところで次はお風呂。

私たちは、夕食前に1度お風呂に入る、、、決まりになっている。

でも、この、”夕食前のお風呂”がクセモノだったりする。

しばしば、これが、問題をひき起こす。

”夕食を美味しくいただく”という、あまりにも頑なな、あまりにも高くかかげすぎた目標にがんばりすぎるあまり、この、夕食前のお風呂で、よしこは、、、のびる。

お風呂からあがったよしこは、毎回とまでは言わないけれど、だいたい4割の確率で、「はあ~、、、すきっぱらにお風呂入ったら、ママ、のびちゃったわ~。。」と言って、気持ち悪くなる手前まできたこと、数知れない。

(私も、のびそうになったことは数多い。

その時は、必ず、さっきガマンしたお茶菓子を、もう何も考えずにほおばる。

で、このお茶菓子のおかげで何度も助けられたっけ。。)

 

この間、姉と両親は京都のあこがれの旅館に泊まりにい行くと言ってはりきっていた。

が、その旅館でも、食事前に入ったお風呂で、よしこは、のびてしまい、気持ち悪くなる手前どころか、もー、メチャクチャに気持ち悪くなってへたってしまい、せっかくのお料理を半分以上食べられなかった、、、というのだから驚いた。

これじゃー、なんだか本末転倒だったりして。。

 

考えてみると、私たちの温泉旅行は、なかなかストイックな旅なのだ。

ダンナさんも、最初、私たち家族(私の実家の家族)と一緒に旅館へ行った時、私たちの行動を見て、「そこまでせんでもよかろーもん。(訳:そこまでしなくてもいいんじゃな~い?)」と思い、ビックリあきれたらしい。

が、今では、すっかり私たちのペースに巻き込まれ、立派な、”ストイック集団の一員”となった。。

それにしても、長年の習慣というものは恐ろしい。

変えようと思ってもなかなか変わらず、、、”食事前にのびている人”は後を絶たない。。

 

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たくさんのコメントをありがとうございました!!

とおんきごうさん・みおさん・Leeさん。。はじめまして! コメントしてくださってありがとうございますっ。

きゃらうぇいさん・ぱるさん・shinobooliniさん・sa-yu-riママさん・kazuminさん・oxxsanさん・こころさん・レミさん。。おしりふき、、、すでにいろんな用途で使っていらっしゃる方も、これからの方も、どうぞ末永く、そばにおいてあげてください。 これからどこまで活躍の場を広げられるか、楽しみです。。 (”しりぬぐい しちゃいました”のネーミングもいいですね~! 賛成!!)

ゆりさん。。とりきれなかったマスカラをとる時に使ってます。 あれは、なかなかとれないですが、かわいたティッシュよりは助けになってくれています。

j-mamaさん・yumiさん。。24、5cmだったころ、、、いつの事でしょうか、、、2~3年くらい前くらいでしょうか。。 手は、パパより大きいはずです。

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最近のそうちゃん

私がブログの中で、”そうちゃん””そうちゃん”と書くものだから、読んでくださっている方の中には、まだ、ほっぺがふっくらとした幼い顔つきの子供を想像していらっしゃる方も多いのではないかと思います。

でも、実際のそうちゃんは、近ごろメキメキと大人っぽくなって、いつもそばにいる私でさえ、「、、、うっはーっ!!」とびっくりして、思わず眺めてしまうくらいです。

そうちゃん、今、身長160cm・体重51kg。

そして、驚く事なかれ、足のサイズは、なっ、、、なんと、28cm!!

私とそうちゃんの手をあわせたら、そうちゃんの手の方がはるかに大きくなってしまいました。

(この、手足が大きいというのは、”ソトス症候群”という障害の特徴のようです。)

おでこには、早くも、ニキビがブツブツ。

外見は、立派な小学4年生。

(実際は、6年生くらいには見えます。)

でも、中身は、赤ちゃんの域をでない、、、なんともフシギな少年であります。。

 

ソトス症候群という障害の名前の日本名(?)は、”脳性巨人症”といいます。

病院でその名前を初めて耳にした時、私の頭の中では、”巨人”のイメージがモクモクと広がっていきました。

で、頭にうかんだのは、みなさん、ご存知でしょうか、、、昔のCM。

”丸大ハンバーグ”のCMです。

”ハイディハイディウエハイディホ~ ハディハディウエッホッホー~”というようなサウンドが流れ、雪のかぶったお家の外に、大きな大きな巨人がいて、子供を自分の(巨人の)手のひらにのせる、、、という、あのCM。

その時、私は、将来、そうちゃんは、とてもじゃないけれど、普通サイズの家には収容できないほどの大きさになるだろうと想像したのです。

それをダンナさんに言うと、「、、、はーっ? はーっ??? そんなことあるわけないやな~い!!」と目を白黒させて驚いてました。

「でも、”巨人”よ~。 巨人って言うからには、そんじょそこらの、単に”大柄な人”じゃすまされないよー、きっと。。」と言いながら、やっぱり私の頭には丸大ハンバーグの巨人が鮮明に映り、頭からはなれなかったものです。

 

あれから10年。

そうちゃんは、普通の家に収容できるサイズだったので、そういう意味では、私は今、安堵の気持ちでいっぱいです!!

ただ、足がっ、、、足が大きすぎます!!

靴っていったい何cmまで売っているのでしょうか???

ちょっとこのままのペースでいくと、、、特注の靴でも買わなくてはいけなくなりそうです。

 

そうそう、そういえば、”靴”で思い出しました。

この間、そうちゃんの靴が雨にぬれてビショビショになったんですね。

で、その靴、そろそろ小さくなってきていたので、新しい靴をおろすことにしたんです。

ちょっと細身のかっこいいスニーカー。

それをはいたそうちゃん。

、、、なんか歩き方がヘンです。

どうみても、今まではいていた靴よりサイズは大きそうに見えるにもかかわらず、とても歩きにくそう。

そうちゃんは、ヒョコヒョコとヒヨコが歩くような姿で、パパと出かけていきました。

、、、と、帰ってきたときも、ヒヨコ歩きのそうちゃん。

パパが、「この靴、細身だからかなあ、、、痛そうにして歩きよったよ! かわいそうやったー。」というので、私も、「そーお?」。

玄関で、前の靴と比べても、明らかに今回おろした靴の方が大きいのに、、、なんでだろう?

 

で、なぜかというと、、、。新しい靴には、つま先の所にクシャクシャっとした紙が丸めて入ってますよねー。

なんと、それ、とるの、忘れてました!!

ダンナさんは、あきれた目で私をみて、「そんなこととは、思いもつきませんでした、ちはる(私のこと)さん。 さすがです。」と、ただただ驚いてました。

 

いや~、フシギな少年・そうちゃんとオトボケの私の間には、こういうことは、日常茶飯事、よくあることです。

きっと、そうちゃん、言葉にあらわせないだけで、そうちゃんだって言いたい事は、たーくさん、あるんだろうなあ。。。

 

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minaさん・桃の木さん・ゆりさん・ぱるさん・レミさん。。今度から、探しも物をするときは、まずはエプロンのポケットをゴソゴソ、そして、ゴミ箱へ直行。 その後、冷蔵庫をのぞき込み、なければ、最初にさがした場所を探す。 それでもない時は、ハサミをさかさまにつるして願をかけてみることにします(笑)。

みほさん。。仕事のでっかい山場、がんばってくださーい!! これは、ハサミをさかさまにつるして願いをかけても効果ないでしょうか???

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よしこと免許証 ~その1

「ねー、ママの車の免許証知らない?」。

この間、母・よしこから電話があった。

「えっ、、、ママの、、、免許証??」。

私が”はあ~?”と思っている間にすかさず、「お宅の息子さん、私のバックさわってたから。。」と、よしこ。

早くも容疑者として、次男(1歳)の名前があがった。

どうやら、よしこは、次男を疑っているようだった。

 

それもそのはず。。

今年の暮れとお正月は、実家ですごしたのだけれど、次男はチョロチョロチョロチョロして、実家の引き出しという引き出しを開けまくり、中のものを出しまくった。

そして、イスというイス、机という机を渡り歩き、その上で踊ったりふざけたりしては、周囲の者をハラハラさせた。

そして、どうやら”高価なもの”は、フシギとわかるようで、飾ってある絵皿や陶器のお人形などをやたらとさわりたがり、ジージ(父)・バーバ(よしこ)を嫌がらせた。

初めこそ、次男の”護衛役”には、父があたり、「それはダーメ!!」 「おっ、おっ、危ない危ないっ!!」 「こーら、降りなさい!!」と、次男に、いちいち注意・助言していたが、そのうちに、父(ジージ)、早くも気力・体力の限界をむかえ。。

とうとう、次男の行動にあきれはて、ただあんぐりと口を開け、”傍観するだけの人”となった。

 

さーて、それから!

父が後ろを追って来なくなったのをいいことに、次男、やりたい放題!!

ここぞとばかりに心置きなく悪事をはたらいた。

実家には、家にはないものがたくさんあるので、次から次へと興味が体から湧き出してくる模様。

 

お正月が終わって、私が思ったこと。

それは、5人衆(そうちゃん・長女・次男・姉の子供二人)が走り回ったり、いたずらしたり、泣いたり、怒ったり、、と、ものすごい喧騒の中、あの状態で、よくぞ、誰一人ケガをすることもなく、又、何一つ実家の物がこわれることもなく、よくご無事で、、、ということだった。

、、、なんて感心している矢先の、よしこからの電話だったのだ。

 

よしこは、家中すべてくまなく、思い当たるところは全て探したらしい。

けれど、どうしても見つからないのだと言う。

、、、と、そういえば思い出した。

お正月、実家で次男は、ダイニングテーブルの下で、よしこの黒い小さなバッグを「ジャー!」と言いながら、ひっくり返した。

で、床には、いろんなものが散乱していた。

私は近づき、その山から手帳らしきものを発見。

「あっ、やだっ! これって、免許証じゃない? ママ、これ、大切なものだから、しまっとかないと~。」と言って、よしこに手渡したのだった。

そのことを言うと、よしこは、次男がバックをひっくり返している光景ははっきりと覚えているが、免許証を私から手渡しされた記憶はないという。

うっ、、、ドキッ、、、冤罪か、、、?!

ただ、夕食をつくっている最中の忙しい時間帯でバタバタしていたので、私も、よしこに免許証を渡してから、よしこが手に持った免許証をどうしたかまでは、ぜんぜん見ていなかった。

 

それから、よしこは、「ちはる(私のこと)がもって帰った荷物とかに入ってなーい? 

子供の洋服のポケットとか、バックとか、、?」。

が、残念ながら、子供の服にはポケットはなく、もって帰ってきた荷物にも、免許証なんてものは、まぎれていなかった。

「はあ、、、困ったわあ、、、。 あれがないと、車にのれないから、身動きとれなくなっちゃうわあ、、、。」。

そう言って、よしこは、大きなため息をついた。

 

その日の夜、私は、よしこに電話した。

「あった?」。

「ないのよ~。 もう、探す所がないから、明日にでも、また再交付してもらわなくっちゃいけないわ。。」と、よしこ。

私は、「ねー、ママ、ゴミ袋の中をさがしてみたら? もしかしたら、なにかと紛れて捨てちゃったのかもよ?」。

幸い、お正月はゴミの収集がお休みなので、たんまりとゴミが、捨てられる日を夢見て、ベランダに待機している。

「もう、ないわよー。 ゴミの中もさがしたもの。 あっ、でも、ひとつだけ、まだみてないゴミ袋があるから、見てみるわ。 でも、あの中には、きっとないわ。。」と、よしこ。

 

が、30分後、「あったわよ~、免許証!! ゴミ袋からでてきたわ~!! よかったわー!!」と、よしこから、歓喜の声で報告があった。

(、、、じゃあ、いっ、、いったい、犯人はだれ?!

次男が”免許証紛失事件”に、まちがいなく絡んでいたことは確かだが、その免許証がゴミ袋へ投入されるまでの経緯は、、、明らかではない。

う~ん、真相は闇の中。。)

 

ところで、私が、”ゴミ袋の中にあるんじゃないか”と察しをつけたのは、単なる思いつきではなかった。

そう、それは立派に、”過去の経験にもとづいてのもの”だったのだ。

その昔、”さあ、これから旅行にいくぞー!! さあ、出発だあー!!”というその時、玄関で、よしこが、おたおたし始めた。

「どーしたの?」。

すると、よしこが、「おかしいわー、、、お財布が、、、お財布がないのよー。」。

もう、出発しないと時間がないという時になっての、まさかの出来事!!

家族総出で、あっちでもない、こっちでもない、、、と、そりゃもうタイヘンな騒ぎで探しまくった。

で、探して探して、もう手詰まり、、、。

”家の中じゃなくて、どっか外で落としたんじゃないの??”ということに、よしこを除く家族全員一致で意見がまとまりかけたころ、”パンっ!!”という音が家の中で鳴り響いた。

 

ふり向くと、よしこが天を仰ぎ、手を叩いていた。

そして、よしこは、「、、、、、もう、どこにもないわ。。 じゃ、あそこかもしれない!!」そう言って、わき目もふらず走って向かった先が、なんと、”ゴミバケツ”。

ゴミバケツの中から、、、出てきました、出てきました、よしこのお財布がっ!!

よしこがピョンピョン飛び上がり、”ね~っ! ほーら、やっぱりここだった!!”と、なぜか一人、誇らしく喜ぶ中、私たち家族は、「何ゆえに、、、ゴミバケツの中に、、???」と、ただただナゾは深まるばかりで、これから旅行だというのに、かなーり、テンションがさがったのを思い出す。

 

それにしても、毎回、探しものがゴミ袋から出てくるっていうのは、これ、いったい、なんなんでしょうか。。。

 

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コメントをありがとうございました!!

ゆりさん。。はじめまして! 全部読んでくださっただなんて、、、ありがとうございます! ゆりさんのお話も、どんどん聞かせてください!!

ままくまさん。。あんな小さな私の写真を見逃さずにいてくださったなんて、、、!!

ちえさん。。とりあえず、私も、今日は、気合をいれてトイレ掃除してみました。 もちろん素手ではありませんが、、、。

naoさん。。よしこは、「そんなに私、おもしろいかしら~?!」と言ってうれしそうにしていました。

レミさん。。Y枝さんの”ニケ”、そして、思い出し笑い、、、やっぱりキュートなお母様!!

みほさん。。それには、きっと、牧口さんもびっくりですねっ(笑)! こういうのって、一度思い込んだら、なかなか”リセット”できないんですよねえ!

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よしこの年賀状

元旦、私の実家にて。。

なかなかの社交家、母・よしこには、たくさんの年賀状がくる。

おせちを食べて、おなかいっぱいになったよしこは、その束をもって、うれしそうに、ソファへ向かった。

ドスン。

ソファに座ると、年賀状を丁寧に手にとりながら、一枚一枚、年賀状に向かってコメント。

これ、元旦の日の、よしこの恒例行事。

「あーら、、、久しぶり。。」

「あら、いつみても達筆ね~。」

というのは、よく耳にするコメント。

で、それは、聞き流しておけばいいので問題ないのだが、たまに、「ねー、ちはるちゃーん(もしくは、りかちゃーん)、ちょっと来て~。」。

こうくると、少々問題がでてくる。

よしこにそう言われると、私たちは、これから”何”をよしこが言わんとするのか、だいたい見当がつく。

見当がつくだけに、今、していることをわざわざ中断して、”ヨイショ”と立ち上がり、よしこのところに行かなければならないのは、ちょっと面倒くさかったりする。

でも、仕方なく、いつも私たちは従順な犬のごとく、よしこの足元に近づく。

すると、よしこは、「ねーねー、ちょっとー、見て~。」と言って、手に持っている年賀状を私たちに”ホレホレ”とばかりに手渡す。

 

「なんてかわいいんでしょう! どうして、こんなかわいい子が生まれるのかしら~。。」。

よしこのそんな嘆き(?)を耳にしながら私たちが目にするのは、写真入りの年賀状。

よしこ宛てに来たものだから、どこのだれのお孫さんかは、さっぱりわからないけれど、なるほど、目がくりくりっとした、本当にかわいい女の子。

「こんなかわいい子だったら、親は、さぞかしうれしいでしょうねー!!」。

そう言いながら、よしこは、自分の娘(私たち)、ならびに孫(5人衆)を見回す。

そして、”がっくりだ”という表情をしたかと思うと、また、「ホーント、うらやましいわ~。」と、ため息混じりにつぶやく。

 

昔から、よしこは、そうだった。

私や姉の友人で、とてもきれいな人がいると、いつも、よしこは、こんな風に嘆いた。

そして、私たちに面と向かって、「どうしてかしら、、、。 どうしてお友達の○○ちゃんは、あんなにきれいなのかしらねー。 

ママも、かわいい子供が生まれるの、夢だったんだけど~。

”トイレ掃除をすると、かわいい子供が生まれる”っていうから、ママ、学生の頃からずっとトイレ掃除してたのよ。 なのにね~。。」。

よしこの夢を破ったのだとしたら、私たちは、”あーら、ごめんなさ~い。 お気の毒さま~。”と言わざるを得ない。

でも、よしこの”どうして”の問いには、胸をはって、こう答えたい。

だって、答えは明快だ。

その子(美しい子)が似た、お母さん、もしくは、お父さんが、とんでもなく美人か美男子だからだ。

理由は、ただそれだけ。

だいたい、よしこだって、そういう願望があったなら、トイレ掃除よりもまず、結婚相手を、少なくとも、もう少し”厳選”して、結婚するべきだったというよりほかない。

 

私と姉は、その話題になるたびに、ほぼ同じ答えを返してきた。

でも、何回私たちがよしこに、「いーい、、、ママ。 それはね、、、。」と、かみくだいてかみくだいて説明しても、(”ほら、あそこの家だって、、、そうそう、従兄弟のところだって見てごらん。 美人・美男子の子供のお母さん、お父さんは、これまた、美人・美男子でしょー?! そういうことになってるんだよー。。”と、わざわざ例にあげて説明。)、心底納得できないらしい。

そういう話になると、よしこは、「まあ、パパとママの子供だからね、、、。 仕方ないわよね。。」と、自分にいいきかせるように(私たちを見ながら)力なく言う。

けれど、続けて、よしこは必ず言う。

「でもねー、○○の△△ちゃんは、お父さんもお母さんもたいしたことないのに、それはそれは美人なのよー!!」。

、、、、そりゃ、たまには、隔世遺伝、、、そして、ごくごくたまには、お父さん(お母さん?)の浮気ってことも考えられるけれど、、、。

 

そういえば、今年、こういうこともあった。

よしこは、なにやらモニョモニョ言いながら、年賀状を朗読しはじめた。

と、その時。

「”ことしは、、、、げんきにめぐる、、、どくらくのように”、、、って、、、。

なによ、これ、どういう意味かしら、ちはる(私のこと)ちゃん?」と、よしこが私に聞いた。

私は、年賀状をのぞきこみ、プーッ(笑)。

「ねえ、ママ。 これって、”こま”って読むんじゃないの??」。

なんてことはない、”今年は、元気に廻る独楽のように、、、。”と書いてあったのだ。

(ちなみに、”めぐる”ではなく”まわる”)

皮肉にも(?)、その年賀状には、しっかりと独楽(こま)の絵が大きく印刷してあったので、私たちまわりにいた人みんな、声をあげて笑った。

 

そうそう、年賀状を見て、あらためて思ったけれど、”字”というのは、書いた人の”人となり”を驚くほど忠実に現すものだと、つくづく思う。

太い字、細い字、横に傾いた字、クセのある字、大きい字、小さい字、角ばった字、丸っこい字、バランスのとれた字、、、、それは、その人そのものだと思う。

 

そういえば、ダンナさんは、大学に入った時、かわいい女の子をみつけ、猛烈に好きになりかけたらしい。

けれど、その女の子の容姿とは、あまりにかけななれた”骨太で、とんでもなく雑な字”に驚き、幻滅、、、一瞬にして熱がさめ、好きになるのをやめたらしい。

ほんと、ほんと、そういうものだと私も思う。。

 

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コメントをどうもありがとうございました!!

桃の木さん。。私、ブロッコリーをみくびってました。 これからは、焼肉のとき、”レギュラー選手”に加えてみます。

naoさん。。あっ、、、私も、年末、”り香さんの鶏鍋”食べました。 ねっ、あれ、美味しいですよね~。

レミさん。。ごはんに直接タレをつけるんじゃなくって、焼いたお肉にタレをつけて、それをごはんの上に、、、ってところがミソですね。 なんだか、また焼肉が食べたくなりました!

さとみさん。。”真っ黒いステーキ”、、、う~ん、ミステリアス!! なんだか魅惑です(笑)。。

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焼肉

ジュ~ ジュ~ ジュ~

美味しいお肉が、お野菜が、鉄板の上で焼けていく。

目・耳・鼻、、、これほどまでに五感が、ここぞとばかりにそろって働くことは、そう多くはないと思う。

う~ん、焼肉、たまらない。。

 

元旦、ダンナさんの実家へ行くと、夕食は、どうやら焼肉らしかった。

お正月とあって、和室の座卓には、お雑煮やお刺身や数の子や筑前煮、きんとん、黒豆、マカロニサラダ、、、たくさんの義母手作りのお料理が、所狭しと並んでいた。

でも、メインは、あくまで、焼肉らしかった。

座卓の中央に置いてある焼肉の鉄板は、今日が初めてのデビュー。

今日、この日のために、大きな鉄板(卓上焼肉用)を義母は用意。

 

キッチンへ行くと、あとは、焼肉の準備(大皿に、これから焼くお肉や野菜を並べる)をするのみ、、、というところだった。

義母は、いただきものの、”米沢牛の味噌漬け”の桶を大切にあけ、大皿に盛った。

どうやら今夜は、これをジュ~ジュ~するらしい。

キッチンには、私と義母と、そして、義兄。

”米沢牛の味噌漬け”の桶からは、1、、、2、、、3、、、全部で6枚の牛肉が登場した。

最後の6枚目が大皿に置かれた瞬間、義母は言った。

「も~、焼き肉するの、今日が初めてやけん、、、。 

ん~、何を焼こうか、、、よくわからなーいわ~。」。

 

ふと、テーブルを見ると、ざるに入った大量のブロッコリー。

どうやら今夜は、これもジュ~ジュ~するらしい。

私の記憶の中で、焼肉の時、ブロッコリーがしゃしゃりでたことはないけれど、、、う~ん、これもいいかも。

そして、ふと、テーブルを見ると、なぜか、すでにゆであがった鶏肉。

どうやら今夜は、これもジュ~ジュ~するらしい。

せっかくこれから”焼こう!!”というのに、もうすでにゆでられているというのは、鶏肉にとっては、なんとも納得のいかないところではあるかもしれないけれど、、、う~ん、これもいいかも。

(そうそう、大皿には、義父の目に入れてもいたくないほど愛しんで育てた、大きな大きなかさの椎茸もあった。)

 

何を焼こうか、、、。

義母ならではの斬新な発想は、その後も続く。。

「おふくろ、他に野菜は何がある? なに焼く?」と義兄に問われた義母は、間髪いれずに、こう言った。

「ん~、レタス!!」。

それを聞いた義兄は、一瞬、ビックリした表情をした後、プーッとふきだしながら、「レタス~??? レタスは焼かんやろー。。」。

そして、「他に何がある?」と、再び義兄に問われた義母は、間髪いれずに、こう言った。

「ん~、白菜!!」。

それを聞いた義兄は、一瞬、固まりながらも、「白菜、、、、。 白菜は焼かんやろー。。」。

、、、ということで、急きょ、大皿に登場することになったのは、山芋だった。。

本日、鉄板の上にあがる野菜たちは、なんとか、そういう風にしてメンバーをそろえたのであった。

(その野菜たち、スポーツでいうと、”レギュラー”からは、ちょっとはなれた、”控え選手”といったところの顔ぶれ。)

 

次に、義母は、「なにつけて食べる~?」。

義母のこの言葉を聞いた時、またもやこれから、なにがしかの”斬新なタレ”が登場するのではないかという期待で、私の胸は高鳴った。

冷蔵庫から真っ先に登場したのは、”エバラ 焼肉のタレ”。

けれど、米沢牛にはすでに味がついているのだし、野菜を焼肉のタレでは食べるまい、、、ということになり、却下。

で、次に登場したのは、”キューピー ごまだれドレッシング”。

けれど、これは、あくまでドレッシングだろう、、、ということになり、義母の提案は、次々と却下となり、結局は、塩・コショーとポン酢醤油、、、ということに落ち着いた。

 

義母のお料理の素材の自由な組み合わせ(たとえば、お味噌汁にいれる具など)には、時々、”アーーッ!!”と驚かされることがある。

(ダンナさんも、小さい頃から、「これに、、、、これを、、、組み合わせるの?! で、これ、何て名前の料理??」という作品を数限りなく見てきたという。)

けれど、それは、いつも、私の中にある小さな固定観念を打ち破ってくれる瞬間で、なんだかとっても新鮮で、楽しかったりする。。

 

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