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桐タンス事件

今日は、桐タンス事件を思い出したので、それを。。

桐のタンスは、”よしこの結婚”で登場したタンスです。

(父の手紙が出てきたのは、ここからです。。)

 

この桐のタンス、なんでも、よしこが結婚した当時のものとしては、なかなか高級なものだったらしい。

これは、私のおばあちゃん(よしこの母)が、男兄弟の中の、ただ一人の娘である、かわいいよしこのために、嫁入り道具として、頑張って買ってくれたもの・・・という話を、私は、よしこから何度も何度も聞いていた。

 

事件は突然に起きた。

ある日、私が学校から帰ると、いつもはグレーっぽい色の桐のタンスが、白っぽい色に変わっていた。

しかも、色には、かなりむらがあり、まだら模様になっていた。

そして、その桐のタンスの前には、よしこが力なく、ペタンと座り込んでいた。

私は、その光景をみて、即座に言った。

「ただいまー。 ねーママ、、、どうしたの??」。

すると、よしこは、ハッと我に返り、「あっ、、、ちはる(私のこと)、、、。 ママのタンスがこんなになっちゃったわ、、、。 どうしよう、、、何てことしてしまったのかしら! おばあちゃんから買ってもらった大切なタンスなのに!!」。

聞けば、この桐タンス、だんだんとネンキがはいってきて濃い色になってきたので、少し削ったら、また、もとのきれいな色に変わるんじゃないかと思い、よしこが一手間、加えたらしかった。

 

私は、ふと、ペタンと座り込んだよしこの右手を見て驚いた。

よしこは、”サンドペーパー(紙やすり)”をしっかりと握りしめていたのだった。

私は、幼心にも、ビックリギョーテンして、思わずふきだした。

こっ、、、こんなものを使って、、、。

そして、まじまじと”まだら模様”を観察するにつけ、当時、”ただひとつの家の家宝”と信じて疑わなかった私は、変わり果てた桐タンスに、かなりの衝撃をうけた。

無残にも、粉ふき芋のように粉をとばしながら、ガリガリと削られてしまった桐タンス、、、。

その後、よしこと二人で、”このまま、ガリガリを続行するか、、、。 それとも、このまだらのまま、やめておくか、、、。”について、相当時間をかけ、いつになく真剣に話し合ったものだ。。

 

で、なぜか、この手の被害は、後を絶たなかった。

時に、”父のメガネ”、時に、”買ったばかりの車”、、、と、ターゲットは変わっていった。

が、ただひとつ、共通しているのは、いつも、加害者は、よしこだということ、、、。

 

メガネの時も、そうだった。

「メガネが汚れてくもった。。。」という父の言葉を聞きつけたよしこは、父が寝てしまってから、そっと父の枕元からメガネをとってきた。

そこまではよかった。。

が、あろうことか、父のメガネを、食器用の洗剤を固いギザギザしたスポンジ(さわるとチクチクするタイプのあれです。)にたっぷりつけて洗ったというのだから驚いた。

 

で、私以上に驚いたのは、当然のことながら、父だった。

メガネなしでは生活できないほどの”ド近”の父が、たった一つしかもっていないメガネを傷だらけにされたのだ。

あの日の朝の父の絶叫は、忘れられない。

無数に線をいれられたのだから、あのくらいの声がでたのも、うなづける。

私は、横でお腹をかかえて笑っていたが、父は、母が好意でしてくれたこともあり、さすがに、頭ごなしに怒るわけにはいかなかい様子だった。

が、仕方なく、そのメガネをかけて出勤した父の顔は、ひきつりを隠せず、明らかに不機嫌だった。

 

次なるターゲットは、車。

車庫いれする時に、買ったばかりの車のボディーに、ちょっとキズつけてしまった(ポールの黄色の塗料が、そのキズ口に入り込んでしまった。)よしこ。

それを”なかったこと”にするために、よしこのした事は、少々手荒だった。

なんと、その部分を、タオルに歯磨き粉をつけて、ゴシゴシしたというのだから驚いた。

歯磨き粉だって、立派に研磨剤が入っている。

塗料は落ちなかったどころか、おかげで、一本しかなかったキズが無数に増えたというのだから、聞いてドッキリ・見てビックリ!!

 

”思い立ったら吉日”的なよしこの性格は、そばでみていて小気味よいものだけど、時おり、こんな感じで、”思ってもみない事件”をひき起こす。。。

 

P.S.

今朝、朝食を食べていたら、長女(3歳)が食パンを指差して、「これなーに?」というので、「パンよ。 食パン。 ここは、パンのみみ。」といったら、「ねー、、、じゃあ、おめめはどこ?」 「お鼻は??」。

食パン片手に、しばらくさがしていました。。

 

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コメント

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投稿: ニンキブログ | 2006年10月18日 (水) 18時26分

ちはるさん、早速のお返事ありがとうございました!!とってもうれしかったです。
ちはるさん、思いついたまま書いているとのことでしたが、日常生活がこんな素敵な物語になるなんて、いつもとっても感動しています。
今回の桐タンス事件・・・紙やすり・・・・
お母様が何をやったのか読み進めましたが、読者の想像を絶し、すごいなって思いました。うちの母も、先日じゃがいもの皮むき器で(じゃがいもをむく感じで)りんごをむいていました。
親子でも異文化を感じました・・・。

投稿: haru | 2006年10月20日 (金) 07時29分

めがね事件の夜のことは、私もわすれません。
よし子がキッチンで慌てており、
「おかしいわ。めがねに傷みたいなものが入ってるわ。
何かしら、りかちゃん」とブツを手に聞いてきたのです。
「ママ、これは傷みたいなものじゃなくて、傷だよ」と私。
本当にびっくりした夜でした。
でも「もう、やっちゃったことだから、しょうがないじゃん」というと
「そうよね。ママも良かれと思ってやったことだから
しょうがないわよね」と開き直ろうと、ため息をつきながら
努力をしていました。
次の朝。パリッとアイロンがかかったワイシャツと背広を着て
横に斜めにシャキシャキ線が入っためがねをかけた父。
本当に気の毒でした。。。。。が
本当に笑えました。
今思い出しても、笑いで涙がでます。

投稿: 行正り香 | 2006年10月20日 (金) 15時23分

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