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三人兄弟<後編>

前回ブログのつづき

 

その昔、そうちゃんが幼稚園の頃、そうちゃんは、”とりのから揚げ”が大好きだった。

(今も好き。)

カリカリカリカリ、、、ものすごく美味しそうな音をたてて食べるそうちゃん。

当時、まだ、「おいしい!」と、言葉で言うことができなかったそうちゃんは、ニコニコ笑顔で、自分のほっぺをペンペン、、、ペンペン、、、と叩きながら、”ママ、おいしい!!”と、伝えてくれた。

で、そうちゃんがあんまり幸せそうな顔をするので、私は、たまに、「おいしいね~! おいしいね~!」と言いながら、涙がポロポロっ、、ポロポロポロポロっ。

”もし、この先、私が年老いて、そうちゃんと離れ離れに暮らさないといけなくなる日がやってきたら、最後の晩餐は、迷うことなく、から揚げにしよう。 から揚げをお皿いっぱいつみあげて、そうちゃんに食べさせてあげよう。”と思いながら。。。

なんて、おおげさなこと、、、と思う人もいるかもしれないけれど、私はマジにそう思って、感極まってオイオイと泣いたりしていた。

 

そうちゃんがテレビを見ている時、私はよく、”そうちゃんの背中は寂しそうだなあ、、、。”と思った。

「このままもし、兄弟をもたずに成長するとしたら、私は、ずーっと、この背中を見つづけないといけないのかあ、、、。」

そう感じると、胸がキュンとなった。

で、今思えば、こういう気持ちにどっぷりひたれたのは、子供が一人、そうちゃんだけだったからだろうと思う。

そうちゃんにだけ目をむけていればよかったので、時間に余裕があったからともいえる。

でも、あの頃は、体力的には楽だったけれど、精神的には、今よりずっと窮屈だった。

なにしろ、”そうちゃん次第”で、右にも左にも揺れ動くようなところがあった。

大人(私とダンナさん)二人に対して、子供一人なので、そうちゃんをゆっくりみることができた。

でも、ゆっくりみれるというのは、必ずしもいいことばかりではなく、それよりむしろ、みなくてもいいところまで目がいったりもするので、お互いに息詰まるところがあった。

そういう意味では、お互いに、”自由”がなかったのかもしれない。

 

これが、どっこい、子供三人となると、大人二人に対して、子供三人。

”マンツーマン”でついても、子供一人は、必ずあぶれる計算になる。

平日だったら、なおのこと、ダンナさんは全くアテにできないため、一対三。

こういう状況になった時点で、”しょせん、一人の人間ができることなんて限界があるんだ”、、、ということを、まずは確信。

本能のおもむくままに怒って泣いて甘えて要求して、、、。

そんな子供三人を前に、何度、「ターイム!!」と叫びたい瞬間が訪れたか数知れない。

でも、”タイム”なんてできるはずもなし、、、、。

そこでついに頭に浮かんだ言葉は、「もー、、、降参!!」。

子供三人になって、早い時点で、私は、もう降参することにした。

これからは、”最低限これだけは”というところだけに力を入れて、抜けるところは抜きまくろう~!

 

、、、そういう事になったとたん、すべてがとき放たれた。

”自由”がむこうからやってきた。

それからは、あれよあれよという間に、「やってらんね~!」 「ってやんで~!」 「へっへーんだっ、どーにでもなっちゃえ~!」と、ねじりハチマキでもした江戸っ子(ちなみに、江戸に住んだことがあるのは、たったの4年)のようになり、、、で、あとは精神的には、楽になる一方。

そもそも、子供なんて、親がコントロール(管理)できる存在じゃない、、、ということを体で感じた瞬間から、私は、今までにもまして、妙にのびのびした気持ちになった。

子供三人になって、一人一人をゆっくりみる時間は少なくなった。

でも、開き直りも大いに手伝って、なぜだか不思議と、子供一人一人のもつ持ち味をたくさん感じるようになり、今、”人間ウォッチング”するのが、とても面白い。

 

ちなみに、今じゃ、とりのから揚げを食べる時、涙なんてとんでもない。

そうちゃんが私のプレートにスプーンをのばし、「おかわり~。 おかわり~。」と言っても、「そうちゃん、もういっぱい食べたでしょ~?! ダ~メ、これ、ママのっ!!」。

たまに、テレビを見るそうちゃんの背中をみかけたとしても、悲しくなるなんてとんでもない。

「しめしめ、、、! どうぞ、このまま、ふりむきませんように!!」。

(ふりむいたとたん、そうちゃんは、ベラベラベラベラしゃべりはじめるので。)

 

P.S.

コメントをたくさん、ありがとうございました!!

ようこさん。。そんなミュージカル舞台だったら、平和的解決なんかより、ずっと楽しそうです!

さとみさん。。はじめまして。 さとみさんの”愛すべき父”という言葉が、すべてを物語っている気がしました。。

 

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日々いろいろ」カテゴリの記事

コメント

3人の娘を持つ身として、ちはるさんに共感、共鳴しながら読ませていただきました。
 一人目を産んだ後のんびり育てていたら
『ありゃ~今から産んでも4学年あいちゃう。』と気づきあわてて
2人目を出産。 子供は2人と決めていたのに2人目を産んだ分娩台で無性に3人目に男の子が欲しい~と思ってしまい
自分の歳を考えてすぐに妊娠してしまい下2人が年子に。(残念ながら○○○○はついてこなかったんですが)

さあ、これからが大変、大変。
嵐、台風、ハリケーン、雷,地震、一度に来たような日々で
ございました。  
 時は経ち今は中学生、小学生になりました。  大きくなったらなったで悩みはあるのですが。。。

先日車で買い物に出かけた時、自転車で部活から帰ってきた長女が私に向かって大きく手を振っているのです。
その顔は笑顔満面ー私は車の中で急に涙がボロボロとでてきてしまいました。 お姉ちゃんに毎日のように小言を言っていた私。
だけど、その笑顔を見た瞬間、すべてがチャラになってしまったようでした。 私、今子供たちにエンジョイさせてもらっています。

コメント長くてごめんなさい。  

 

投稿: sa-yu-riママ | 2006年10月23日 (月) 10時02分

こんにちは。私は3歳と1歳の男の子を育てています。そして、お腹には3人目の子が。長男を不妊治療で授かった私が、思いがけず3人の子宝に恵まれようとしています。
最初は3人も育てられるのか、と不安で不安でたまりませんでした。でも今は将来3人になって家中が毎日ドタバタしてる、そんな生活が来るのを楽しみにしています。2人兄弟でも自分の時間なんて持てません、これは3人でも一緒ですよね。もう何でも来い!です。これも、3人兄弟の楽しいお話をたくさんしてくれる、ちはるさんの楽しいブログのおかげです。いつも更新楽しみにしてま~す!

投稿: sweetfortwo | 2006年10月23日 (月) 16時43分

なんとな~く、わかるような気ぃします。
子供が1人ん時より、たしかに1人1人にかもてあげられる時間は少ななったケド
その分、子育てで悩んでたつまらんコトとか
「ま、なんとかなるさ♪」みたいな感じなりましたもん。

それに、子供2人で遊んでくれるようなったから
今じゃ、けっこう時間もできて
そんで、ブログとかやってられるんですケドね♪
(それはまた別の話^^;)

投稿: ある。 | 2006年10月23日 (月) 21時40分

ちはるさん、こんばんは♪
3人のお子さんを持たれたいきさつも読ませていただきました!
はぁ~、そうだったのかーってひとつひとつ納得しながら読み進み、最後には自分もあと1人産めばよかったかも、、、って初めて思いましたよ。2人で精一杯、2人でへとへと、って思い切り思ってたんですけどね♪ 
さすがに3人目は年齢的にきついですけど、2人の娘たちと、もうちょっと肩の力抜いてつきあってみよー、って思えました。
また楽しみに読ませてもらいます♪

投稿: あかブー | 2006年10月24日 (火) 01時10分

うちにも2歳の娘がいます。ちょうど同じようなことを考えていたので、ビックリしました。特に、"テレビを見ている時の後姿を見ると、キュンとなる”ってところ、ほんと同感です。ほんの少し前まで、1人でもすごく手がかかって大変と思っていたのに、最近急にそう思えてきました。2人、3人ってなると大丈夫かな?って不安もありましたが、ちはるさんのお話を読んで、かなーり勇気が湧いてきました。いつもいいお話ありがとうございます☆

投稿: kokoro | 2006年10月24日 (火) 05時26分

少子高齢化の危機が叫ばれるなか、なんと頼もしい意見だろうか?世の未婚男子・女子諸君、早く結婚して子作りに励むように。一人っ子だった自分は本当に兄弟・姉妹が欲しいと願ったころがありました。家庭でおとな2人に向き合わなくてはならない一人っ子の「しんどさ」は兄弟のある方に理解していただくのは難しいかもしれません。孤立無援で気を遣わなくてはいかんのですよ。にもかかわらず、世の中的には一人っ子はその弊害こそ指摘されるが、一人っ子であるが故にほめられることは少ない。
これじゃ被害者意識が育ってしまいます。やっぱり兄弟・姉妹はいたほうがいい、絶対に。世のおかあさんたち、産めよ、増やせよです、がんばってください。

投稿: oxxsan | 2006年10月24日 (火) 11時33分

ちはるさんはじめまして。私は京都市在住31歳、3歳のやんちゃな息子と4ヶ月のおてんば娘を持つ主婦です。お兄ちゃんは保育園へ行っていて、娘はおんぶしながら自営業の手伝いをしてます。こうして、コメントを書いているのも娘(4ヶ月なのに8キロ以上ある)をおんぶしてます(涙) 自分でも今結構大変だなーと煮詰まることが多くてこれから大丈夫かなって思うこと多いんですが、ちはるさんのブログを読ませていただいていつも勇気をたくさんもらってます。 から揚げの話やテレビの話、ちはるさんのたくましい姿勢に、前向きさに私もがんばらんと!って思えてきます。これからも楽しく読ませていただきまーす!!

投稿: とも | 2006年10月24日 (火) 15時55分

千春、姉のり香です。
私も長女を授かった瞬間、「兄弟つくってあげよう!」と決心しました。私たちの母・よし子がエレクトーンを教えていて、遅く帰ってきても、妹がいるからお留守番が淋しくなかったからです。
先々自分も働いていくだろうと思っていたので、一人できたなら二人目がんばろうと思いました。上にコメントをくれている上司OXXANにも「すぐ二人目に突入しますから、育休さっさと繰り上げて復帰します」と宣言しました。当時は職場で妊婦が歩いたのははじめて。二人目もはじめてだったので上司の理解なしではありえませんでした。ところが二人目なかなか思ったようにできず、病院に行くと、先生には「上がちゃったかなぁ(女を)。年だしねぇ、アハハ」と言われてトホホ。治療して妊娠したはいいものの流産したら「流れちゃったかなぁ。年だしねぇ。アハハ」と気楽に対応していただき、会社でも「いやー、年なもんで、流れちゃいましたよー。エヘヘ」と周りをにぎやかせました。。。年ということでできたらラッキー、できなくても普通、といいうような第二子出産体験でした。二人目いるから大変か?というと、私は妹と同じく、ラクになりました。二人を持ち上げるときだけぎっくり腰になるのが怖いだけで、あとは楽しさ倍増です。「産むが易し」というのは本当にあたっているなあ、と思います。意外と子供は勝手に育つものです。とはいえ、人それぞれ価値観は多様だし、産まない選択もそれはすばらしいと思います。私は子供がいる前の生活も幸せだと思ったし、絶対いなければしあわせになれないと感じたことは一度もなかったからです。また一人産むのもすばらしいだろうし、二人も、三人もすばらしいと思います。それぞれ違った楽しみ方があるし、時間の過ごし方がある。自分の本能が「これ」と思うことを選ぶことが大事かな、と思います。妹もいつも「いろいろあっていいよね。みんな好きな道を選ぶのが一番だよね」と言います。コメント長くなってすみませーん。

投稿: り香 | 2006年10月24日 (火) 22時37分

RIRIは今3歳と1歳の2人姉妹のママです^-^。
本当に3人なんてほんとにすごいです!!!
2人だけでももぅすごい大変でほんと降参!!
って感じですよ^-^!!!!!
もぅすべてすっごーい共感させてもらいました^-^!!!!
同じ気持ちのお話を聞くとなんだかうれしくなっちゃい
ます^-^

投稿: RIRI | 2006年10月25日 (水) 03時04分

3人兄妹ってたのしそう~!
私自身は二人姉妹の次女で4歳上の姉がいます。
小さい頃の4歳差ってとっても大きくて、姉や姉のお友達とままごとをすれば必ず赤ちゃん役で不満でしたが、
年上の姉たちのすることはわくわくするほど刺激がありました。
一人っ子にあこがれたりもしたわ。
一人っ子 二人っ子、三人っこ、四人・・・みんなそれぞれいいところがいっぱいなんですね!
5人以上はどんなふうに感じられるんでしょうねー。聞いてみたいです。
(そういえば私の父は5人兄弟!一番上の兄とは18年違ったので遊んだ記憶がないそうです。)

我が子はやはり4歳違いで兄・妹です。
男女の兄弟にしては大の仲良しです。


投稿: ciao! | 2006年10月25日 (水) 11時51分

初めまして!

3人兄弟のお話、とても参考になりました!

私は5才と2才10ヶ月の女の子のママです。

2人の女の子に囲まれ、幸せではあるのですが、男の子がほし

いな~と常々思っていました。

でも、かなりのビビリなので、この大変さに加えてもう1人か・・。

ムリだ・・。とため息をついておりました。

でも、たしかに3人兄弟の友人は3人がいい!派が多いですね☆

わたしも前向きに3人目を考えてみます。

ちなみに、お子さんが4人いるママが、「他の人から見て4人も子

供がいて大変そうと思われるかもしれないけど、私は今が一番

幸せなの~」とおっしゃっていたのがとても印象的でした~。

投稿: mina* | 2006年10月25日 (水) 15時23分

いつも心が温かくなるお話、楽しく読ませていただいています。

今回の、「自分のほっぺをペンペン!」のそうちゃんとから揚げのくだりにまず目頭が熱くなりましたが、お子さん三人となると
「もー降参!」には笑ってしまいました。

私には1歳の娘が一人いてまだまだ手のかかる状態ですが、
知らないうちに面倒見すぎているのかもしれませんね。
いつも”子ども中心”の生活であっても”子ども一筋”の生活にはならないようにと心がけていますが。。。
うまく言えませんが、この先兄弟ができてもできなくても、家族皆が気分良く暮らせるよう、家の中を風通しがいい環境にしておきたいなと思いました。

投稿: naoko | 2006年10月26日 (木) 02時05分

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