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長女・次男のお産の時~病院にて<後編>

前回ブログのつづき

 

いや~、”赤ちゃんにミルクを飲ませること”が、こんなにも大変とは、、、!!

想定外だった。

 

そうちゃんの時は、生まれてすぐ転院したため、私は、入院している間、一度も、赤ちゃんにミルクをあげることができなかった。

あの時は、赤ちゃんにミルクを飲ませている、まわりのお母さんたちをみて、”いいなあ、、、。”とは思ったけれど、”大変そうだな、、、。”なんて思ったことはなかった。

元気な赤ちゃんが生まれたお母さんたちは、”ラララララ~”とハミングしながら、赤ちゃんを見てはニッコリ笑い、赤ちゃんが泣いても、”は~い、ミルクかしら~?”と言いながら、にっこり微笑み、美味しそうにミルクを飲む赤ちゃんをウットリ眺め、病室で、それはそれは優雅に過ごしているとばかり思っていた。

 

が、実際は、そんなに甘くなかった。。

なにしろ、生まれたばかりの赤ちゃんは、“泣く・寝る・飲む”の三本柱で何が何でもやりとおす。

で、この、”飲む”、、、。

病院では、”3時間おきに授乳を”という取り決めがあるのだけれど、相手は、どこから来たとも知れぬ、ナゾの赤ちゃん。

そんな取り決めは知りません、、、とばかりに、最初からキッチリ時間通り、一気にゴクゴク飲む、、、というハズもなく。。。。

おっぱいやミルク(私は、ミルク。)をあげる側のお母さんも不慣れでもたつくし、飲む側の赤ちゃん、こちらもビギナーときているので、もう、お互い必死だ。

(ちなみに、私が赤ちゃんに哺乳瓶でミルクを飲ませているとき、看護婦さんが私に向かって叫んだことがあった。

「まあ~~~、お母さんっ(笑)!! 赤ちゃんの舌の下に乳首を入れて、赤ちゃんは、どーやって飲みますかー!!」

こんなお母さんだと、赤ちゃんは、より一層大変だ。。。)

 

で、このミルク、あらかじめ、”○○cc飲ませる”というノルマがあって、飲んだ量だけ、記録をとっていくシステムになっていた。

飲ませるミルクの量も、毎日10ccくらいづつ増やされる。

中には、キュッキュッキュッキュッと、あっという間に飲んでしまう赤ちゃん(大きく生まれた赤ちゃんに多い模様。)もいたけれど、私の長女と次男は、飲みたいという欲よりも、ぐっすり眠っていたいという欲の方が勝っていたようで、ミルクを一気に飲んでしまうということがなかった。

 

で、その病院、”お母さん”が飲ませてみて、それ以上飲まないようだったら、駆け込み寺(授乳室)へ行き、ベテランの看護婦さんの指導を受けながら飲ます、、、それでも飲まないときは、最後、看護婦さんに飲ませてもらう、、、というシステムにもなっていた。

その駆け込み寺、看護婦さんは、みんな親切でやさしい方ばかりで、とっても和やかな雰囲気なのだけれど、”残りのミルクを飲み終わらせないことには、簡単にはその部屋から出られない。”という雰囲気も、暗黙の了解の中、同時にあった。

(そこに集まる赤ちゃんの顔ぶれは、なぜかいつも決まっていた。

小学校の給食の時間、全部たべるまではずっと教室に居残りさせられ、泣く泣く、仕方なく食べている子供たちの光景に似たものがあった。)

本当は、眠たくて仕方がなく、ゆっくり寝ていたいのに、無理やり口に乳首を入れられ、いやいや飲む赤ちゃん、、、。

”やっと飲んでくれたー!!”と思ってホッとしたのもつかの間、「あらっ、もう次のミルクの時間?!」、、、という事の繰り返しだった。

 

それにしても、やはり、”プロ”は大したもので、私からはミルクを飲むのを拒む赤ちゃんを、バトンタッチして看護婦さんに渡すと、赤ちゃんは、思い直したかのように、ゴクゴクゴク、、、と再び飲み始めるのには驚いた。

看護婦さんは、赤ちゃんが、”ミルクは、もういい!”と顔をしかめても、寝入ってしまってでさえ、赤ちゃんの足の裏を”コチョコチョコチョっ”とくすぐっては、そのすきに、サッと乳首を口に入れ、”クククククっ”と微妙に乳首の角度をかえ、赤ちゃんをに飲ませた。

まさに、職人技だった。

私が無理に飲ますと、赤ちゃんは、「オエ~っ!」と言って、せっかく飲んだミルクを吐き出すことすらあったのに。。。

 

で、ある時、その”職人技”を、私なりに盗み、マネしながら、私が赤ちゃんにミルクを飲ませている時、部屋に来ていたよしこが言った。

「ねー、もう、飲まないんじゃな~い?  嫌がってるじゃない。」

「そうなんだけどさー、これ、飲まないと、駆け込み寺(授乳室)に行かなくっちゃでしょー。  これ、ノルマだからさっ。」と私。

すると、よしこは、「もういいわよ。 無理に飲ませないで。 あとちょっとなんだから、ミルク、捨てちゃいなさいよー。」と言って、洗面所を指差した。

「えっっ??」と驚く私に、よしこは、すまし顔で、「り香(私の姉のこと)なんて、いっつも、そこに捨ててたわよ~。」

赤ちゃんのノルマのミルクを捨てるだなんて、、、!

そっ、、、そんな事をする姉も姉だが、それを勧めるよしこもよしこ!!

けれども、「あっ、そうなの~?! なーんだ、早く教えてよ~!!」と言って、迷わず、洗面所に向かった私も私であった。。。

 

ミルクとミルクの合間に、やれ、お風呂の入れ方だ、退院後の生活指導だ、お食事会だ、、、と、いろいろあるので、産後のお母さんは、ゆったり過ごす時間が想像以上にないことにびっくりした。

これはいけない。。。

退院したら最後、24時間体制で、今度は自分一人で赤ちゃんの世話をしなければならない。

ならば、楽できる時は、楽しよう。

、、、ということで、私は、こういうよしこからの悪知恵や、「夜は、希望すれば、赤ちゃん預かってくれるから、絶対に預けた方がいいよ。 退院したら、これからずっと、つきあわなきゃいけないんだから。」という、姉のアドバイスに素直に従い、力を抜けるところは、全て抜いた。

(で、実際は、そうやってエネルギーをためておいて、夜、赤ちゃんを預けた後は、本や雑誌をガーッとよんだり、ビデオを片っぱしから見ては、一人、泣き、笑い、、、と、かなりの夜更かしをした。

退院したら、こういう時間をもつことは当分ないな、、、と思ったので、なおさらに、私にとっては貴重な時間だった。)

 

出産の日、、、。

それは、ついさっきまで、お腹をさすりながら、「あ~か~ちゃん。」としゃべりかけ、天使のような存在をイメージしていた日々から一転、しばらくは、赤ちゃんという、小さな独裁者に振り回される日々の幕開けでもあった。。。

 

P.S.

今、”佐賀のがばいばあちゃん”(島田 洋七著・全3冊)、読み終わりました。

笑って、、、泣きました!!

子育てのエッセンスがいっぱいです。。。

 

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日々いろいろ」カテゴリの記事

コメント

千春さん
こんにちは、はじめまして。
いつも、感動しながら読ませて頂いていました。
そして、今回は両手をたたき大笑い、
そのと~り!!っと、思いながら。

私も4ヶ月ほど前から、赤ちゃんは天使と思いきや、
誰もかなわないちびっこ怪獣である事を知ってしまいました(笑)

しかも、出産した病院は実家の一番近くでいいや~と決めたら、
そこが完全母子同室、完全母乳&かなりスパルタ。
それはそれは、体力・精神力の限界にチャレ~ンジ!!という
体験をしました。

もし、次の子を授かったら、体力温存コースに転向して、
少しでも可憐な母になれるようにがんばります♪

ただいま息子4ヶ月ちょっと。
日々、怪獣度はアップしていますが、
千春さんのブログ、お姉さまの考え方(旦那に都合の良い期待はしない!)と美味しいレシピのおかげで、
大変ーだけど、楽しいかも♪という生活を送れています。
行正姉妹のおかげですね。
ありがとうございます♪
これからも、ブログ楽しみにしています。


投稿: mina | 2006年9月10日 (日) 17時24分

はじめまして。いつも楽しく拝見してます。

私も悪夢の様な病院での授乳時間を思い出しました(;´-`) 早く退院したかったぁ。子供が検査のため、私だけが先に退院し「泥のように寝てやるっ!」と思ったものの、お乳が張って目覚め、せつない思いをしたのも懐かしい思い出です。

以前のそうちゃんの出産の記事を今日読み、破水をしたのになんで朝までほっとかれたのだろう? 心音も弱いのに・・と、とても気になってしまいました。破水したらすぐ出産・・になるのかと思ってたもんですから。今頃スイマセン。

投稿: コレレ | 2006年9月10日 (日) 17時57分

はじめまして。 お姉さんのり香さんからちはるさんのブログを
知りはまっています。
今は3人の娘の母です。 怒涛の日々は過ぎ去り皆さんの
真っ最中の子育てを読みながら懐かしく思い出しています。

下の二人は年子だったので本当に疲れ果てていましたね。
夕方になると子供が『おかあしゃん』と呼んでいても返事をする
気力もありませんでしたね。

ちはるさんのブログを読んでいて姉を思い出します。
私は今茨城、姉は和歌山。
なかなか会う機会が減りました。
昔、学校から帰ってきたらバナナが2本おやつに
置いてあったのを私が1本半食べてしまいました。
帰ってきた姉が大泣きを始めたのです。
年子でしっかり者の姉だったのでまさか、そんなに
そんな事ぐらいで泣くとは思いもよらなかった私は
呆然と立ち尽くしていた事を思い出したり。。。

ちはるさんのブログを読むと家族を思い出し
時々涙してしまう私です。

また、コメントしてもいいですか?

投稿: sa-yu-riママ | 2006年9月10日 (日) 20時56分

赤ちゃんは哺乳瓶からだとゴクゴク飲めるって聞いてたのですが
そうではないんですね~
私は悲しいぐらいおっぱいがはって、痛くて痛くて、眠るのがこわかったぐらいでした。(寝るとますますはってくるので)おっぱいがはりすぎてカチカチな上に出過ぎるので、赤ちゃんはなかなか上手に飲めず、上手に飲ませられるようになるまで本当に苦労しました。
ぜいたくな悩み・・・なんて叔母に言われましたが、そのときの私はノイローゼになりそうなぐらい、おっぱいタイムがいやでした。今となってはなつかしいですけどね。
そんなときによしこママみたいに、プシューーっと空気を抜いてくれるような人がいてくれれば、育児はもっと楽しくなるでしょうね。
私は息子しかいないので、そんな姑になれればいいなぁ・・?!
女姉妹もいなくて、娘もいない私は、ちはるさんがうらやましいです。こればっかりはどうしようもないですけどね。

投稿: いづみ | 2006年9月11日 (月) 16時00分

はじめまして、こんにちは、暮しと生活の自分コラムのツンと申します。

自分のトコロも生後1月ちょっとで妻が毎日悪戦苦闘しながら育児しています。

出産後の病院内での出来事は読ませてもらって『あぁ、ウチの妻も含めてお母さんって入院中にこんなドタバタがあるんだなぁ』と痛感しました。

すごく読んでて面白かったです。

また遊びに来ますね。

ではまた。

投稿: ツン | 2006年9月11日 (月) 17時00分

産後の入院生活はみなさんいろいろ大変なのですね。
私は帝王切開だったので、翌日に看護婦さんに促されて歩行練習するのがキツかった・・・(涙)
しかし、残りミルクポイはなかなかやりますね~(笑)
私の病院では、授乳表のほかにウンチの回数と時間もメモしなくてはならず、毎朝看護婦さんの回収の前に焦って書いていました。大人になっても宿題ってぎりぎりにならないと片付けられないものですね・・・。

投稿: こころ | 2006年9月12日 (火) 14時41分

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