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バイキングと私<後編>

前回ブログのつづき

 

私たち(私とダンナさん)が行ったのは、なかなか美味しいと近所で評判のお寿司屋さん。

その日は、ただお寿司が食べたかったので、ふらりと行ったのだが、店内に入ると、”一定料金払えば、にぎり寿司食べ放題”というメニューもあるようで、それがどうやら人気をよんでいるらしく、隣の席の人も、そのメニューをオーダー。

、、、、ということで、私たちも、それにしてみることにした。

”にぎり寿司食べ放題”の醍醐味は、きっと、自分の好きなネタを好きなだけ、安心して、いくらでも食べられるところにあるのだろう。

だから、好きなだけ食べられたら、ホントは、それでいいのだ、、、十分、目的を果たしたといえる。

が、、、。

 

私は、その、”にぎり寿司食べ放題”で、自分の好きなお寿司を食べ、満足満足、、、けっこうお腹もいっぱいになってきたなあ、、、という頃、ふと、壁にかけてあるメニューを見て、愕然とした。

私は、メニューを指差しながら、「、、、、ねー、、、、上寿司で、あの値段でしょ、、、、。 、、、、ってことは、今、これとこれとこれと食べて、、、、。 げっ、まだ半分にもならないよっ! これじゃあ、これからよっぽど食べないと、元とれないじゃないっ!!」

二人の間で、シーン、、、しばし、沈黙の時。。

で、次の瞬間、サッとダンナさんの顔色が変わったかと思うと、みるみる気合がみなぎった。

「たのもうぜー。 頑張って、どんどん食べようぜー!」

そのかけ声とともに、それからは、”制限時間”を見据えながら(バイキングには制限時間があった。)、二人、無言で、ただただひらすらにモクモクと食べる事に専念。

しゃべっている暇はなかった。

頭の中で、そろばんをはじきながら、好む好まざるに関係なく、ネタの高い順から注文して食べた私たち。

お寿司を一貫ずつ口にほおばった後にでる私たちの会話は、いつの間にか、「美味しいねー。」から、「まだ、食べれるよね?!」へと、変化していった。

もう、最後の方では、上にのっかっているネタの違いも、ほとんど感じる(味わう)ことはなく、「なんだ、、、、お寿司って、結局は、酢飯なんだね、、、、。」と、ただため息をつくばかり。

二人で、「このごはんさえはずせたら、もう少し食べれるのにねー、、、。」と悔しがり、シャリが邪魔で邪魔で、憎らしく思えたほどだった。

 

その帰り、車に乗って帰る途中、さすがに二人して、気持ち悪くなった。

「お寿司の食べ放題になんて、行くもんじゃないね、、、。 ごはんが、ほら、ここ、頭の上までつまってる感じがする。。」

「あー 気持ち悪い~!」

、、、ということで、”バイキングは、もういい。 もうたくさん!”と、意見は一致。

もう、こりごりだった。

以来、その日を境に、私たちは、完全にバイキング嫌いとなり、もう、バイキングに出かけることはなくなった。

 

もう一生行くまいと思っていた。。。

が、下の子供が生まれてからは、なかなか、子供連れで気兼ねなく行けるお店がない中、バイキングは、小さい子供もウェルカムとあって、またまた、最近、バイキング流行が、長い沈黙を破って復活!

実家に、姉家族と私の家族が集まった時などは、小さい子供が多い事もあり、最近、「行く? バイキング?」というのが、”合言葉”になりつつある。

ゾロゾロとベビーカーを率いた集団が、大きなテーブルを占領。

私は、今では、あの時の教訓から、好きなものを好きなだけ適量食べる術をきっちり身につけた。

(私以外の家族もまた、私たちとそっくり同じ”まわり道”をして痛い目にあい、皆、ここに至った。。)

だから、もう、以前のようにガツガツしていないので、、私たちのテーブルは、上品で整然とした雰囲気にあふれ、、、、。

、、、、、と言いたいところだが、そうはいかない。

私たちのまわりで食べる小さい子供たち(姉の子供2人と私の下の子供2人)の、なんと激しい口の動きよ!!

4人が4人とも、そばで見ていて恐ろしくなるほどの大食漢。

で、しかも、その4人みんな、3歳以下なので、たいてい、バイキングに行くと、料金はフリー、、、つまりタダ。

 

その子供たちの食べっぷりを目を細めて見ながら、私たちのテーブルでは、私・姉・母よしこが、「ねー、すごくない? これだけ食べて、子供はタダっていうの。。」

「バイキングって、いーよね~!」

「まー、なんだか、お店に申し訳ないようだわね~。」

「しっかし、こんな小さな体で、よくこんなに食べられるよねー、どこに入っていくのかねー?」

「ねーねー、お店の人、驚いてるんじゃない?」などと、”元をとりまくったこと”に大満足! 大興奮!!

で、こんな会話で盛り上がっていると、ここでたいてい、いつも冷静な父が、「こういう状況は、想定内なんだから。。 そのぶんは、大人のバイキング料金に上乗せされているんだから、べつに、”得してる”ってことはない。」と、ボソッ。

それをとりまとめるかのように、私のダンナさんが、「そーですね~。 そのへん、どーなんでしょうかね~。」

で、これといった結論がでないまま毎回お開きとなるので、私たちは、毎回、バイキングにいくたびに同じ会話を繰り返すこととなる。。。

 

ところで、私の父のこの、”得してるってことはない”発言は、はっきり言って、正しい。

だって、結局、こうやって大人数でバイキングへ行った時、”ありがとね~” ”ごちそうさま~”と、軽く一声かけてもらったのとひきかえに、レジでお金を払うのは、他でもない、この父なのだから。

どんなに孫たちが元をとりまくったとしても、父が得する事は、ありえない。

 

<P。S。>

そういえば、母・よしこがカキにあたったときのことを思い出しました。。

「もー、ママ、カキにあたって、さっきまで、タイヘンだったのよ~! こんなこと、初めてよー。 上から下から、でるものは全てでたって感じよ~!」と、ある日の深夜、電話がかかってきた。

次の日、私が、よしこの様子が気になって電話したら、留守電。

どこに行ったのかなあ、、、病院かなあ、、、。

しばらくして、よしこから電話がかかってきたのだが、それは、意外な言葉から始まった。

「ねー、今日ねー、バイキングに行ってきたのよ~! 美味しかったわよ~! もう、お腹がすっきり、すっからかんになっちゃったでしょ~、ほら、昨日のカキで。

だから、今日は、こんなに食べれるのっていうくらい、すごい量、食べちゃったわよー!!」

カキにあたった人の話は、今までいくらでも聞いたことがあった。

でも、カキにあたった次の日に、バイキングに行って、前日のものを取り返すかのように、たらふく食べた人の話は、さすがに、よしこが初めてだった。。。

よしこ、根っからのバイキングファン。。

 

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コメント

お母様のファンになりました。

投稿: ある。 | 2006年8月11日 (金) 19時44分

こんにちは!ママ元気せらぴ~のみゆきです。
この間はお忙しい中、コメントいただき、ありがとう
ございました!うちの子も離乳後期なのですが、
小さい体のどこに入るのか?と思うぐらいの食べっぷり
です!早く食べ物アレルギーを治してあげて、ちはるさん
達みたいに、楽しいバイキングを満喫してみたいです♪
(もちろん、支払いはお父さんなら尚うれしい?)
よしこお母さんも、いつも楽しくてステキですね。
またまた大好きになりました★

投稿: みゆき | 2006年8月11日 (金) 22時40分

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