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ダイニングテーブル

実家のダイニングテーブルが新しくなった。

”とうとう新しくなった”、、、と言った方が正しい。

、、、というのも、”新しく買いかえよう”という事になってから、1年がかりでようやく決まったのだから。。。

 

近頃、私と姉に、赤ちゃんが続々生まれた事もあり、実家にみんなが集まると、結構な人数になる。

そのことがきっかけとなり、両親は、もっと大きいテーブルが欲しくなったようだ。

(普段は、父と母の二人っきりだし、新しいテーブルになって、やれ、子供たちがテーブルを汚しただの、しみになったなどと、クレームをつけられては、たまらないので、私と姉は、子供たちが大きくなるまで、しばらく買いかえなくていいと言っていた。

しかし、「こんな小さい子たちが大きくなるまで待ってたら、いつになるか、わからないじゃない!」という母・よしこの発言もあって、買いかえる方向で、話はすすんではいた。)

 

何か物を買う、、、という事に関しては、ひたすら貪欲なよしこ。

それに対し、いくら考えても、欲しいものがみつからないという、健気な父。

、、、と、二人は対照的だ。

 

しかし、今回だけは違った。

ダイニングテーブルの買いかえ、及び、リフォームに関しては、全権を自分にゆだねてほしいと、なぜか、父は、鼻息を荒くしていた。

ここにきて、せっかく今までセコセコと働いてきたのに、このままでは、よしこの好きなように、水がざるを通過するがごとく、お金が消えてしまい、これはマズイ、、、と、やっと気付いたのかもしれない。

よしこだって、最初は、「えっ?! パパったら、どーしちゃったの??」という感じで、ちょっと不満気だったが、「いいじゃない。たまには、パパに決めさせてあげたら?」という、優しいムスメたち(私と姉)の意見もあり、「そーね。。そうするわ。。」と納得していた。

 

それにしても、だいたい、この一年、私は何回、「ちょっと、ちはるちゃん(私のこと)。今から出てきてくれる? 今日、ダイニングテーブル、決めちゃおうと思うの。ちょっと見てくれる?」と言われては、よしこと父に呼び出されたか、わからない。

(驚いたことに、出て行くたびに、私が目にするダイニングテーブルは、違うものだった。

時に、イタリアモダンだったり、天然無垢一枚板の純和風だったり、、、ロココ調っぽいものもあったっけ。。。)

が、実際、いざ、”ご決断”という時になると、必ずや、よしこが、「うーん、、、。これ、やっぱり私の好みじゃないわー。」と、なかなか首を縦にふらない。

”じゃ、また出直して、、、。”という事になり、チャラとなるのだ。

 

そりゃ、最初の頃は、私も姉も、「これ、今のインテリアと合わないんじゃない?」などと、意見こそはさんだが、これ以上、外野が口出ししては、到底、意見がまとまらない事に気付き、全権を父にゆだねていた。

外野が口出ししなければ、父の好きなものを選べるわけだから、気に入ったのさえみつかれば、話は早い。

、、、、と思いきや、どっこい、そうは問屋が卸さない。

よしこがいるからだ。

父も、強い口調で”宣言”したものの、やはり、多少なりとも、同居人・よしこの同意がほしいのだ。

しかし、問題は、父の趣味とよしこの趣味は、対極をいっているところにある。

どちらかが、”どうぞお好きに。ここは、あなたに譲ります。”という、多少の仏心をもたない限り、同じテーブルをみて、「これがいい!」と、意見が一致することは、あり得ない。

二人は、アンティークが好きなのでも、カントリーが好きなのでも、ロココ調が好きなのでもなく、父は、”なんとなくの和風”を好み、よしこは、”なんとなくの洋風”を好む。

この、”なんとなく”が、クセモノだったりして。。。

 

そういえば、こんなこと、今に始まった事ではなかった。

父が初めて建てた一戸建ての家は、注文住宅だった。

そこでも、”和風の父と洋風のよしこ”の間で、意見は真っ二つに分かれていた。

リビング、お風呂、トイレ、、、どこをとっても、二人の意見が一致することはなく、仕方がないので、父たちは、”パーツ パーツで、それぞれが担当する”という、なかなか民主主義なやり方で、一つ一つを決めていった。

例えば、外観は、父の好きな切妻造り。

(父は、なぜか、屋根の一部分に銅版をくるりと巻くことにこだわった。

よしこは、それを、「やだ~。まるで神社みたいだわー。ゾッとするわー!」と言って、なんでこんなのが好きなのか、到底、理解できないと、よくなげいていたっけ。。)

玄関も格子の扉で、バリッと和風。(父担当)

ところが、靴箱含め、ポーチ、玄関までは純和風であったにもかかわらず、玄関入って正面のリビングは、よしこの担当であったため、なんと、リビングの扉は、木の彫刻を大胆にあしらった、どっから見ても洋風なものとなった。

さらに、リビング入って、ダイニングキッチンにつづく扉は、"ママ、こういう扉に憧れていたの”という、ただ、それだけの理由で、壁紙やインテリアを全く無視した、白いアーチ型をした扉となった。

お風呂だって、床は、黒の碁石をちりばめたような和風テイスト。(父担当)

なのに、なぜか、側面は、クリーム色の、かなり”洋風”の入ったタイル。(よしこ担当)

さらに、水色の空を描いたような天井、、、(どっちの担当??)と、なんだか、ちぐはぐな組み合わせだった。

明らかに、”担当の割り振り”を誤った家だった。

もっと大きな流れの中で、担当を決めるべきだったと言える。

 

今回、ダイニングテーブルを決めるに当たって、決定的となったのは、父のひと言だった。

それは「よしこ。私はもう決めた。もし、気に入らないのなら、私が死んだら、好きに処分してくれ。そして、その時、自由に、よしこの好きなものを買いなさい。」という言葉。

私のダンナさんに言わせると、今までの傑作語録集の中でも、なかなかの名言だと大笑いしていた。

”これは使える、、、。”とも、言っていた。

ここまで言われれば、ダレだっておとなしくなる。

よしこだって、、、。

 

かくして、なかなかにモダンな、オシャレなダイニングテーブルがやって来た。

「どうせ買うんだったら、大きい方がいい。」と、よしこは常々言っていたが、今回は、その意見のみ、採用されることとなった。

、、、、、が、これが、大きすぎた。

マンションのエレベーターに、そのテーブルは乗りきれず、予定の納品の日、テーブルは一旦、泣く泣く、帰っていくこととなり、私たちをガッカリさせた。

テーブルは、後日、滑車で、よいしょよいしょ、、、と引上げられ、ようやく、実家のリビングにおめみえした。

 

これから、リフォームをすると言って、父は張り切っている。

最後の最後は、”キメ”の素晴らしいセリフを発掘したので、ここは、安心して、父優勢で、ことが運んでいくことだろう。

たぶん、、、、。

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コメント

お父様の男前な発言に画面の前で拍手してしまいました!

おうちっていろいろ大変ですよね、決めるものが多くて。
私の家は子供の頃工務店だったもので、父が自ら建てたのですが、壁紙や天井やその他諸々一通り 自分のお部屋となる子供部屋についての意見をもとめられましたが、一つも採用されませんでした(笑)

投稿: keiko | 2006年3月14日 (火) 17時32分

こんにちは
お姉さまのリンクからこちらに来ました。
いつも楽しく読ませて頂いています。

お母様のお話やちはるさんの食べ物にまつわる
お話がとても楽しくて (*^_^*)
特に私も中学生と小学生の男女子供がいますので
お母様の様にのんびり楽しく子育てできたらいいな~と
思ってます。

これからも楽しみにしてます。

投稿: akainti | 2006年3月15日 (水) 10時08分

ダイニングテーブルは家の中心であるリビングの顔。選ぶときはとっても気合い入りますよね~。

かくいう我が家もおととしに新婚時代のちゃぶ台におさらばし、ダイニングテーブルをゲットしたのですがその時にまつわるエピソード。

実家のダイニングテーブルは母の自慢の品。なにかにつけ、「このテーブル、いいでしょぉ~?ポーランドのよ。」とか「ポーランドっていい家具を作るのねぇ。行ってみたいわ。」と私や姉に言うのでした。そして「あなたたちも家具を買うときにはママを呼びなさい、目は確かよ。」とも。

そして我が家もいろいろなインテリアショップに行っては物色をしていたのですが、小さな子供のいる身としては丈夫さが気になるところ。そこで実家のご自慢のテーブルはどんな風に足と天板が付いているのかしら、とある日テーブルの下にもぐってみたところ・・・天板裏に張ってあった小さなシール。品質管理のシールのようでしたがそこには「made in Holland」。母よ、Hollandとはポーランドではなくオランダのことです。

かくして我が家のダイニングテーブル選びに最後まで母はお呼びがかからなかったのでした。

投稿: こころ | 2006年3月15日 (水) 15時44分

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