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突然に・・・「何歳?」

このところ、そうちゃん(息子・9才・♂・知的障害アリ)の口ぐせは、「まったく もうー!」と「何歳?」。

この「何歳?」がオモシロイ。                                        

”年齢”という認識そのものは、そうちゃんには、わからないので、”いくつなのか”知りたいわけではないと思うのだけれど、「何歳?」と、ニコニコしながら聞くのが、マイブーム。                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

テレビの中のお相撲さんを見ては、一人一人を指差して、「何歳?」

ニュースなどで、たまたま道を歩いている通行人などを指差して、「何歳?」

家の中でも、ぬいぐるみを持ってきては、「ママー。何歳?」

クマの柄のはいったラグの”クマ”を一つ一つ指差しては、「ママー。何歳?」

(ぬいぐるみやクマ、、、、この手の質問は、さすがに力が抜けます。。。ガクッ。。)

 

例のごとく、しつこさではピカイチなので、一回一回、まともにお相手していては、こちらも、まともではいられなくなるが、そうちゃんが、いつも、目を輝かして聞くので、そのうち、答えられる範囲の人については、「うーん、、、何歳だろーねー??」、、、と、”笑っていいとも”の”年齢あてクイズ”っぽくなってきて、マジで推定したりしている。

そこで気付いたのは、、、。

私は、0~10歳くらいまでは、ハズレはない。

10~20歳までも、そうハズレることはない。

でも、20歳をすぎて、、、いやいや、30歳すぎたあたりになると、確実にアンテナがきかなくなり、そこからだいたい50歳代まで、ひとまとめとなりー。。

また、70歳を超えてからは、大きくハズレることがないようだ。

それは、女性の場合。

で、男性の場合は、ますますわからない。

30歳まではだいたいわかる。

けれど、男性の場合は、シワやハリだけでなく、頭の毛の状態も、判断項目に加わり、複雑化するので、よくわからないゾーンは、30歳すぎてから60歳代まで、ひとくくり、、、と拡大してしまう。

そして、80歳以降はまた、アンテナがピピピッと動き出す。

 

そうちゃんは、家の中にとどまらず、バス停のベンチで隣に座った、見ず知らずの”ご婦人”にまで、遠慮なく、藪から棒に、「何歳?」と聞く。

ご婦人は、そうちゃんが何を言っているか、サッパリ聞き取れないので、私に、「何ておっしゃってるの?」と聞く。

私が、「いえ、あのー、”何歳?”って聞いてるんです。」と直訳すると、たいていは、「あら、、、。」と言って、顔がこわばる。

そこからは、「00歳よ。」と正直に答える人がいたり、「25歳!!」と、大幅にサバ読む人がいたり、「さーねー、、。何歳だったかしらねー。。」と、やんわり道をそらしたり、、、いろいろ、、。

そうちゃんは、どうも、その、しどろもどろになったり、照れ笑いをしたり、、、という、リアクションを何よりも楽しんでいるのだ。

実は、私も。。。

 

そういえば、「何歳?」と、思わず聞きたくなるのは、私のおばあちゃん。

おばあちゃんは、90歳をこえたが、見た目は、ずっと若い。

(ちょっと前、おばあちゃんが病院に入院していたとき、お見舞いに来てくれた娘<母・よしこ>に、「それがさー、さっき、なんて綺麗な女性が立ってるんだろう、、、と思って、まじまじと見たらさー、、ハハハハッ、、、鏡に映ってる自分だったんだよー。」と言ったというから、驚いた。

まっ、このへんの、”幸せな思い込み”も、若さの秘訣なのかもしれない。)

朝起きて、「おばあちゃん おはよー。」と言ってビックリするのは、おばあちゃんの顔。

それはキレイにお化粧済みなのだ。

もともとが、肌が、つるつるぴかぴかで、真っ白で、本当に美肌なのは、いつも、うっとりするほどなのだが、お化粧すると、またそれに、磨きがかかる。

若い女の人でも、どこかへ出かけるとき以外は、”お化粧しない”と、何か、自分の中で取り決めをしているかのような人もいる中、老齢にもかかわらず、こちらはバッチリお化粧しているのだ。

「わっ、おばあちゃん、もうお化粧してんの?」とびっくりして、思わず言うと、「そーだよー。若い人は、それだけで綺麗だからいいんだよー。だけど、ババーになると、きったなくなるから、お化粧っくらい、しとかないと、周りの人に迷惑だろー。だから、おばあちゃんは、朝起きたら、すぐにお化粧するんだよー。」と、ケケケッと笑いながら言ったおばあちゃんを思い出す。

まことにチャーミングな笑顔だった。

そして、なんだか、この歳になっても、綺麗でいようと努力するおばあちゃんに、ひどく感心したものだ。

だから、私も、それからは、いつぞや、その、”若い人”から”ババー”へと変わる瞬間がくるか、わからないし、”さあ、ここからババーだ”という、仕切りというものが、自分でも、なかなか気付かないであろう事を想定して、とりあえず、朝起きたら、お化粧することを、心に決めた。

 

P.S.

今日もまた、彼は路上で、三人のオバ様に、「何歳?」と尋ね、困惑させていました。。。

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そうちゃん」カテゴリの記事

コメント

臆面もなく年齢を聞けちゃうそうちゃん。
そして隣でちょっと楽しめる千春さん、役得ですね~(笑)

私的には20代からほとんど自分に対するイシキが変わらず、ちょっとトランタン世代にもう少しなじんだほうが良いような感じなのですが、年齢より若く見られる時はうれしいけれど、「ママに見えな~い。」といわれて喜んでいいのか考えちゃいます。

さてさて、そうちゃんに「何歳?」と聞かれたら私はすかさず、私の隣の息子に聞きます。「ママ、何歳?」
そしたらきっと「ニ、サーイ!」と言ってくれるはずですから!!
たまに「ロク、ジュウ!」とも言ってしまうけれど・・。
それにしても私の母、孫にちょっとサバよんでるなぁ・・・。

投稿: こころ | 2006年3月18日 (土) 17時15分

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